フードコーディネーターのyurikaです。今回は肉たっぷりのつけ汁で食べる埼玉の郷土料理、基本の「肉汁うどん」のレシピをご紹介。豚肉の脂と旨味が染み出たつけ汁に、冷たく締めたコシのあるうどんが抜群の美味さ。ポイントを知ればお店のような肉汁うどんをお家で簡単に作れますよ。それでは作っていきましょう!
基本の「肉汁うどん」の材料(2人分)
主な材料
うどん 冷凍または茹で | 2玉 | |
豚バラ薄切り肉 | 150g | |
油揚げ | 1/2枚 | |
長ねぎ | 1本 | |
水 | 400ml |
調味料
ごま油 | 大さじ1 | |
和風だしの素 | 小さじ1 | |
砂糖 | 大さじ2 | |
みりん | 大さじ3 | |
醤油 | 大さじ3 |
トッピング
おろし生姜、一味唐辛子お好みで | 適量 |
基本の「肉汁うどん」の作り方
今回のレシピのポイント
『肉汁うどん』はたっぷりの豚肉が入った濃い醤油ベースの温かいつけ汁で食べる埼玉のご当地うどんです。つけ汁には脂身の多い豚バラ肉と油揚げを入れて、コクと旨味たっぷりの濃厚な味わいに。うどんは冷水で締めてしっかりとコシを出すのがポイントです。
「豚バラ肉」と「油揚げ」でコクと旨味がアップ
肉汁うどんは肉の脂や旨味が染み出たつけ汁が美味しさのポイント。肉は脂身が多い「豚バラ肉」を使えば豚肉の脂と旨味がたっぷりと染み出て濃厚な味わいに。また、具材に「油揚げ」を使うことで油のコクや食感がプラスされてより美味しくなりますよ。
濃いめの味の調整は「めんつゆ」が便利
肉汁うどんのつけ汁は、かけうどんの汁よりはやや濃いめにするのがポイント。味見をしてみて物足りない場合は『めんつゆ』で味を調整すると便利です。
めんつゆはつけ汁の材料である「出汁」と「かえし」(醤油、砂糖、みりんを混ぜて作ったもの)からできている調味料なので、これ1本で濃さの調整が可能ですよ。
茹で上がったら流水でもみ洗いをしてぬめりを取り、氷水に浸けてさっと混ぜながらうどんを締めてザルで水気をしっかりと切ります。
うどんは冷水で洗ってコシを出す
美味しい肉汁うどんはうどんの「コシ(弾力)」が重要です。うどんにコシを出すには、茹でた後に冷水で洗ってしっかりと締めること。茹でた後にうどんを洗わないと表面のぬめり(デンプン)によって食感が柔らかくなってしまいます。
流水で表面のぬめりが無くなるまでしっかり洗い、氷水でしめることで弾力のある食感を出せますよ。
肉肉しいコクうま濃厚なつけ汁がやみつきの味
アツアツの濃厚な肉汁に、冷たくコシのあるうどんが絡んで絶品。豚肉の脂と旨味が溶け込み、コクと甘みのある濃いめのつけ汁がやみつきの美味しさです。とろけるようなねぎとしみしみな油揚げが食感のアクセントになって、どんどん箸が進みます。余ったつけ汁は、和風だしをお湯で溶いただし汁で薄めて飲めば最後まで美味しくいただけますよ。
ポイントに従えばお店のような本格肉汁うどんがご家庭でも簡単に作れるので、ぜひお試しくださいね!
フードコーディネーター/料理研究家。食系のメディア制作会社での経験を経て、現在はフリーランスとして食品企業のレシピ開発、フードコーディネート、レシピ写真・動画制作等に従事。手間をかけずに簡単に作れる、工程をシンプル化した時短料理が得意。約20カ国を旅した旅行好きで、世界の料理を手軽にアレンジしたレシピを研究中。