
料理人hiroです。今回は基本の鍋焼きうどんのレシピをご紹介します。出汁の味が決まらずうどんを一緒に煮てしまいがちですが、はじめに目分量で合わせずベースを作り、出汁が出る具材から加えていくことがポイントとなります。アツアツで風味豊かに仕上げるには丁寧な出汁作りが肝心!早速作っていきましょう。
鍋焼きうどんの材料(2人分)

具材
冷凍うどん | 2玉 | |
鶏もも肉 | 200g | |
長ネギ | 1/4本分 | |
椎茸 | 4個 | |
しめじ | 1株 | |
かまぼこ | 6切れ | |
卵 | 2個 |
調味料
水 | 1ℓ | |
出汁パック | 1包 | |
塩 | 小さじ1 | |
みりん | 大さじ3 | |
薄口醤油 | 大さじ2 |
鍋焼きうどんの作り方
今回のレシピのポイント
出汁のベースを作り、出汁が出る食材から先に加えていきます。出汁と鶏、キノコの合わせ技でうどんを煮込みます。

長ネギ1/4本分は、白部分と緑部分を分けて斜めにスライスしておきましょう。

板かまぼこは6切れ分を用意します。 しめじ1株は石突を除いて、手で大まかに割いておきます。

椎茸4個は十文字に飾り包丁を入れておきます。石突をのぞいた軸や、細工を入れたカサ部分も立派な具材なので小さく刻んでおきましょう。

出汁は目分量で合わせると失敗の元
出汁は目分量で合わせると味がボケたり濃くしたりしてしまいがち。先にベースとなる出汁を合わせておくことで、あとは具材を加えるだけの形にしておくと楽です。
これをベースに、鶏やキノコの出汁が加わりますので風味豊かに仕上がります。

出汁が出るものから加えていく
鍋ものは固いものから加えて煮ていくということもありますが、今回は出汁が出る食材から加えていくパターンです。
鶏もも肉とキノコからは上質な出汁が出て風味豊かに仕上がります。また鶏肉は優先的に火を入れないといけないものですので、いの一番に加えて煮るべき食材でもありますね。

鶏肉が白っぽくなり、キノコ類がしんなりとしたら長ネギの白い部分を加えましょう。椎茸は時折裏表を返して煮ていくと良いでしょう。

「時短」になる冷凍うどん
冷凍うどんは、湯がいたうどんを程よい水分量で瞬間冷凍したもの。
再度別で茹でて水でしめる必要がなく、そのまま加えることで「時短」にもなります。スーパーで5玉で270円ほどで置いてあります。「タイパ(タイムパフォーマンス)」を考えるとお手頃なお値段ですね。

冷凍うどんを中火のままほぐして再沸騰したら火を止めましょう。
土鍋の特徴を活かしたうどんです♪

土鍋は鉄や銅の鍋に比べると熱伝導率は低いですが、「蓄熱性が高い」ことが特徴です。この特徴を活かして火にかけると鍋の中にある具材の旨みをじっくりと引き出すことができ、フタをするだけで卵にゆっくり火が入っていきます。アツアツのままうどんを食べることも出来ますね。
ベースと食材の出汁が重なっていて風味豊かで食べやすいです。土鍋を使った鍋焼きうどん、是非とも作ってみて下さいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。