料理人hiroです。今回はシンプルな出汁で作る基本のカレーうどんのレシピをご紹介します。うどんに出汁がうまく絡まず、味が薄いなどありがちですが、イチから作る出汁のトロミ具合と盛り付け方で解決!合わせ調味料を準備する事もポイントです!麺に絡む熱々のカレーうどんを目指し、流れるように作っていきましょう。
カレーうどんの材料(2人分)
具材
うどん | 2玉 | |
豚こま切れ肉 | 100g | |
長ネギ | 1/2本(白い部分) | |
油揚げ | 60g |
調味料A
カレー粉S&Bカレー粉(赤缶) | 大さじ1 | |
片栗粉 | 大さじ2 | |
水 | 大さじ3 |
調味料B
米油サラダ油でも可 | 小さじ1 | |
塩 | 小さじ1 | |
上白糖 | 小さじ1 | |
濃口醤油 | 大さじ1 | |
和風顆粒出汁 | 大さじ1 | |
水 | 600mℓ |
カレーうどんの作り方(1分動画で早回し解説)
カレーうどんの作り方
今回のレシピのポイント
合わせ調味料をしっかりと準備して、出汁にトロミをつけ、茹でたうどんに絡ませていきます。「熱を保つ」ことで、出汁のトロミ具合も持続。一連の「カレー出汁作り」に注目です!
豚こま切れ肉100gを、まとめて細かくカットしておきます。
長ネギ1/2本はを白い部分を斜めにスライスします。
加えるとコクや旨味が増す「油揚げ」
油揚げは水を加えてすぐのタイミングで加えます。油揚げは炒めてしまうとボロボロになるため、煮るほうがベター。また、加えることでカレー出汁のコクや旨味、さらに甘味までも感じさせてくれるアイテムです。
水溶き片栗粉と合わせて、「水溶きカレールゥ」になる!
合わせ調味料を混ぜると、なんだかドロッとしているカレーのようになります。これは立派なルゥとなり、出汁にトロミをつける、つまりは、「つなぎの役割」を果たしてくれます。カレーの風味もしっかりとついて、一石二鳥の合わせ調味料です。カレー粉、片栗粉、水は「大さじ1:2:3」で覚えておきましょう。
出汁をつなぐには、しっかりと「沸騰させた中」でつなぐ!
必ずボコボコと沸騰している最中に、合わせ調味料と出汁を混ぜ合わせるようにします。温度が下がるとすぐに、緩いカレー出汁となってしまうからです。全てを加えたら、一度トロミ加減をチェック!思った以上にトロミがついているのが分かります。カレー出汁というより、カレー餡と言っても良いくらいです。このトロミ加減でうどんに絡ませるんですね。ここで火を止めて、うどんが茹で上がったら、再度火にかけたカレー餡をかけるという流れです♪
茹で汁で器を温めて、保温性を上げるひと手間!
先ほど、カレー餡を作るときに、温度が下がるとトロミが緩くなるとお伝えしました。では、保温性を上げるにはどうするか。うどんの茹で汁を器に各100ccほど加えて、器を温かくしておくんです。うどんが茹で上がる直前に、器に入れた茹で汁を捨てて、水気を切った麺を器へ…のような流れ、うどん屋さんで見たことないでしょうか。器を温めること、実はとても大事なんです。
トロミが時間と共に緩くなり、最後まで飲み干せる出汁となります♪
はじめは見た感じドロッとしたカレー餡に感じるかも知れません。しかし、温度が下がるとカレー餡が緩くなることは、食べている時も感じ取れること。うどんの麺がなくなる頃には少しトロミがついたスープとなって、最後まで頂ける出汁となります。合わせ調味料でとってもスムーズに作れる基本のカレーうどん!「夜食」で楽しみたいのは私だけでしょうか。是非とも作ってみて下さいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。