洋食歴20年の料理人hiroです。今回は土鍋を使ったレシピをご紹介します。鍋出汁は至ってシンプル。鶏に柚子を加え、手を汚さずに成形し鶏団子にします。そこから立派な出汁も取れて、鶏だけにまさに一石二鳥。手軽に作れるヘルシースープ鍋です。それでは早速作っていきましょう。
鶏団子と白菜のスープ鍋の材料(2人前)
具材
鶏ひき肉 | 230g | |
全卵Mサイズ | 1個 | |
白菜 | 1/4玉 | |
生姜 | 15g | |
ゆず皮 | 10g | |
九条ネギ | 適量 | |
絹漉し豆腐 | 150g |
調味料
塩 | 適量 | |
水 | 500mℓ | |
みりん | 大さじ2 | |
薄口醤油 | 大さじ2 | |
上白糖 | 大さじ1 | |
赤唐辛子 | 1本 |
鶏団子と白菜のスープ鍋の作り方
鶏団子を作ろう
ボウルに鶏ひき肉、全卵、片栗粉、塩をひとつまみ入れておきます。ゆずの皮、生姜は細かくみじん切りに、九条ネギは粗みじん切り(大さじ3ほど)にしておきましょう。
全てを混ぜ合わせます。スプーンを使って空気を含ませるようにしっかりと混ぜます。
手を汚さずに混ぜ合わせることができます。後ほど、このスプーンが活躍してくれます。
鍋出汁を合わせよう
鍋出汁を合わせます。水、みりん、薄口醤油、上白糖、塩をふたつまみほど入れておきます。これが鍋出汁の地です。薄口醤油は食材の色を生かして、全体にふんわりとした塩味を与えてくれます。常備しておきたい調味料です。
水をつけたスプーンを使って…
鍋出汁が沸騰したら、弱火にかけたままにしておきます。その中に、鶏団子を入れて火を入れていく調理です。水をつけたスプーン二つを使って俵形にうまく成形し、鍋出汁の中へ落としていきます。
同じ形のスプーンを使って成形し、鍋出汁に落とし、水をつけてまた成形の繰り返しです。水をつけることで鶏団子がスプーンから離れやすくなります。
浮いてきたら、火が入った証拠です。
蓋を閉めて、白菜を柔らかく煮ていこう
白菜の硬い部分を加えたら、唐辛子も加え、蓋を閉めて煮ていきます。煮ていくと同時に白菜の水分も出てきます。湯気が吹き出したら、今度は白菜の柔らかい部分を加えて、蓋を閉め柔らかくします。
スープを味わって、味変はやはりポン酢で!
はじめはそのままで味わってみて下さい。ふんわりと柚子が口の中に広がり、上品な鶏と出汁がスープ感覚で、トロトロに煮た白菜がクセになります。味変には定番のポン酢を用意しておくと良いでしょう。市販の鍋出汁も良いですが、イチから作る鍋出汁は雑味が無く、より一層ココロもカラダも温まります。是非とも食のレパートリーに、今回のレシピを加えてみて下さいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。