こんにちは、料理研究家の原田佐知子です。煮物やきんぴらで食べる事の多い「ごぼう」。今回はその独特の香りを生かして、パスタの具材として使ってみたいと思います。相性の良いチキンと合わせればうま味倍増。パスタソースにごぼうの香りが溶け出しますよ。それでは早速作っていきましょう!
ごぼうとチキンのクリームペンネの材料(2人分)
材料一覧
ごぼう | 100g | |
にんにく | 1かけ | |
鶏もも皮は取り除く | 200g | |
オリーブオイル | 大さじ2 | |
生クリーム | 200ml | |
塩パスタ茹でる時用 | お湯の1%の量(1リットルに対して10g) | |
塩パスタソース味付用 | 小さじ1/2弱 | |
こしょう | 小さじ1/4 |
ごぼうとチキンのクリームペンネの作り方
ごぼうの皮ハムかずに使いましょう
ごぼうの皮には独特の香りが強く含まれているので、是非そのまま使って下さい。また、水にさらすと香りが弱くなるので、今回は水にさらしません。泥付きのごぼうの場合はたわしや丸めたアルミホイルでこすって洗えば十分です。洗いごぼうの場合は、サッと洗って気になるひげを取るだけで十分。カットしたり皮をこすった所がすぐに茶色くなってしまうのは、ごぼうに含まれるポリフェノールの反応です。気にせずに食べて大丈夫です。
鶏ももの脂身と筋は取って下さい
鶏ももの余分な脂身は取り除きましょう。脂身には独特の臭みが多く含まれ、お料理の邪魔をする事があります。また、思った以上に脂っぽい仕上がりになってしまう事も。また、固い筋や骨の欠片が残っている事があります。手で触って固い部分があれば丁寧に取り除きましょう。
ごぼうは焦げ目を付ける事がポイントです
今回の料理はごぼうを焦がして香ばしい香りを引き出すのポイントです。ただ炒めただけだと、土臭い香りが引き立って美味しく仕上がりません。ずっと炒め続けるのでは無く、焼き付けて、少し炒めて、そんな作業を繰り返して下さいね。
焦がしたごぼうが香ばしい!濃厚なクリームソースを味わって
ごぼうの香ばしい香りやチキンのうま味がソースに溶け込んで、絶妙な味わいです。ごぼうをしっかり焦がした意味がきっとお分かりになるはず。ごぼうは和食で食べる時とは雰囲気が変わり、イタリアンとして全く違和感無く召し上がれます。子供から大人までお好きな味なので、毎日の食卓で是非試して見て下さいね。
2010年より横浜にて料理教室「スタジオルーチェ」主宰。企業や地方自治体向けのレシピ開発、企業の食材とのタイアップレッスンを多数開催中。Webメディアに毎月レシピ掲載中。レシピのコンセプトは「簡単なのにおもてなしにもなるレシピ」