
こんにちは、料理研究家の原田佐知子です。イタリアンでは定番のリゾット、アルデンテに炊き上げたお米の食感がたまらない美味しさですね。難しそうなイメージが強いお料理ですが、コツさえつかめばご自宅でも簡単に作れます。今回は生米から作る本格レシピをご紹介。それでは早速作っていきましょう!
とろとろ卵と厚切りベーコンが決め手!生米から作るカルボナーラリゾットの材料(2人分)

材料一覧
卵 | 2個 | |
玉ねぎ | 50g | |
ブロックベーコン | 40g | |
オリーブオイル | 大さじ2 | |
米 | 100ml(約90g) | |
ブイヨン(市販のブイヨンの素4gを溶かす) | 400ml | |
粉チーズ | 30g | |
塩 | 少々 | |
こしょう | 小さじ1/4 |
とろとろ卵と厚切りベーコンが決め手!生米から作るカルボナーラリゾットの作り方

卵は直前に冷蔵庫から出すこと
温泉卵を作る時は冷たい卵を使ってください。こうする事で白身が固まり過ぎる事を防いでくれます。今回のリゾットの特徴のひとつは「とろとろ卵」なので、卵が固まりすぎないようにご注意下さいね。

お米は洗わないで!そして新米より古米がおすすめです
お米は絶対に洗わないで使って下さい。洗った瞬間に水分を吸い込むので、ブイヨンが入りにくくなってしまいます。気になる方は無洗米をおすすめします。また、リゾットには「新米」より「古米」の方がむいています。新米には水分が多く含まれ、お米の芯までブイヨンが入りにくい特徴があります。「少し芯が残る方がアルデンテで美味しいのでは」と思われるかもしれませんが、アルデンテよりもっと固く、いわゆる「芯が残っている」状態になりがちです。

弱く沸騰している状態をキープしましょう
弱く沸騰している状態をキープする事で、ブイヨンが適度に蒸発してちょウド良い仕上がりになります。火加減が強すぎるとお米が炊き上がる前にブイヨンが無くなってしまいます。その場合は焦らず、お湯を加えて調整して下さいね。
アルデンテの食感とチーズの香りを楽しんで

生米から作ったからこそ、アルデンテの食感が楽しめます。温泉卵の黄身を崩しながら食べればまさにカルボナーラ。チーズの香りやジューシーなベーコンの美味しさも絶品です。
2010年より横浜にて料理教室「スタジオルーチェ」主宰。企業や地方自治体向けのレシピ開発、企業の食材とのタイアップレッスンを多数開催中。Webメディアに毎月レシピ掲載中。レシピのコンセプトは「簡単なのにおもてなしにもなるレシピ」