料理人hiroです。今回は基本の味噌煮込みうどんのレシピをご紹介します。作った出汁が渋すぎて苦味が際立ってしまいがちですが、赤味噌で作る時は甘く煮ることがポイントとなります。鶏で作った出汁ベースで野菜を煮て赤味噌を加え、冷凍うどんの良さを活かして「時短」です。それでは早速作っていきましょう。
味噌煮込みうどんの材料(2人分)
具材
冷凍うどん | 2玉 | |
鶏もも肉 | 1枚(250g) | |
長ネギ | 1/2本 | |
油揚げ | 30g | |
椎茸 | 2個 | |
人参 | 1/4本 | |
大根 | 150g | |
卵 | 2個 |
調味料
水 | 600cc | |
出汁パック | 1包 | |
酒 | 大さじ2 | |
みりん | 大さじ4 | |
赤味噌 | 70g | |
上白糖 | 小さじ1 | |
ごま油 | 大さじ1 |
味噌煮込みうどんの作り方
今回のレシピのポイント
赤味噌を加える味噌煮込みうどんは、みりんと上白糖で甘さを加えて渋みを抑える必要があります。
人参1/4本は0.3cm幅の輪切りに。大根150gは厚めのイチョウ切りにします。
長ネギ1/2本分は白い部分を斜めに薄切りに、緑の部分は粗めのみじん切りにしておきます。
油揚げ30gは大きめの短冊切りに。椎茸2個は1個を1/6カットにしておきましょう。
煮立ってきたら中火にして、鶏もも肉を加えます。この鶏から上質な出汁が出ます。
鶏もも肉が白っぽくなってきたら、大根と人参を加えます。
その後に椎茸と油揚げ、長ネギの白い部分を加えます。
赤味噌は甘みを足して渋さを抑える
赤味噌は豆味噌とも呼ばれます。米味噌は大豆に米麹を加えたもので、麦味噌は大豆に麦麹を加えたもの。赤味噌は大豆のみで作られていて、他の味噌と比べて甘みが圧倒的に少なく渋さが際立ってしまいます。
そこで出汁に加えたみりんや上白糖の甘さをプラスすると、赤味噌の本領発揮となります。田楽味噌でもそうですが、やはり砂糖を多めに使う傾向がありますね。
冷凍うどんの良さを活用し「時短」
冷凍うどんは、一度茹でたうどんを瞬間冷凍したものです。別鍋で茹でるのではなく、凍ったままの状態で調理して解凍してほぐれたら食べられます。「茹でる」作業がなくなる分時短につながります。
もちろん他のうどん(乾麺またはゆでうどん)でも代用可能です。別で茹でた後に冷水で締めて水気をとって加えればOKです。
見た目よりも味は濃くなく食べやすいうどんです!
どうしても色が濃く出て見た目で味が濃さそうに見えますが、それほど塩気は感じられず、上質な鶏ベースで赤味噌のコクと旨味を吸ったうどんはとても食べやすいです。
愛知県が中心となる赤味噌は使い慣れないですが、味噌を使い分けられるようになると料理の幅もグンと広がります。味噌カツや味噌おでんなど「名古屋めし」を楽しむ機会も増えますよ♪特に難しいことはない味噌煮込みうどん、是非作ってみて下さいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。