このページでは、芋のさつまいもを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
さつまいものカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはさつまいもの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 127 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 33.1 | g | |
└糖質 | 30.5 | g | 普通 |
└食物繊維 | 2.8 | g | 多い |
たんぱく質 | 0.9 | g | 低い |
脂質 | 0.5 | g | 低い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、芋分類に所属する正式名称「<いも類> (さつまいも類) さつまいも 塊根 皮つき 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、さつまいもがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
さつまいもはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
さつまいもとは?どんな食材?
さつまいもは、日本の代表的な根菜であり、甘味とほくほくとした食感が特徴の食材です。
1. 甘さが特徴
さつまいもは、他の野菜と比べて甘みがあります。その甘さは、糖分の多さによるもので、独特の風味をもたらします。この甘さは、料理においても魅力的な要素となります。
2. ほくほくとした食感
さつまいもは、調理するとほくほくとした食感が楽しめます。その食感は、食べ応えを与えるだけでなく、口の中での味わいも豊かにしてくれます。また、さつまいもの食感は、料理のバリエーションを広げることができます。
3. 多様な料理に利用される
さつまいもは、その特徴的な甘さと食感から、さまざまな料理に利用されます。焼き芋や蒸し芋、揚げ芋などの主菜としてはもちろん、スイーツやおやつとしても人気があります。また、さつまいもは、栄養価も高く、ビタミンやミネラル、食物繊維も含まれています。
さつまいもは、その甘さと食感、そして多様な利用方法から、幅広い料理に活用される貴重な食材です。その独特の魅力を活かして、さまざまな料理を楽しむことができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はさつまいもがダイエットにどう役立つか説明します!
さつまいもはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
さつまいものカロリーと炭水化物
さつまいもは可食部100gあたりで127kcalのエネルギーを提供します。炭水化物は33.1g含まれており、エネルギー源として重要な栄養素です。
さつまいもの糖質と食物繊維
さつまいもには30.5gの糖質が含まれています。この量は普通とされています。また、さつまいもには2.8gの食物繊維も含まれており、多いとされています。
さつまいものタンパク質と脂質
さつまいもには0.9gのタンパク質が含まれています。この量は低いとされています。また、脂質も0.5g含まれており、低いとされています。
さつまいもの塩分
さつまいもには0.1gの塩分が含まれています。この量は普通とされています。
さつまいもの健康的な食事への役割
1. カロリーが平均的であるため、さつまいもはバランスの取れた食事に適しています。エネルギー源として炭水化物を提供し、食事の栄養バランスを保つことができます。
2. 糖質の量が普通であり、食物繊維の量が多いため、さつまいもは血糖値の上昇を抑える効果があります。糖質の摂取をコントロールしながら、満腹感を得ることができます。
3. タンパク質と脂質の量が低いため、さつまいもは低カロリーでありながら、健康的な食事に貢献します。脂質の摂取量を抑えることで、心臓病や高血圧のリスクを軽減することができます。
以上のように、さつまいもはカロリーや糖質の摂取をコントロールすることができ、健康的な食事に役立つ食材です。食物繊維や低脂肪も含まれており、バランスの取れた食事をサポートします。
おすすめ:さつまいものダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
さつまいもに含まれる無機質の栄養を解説!
さつまいもの特徴
1. カリウムが多い
さつまいもは、可食部100gあたりに380mgのカリウムを含んでいます。カリウムは体内の水分バランスを調整し、血圧を正常に保つために重要な役割を果たしています。さつまいもを摂取することで、カリウムの摂取量を増やすことができます。
2. 銅やマンガンが多い
さつまいもは、銅やマンガンといったミネラルも豊富に含んでいます。銅は体内の酵素の働きをサポートし、マンガンは骨や結合組織の形成に関与しています。さつまいもを摂取することで、これらのミネラルを効果的に摂取することができます。
3. ヨウ素が多い
さつまいもには、ヨウ素も多く含まれています。ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に必要な栄養素であり、正常な代謝や成長に重要な役割を果たしています。さつまいもを摂取することで、ヨウ素の摂取量を増やすことができます。
以上のように、さつまいもはカリウムや銅、マンガン、ヨウ素といったミネラルが豊富に含まれています。これらの栄養素は体内の機能や健康維持に重要な役割を果たしており、さつまいもを食事に取り入れることでバランスの取れた栄養摂取ができます。
さつまいもに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
「さつまいも」に含まれるビタミンAは、レチノールとα-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチンの形で存在します。レチノールとα-カロテンは含まれていませんが、β-カロテンとβ-カロテン当量は40 μgという比較的多い量が含まれています。これは、さつまいものオレンジ色の色素に由来しています。また、レチノール活性当量は3 μgで、普通の量と言えます。
2. ビタミンEの特徴
「さつまいも」に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールの形で存在します。α-トコフェロールは1 mg含まれており、多い量が含まれています。ビタミンEは抗酸化作用があり、細胞の酸化を防ぐ効果があります。
3. ビタミンB群の特徴
「さつまいも」にはビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、ビオチンが含まれています。ビタミンB1は0.1 mgで多い量が含まれており、ビタミンB2は0.02 mgで低い量です。ナイアシンは0.6 mgで普通の量、ビタミンB6は0.2 mgで多い量、パントテン酸は0.48 mgで普通の量、ビオチンは4.8 μgで多い量が含まれています。これらのビタミンB群はエネルギー代謝や神経機能の維持に重要な役割を果たします。
なお、「さつまいも」にはビタミンD、ビタミンK、ビタミンB12、葉酸は含まれていません。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はさつまいもの使用例としてレシピをご紹介します。
さつまいもを使ったレシピ20選!
#1 お弁当にぴったり!さつまいもと豚肉のハニーバターソテー
豚こま肉、さつまいも、玉ねぎ、しいたけ、にんにく、バター、みりん、はちみつ、醤油、等
豚こま肉とさつまいもを使った、ハニーバターソテーのレシピ。さつまいもを輪切りにし、レンジで加熱します。…
レシピを見る#2 パリッほくっと美味しい、さつまいもとチーズの春巻き
ミニ春巻きの皮、さつまいも、スライスチーズ、牛乳、岩塩、薄力粉
さつまいもとチーズの春巻きのレシピ。さつまいもは加熱してマッシュし、スライスチーズと合わせて成形します。…
レシピを見る#3 鶏肉とさつまいものアンチョビ炒め
鶏もも肉、さつまいも、ローズマリー、にんにく、胡椒、赤ワイン、バルサミコ酢、アンチョビペースト
鶏もも肉とさつまいもを使った、主菜におすすめな炒め物のレシピ。アンチョビを加えて塩味とコクを。…
レシピを見る#4 さつまいもとじゃがいもの白味噌クリームサラダ
さつまいも、じゃがいも、厚切りベーコン、生クリーム、白みそ、粒マスタード、イタリアンパセリ
さつまいもとじゃがいもを使った、ワインのおつまみにオススメなサラダのレシピ。生クリームと白みそを使って濃厚且つ、コクのある味わいに仕上げた一品です。…
レシピを見る#5 さつまいもとレーズンのはちみつレモン
さつまいも、乾燥レーズン、レモン汁、はちみつ
さつまいもと乾燥レーズンを使った、副菜になるはちみつレモンのレシピ。電子レンジで温めるだけ。…
レシピを見る#6 秋〜冬はコレ!甘さ引き立つ基本のふっくら「さつまいもごはん」
さつまいも、お米、昆布、黒胡麻、みりん、薄口醤油
さつまいもを使った、さつまいもごはんのレシピ。皮ごと使ったさつまいもを炊飯し、ふっくらとした仕上がりになるように10分ほど蒸らします。…
レシピを見る#7 大人のさつまいもサラダ
さつまいも、ミックスナッツ、みつば、小ネギ、マスタード、マヨネーズ、ハーブソルト
さつまいもを使った、副菜になる簡単レシピ。大人向けのくせになる味わいを引き出す薬味がポイントです。…
レシピを見る#8 さつまいものカフェ風キッシュ
さつまいも、しめじ、ブロッコリー、シュレットチーズ、冷凍パイシート、牛乳、粗びき黒こしょう
冷凍パイシートとさつまいもを使った、おしゃれなキッシュのレシピ。焼く時のポイントやブロッコリーの下準備など、参考になるポイントが沢山記載されています。…
レシピを見る#9 さつまいものデリ風甘辛おかず
さつまいも、玉ねぎ、にんじん、ピーマン、黄パプリカ、カシューナッツ、赤とうがらし、片栗粉、サラダ油、等
さつまいもとカシューナッツを使った、副菜にぴったりな炒め物のレシピ。黄パプリカやにんじんで彩りが綺麗な一品です。…
レシピを見る#10 れんこんとさつまいもの秋野菜酢豚風炒め
さつまいも、れんこん、しめじ、豚もも切り落とし、砂糖、しょうゆ、片栗粉、サラダ油
れんこんとさつまいもを使った、フライパン一つで作れる酢豚風炒めのレシピ。豚肉は丸めて使用。…
レシピを見る#11 もっちりほくほく!こんがり香ばしい「さつまいも入りかぼちゃのおやき」
かぼちゃ、さつまいも、片栗粉、こしあん、ごま油、黒いりごま
かぼちゃとさつまいもを使った、さつまいも入りかぼちゃのおやきのレシピ。さつまいもはアク抜きし、かぼちゃは皮をむいて加熱します。…
レシピを見る#12 さつまいもとソーセージのグリル
さつまいも、あらびきソーセージ、にんにく、オリーブオイル、黒こしょう、パセリの葉(飾り用)
カリッ、ホクッとしたさつまいもとスパイスのきいたジューシーなあらびきウインナーの味の対比がたまらないグリル料理。先に調味料と和えてからオーブンで焼き上げるので手間もかかりません。…
レシピを見る#13 さつまいものコロッケ
さつまいも、玉ねぎ、合挽きミンチ肉、サラダ油、こしょう、ナツメグ、牛乳、小麦粉、溶き卵、等
サクッとホクホクの「さつまいもコロッケ」レシピ。甘いさつまいもがふんだんに使われたコロッケです。…
レシピを見る#14 さつまいもと豆苗のわさびマヨサラダ
さつまいも、豆苗、白ごま、わさび(チューブ入り)、キユーピーアマニ油マヨネーズ
10分で完成、わさびを活用したさつまいもと豆苗のマヨサラダのレシピ。調理方法は材料をレンジで加熱し調味料と和えるだけなので、とても簡単に作れる一品です。…
レシピを見る#15 さつまいもとかぼちゃのリゾット
五穀米、かぼちゃ、さつまいも、パルミジャーノチーズ、バター、しょうゆ、黒こしょう、豆乳、スープ(顆粒)、等
さつまいもとかぼちゃを使ったリゾットのレシピ。白米の炊き方のポイントが記載されています。…
レシピを見る#16 さつまいものチーズがらめ(園児のお弁当用)
さつまいも、砂糖、粉チーズ
園児のお弁当おかずにぴったりな、さつまいもを使ったレシピ。レンジ調理が可能で、さつまいもは1cm角にカットしてから加熱するので加熱時間も短く忙しい朝にも最適です。…
レシピを見る#17 さつまいもの筑前煮(濃いだし本つゆ使用)
鶏もも肉、にんじん、ごぼう、生しいたけ、さつまいも、さやえんどう、サラダ油、めんつゆ
さつまいもが入った筑前煮のレシピ。定番の筑前煮にさつまいもをプラスしています。…
レシピを見る#18 豚とさつまいもの甘酢炒め
豚肉(こま切れ)、さつまいも、みりん、ごま油、小ねぎ
豚こまとさつまいもをつかった炒めもののレシピ。豚こまとさつまいもをごま油で炒め、「ヤマサ おまかせ酢」で甘酢炒めに。…
レシピを見る#19 さつまいものおまかせ酢レモン煮
さつまいも、砂糖、レモン汁、レモン(スライスしたもの)
さつまいものレモン煮のレシピ。さつまいもを1cmの厚さに切ります。…
レシピを見る#20 さつまいもとりんごの甘煮(園児のお弁当用)
さつまいも、りんご、砂糖
園児のお弁当にオススメの、さつまいもとりんごの甘煮のレシピ。レンジを使って手早く出来るので、忙しい朝に重宝します。…
レシピを見る最後に、さつまいもの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「さつまいも」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 127 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 33.1 | g | |
└糖質 | 30.5 | g | 普通 |
└食物繊維 | 2.8 | g | 多い |
たんぱく質 | 0.9 | g | 低い |
脂質 | 0.5 | g | 低い |
「さつまいも」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 2 | % | 特になし |
水分 | 64.6 | g | 普通 |
有機酸 | 0.4 | g | 多い |
灰分 | 0.9 | g | 普通 |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「さつまいも」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 23 | mg | 普通 |
カリウム | 380 | mg | 多い |
カルシウム | 40 | mg | 普通 |
マグネシウム | 24 | mg | 普通 |
リン | 46 | mg | 普通 |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.2 | mg | 低い |
銅 | 0.13 | mg | 多い |
マンガン | 0.37 | mg | 多い |
ヨウ素 | 1 | μg | 多い |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 5 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 40 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 40 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 3 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.0 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.10 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.6 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.20 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.48 | mg | 普通 |
ビオチン | 4.8 | μg | 多い |
ビタミンC | 25 | mg | 多い |
別名: かんしょ(甘藷)/廃棄部位: 両端
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
さつまいもと同じ芋のお芋ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
きくいも(生) | 66 | 12.2 | 1.9 | 0.4 | 1.9 |
さといも | 53 | 10.5 | 1.5 | 0.1 | 2.3 |
みずいも | 111 | 25.3 | 0.7 | 0.4 | 2.2 |
やつがしら | 94 | 18.6 | 3.0 | 0.7 | 2.8 |
じゃがいも | 59 | 8.5 | 1.8 | 0.1 | 8.9 |
じゃがいも(水煮) | 71 | 13.9 | 1.7 | 0.1 | 3.1 |
いちょういも | 108 | 22.2 | 4.5 | 0.5 | 1.4 |
ながいも | 64 | 13.8 | 2.2 | 0.3 | 1.0 |
やまといも | 119 | 26.3 | 4.5 | 0.2 | 2.5 |
じねんじょ | 118 | 25.7 | 2.8 | 0.7 | 2.0 |
だいじょ | 102 | 23.1 | 2.6 | 0.1 | 2.2 |
きくいも(水煮) | 51 | 8.7 | 1.6 | 0.5 | 2.1 |
さつまいも | 127 | 30.5 | 0.9 | 0.5 | 2.8 |
むらさきいも | 123 | 29.2 | 1.2 | 0.3 | 2.5 |
セレベス | 80 | 17.3 | 2.2 | 0.3 | 2.3 |
たけのこいも | 97 | 20.6 | 1.7 | 0.4 | 2.8 |
ヤーコン | 52 | 11.3 | 0.6 | 0.3 | 1.1 |
アメリカほどいも(生) | 146 | 26.8 | 5.9 | 0.6 | 11.1 |
アメリカほどいも(ゆで) | 144 | 28.5 | 6.0 | 0.8 | 8.4 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。