このページでは、芋のヤーコンを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ヤーコンのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはヤーコンの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 52 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 12.4 | g | |
└糖質 | 11.3 | g | 低い |
└食物繊維 | 1.1 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.6 | g | かなり低い |
脂質 | 0.3 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、芋分類に所属する正式名称「<いも類> ヤーコン 塊根 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ヤーコンがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ヤーコンはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:DELISH KITCHEN
ヤーコンとは?どんな食材?
ヤーコンは、芋(お芋)の一種であり、南アメリカ原産の根菜です。日本ではあまり馴染みのない食材ですが、最近では健康食材として注目を集めています。
ヤーコンの特徴
ヤーコンは、外見がジャガイモに似ていることが特徴です。しかし、食感や味わいは異なります。ヤーコンは、サクサクとした歯ごたえがあり、甘みがあります。また、ジャガイモと比べて水分が多く、さっぱりとした食べごたえがあります。
ヤーコンの栄養価
ヤーコンには、食物繊維やビタミンC、カリウムなどが豊富に含まれています。特に食物繊維は多く含まれており、腸内環境を整える効果が期待されます。また、低カロリーでありながら満腹感を得られるため、ダイエット中の方にもおすすめの食材です。
以上のように、ヤーコンは芋(お芋)の一種であり、サクサクとした食感と甘みが特徴です。栄養価も高く、健康食材として注目されています。ぜひ、ヤーコンを取り入れてバランスの取れた食生活を送りましょう。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はヤーコンがダイエットにどう役立つか説明します!
ヤーコンはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:DELISH KITCHEN
ヤーコンの栄養データ
ヤーコンは、可食部100gあたりの栄養データは以下の通りです。
低カロリーである
ヤーコンは、カロリーが52kcalと非常に低い食材です。これは、ダイエット中やカロリー摂取を気にされている方にとっては嬉しい特徴です。食事のカロリーコントロールに役立ちます。
糖質が低い
ヤーコンに含まれる糖質は11.3gと低いです。糖質を控えたい方や血糖値の上昇を気にされている方にとっては適した食材です。糖質制限を行っている方にもおすすめです。
食物繊維が豊富
ヤーコンには食物繊維が1.1g含まれています。食物繊維は腸内環境を整えるために重要な栄養素です。ヤーコンの食物繊維は普通とされていますので、日常の食事に取り入れることで腸の健康をサポートすることができます。
以上のように、ヤーコンは低カロリーであり、糖質も低く、さらに食物繊維も含まれています。これらの特徴から、ダイエットや血糖値の管理、腸の健康のために役立つ食材と言えます。積極的に取り入れてみてください。
おすすめ:ヤーコンのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ヤーコンに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:DELISH KITCHEN
1. カリウムが豊富
ヤーコンは可食部100gあたり240mgのカリウムを含んでいます。カリウムは体内の水分バランスを調整し、心臓や筋肉の正常な機能を維持するために必要な栄養素です。ヤーコンを摂取することで、カリウムの補給ができるため、健康な生活をサポートすることができます。
2. 低いマグネシウム・リン・鉄・亜鉛の含有量
ヤーコンはマグネシウム、リン、鉄、亜鉛の含有量が低い特徴があります。これらの栄養素は体内の様々な機能に関与しており、不足すると健康に悪影響を及ぼす可能性があります。ヤーコンを主食とする場合は、他の食材との組み合わせや栄養バランスに注意が必要です。
3. 銅とマンガンが普通の含有量
ヤーコンは銅とマンガンの含有量が普通です。銅は体内の酵素の働きをサポートし、マンガンは骨や結合組織の形成に関与しています。これらの栄養素は体内の機能を維持するために必要な役割を果たしており、ヤーコンを摂取することでこれらの栄養素を補うことができます。
以上のように、ヤーコンはカリウムが豊富であり、銅とマンガンの含有量も普通ですが、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛の含有量が低い特徴があります。これらの特徴を考慮しながら、バランスの取れた食事を心がけることが大切です。
ヤーコンに含まれるビタミンを解説!
引用元:DELISH KITCHEN
1. ビタミンAの特徴
ヤーコンに含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテンなどの形態ではほとんど含まれておらず、これらの成分は無いと言えます。しかし、ヤーコンにはβ-カロテンやβ-カロテン当量が22 μg含まれており、これは他の食材と比べると多いと言えます。また、レチノール活性当量は2 μgで、これは普通の範囲と言えます。
2. ビタミンEの特徴
ヤーコンに含まれるビタミンEは、α-トコフェロールが0.2 mg含まれています。一方で、β-トコフェロールやγ-トコフェロール、δ-トコフェロールは無いと言えます。このため、ヤーコンに含まれるビタミンEの量は普通と言えます。
3. その他のビタミンの特徴
ヤーコンにはビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、ビタミンCが含まれています。ビタミンB1は0.04 mgで普通の範囲です。ビタミンB2は0.01 mgで低いです。ナイアシンは1 mgで普通の範囲です。ビタミンB6は0.08 mgで普通です。パントテン酸は0.02 mgで低いです。そして、ビタミンCは3 mg含まれており、これは他の食材と比べると多いと言えます。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はヤーコンの使用例としてレシピをご紹介します。
ヤーコンを使ったレシピ9選!
#1 お箸が進む! ヤーコンとベーコンのガーリック炒め
ヤーコン、サラダ油、コンソメ、こしょう
このレシピはヤーコンとベーコンを使ったガーリック炒め料理です。シャキシャキ感を生かした炒め物を作るのにおすすめです。…
レシピを見る#2 食感がいい! ヤーコン入りハンバーグ
ヤーコン、パン粉、サラダ油、しょうゆ、おろししょうが、こしょう
豚ひき肉とヤーコンを使った、主菜にもなるハンバーグのレシピ。ヤーコンの素材の美味しさ引き立つ、美味しいハンバーグ。…
レシピを見る#3 ヤーコンが甘〜い! ヤーコンのかき揚げ
ヤーコン、サラダ油、薄力粉、片栗粉
このレシピはヤーコンを使ったかき揚げ料理です。ヤーコンは加熱することでホクホク食感になり、甘みも増します。…
レシピを見る#4 ごはんが進む! ヤーコンと豚肉の甘辛炒め
ヤーコン、ごま油、砂糖、しょうゆ
ヤーコンと豚肉を使った、主菜におすすめの甘辛炒めのレシピ。ヤーコンのシャキシャキとした食感と、旨みたっぷりの豚肉が、甘辛い味付けによく合います。…
レシピを見る#5 シャキシャキ食感! ヤーコンのきんぴら
ヤーコン、ごま油、みりん、砂糖、しょうゆ
ヤーコンを使った、食感が楽しいきんぴらのレシピ。ほんのりと甘いヤーコンを使うので、普段のきんぴらよりも甘みを控えるのがポイントです。…
レシピを見る#6 ヤーコンのゴマみそサラダ
ヤーコン、みそ、練り白ゴマ、マヨネーズ、ネギ
ヤーコンを使った副菜になるサラダのレシピ。ヤーコンはオリゴ糖を多く含んだキク科の野菜です。…
レシピを見る#7 甘みを生かして! ヤーコンの甘酢和え
ヤーコン、砂糖
ヤーコンとミニトマトを使った、箸休めにもなる甘酢和えのレシピ。保存袋に材料を入れて、1時間以上冷蔵庫で漬け込みます。…
レシピを見る#8 ヤーコンのポン酢&ごま油漬け
ヤーコン、しょうゆ、ごま油、白いりごま
ヤーコンを使った、簡単につくれる副菜のレシピ。ヤーコンは、栄養が豊富で火を通してもシャキシャキとした食感が楽しめる美味しい野菜です。…
レシピを見る#9 サラダピリ辛酢ティック
キュウリ、ベビーニンジン、セロリ、大根、ヤーコン、寿司酢、しょうゆ、ラー油、山椒、等
ポリポリ食感を楽しむ、スティックタイプのピクルスレシピ。細切りにした野菜は、塩を振っておくことで、短時間で味が浸かります。…
レシピを見る最後に、ヤーコンの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ヤーコン」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 52 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 12.4 | g | |
└糖質 | 11.3 | g | 低い |
└食物繊維 | 1.1 | g | 普通 |
たんぱく質 | 0.6 | g | かなり低い |
脂質 | 0.3 | g | 低い |
「ヤーコン」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 15 | % | 特になし |
水分 | 86.3 | g | 多い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.4 | g | 低い |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「ヤーコン」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 0 | mg | 無し |
カリウム | 240 | mg | 普通 |
カルシウム | 11 | mg | 普通 |
マグネシウム | 8 | mg | 低い |
リン | 31 | mg | 低い |
鉄 | 0.2 | mg | 低い |
亜鉛 | 0.1 | mg | 低い |
銅 | 0.07 | mg | 普通 |
マンガン | 0.07 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 22 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 22 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 2 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | (0) | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.01 | mg | 低い |
ナイアシン | 1.0 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.02 | mg | 低い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 3 | mg | 多い |
廃棄部位: 表層及び両端
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
ヤーコンと同じ芋のお芋ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
きくいも(生) | 66 | 12.2 | 1.9 | 0.4 | 1.9 |
さといも | 53 | 10.5 | 1.5 | 0.1 | 2.3 |
みずいも | 111 | 25.3 | 0.7 | 0.4 | 2.2 |
やつがしら | 94 | 18.6 | 3.0 | 0.7 | 2.8 |
じゃがいも | 59 | 8.5 | 1.8 | 0.1 | 8.9 |
じゃがいも(水煮) | 71 | 13.9 | 1.7 | 0.1 | 3.1 |
いちょういも | 108 | 22.2 | 4.5 | 0.5 | 1.4 |
ながいも | 64 | 13.8 | 2.2 | 0.3 | 1.0 |
やまといも | 119 | 26.3 | 4.5 | 0.2 | 2.5 |
じねんじょ | 118 | 25.7 | 2.8 | 0.7 | 2.0 |
だいじょ | 102 | 23.1 | 2.6 | 0.1 | 2.2 |
きくいも(水煮) | 51 | 8.7 | 1.6 | 0.5 | 2.1 |
さつまいも | 127 | 30.5 | 0.9 | 0.5 | 2.8 |
むらさきいも | 123 | 29.2 | 1.2 | 0.3 | 2.5 |
セレベス | 80 | 17.3 | 2.2 | 0.3 | 2.3 |
たけのこいも | 97 | 20.6 | 1.7 | 0.4 | 2.8 |
ヤーコン | 52 | 11.3 | 0.6 | 0.3 | 1.1 |
アメリカほどいも(生) | 146 | 26.8 | 5.9 | 0.6 | 11.1 |
アメリカほどいも(ゆで) | 144 | 28.5 | 6.0 | 0.8 | 8.4 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。