このページでは油のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
油のカロリーはkcal(100gあたり)!これってどうなの?
油の可食部100gあたりのカロリーは、kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、件中位です。これは多い順にすると上位%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「」です。
また、日本食品標準成分表の「」ジャンルので油のカロリーを評価すると、件中位です。これは上位から%に位置するカロリーで、評価は「高い」となります。
カロリー | Kcal |
全体での評価 | 位 / 件中(上位%…) |
「」ジャンル内での評価 | 位 / 件中(上位%…高い) |
油はカロリーがという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ油のカロリーはの?なにが含まれているの?
なぜ油のカロリーは高いのか?
「油」のカロリーは、可食部100gあたりkcalで表示され、他の食材と比較して非常に高いと評価されています。その理由について、以下の栄養データを参照して考えてみましょう。
カロリーの高さ
油のカロリーは非常に高いです。これは、油が主に脂質で構成されているためです。脂質は他の栄養素と比較して、1gあたり約9kcalのエネルギーを提供します。一方、糖質やタンパク質は1gあたり約4kcalのエネルギーを提供します。そのため、同じ重さの食材であっても、油は他の栄養素よりもエネルギー密度が高くなります。
脂質の量
油は脂質の含有量が非常に高いです。脂質は体に必要な栄養素であり、エネルギー源として重要な役割を果たしています。しかし、摂りすぎるとカロリーの過剰摂取や肥満の原因となる可能性があります。そのため、油を適切な量で摂取することが重要です。
糖質や食物繊維の少なさ
油は糖質や食物繊維の含有量が非常に少ないです。糖質は体にエネルギーを供給するために必要な栄養素であり、食物繊維は腸内環境を整えるために重要です。しかし、油にはほとんど含まれていません。そのため、油を摂取する際には、他の食材とのバランスを考える必要があります。
まとめ
油のカロリーが高い理由は、脂質の含有量が多いためです。脂質はエネルギー源として重要な役割を果たしていますが、過剰摂取には注意が必要です。また、油には糖質や食物繊維がほとんど含まれていないため、バランスの取れた食事を心掛ける必要があります。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「油」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | g | 4 | 0kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | g | 4 | 0kcal |
脂質 | g | 9 | 0kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「油」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、0kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
油は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
油は、低糖質ダイエットに使える?
低糖質ダイエットは、糖質の摂取を制限することで体重を減らす方法です。しかし、糖質制限をすると食事のバリエーションが限られてしまい、食べる楽しみが減ってしまうという声もあります。
そこで、注目されているのが「油」です。油は糖質量がほとんどないため、低糖質ダイエットに特に効果的と言われています。
油の糖質量はほとんどない
まず、油の糖質量についてですが、一般的な油の糖質量はほとんどないと言えます。油は主に脂質で構成されており、糖質がほとんど含まれていないため、低糖質ダイエットに適していると言えます。
また、油は食材に風味を与える役割もあります。糖質制限をしていると食事のバリエーションが限られるため、食事の味がマンネリ化してしまうことがありますが、油を使うことで食事のバリエーションを広げることができます。
油の摂り方のポイント
ただし、油を摂る際には注意が必要です。油は高カロリーなため、摂りすぎると逆に体重が増えてしまう可能性があります。適量を守ることが大切です。
また、油の種類によっても違いがあります。一般的な植物油やオリーブオイルは、健康に良い脂質を含んでいるため、積極的に摂ることができます。一方、動物性の油やマーガリンは、飽和脂肪酸が多く含まれているため、摂りすぎには注意が必要です。
まとめ
油は糖質量がほとんどないため、低糖質ダイエットに特に効果的です。食事のバリエーションを広げるためにも、油を上手に活用しましょう。ただし、摂りすぎには注意が必要であり、健康な脂質を含む植物油やオリーブオイルを選ぶことが重要です。
低糖質ダイエットを実践する際には、油を上手に取り入れることで食事のバリエーションを広げ、食事の楽しみを保ちながら体重を減らすことができます。是非、油を活用して効果的な低糖質ダイエットを実践してみてください。
油は、低脂質ダイエットに使える!?
油は、低脂質ダイエットに使える?
私たちがダイエットをする際、一般的には脂質を制限することが推奨されます。しかし、実は「油」も低脂質ダイエットに特に効果的な食材の一つなのです。
油の選び方がポイント
油は種類によって含まれる脂質の割合が異なります。例えば、オリーブオイルやアボカドオイルは、主に不飽和脂肪酸を含んでいます。これは、体に必要な栄養素であり、心血管疾患の予防にも効果があります。一方、ココナッツオイルやパーム油は、飽和脂肪酸を多く含んでいます。これらの油は、摂取量に注意が必要です。
油の摂取量のコントロールが重要
油は高カロリーな食材であるため、摂取量のコントロールが重要です。1gの脂質は9kcalに相当し、他の栄養素と比べてエネルギー密度が高いです。しかし、適度な量の油を摂取することで、満腹感を得ることができます。油を適切に使うことで、食事のバランスを保ちながらダイエットを進めることができます。
油の効果的な使い方
油を効果的に使うためには、調理方法や使うタイミングにも注意が必要です。例えば、サラダにドレッシングとして使う場合は、量を控えめにするか、ノンオイルのドレッシングを選ぶことがおすすめです。また、揚げ物をする際には、油の温度や時間を調整することで、余分な油を吸収することを防ぐことができます。
まとめ
油は低脂質ダイエットにおいても使える食材であり、適切に摂取することで健康的な食事を実現することができます。ただし、油の選び方や摂取量のコントロールには注意が必要です。自分の体に合った油の使い方を見つけ、バランスの取れた食事を心がけましょう。
油ジャンルの食材で栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
オリーブ油 | 894 | 1.1 | 0 | 100 | 0 |
ごま油 | 890 | 1.9 | 0 | 100 | 0 |
米ぬか油 | 880 | 3.9 | 0 | 100 | 0 |
サフラワー油 ハイオレイック | 892 | 1.5 | 0 | 100 | 0 |
大豆油 | 885 | 3.0 | 0 | 100 | 0 |
調合油 | 886 | 2.8 | 0 | 100 | 0 |
とうもろこし油 | 884 | 3.2 | 0 | 100 | 0 |
なたね油 | 887 | 2.5 | 0 | 100 | 0 |
パーム油 | 887 | 2.7 | 0 | 100 | 0 |
パーム核油 | 893 | 1.4 | 0 | 100 | 0 |
ひまわり油 ハイリノール | 899 | 0.1 | 0 | 100 | 0 |
綿実油 | 883 | 3.4 | 0 | 100 | 0 |
やし油 | 889 | 2.3 | 0 | 100 | 0 |
落花生油 | 882 | 3.6 | 0 | 100 | 0 |
牛脂 | 869 | 6.0 | 0.2 | 99.8 | 0 |
ラード | 885 | 3.0 | 0 | 100 | 0 |
有塩バター | 700 | 6.8 | 0.6 | 81.0 | (0) |
食塩不使用バター | 720 | 6.2 | 0.5 | 83.0 | (0) |
マーガリン(有塩) | 715 | 4.7 | 0.4 | 83.1 | (0) |
ファットスプレッド | 579 | 4.5 | 0.2 | 69.1 | (0) |
ショートニング | 889 | 2.2 | 0 | 99.9 | (0) |
あまに油 | 897 | 0.5 | 0 | 100 | 0 |
えごま油 | 897 | 0.5 | 0 | 100 | 0 |
サフラワー油 ハイリノール | 883 | 3.4 | 0 | 100 | 0 |
ひまわり油 ミッドオレイック | 892 | 1.6 | 0 | 100 | 0 |
ひまわり油 ハイオレイック | 899 | 0.3 | 0 | 100 | 0 |
ぶどう油 | 882 | 3.5 | 0 | 100 | 0 |
たらのあぶら | 853 | 9.2 | 0.1 | 99.8 | - |
マーガリン(無塩) | 715 | 4.7 | 0.4 | 83.1 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。