このページでは、油の米ぬか油を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
米ぬか油のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは米ぬか油の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 880 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0 | g | |
└糖質 | 3.9 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 0 | g | 無し |
たんぱく質 | 0 | g | 無し |
脂質 | 100 | g | 多い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、油分類に所属する正式名称「(植物油脂類) 米ぬか油」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、米ぬか油がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
米ぬか油はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
米ぬか油とは?どんな食材?
米ぬか油は、米ぬかから抽出される油のことです。米ぬかは、お米の外側の部分であり、栄養価が高く、食物繊維やビタミンEなどが豊富に含まれています。その中でも、米ぬかから抽出される油は、健康に良いとされています。
1. 栄養価の高さ
米ぬか油には、ビタミンEや不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。ビタミンEは抗酸化作用があり、細胞の老化を防ぐ効果があります。また、不飽和脂肪酸は、コレステロールを下げる効果があり、心血管の健康を保つのに役立ちます。
2. 美容効果
米ぬか油には、保湿効果があります。肌に潤いを与え、乾燥やシワの改善に役立ちます。また、ビタミンEには肌のターンオーバーを促進する効果もあり、美肌効果が期待できます。
3. 調理に使える
米ぬか油は、料理に使用することができます。独特の香りがあり、淡白な味わいが特徴です。そのため、和食や揚げ物などに適しています。また、高温にも耐える性質があり、揚げ物の油としても利用されています。
以上のように、米ぬか油は栄養価が高く、美容効果も期待できる食材です。料理に活用することで、健康と美容の両面で効果を得ることができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は米ぬか油がダイエットにどう役立つか説明します!
米ぬか油はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. カロリーが高いが、炭水化物や糖質が低い
「米ぬか油」はカロリーが高いですが、炭水化物や糖質がほとんど含まれていません。これは、糖質制限や低炭水化物ダイエットを行っている方にとっては嬉しい特徴です。炭水化物や糖質の摂取量を制限したい方にとって、米ぬか油は健康的な食事の一部として取り入れることができます。
2. 脂質が多いが、健康に良い脂質が含まれている
「米ぬか油」は脂質が多いですが、その中には健康に良い脂質が含まれています。具体的には、不飽和脂肪酸やオレイン酸が豊富に含まれています。これらの脂質は、心臓の健康をサポートし、悪玉コレステロールの低下や善玉コレステロールの増加に効果があります。適度な量で摂取することで、健康な食事に役立てることができます。
3. 塩分が無く、食物繊維も無い
「米ぬか油」には塩分や食物繊維が含まれていません。塩分の摂り過ぎは高血圧や腎臓病などのリスクを増加させる可能性がありますので、塩分を制限したい方にとっては適しています。また、食物繊維は腸内環境の改善や便通の促進に役立ちますが、米ぬか油には含まれていません。そのため、他の食材と組み合わせることで、バランスの取れた食事を作ることが重要です。
おすすめ:米ぬか油のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
米ぬか油に含まれる無機質の栄養を解説!
1. 無機質栄養素がほとんど含まれていない
「米ぬか油」は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、モリブデンなどの無機質栄養素がほとんど含まれていません。これは、他の食材と比べて栄養価が低いことを意味しています。
2. クロムが多く含まれている
一方で、「米ぬか油」にはクロムが1μg含まれています。クロムは、血糖値の調節や脂肪の代謝に関与しており、体内での必要量は非常に少ないですが、十分な摂取が重要です。その点で、「米ぬか油」はクロムを摂取するための一つの選択肢となります。
3. その他の栄養素は不明
「米ぬか油」の栄養データには、無機質栄養素以外の情報は記載されていません。そのため、脂質、タンパク質、炭水化物、ビタミンなどの含有量は不明です。これらの栄養素は、健康維持や体の機能に重要な役割を果たすため、バランスの取れた食事を心掛ける必要があります。
以上のように、「米ぬか油」は無機質栄養素がほとんど含まれていないが、クロムが多く含まれているという特徴があります。ただし、その他の栄養素の情報は不明です。食事のバランスを考える上で、他の食材と組み合わせて摂取することが重要です。
米ぬか油に含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンEが豊富
「米ぬか油」には、ビタミンEの種類であるα-トコフェロール、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールが含まれています。特にα-トコフェロールの含有量は26 mgと非常に多く、他の食品と比べても優れたビタミンEの供給源となります。
2. ビタミンKが多い
「米ぬか油」にはビタミンKも多く含まれています。ビタミンKは血液の凝固を助ける働きがあり、骨の健康維持にも関与しています。ビタミンKの含有量は36 μgと多いため、日常の食事に取り入れることでビタミンKの摂取量を確保することができます。
3. その他のビタミンは含まれない
「米ぬか油」にはビタミンA、ビタミンD、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、パントテン酸、ビオチン、ビタミンCは含まれていません。したがって、「米ぬか油」を摂取する際には、他の食品からこれらのビタミンを摂取する必要があります。
最後に、米ぬか油の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「米ぬか油」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 880 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0 | g | |
└糖質 | 3.9 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 0 | g | 無し |
たんぱく質 | 0 | g | 無し |
脂質 | 100 | g | 多い |
「米ぬか油」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 0 | g | 無し |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0 | g | 無し |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「米ぬか油」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 0 | mg | 無し |
カリウム | Tr | mg | 無し |
カルシウム | Tr | mg | 無し |
マグネシウム | 0 | mg | 無し |
リン | Tr | mg | 無し |
鉄 | 0 | mg | 無し |
亜鉛 | 0 | mg | 無し |
銅 | 0 | mg | 無し |
マンガン | 0 | mg | 無し |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 0 | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 26.0 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 1.5 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 3.4 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.4 | mg | 多い |
ビタミンK | 36 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB2 | 0 | mg | 無し |
ナイアシン | 0 | mg | 無し |
ビタミンB6 | (0) | mg | 無し |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0) | mg | 無し |
ビオチン | 0 | μg | 無し |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
別名: 米油/試料: 精製油/(100 g:109mL、100 mL:92g)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。