このページでは、油のえごま油を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
えごま油のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはえごま油の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 897 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0 | g | |
└糖質 | 0.5 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 0 | g | 無し |
たんぱく質 | 0 | g | 無し |
脂質 | 100 | g | 多い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、油分類に所属する正式名称「(植物油脂類) えごま油」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、えごま油がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
えごま油はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:DELISH KITCHEN
えごま油とは?どんな食材?
えごま油は、えごまの種子から抽出される油です。えごまは、南アメリカ原産の植物で、種子には栄養価の高い油が含まれています。このえごま油は、健康に良いとされる成分を豊富に含んでおり、食材として利用されています。
えごま油の特徴
えごま油は、特有の香りと味わいを持っています。また、黄金色をしており、見た目にも美しいです。さらに、えごま油は、オメガ-3脂肪酸やオメガ-6脂肪酸などの必須脂肪酸をバランスよく含んでいます。これらの脂肪酸は、健康な皮膚や髪の成長に良い影響を与えます。
えごま油の効果と使い方
えごま油には、血液の循環を促進する効果や、コレステロールを抑制する効果などがあります。また、皮膚の保湿や炎症の緩和にも効果があります。えごま油は、サラダドレッシングや調味料として使用するほか、料理の仕上げに垂らすこともできます。ただし、加熱によって栄養価が減少するため、加熱調理には向いていません。
以上、えごま油の特徴と効果、使い方について説明しました。健康や美容に興味がある方にとって、えごま油はおすすめの食材です。ぜひ、取り入れてみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はえごま油がダイエットにどう役立つか説明します!
えごま油はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:キューピー3分クッキング
1. 心臓の健康をサポート
えごま油は脂質が多い食材ですが、その中でも主にオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。オメガ3脂肪酸は、心臓の健康をサポートする効果があります。具体的には、血液の循環を促進し、血管を柔軟に保つことで、血圧の上昇を抑制する効果があります。また、血中のコレステロール値を下げることにより、動脈硬化や心臓病のリスクを低減する効果も期待されます。
2. 免疫力の向上
えごま油に含まれるオメガ3脂肪酸は、免疫細胞の働きを活性化させる効果があります。免疫細胞は、体内に侵入した細菌やウイルスなどの異物を攻撃し、体を守る役割を果たしています。オメガ3脂肪酸の摂取により、免疫細胞の活性化が促されるため、免疫力の向上につながります。これにより、風邪やインフルエンザなどの感染症にかかりにくくなるとされています。
3. 脳の健康を維持
えごま油に含まれるオメガ3脂肪酸は、脳の健康維持にも役立ちます。脳は、約60%が脂質で構成されており、そのうちの約30%がオメガ3脂肪酸です。オメガ3脂肪酸は、脳細胞の機能をサポートし、認知機能や学習能力の向上に寄与します。また、脳の神経伝達物質の合成にも関与しており、気分の安定やストレスの軽減にも効果があります。
以上のように、えごま油は心臓の健康をサポートする効果や免疫力の向上、脳の健康維持に役立つ食材と言えます。ただし、摂取量には注意が必要です。えごま油はカロリーが高く、脂質も多いため、適量を守って摂取することが大切です。また、他の栄養素とバランスの取れた食事を心がけることも重要です。
おすすめ:えごま油のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
えごま油に含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:NHKきょうの料理
えごま油の栄養データ
えごま油の無機質栄養データを見ると、以下のような特徴があります。
1. カルシウムが低い
えごま油は、可食部100gあたりに1mgのカルシウムを含んでいます。しかし、この量は低いと言えます。カルシウムは骨や歯の形成に重要な栄養素であり、不足すると骨粗鬆症や歯のトラブルのリスクが高まります。そのため、えごま油を摂取する場合は、他のカルシウム源との組み合わせや、バランスの取れた食事を心掛ける必要があります。
2. 鉄が低い
えごま油には、可食部100gあたりに0.1mgの鉄が含まれています。しかしこの量も低いと言えます。鉄は赤血球の形成や酸素の運搬に重要な役割を果たしており、不足すると貧血のリスクが高まります。えごま油を摂取する場合は、他の鉄源との組み合わせや、鉄の吸収を促すビタミンCを含む食材との同時摂取がおすすめです。
3. その他の無機質栄養素はほぼ無し
えごま油には、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンといった無機質栄養素がほぼ含まれていません。これらの栄養素は体内の機能維持や代謝に重要な役割を果たしており、不足すると健康リスクが高まる可能性があります。そのため、えごま油を摂取する場合は、他の食材との組み合わせや、バランスの取れた食事を心掛ける必要があります。
以上のように、えごま油はカルシウムや鉄の含有量が低いこと、また他の無機質栄養素がほぼ含まれていないことが特徴と言えます。これらの栄養素は健康維持に重要な役割を果たしているため、えごま油を摂取する場合は他の食材との組み合わせやバランスの取れた食事を心掛ける必要があります。
えごま油に含まれるビタミンを解説!
引用元:DELISH KITCHEN
1. ビタミンAの特徴
えごま油に含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテンは含まれておらず、無しです。しかし、β-カロテンやβ-クリプトキサンチン、β-カロテン当量は多く含まれています。また、レチノール活性当量は普通の量です。
2. ビタミンEの特徴
えごま油に含まれるビタミンEは、α-トコフェロール、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールが多く含まれています。特にγ-トコフェロールの含有量は非常に多いです。
3. ビタミンKの特徴
えごま油に含まれるビタミンKは、普通の量である5 μg含まれています。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はえごま油の使用例としてレシピをご紹介します。
えごま油を使ったレシピ5選!
#1 さっぱりした味わい! 鶏むね肉と野菜のえごま油ソースがけ
しょうゆ、こしょう、えごま油
このレシピは、鶏むね肉と野菜を使ったさっぱりとしたサラダの作り方です。鶏むね肉はレンジで加熱し、余熱で火を通すことでしっとりと仕上がります。…
レシピを見る#2 菜の花のえごま油あえ
菜の花、長ねぎのみじん切り、えごま油
春の味覚、菜の花を使った副菜のレシピ。香りが強く独特な苦みがたまらない菜の花は栄養も豊富で健康や美容にもよい食材の一つです。…
レシピを見る#3 春の山菜ナムル
こごみ、うるい、えごま油(またはごま油)、ねぎ
このレシピは、春の山菜ナムルです。油と塩を丁寧に混ぜてからサッとゆでた山菜をあえることで、軽やかな味に仕上げます。…
レシピを見る#4 えごまの香りがアクセント♪ マグロキムチの漬けどんぶり
ごはん、キムチ、日清有機えごま油、めんつゆ、白いりごま
このレシピはマグロとキムチを使った簡単などんぶりの作り方です。日清有機えごま油を使うことで、1日分のオメガ3を手軽に取れます。…
レシピを見る#5 里芋ご飯
ねぎ、にんにく、しょうゆ、えごま油、粉とうがらし
このレシピは「冷凍カット里芋」を使ったご飯料理です。里芋とピリ辛のたれの組み合わせが特徴的な、シンプルながら美味しい料理です。…
レシピを見る最後に、えごま油の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「えごま油」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 897 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0 | g | |
└糖質 | 0.5 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 0 | g | 無し |
たんぱく質 | 0 | g | 無し |
脂質 | 100 | g | 多い |
「えごま油」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | Tr | g | 無し |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0 | g | 無し |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「えごま油」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | Tr | mg | 無し |
カリウム | Tr | mg | 無し |
カルシウム | 1 | mg | 低い |
マグネシウム | Tr | mg | 無し |
リン | 1 | mg | 低い |
鉄 | 0.1 | mg | 低い |
亜鉛 | 0 | mg | 無し |
銅 | 0 | mg | 無し |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | Tr | μg | 無し |
└β-カロテン | 22 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 2 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 23 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 2 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.4 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0.6 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 59.0 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 4.6 | mg | 多い |
ビタミンK | 5 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB2 | 0 | mg | 無し |
ナイアシン | 0 | mg | 無し |
ビタミンB6 | - | mg | 無し |
ビタミンB12 | - | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | - | mg | 無し |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
試料: 食用油
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。