ぶどう油のカロリー・栄養を徹底解説！糖質・タンパク質・脂質量からダイエット適正も判断

ぶどう油のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら！

まずはぶどう油の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。

カロリー	882	Kcal	高い
炭水化物	0	g
└糖質	3.5	g	かなり低い
└食物繊維	0	g	無し
たんぱく質	0	g	無し
脂質	100	g	多い
食塩相当量	0	mg	無し

データは「日本食品標準成分表（八訂）増補2023年」より、油分類に所属する正式名称「（植物油脂類）　ぶどう油」の値を表示。評価（普通、低い、多い等）は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。

このページでは引き続き、ぶどう油がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています！

ぶどう油はどんな食材？用途や使い道をざっくり紹介

ぶどう油とは？どんな食材？

ぶどう油は、ぶどうの種子から抽出される油です。ぶどうの実自体からではなく、種子を使用して作られるため、果肉の味や香りはほとんどありません。そのため、ほとんど無味無臭で、食材の風味を損なわずに調理に使用することができます。

1. ヘルシーな油としての特徴

ぶどう油は、ヘルシーな油として知られています。まず、ぶどう油には、オメガ6脂肪酸とオレイン酸という健康に良い脂肪酸がバランスよく含まれています。これらの脂肪酸は、心臓の健康をサポートし、悪玉コレステロールの低下や善玉コレステロールの増加などの効果があります。また、ぶどう油にはビタミンEも豊富に含まれており、抗酸化作用によって細胞の老化を防ぐ効果があります。

2. 高温調理に適した油

ぶどう油は、高温調理に適した油としても知られています。その理由は、ぶどう油の耐熱性が高いためです。高温になっても酸化しにくく、揚げ物や炒め物などの加熱調理に使用することができます。また、ぶどう油は比較的中性の油であるため、他の食材の風味を引き立てることができます。

3. 美容効果がある油

ぶどう油には、美容効果もあります。ぶどう油に含まれるビタミンEやポリフェノールは、肌の保湿効果や抗酸化作用によって、シワや乾燥肌の改善に役立ちます。また、ぶどう油は軽いテクスチャーで、肌にしっとりと浸透しやすい特徴もあります。そのため、スキンケア製品やマッサージオイルとしても利用されています。

以上のように、ぶどう油はヘルシーな油として知られ、高温調理に適しているだけでなく、美容効果も期待できる食材です。

ぶどう油はダイエットに役立つ？カロリーや炭水化物を徹底評価！

1. 心血管の健康をサポートする

ぶどう油は、脂質が100gと多いですが、その中でも健康的な脂質である不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。特に、オレイン酸という不飽和脂肪酸は、LDLコレステロール（悪玉コレステロール）の上昇を抑え、HDLコレステロール（善玉コレステロール）の増加を促す効果があります。これにより、ぶどう油の摂取は心血管の健康をサポートすることができます。

2. 抗酸化作用を持つ

ぶどう油には、ビタミンEやポリフェノールといった抗酸化物質が含まれています。抗酸化物質は、体内の活性酸素を除去する働きがあり、細胞の老化や様々な病気の予防に役立ちます。また、抗酸化物質は免疫力を高める効果もあります。したがって、ぶどう油の摂取は抗酸化作用を持つことから、健康な体を維持するために役立ちます。

3. ビタミンの吸収を促進する

ぶどう油には、脂溶性ビタミンであるビタミンA、ビタミンD、ビタミンE、ビタミンKが含まれています。これらのビタミンは、脂質と一緒に摂取することで吸収率が高まります。したがって、ぶどう油を食事に取り入れることで、これらのビタミンの吸収を促進し、栄養素の効率的な摂取が可能となります。

おすすめ：ぶどう油のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください！

ぶどう油に含まれる無機質の栄養を解説！

ぶどう油の特徴

ぶどう油の栄養データを見ると、以下のような特徴があります。

無機質栄養素のほとんどが含まれていない

ぶどう油は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、マンガンなどの無機質栄養素がほとんど含まれていません。これは、ぶどう油が主に脂質で構成されているためです。そのため、ぶどう油を摂取することで無機質栄養素を補給することはできません。

銅が少量含まれている

ぶどう油には、銅がわずかに含まれています。銅は体内の酵素の働きを助け、骨や血管の形成にも関与しています。しかし、ぶどう油に含まれる銅の量は非常に少ないため、銅を摂取する主な源としては適していません。

ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンは含まれていない

ぶどう油には、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンなどの微量元素は含まれていません。これらの微量元素は、体内のさまざまな機能に関与していますが、ぶどう油からは摂取することができません。したがって、これらの栄養素を摂取するためには、他の食材を選ぶ必要があります。

ぶどう油に含まれるビタミンを解説！

ビタミンA

ぶどう油に含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテン、β-カロテンなどがあります。しかし、レチノールやα-カロテンは無く、β-カロテンは6 μg含まれています。したがって、ぶどう油はビタミンAの供給源としてはあまり適していないと言えます。

ビタミンE

ぶどう油にはビタミンEが豊富に含まれています。具体的には、α-トコフェロール、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールが含まれており、特にα-トコフェロールの含有量が28 mgと多いです。ビタミンEは抗酸化作用があり、健康にとって重要な役割を果たしています。

ビタミンK

ぶどう油にはビタミンKも多く含まれています。ビタミンKは血液の凝固に関与し、骨の健康維持にも重要です。ぶどう油を摂取することで、ビタミンKの必要量を一部補うことができます。

以上のように、ぶどう油にはビタミンAはほとんど含まれず、ビタミンEとビタミンKが豊富に含まれています。ぶどう油を摂取することで、ビタミンEとビタミンKの必要量を一部補うことができます。ただし、他のビタミンは含まれていないため、バランスの取れた食事を心掛ける必要があります。

「ぶどう油」の主な栄養情報(可食部100gあたり)
カロリー	882	Kcal	高い
炭水化物	0	g
└糖質	3.5	g	かなり低い
└食物繊維	0	g	無し
たんぱく質	0	g	無し
脂質	100	g	多い
「ぶどう油」のその他栄養情報
廃棄率	0	%	特になし
水分	0	g	無し
有機酸	-	g	無し
灰分	0	g	無し
コレステロール	0	mg	無し
食塩相当量	0	mg	無し
アルコール	-	g	無し
「ぶどう油」のビタミン・無機質等
ナトリウム	0	mg	無し
カリウム	0	mg	無し
カルシウム	0	mg	無し
マグネシウム	0	mg	無し
リン	0	mg	無し
鉄	0	mg	無し
亜鉛	0	mg	無し
銅	0.02	mg	低い
マンガン	0	mg	無し
ヨウ素	-	μg	無し
セレン	-	μg	無し
クロム	-	μg	無し
モリブデン	-	μg	無し
ビタミンA
└レチノール	-	μg	無し
└α-カロテン	0	μg	無し
└β-カロテン	6	μg	普通
└β-クリプトキサンチン	0	μg	無し
└β-カロテン当量	6	μg	普通
└レチノール活性当量	Tr	μg	無し
ビタミンD	0	μg	無し
ビタミンE
└α-トコフェロール	28.0	mg	多い
└β-トコフェロール	0.7	mg	多い
└γ-トコフェロール	5.8	mg	多い
└δ-トコフェロール	1.2	mg	多い
ビタミンK	190	μg	多い
ビタミンB1	0	mg	無し
ビタミンB2	0	mg	無し
ナイアシン	0	mg	無し
ビタミンB6	(0)	mg	無し
ビタミンB12	(0)	μg	無し
葉酸		μg	無し
パントテン酸	(0)	mg	無し
ビオチン	(0)	μg	無し
ビタミンC	(0)	mg	無し

別名： グレープシードオイル、ぶどう種子油

※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr（微量）の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。