このページでは、油のやし油を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
やし油のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはやし油の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 889 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0 | g | |
└糖質 | 2.3 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 0 | g | 無し |
たんぱく質 | 0 | g | 無し |
脂質 | 100 | g | 多い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、油分類に所属する正式名称「(植物油脂類) やし油」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、やし油がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
やし油はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:Nadia
やし油とは?どんな食材?
やし油は、椰子の実から抽出される油です。椰子の実を絞ることで得られるため、植物性の油となります。日本では一般的に「ココナッツオイル」とも呼ばれています。
やし油の特徴
やし油は、多くの栄養素を含んでおり、健康に良いとされています。特に、中鎖脂肪酸やビタミンEが豊富に含まれており、抗酸化作用や免疫力の向上に役立つと言われています。
やし油の使い方
やし油は、料理に幅広く使われています。炒め物や揚げ物に使用することで、食材の風味を引き立てる効果があります。また、スープやサラダにも使用することができます。風味が豊かでありながらもさっぱりとした味わいが特徴です。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はやし油がダイエットにどう役立つか説明します!
やし油はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. エネルギー源として効果的
やし油はカロリーが非常に高い食材です。可食部100gあたりのカロリーは889kcalもあります。この高いカロリーは、エネルギーを必要とする活動や運動を行う際に効果的に利用することができます。特に、体力を消耗するスポーツや肉体労働を行う方にとって、やし油は重要なエネルギー源となるでしょう。
2. 糖質がかなり低い
やし油は糖質が2.3gとかなり低いです。糖質の摂取量が気になる方や糖質制限を行っている方にとっては、やし油は適した食材と言えます。糖質を控えたい方にとって、やし油を使用した調理や料理は、健康的な食事の一部となるでしょう。
3. 必要な脂質を摂取できる
やし油は脂質が100gと非常に多いです。脂質は体にとって必要な栄養素であり、様々な機能に関与しています。例えば、脂質は体温の調節やビタミンの吸収を助ける役割を果たしています。また、脂質は食事の満足感を与えるため、食事の満足度を高めることができます。やし油を適量摂取することで、必要な脂質を摂取できるため、健康的な食事に役立つと言えます。
おすすめ:やし油のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
やし油に含まれる無機質の栄養を解説!
やし油の特徴
やし油の栄養データを見ると、以下のような特徴があります。
1. 無機質栄養素がほとんど含まれていない
やし油には、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンといった無機質栄養素がほとんど含まれていません。これは、やし油が主に植物の種子から抽出されるため、無機質栄養素が少ないことを意味します。
2. 低脂肪の油である
やし油は、脂肪分が比較的少ない油の一つです。脂肪分は栄養素の一つであり、エネルギー源として重要ですが、摂取しすぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まることもあります。やし油は低脂肪の油であるため、バランスの良い食事に取り入れることができます。
3. 熱に強く、長期保存が可能
やし油は、高温に耐える性質があります。そのため、料理の調理に使用する際にも安定した性質を持っています。また、やし油は酸化しにくい特徴もあり、長期保存が可能です。これは、食品の保存において重要な要素であり、やし油を使うことで食材の鮮度を保つことができます。
以上のように、やし油は無機質栄養素が少なく、低脂肪でありながら熱に強く、長期保存が可能な特徴を持っています。これらの特徴を考慮しながら、バランスの良い食事や料理の調理に活用することができます。
やし油に含まれるビタミンを解説!
やし油のビタミン含有量の特徴
やし油に含まれるビタミンの特徴を以下の3つに絞って論じます。
1. ビタミンEの含有量が豊富
やし油にはビタミンEが含まれており、特にα-トコフェロールとγ-トコフェロールの含有量が注目されます。可食部100gあたりのα-トコフェロール含有量は0.3 mgで、γ-トコフェロール含有量は0.2 mgです。ビタミンEは抗酸化作用があり、細胞の酸化ストレスから守る効果があります。
2. β-トコフェロールは含まれない
やし油にはβ-トコフェロールは含まれていません。β-トコフェロールは他の食品や油に含まれることがありますが、やし油には見られない特徴です。
3. 他のビタミンは含まれない
やし油にはビタミンA・ビタミンD・ビタミンK・ビタミンB1・ビタミンB2・ナイアシン・ビタミンB6・ビタミンB12・葉酸・パントテン酸・ビオチン・ビタミンCは含まれていません。やし油は主にビタミンEが注目される油であり、他のビタミンは含まれない特徴があります。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はやし油の使用例としてレシピをご紹介します。
やし油を使ったレシピ1選!
#1 インスタントラーメンde冷やし油そば
インスタントラーメン、ごま油、温泉たまご、味付きメンマ、小ネギ(小口切り)
インスタントラーメンを使ったアレンジレシピ。ごま油を用いて冷やし油そば風の仕上がりに。…
レシピを見る最後に、やし油の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「やし油」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 889 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0 | g | |
└糖質 | 2.3 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 0 | g | 無し |
たんぱく質 | 0 | g | 無し |
脂質 | 100 | g | 多い |
「やし油」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 0 | g | 無し |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0 | g | 無し |
コレステロール | 1 | mg | 普通 |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「やし油」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 0 | mg | 無し |
カリウム | 0 | mg | 無し |
カルシウム | Tr | mg | 無し |
マグネシウム | 0 | mg | 無し |
リン | 0 | mg | 無し |
鉄 | 0 | mg | 無し |
亜鉛 | Tr | mg | 無し |
銅 | 0 | mg | 無し |
マンガン | 0 | mg | 無し |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.3 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
ビタミンK | Tr | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB2 | 0 | mg | 無し |
ナイアシン | 0 | mg | 無し |
ビタミンB6 | (0) | mg | 無し |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0) | mg | 無し |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | (0) | mg | 無し |
別名: ココナッツオイル/試料: 精製油/(100 g:200mL、100 mL:91g)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。