このページでは、油のラードを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ラードのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはラードの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 885 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0 | g | |
└糖質 | 3.0 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 0 | g | 無し |
たんぱく質 | 0 | g | 無し |
脂質 | 100 | g | 多い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、油分類に所属する正式名称「(動物油脂類) ラード」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ラードがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ラードはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:NHKきょうの料理
ラードとは?どんな食材?
ラードは、動物の脂肪から作られる食材です。主に豚の脂肪を使用しており、加熱することで固まる性質があります。そのため、料理に使用する際には加熱して溶かす必要があります。
ラードの特徴
1. 脂質の一種であり、主に食用として利用されます。
2. 固形状であるため、加熱することで溶かす必要があります。
3. 熱に強く、高温調理に適しています。
ラードの利用方法
ラードは、料理の隠し味や風味付けに使用されます。例えば、パイ生地やビスケットの作り方に使用されることがあります。また、揚げ物にも使用されることがあり、熱に強い性質から、フライパンでの調理にも適しています。
まとめ
ラードは、動物の脂肪から作られる食材であり、豚の脂肪を主に使用します。加熱することで溶かす必要があり、料理の風味付けや揚げ物に使用されることが一般的です。高温調理にも適しているため、幅広い料理に利用することができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はラードがダイエットにどう役立つか説明します!
ラードはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:DELISH KITCHEN
ラードの栄養データを見ると
ラードは、可食部100gあたりで885kcalのカロリーを含んでいます。このカロリーは非常に高いため、食事の摂取量には注意が必要です。
低糖質で食物繊維が無い
ラードは炭水化物が0gであり、糖質も3gとかなり低いです。また、食物繊維も0gであり、摂取量を考慮する必要があります。
脂質が多い
ラードは脂質が100g含まれており、多いです。脂質はエネルギー源として重要ですが、過剰摂取は肥満や動脈硬化のリスクを高める可能性があります。
塩分は無い
ラードには塩分が含まれていません。塩分の摂取量を制限する必要がある方にとっては、ラードは適した食材と言えます。
まとめ
ラードは高カロリーであり、炭水化物や食物繊維はほとんど含まれていませんが、脂質は豊富に含まれています。適量を守って摂取することで、エネルギー源として活用することができます。ただし、摂取量には注意が必要であり、過剰摂取は健康リスクを高める可能性があるため、バランスの取れた食事を心掛けることが重要です。また、塩分を制限する必要がある方にとっては、塩分が無いラードは有用な食材となります。
おすすめ:ラードのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ラードに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:Nadia
ラードの特徴
ラードは、無機質栄養データを見ると、以下の3つの特徴が挙げられます。
1. 無機質栄養素がほとんど含まれていない
ラードは、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンといった無機質栄養素がほとんど含まれていません。これは、ラードが主に動物の脂肪から作られる食材であり、動物性食品には比較的少ない傾向があるためです。
2. 低ナトリウム
ラードは、ナトリウムがほとんど含まれていないため、塩分摂取を気にする方には適しています。ナトリウムの摂取過多は高血圧や心臓病のリスクを高めることが知られており、ラードを使用することで塩分摂取を抑えることができます。
3. トランス脂肪酸を含む可能性がある
ラードは、加熱処理や加工の過程でトランス脂肪酸が生成される可能性があります。トランス脂肪酸は、動脈硬化や心臓病のリスクを高めることが知られており、摂取量を制限することが推奨されています。したがって、ラードを摂取する際には、加熱や加工の方法に注意する必要があります。
以上のように、ラードは無機質栄養素がほとんど含まれていない食材であり、低ナトリウムながらトランス脂肪酸を含む可能性があるという特徴があります。食事のバランスを考えながら適量を摂取することが大切です。
ラードに含まれるビタミンを解説!
引用元:DELISH KITCHEN
「ラード」のビタミン含有量の特徴
「ラード」に含まれるビタミンの特徴を3つに絞って論じます。
1. ビタミンDの含有量が多い
「ラード」にはビタミンDが0.2 μg含まれています。ビタミンDはカルシウムの吸収を促進し、骨や歯の健康維持に重要な役割を果たします。そのため、ビタミンDの含有量が多い「ラード」は、骨粗鬆症や歯の問題を予防する上で有益な食材と言えます。
2. ビタミンEの含有量が普通
「ラード」にはビタミンEも含まれており、その主成分であるα-トコフェロールの含有量は0.3 mgです。ビタミンEは抗酸化作用があり、細胞の老化や酸化ストレスから身体を守る役割を果たします。「ラード」に含まれるビタミンEは普通の量であり、適度な抗酸化効果を期待することができます。
3. ビタミンKの含有量が多い
「ラード」にはビタミンKが7 μg含まれています。ビタミンKは血液の凝固を促進し、骨の形成や修復にも関与しています。「ラード」に多く含まれるビタミンKは、血液の凝固機能をサポートし、骨の健康を維持する上で重要な役割を果たすことができます。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はラードの使用例としてレシピをご紹介します。
ラードを使ったレシピ20選!
#1 新ごぼうと絹さやのレムラード風サラダ
新ごぼう、絹さや、ロースハム、マヨネーズ、オリーブ油、レモン汁
このレシピは、新ごぼうと絹さやを使ったフランス料理の定番レムラード風サラダです。まず、新ごぼうと絹さやを洗い、切り、ゆで、冷やします。…
レシピを見る#3 ホックリ焼きれんこん〜レムラードソース添え〜
れんこん、マヨネーズ、粒マスタード、白ワインビネガー
れんこんを使った、おつまみにもなる、焼き物のレシピ。れんこんにじっくりと火入れをしているので、ほっくりとした食感になり、素材のうまみが引き出されています。…
レシピを見る#4 簡単で万能♪ レムラードソース
ピクルス、マヨネーズ、マスタード、アンチョビペースト、レモン汁、こしょう
このレシピはピクルスを使った簡単で万能なレムラードソースの作り方です。フランスの家庭料理でよく使われるこのソースは、マヨネーズにマスタード、ピクルス、ハーブなどを加えて作られます。…
レシピを見る#5 ピペラードパスタ
オリーブ油、鶏もも肉、黒こしょう、ほぐしたしめじ、ベーコン、スパゲッティ
このレシピは、鶏もも肉を使ったピペラードパスタの作り方です。ピペラードは、パプリカや唐辛子、トマトなどのスパイスを混ぜた調味料で、スパイシーでフルーティーな味わいが特徴です。…
レシピを見る#6 ピペラードトースト
食パン、ピザ用チーズ
このレシピは、ピザ用チーズを使った簡単なトースト料理です。ピペラードとは、トマト、ピーマン、玉ねぎを炒めて作るスペイン料理のピリ辛ソースで、パンにのせることでボリューム感が出ます。…
レシピを見る#7 ピペラード
パプリカ、トマト水煮、たまねぎ、にんにく、オリーブ油、黒こしょう、砂糖
パプリカや玉ねぎをトマトとニンニクの風味で煮たフランスの家庭料理「ピペラード」のレシピ。野菜のうま味が凝縮された濃厚な味わいで、副菜として添えたり卵を合わせたアレンジも人気。…
レシピを見る#8 ラードで作る! コクうまチャーハン
ごはん、ラード、しょうゆ、鶏ガラスープの素、塩こしょう
このレシピは、ラードを使ったコクうまチャーハンです。ラードを使うことで、お店で食べているかのような味わいを家でも楽しめます。…
レシピを見る#9 ピペラード
玉ねぎ、パプリカ緑、パプリカ赤、ししとう、生ハム、にんにく、タイム、ローリエ、トマトの缶詰(ホール)、等
バスク地方の伝統料理ピパラードを生ハムと一緒にいただきます。野菜をたっぷりのオリーブオイルで炒め、トマトソースでじっくり煮込みます。…
レシピを見る#10 [まかない]じゃがいもといんげんのサラダ レムラード風
じゃがいも(メークイン)、いんげん(細め)、コショウ、マヨネーズ、粒マスタード、ルッコラ(またはクレソン)
粒マスタードとマヨネーズを使ったポテトサラダのレシピ。粒マスタードを多めに入れることで、レムラードを感じさせる1品です。…
レシピを見る#11 さわらのソテー レムラードソース
さわら、新たけのこ(ゆでたもの)、ゆで卵、アンチョビーフィレー、マヨネーズ、ピクルスのみじん切り、パセリのみじん切り、こしょう、レモン汁、等
こんがりと焼いたさわらのソテーと、アンチョビーフィレーを使ったソースのレシピ。フランスの家庭でよく使われるレムラードソース。…
レシピを見る#12 ラード卵黄角煮丼
豚バラ肉、にんにく、しょうが、ねぎの青い部分、紹興酒、八角、しょうゆ、砂糖、みりん、等
かたまりの豚ばら肉とラードを使った、卵黄をのせていただく角煮丼のレシピ。ホロホロにくずれる柔らかな角煮をのせていただく、こってりした食べごたえのある一品。…
レシピを見る#13 鶏肉とバジルの炒めもの フライドエッグのせ~パッド グラッパオ ガイ ラード カーオ~
鶏もも肉または胸肉、赤ピーマン、バジル、にんにくのみじん切り、プリッキーヌのみじん切り、粗塩、ナンプラー、砂糖、オイスターソース、等
日本人も大好きなガパオライスの本格的なレシピ。鶏はもも肉などを粗みじん切りにして使うひと手間で食べ応えのある食感が出てうま味も格別です。…
レシピを見る#14 なめらか卵とピペラード
ニンニク、玉ねぎ、赤パプリカ、黄パプリカ、オリーブ油、トマトホール缶、こしょう、ピマンデスペレット(あれば)、シモツケ草の油、等
ピペラードになめらか卵を添えていただくレシピ。「ピペラード」とはフランス料理の一つでバスク地方の伝統料理です。…
レシピを見る#15 フランスバスク地方をイメージしたえびのピペラードカレー
有頭のえび(バナメイエビなど)、玉ねぎ、カラーピーマン(赤)、えのきだけ、トマト、にんにく、水溶きくず粉、オリーブオイル、ししとうがらし、等
えびを使ったピペラード(フランス家庭料理)風カレーのレシピ。カレーのスパイシーさを保つ為、具材とカレーソースを別に準備するのがポイント。…
レシピを見る#16 若鶏の蒸し煮 レムラードソース
鶏もも肉、クールブイヨン《ミルポワ(玉ねぎ、にんじん、セロリをざく切りにしたもの適量白ワイン、水各1カップ》)、グリーンアスパラガス、玉ねぎ、パセリのみじん切り、マヨネーズ、アンチョビーフィレー、ゆでにんにく、ゆで卵、等
若鶏の蒸し煮と、マヨネーズベースのレムラードソースのレシピ。クールブイヨンのコクと甘みが、鶏肉に染み込んでうま味が凝縮されます。…
レシピを見る#17 サラダ デ ミストゥラード
ビーツ(缶詰)、パウミット(びん詰め)、スタッフドオリーブ、アボカド、モッツァレラチーズ(フレッシュ)、ミックスビーンズ、玉ねぎ、粗びき黒こしょう、レモン汁、等
普段とは少し違った、暑い国で食べられているサラダのレシピ。パウミットを入れることで一気に異国の味に。…
レシピを見る#18 黄金比のソースで楽チン仕上げ!もちもち麺の基本の「焼きそば(ソース味)」
焼きそば麺、キャベツ、玉ねぎ、人参、豚こま切れ肉、上白糖、ケチャップ、濃口醤油、ウスターソース、等
焼きそば麺を使った、焼きそば(ソース味)のレシピ。野菜と豚こま切れ肉をカットし、麺を下処理しておきます。…
レシピを見る#20 肉好きに捧ぐ旨味溢れる餃子!
餃子の皮、豚挽き肉、豚肩ロース肉、鶏スープ、長ねぎ、ラード、白胡椒、醤油、胡麻油、等
肉好きにはたまらない、お肉たっぷり餃子のレシピ。肉ならではのかみごたえのある食感と、肉汁あふれるジューシーな味わいをバランスよく両立させた魅力メニューです。…
レシピを見る最後に、ラードの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ラード」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 885 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0 | g | |
└糖質 | 3.0 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 0 | g | 無し |
たんぱく質 | 0 | g | 無し |
脂質 | 100 | g | 多い |
「ラード」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 0 | g | 無し |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0 | g | 無し |
コレステロール | 100 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「ラード」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 0 | mg | 無し |
カリウム | 0 | mg | 無し |
カルシウム | 0 | mg | 無し |
マグネシウム | 0 | mg | 無し |
リン | 0 | mg | 無し |
鉄 | 0 | mg | 無し |
亜鉛 | Tr | mg | 無し |
銅 | Tr | mg | 無し |
マンガン | 0 | mg | 無し |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 0 | μg | 無し |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 0 | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | 0.2 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.3 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
ビタミンK | 7 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB2 | 0 | mg | 無し |
ナイアシン | 0 | mg | 無し |
ビタミンB6 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0 | mg | 無し |
ビオチン | 0 | μg | 無し |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
別名: 豚脂/試料: 精製品/(100 g:118mL、100 mL:85g)
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。