このページではくじら肉のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
くじら肉のカロリーは100kcal(100gあたり)!これってどうなの?
くじら肉の可食部100gあたりのカロリーは、100kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中965位です。これは多い順にすると上位60%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「肉」ジャンルのでくじら肉のカロリーを評価すると、127件中114位です。これは上位から89%に位置するカロリーで、評価は「かなり低い」となります。
カロリー | 100Kcal |
全体での評価 | 965位 / 1592件中(上位60%…やや低い) |
「肉」ジャンル内での評価 | 114位 / 127件中(上位89%…かなり低い) |
くじら肉はカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜくじら肉のカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
くじら肉のカロリーはやや低い理由
くじら肉のカロリーは、可食部100gあたり100kcalとされています。これは他の食材と比較して「やや低い」と評価されています。その理由を以下に説明します。
糖質がかなり低い
くじら肉は、可食部100gあたり4.5gの糖質を含んでいます。この量は他の食材と比較して「かなり低い」と言えます。糖質が少ないため、血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。
食物繊維は無し
くじら肉には食物繊維が含まれていません。食物繊維は、腸内環境を整える効果や便通を促進する効果がありますが、くじら肉にはそれがありません。
タンパク質が多い
くじら肉は、可食部100gあたり24.1gのタンパク質を含んでいます。この量は他の食材と比較して「多い」と評価されます。タンパク質は、筋肉の修復や再生に必要な栄養素であり、体の構成要素として重要な役割を果たします。
脂質が低い
くじら肉には、可食部100gあたり0.4gの脂質が含まれています。この量は他の食材と比較して「低い」と言えます。脂質はエネルギー源として重要ですが、過剰摂取すると肥満や生活習慣病のリスクが高まります。低脂肪のくじら肉は、バランスの取れた食事に適しています。
以上の栄養データから、くじら肉のカロリーがやや低い理由が明らかになりました。糖質が少なく、タンパク質が多い一方で、脂質は低いという特徴があります。これらの要素が組み合わさって、くじら肉のカロリーがやや低くなっているのです。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「くじら肉」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 4.5g | 4 | 18kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 24.1g | 4 | 96.4kcal |
脂質 | 0.4g | 9 | 3.6kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「くじら肉」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、96.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
くじら肉は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
くじら肉は、低糖質ダイエットに使える?
低糖質ダイエットは、最近注目されているダイエット方法の一つです。糖質を制限することで、血糖値の上昇を抑え、脂肪燃焼を促進するとされています。そのため、低糖質食品の需要も高まっています。
くじら肉の糖質量は4.5g
肉は一般的に糖質が少ない食品として知られていますが、くじら肉は特に注目されています。くじら肉は、糖質量が4.5gと非常に低いため、低糖質ダイエットに適していると言えます。
くじら肉の効果的な摂取方法
くじら肉を効果的に低糖質ダイエットに活用するためには、適切な調理方法を選ぶことが重要です。脂肪分が少なく、タンパク質が豊富なくじら肉は、グリルや蒸し焼きなどの調理方法がおすすめです。また、味付けには糖質を含まない調味料を使用しましょう。
くじら肉の栄養価
くじら肉は、低糖質だけでなく、栄養価も高い食品です。タンパク質やビタミンB12、鉄分などを豊富に含んでおり、体に必要な栄養素を摂取することができます。
注意点
くじら肉を摂取する際には、以下の点に注意しましょう。
- くじら肉は高タンパクなため、消化に時間がかかることがあります。ゆっくりと噛んで食べることで、満腹感を得ることができます。
- くじら肉は希少な食材であり、取り扱いには注意が必要です。購入する際は、信頼できる店舗やオンラインショップから購入しましょう。
- くじら肉は食材アレルギーを持つ人には適さない場合があります。アレルギーの有無を確認し、適切な食材選びをしましょう。
くじら肉は低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。栄養価も高く、適切な調理方法を選ぶことで、美味しく健康的な食事を楽しむことができます。ただし、希少な食材であるため、注意が必要です。適度な摂取量と注意を守りながら、くじら肉を取り入れてみてはいかがでしょうか。
くじら肉は、低脂質ダイエットに使える!?
くじら肉は、低脂質ダイエットに使える?
低脂質ダイエットを実践している方にとって、食事の選択は非常に重要です。肉はたんぱく質を豊富に含んでおり、ダイエット中でも必要な栄養素ですが、脂肪分の摂取量には注意が必要です。そこで注目されているのが、「くじら肉」です。
くじら肉の脂肪量
くじら肉は、他の肉と比べて非常に低脂質であることが特徴です。実際に調査した結果、くじら肉100gあたりの脂肪量はわずか0.4gでした。これは、低脂質ダイエットにおいて理想的な数値です。
くじら肉の栄養価
低脂質であるだけでなく、くじら肉は栄養価も非常に高いです。たんぱく質はもちろん、ビタミンB12や鉄分も豊富に含まれています。これらの栄養素は、ダイエット中に不足しがちなものであり、くじら肉を摂取することでバランスの取れた食事を実現することができます。
くじら肉の効果
くじら肉は、低脂質ダイエットに特に効果的です。脂肪分が少ないため、カロリー摂取量を抑えることができます。また、たんぱく質の摂取量を確保しながら、脂肪分を制限することができるため、筋肉を維持しながらダイエットを進めることができます。
くじら肉の注意点
くじら肉は、一般的に高価な食材として知られています。また、倫理的な問題や環境問題も存在します。そのため、くじら肉を摂取する際には、適切な情報を得て判断することが重要です。
まとめ
低脂質ダイエットを実践している方にとって、くじら肉は優れた食材と言えます。低脂質でありながら栄養価も高く、ダイエット中に必要な栄養素を摂取しながら脂肪分を制限することができます。ただし、倫理的な問題や環境問題にも注意しながら、適切な情報を得て判断することが大切です。
最後に、くじら肉の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「くじら肉」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 100 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 0.2 | g | |
└糖質 | 4.5 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 24.1 | g | 多い |
脂質 | 0.4 | g | 低い |
「くじら肉」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 74.3 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.0 | g | 普通 |
コレステロール | 38 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「くじら肉」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 62 | mg | 普通 |
カリウム | 260 | mg | 普通 |
カルシウム | 3 | mg | 低い |
マグネシウム | 29 | mg | 普通 |
リン | 210 | mg | 多い |
鉄 | 2.5 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.1 | mg | 多い |
銅 | 0.06 | mg | 普通 |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | 2 | μg | 多い |
セレン | 32 | μg | 多い |
クロム | Tr | μg | 無し |
モリブデン | 0 | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 7 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 7 | μg | 普通 |
ビタミンD | 0.1 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.6 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
ビタミンK | Tr | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.23 | mg | 多い |
ナイアシン | 12.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.46 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 2.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.31 | mg | 普通 |
ビオチン | 1.6 | μg | 普通 |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
試料: ミンクくじら/皮下脂肪及び筋間脂肪を除いたもの
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
くじら肉と同じ肉のいろいろな肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
猪肉 | 249 | 3.8 | 18.8 | 19.8 | (0) |
猪豚肉 | 275 | 3.2 | 18.1 | 24.1 | (0) |
うざぎ肉 | 131 | 4.1 | 20.5 | 6.3 | (0) |
馬刺し肉 | 102 | 3.1 | 20.1 | 2.5 | (0) |
くじら肉 | 100 | 4.5 | 24.1 | 0.4 | (0) |
鹿肉 | 102 | 4.5 | 22.3 | 1.5 | (0) |
羊肉・混合プレスハム | 100 | 3.7 | 14.4 | 4.1 | (0) |
羊肉(マトン)ロース 脂身つき 生 | 192 | 0 | 19.3 | 15.0 | (0) |
羊肉(マトン)もも 脂身つき 生 | 205 | 3.4 | 18.8 | 15.3 | (0) |
羊肉(ラム肉)肩 | 214 | 4.1 | 17.1 | 17.1 | (0) |
羊肉(ラム肉)ロース | 287 | 5.9 | 15.6 | 25.9 | (0) |
羊肉(ラム肉)もも | 164 | 1.4 | 20.0 | 12.0 | (0) |
山羊肉 | 99 | 3.8 | 21.9 | 1.5 | (0) |
合鴨肉 | 304 | 2.7 | 14.2 | 29.0 | (0) |
アヒル肉 | 237 | 5.0 | 14.9 | 19.8 | (0) |
うずら肉 | 194 | 3.8 | 20.5 | 12.9 | (0) |
鴨肉 | 118 | 4.7 | 23.6 | 3.0 | (0) |
キジ肉 | 101 | 3.7 | 23.0 | 1.1 | (0) |
七面鳥 | 99 | 4.0 | 23.5 | 0.7 | (0) |
スズメ肉 | 114 | 1.4 | 18.1 | 5.9 | (0) |
鳩肉 | 131 | 3.8 | 21.8 | 5.1 | (0) |
フォアグラ | 470 | 4.2 | 8.3 | 49.9 | (0) |
ほろほろちょう | 98 | 3.6 | 22.5 | 1.0 | (0) |
いなごのつくだ煮 | 243 | 33.1 | 26.3 | 1.4 | (0) |
かえる肉 | 92 | 0.5 | 22.3 | 0.4 | (0) |
すっぽん肉 | 175 | 1.9 | 16.4 | 13.4 | (0) |
はちの子缶詰 | 239 | 30.6 | 16.2 | 7.2 | (0) |
アヒル肉(皮なし) | 94 | 3.0 | 20.1 | 2.2 | (0) |
アヒルの皮 | 448 | 7.9 | 7.3 | 45.8 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。