このページでは、肉のくじら肉を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
くじら肉のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはくじら肉の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 100 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 0.2 | g | |
└糖質 | 4.5 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 24.1 | g | 多い |
脂質 | 0.4 | g | 低い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、肉分類に所属する正式名称「<畜肉類> くじら 肉 赤肉 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、くじら肉がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
くじら肉はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
くじら肉とは?どんな食材?
くじら肉は、クジラという大型哺乳類の肉のことを指します。クジラは海に生息し、その肉は非常に栄養価が高く、特有の風味と食感を持っています。日本では、古くから食材として利用されてきました。
くじら肉の特徴
くじら肉は、その大きさからも想像できるように、非常にボリューミーな食材です。また、脂肪分が少なく、たんぱく質やミネラルが豊富に含まれています。そのため、栄養価が高く、筋肉の成長や修復に役立つとされています。
くじら肉の調理法
くじら肉は、さまざまな調理法で楽しむことができます。一般的な方法としては、刺身や寿司、ステーキ、焼き物などがあります。また、くじら肉は旨味が豊かで、他の食材との相性も良いため、煮物や炒め物にも適しています。
くじら肉の食べ方の注意点
くじら肉は、一部の国や地域で食べられていますが、国や地域によっては食べることが制限されている場合もあります。また、クジラは絶滅の危機に瀕している種も存在するため、持続可能な漁業や適切な取り扱いが重要です。食べる際には、環境や倫理に配慮し、適切な情報を得ることが大切です。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はくじら肉がダイエットにどう役立つか説明します!
くじら肉はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低カロリーでダイエットに適している
「くじら肉」は可食部100gあたり100kcalとやや低いカロリーです。この低カロリーな食材は、ダイエット中の方にとって非常に役立ちます。カロリー制限をしながら健康的な食事を摂りたい方にとって、「くじら肉」は優れた選択肢となります。
2. タンパク質が豊富で筋肉の形成に役立つ
「くじら肉」は可食部100gあたり24.1gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は筋肉や組織の形成に欠かせない栄養素であり、健康的な体を維持するために必要です。特に筋肉量を増やしたい方やトレーニングを行っている方にとって、「くじら肉」は優れたタンパク源となります。
3. 脂質が低く、塩分も普通量であるため心臓に優しい
「くじら肉」は可食部100gあたり0.4gの脂質を含んでおり、低脂肪な食材です。脂質の摂り過ぎは心臓病や高血圧のリスクを増加させる可能性がありますが、「くじら肉」は脂質が低いため、心臓に負担をかけにくい食材と言えます。また、塩分も可食部100gあたり0.2gと普通量です。塩分の摂り過ぎは高血圧や腎臓疾患の原因となりますが、「くじら肉」は塩分量が適切であるため、心臓に優しい食材と言えます。
以上のように、「くじら肉」は低カロリーでダイエットに適しており、タンパク質が豊富で筋肉の形成に役立ち、脂質が低く塩分も普通量であるため心臓に優しい食材です。これらの特徴から、健康的な食事に取り入れることでバランスの取れた食生活を実現することができます。
おすすめ:くじら肉のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
くじら肉に含まれる無機質の栄養を解説!
1. 栄養素のバランスが良い
くじら肉は、ナトリウムやカリウム、マグネシウムなどの無機質を含んでいます。これらの栄養素は、体内の水分バランスを調整するために必要な役割を果たしています。また、リンや鉄、亜鉛などのミネラルも豊富に含まれており、骨や血液の形成に重要な役割を果たしています。そのため、くじら肉は栄養素のバランスが良く、健康に良い食材と言えます。
2. ヨウ素やセレンが豊富
くじら肉には、ヨウ素やセレンといったミネラルが豊富に含まれています。ヨウ素は、甲状腺ホルモンの合成に必要な栄養素であり、代謝や成長に関与しています。セレンは、抗酸化作用を持ち、細胞の老化を防ぐ働きがあります。これらのミネラルは、免疫力の向上や病気の予防に役立つため、くじら肉は健康維持に良い食材と言えます。
3. 低カルシウム
一方で、くじら肉にはカルシウムが少ないという特徴もあります。カルシウムは、骨や歯の形成に必要な栄養素であり、特に成長期や閉経後の女性にとって重要な栄養素です。そのため、カルシウムを摂取する必要がある場合は、他の食材との組み合わせや補完が必要となります。くじら肉を食べる際には、カルシウムの補給にも注意が必要です。
くじら肉に含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
「くじら肉」に含まれるビタミンAは、レチノールとして7 μg含まれています。レチノールはビタミンAの一種であり、目の健康や免疫機能の維持に役立ちます。また、レチノール活性当量としても7 μg含まれており、ビタミンAの必要量を満たすのに適しています。
2. ビタミンDの特徴
「くじら肉」に含まれるビタミンDは、0.1 μg含まれています。ビタミンDはカルシウムの吸収を促進し、骨の健康を維持するために重要です。「くじら肉」は他の肉と比べてビタミンDが多く含まれているため、骨の健康をサポートするのに適しています。
3. ビタミンB群の特徴
「くじら肉」にはビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB1は0.06 mg、ビタミンB2は0.23 mg、ナイアシンは12 mg、ビタミンB6は0.46 mg、ビタミンB12は2 μg含まれています。これらのビタミンB群はエネルギー代謝や神経機能の維持に重要な役割を果たしています。「くじら肉」はこれらのビタミンB群をバランス良く含んでおり、健康な体を維持するのに適しています。
最後に、くじら肉の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「くじら肉」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 100 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 0.2 | g | |
└糖質 | 4.5 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 24.1 | g | 多い |
脂質 | 0.4 | g | 低い |
「くじら肉」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 74.3 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.0 | g | 普通 |
コレステロール | 38 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「くじら肉」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 62 | mg | 普通 |
カリウム | 260 | mg | 普通 |
カルシウム | 3 | mg | 低い |
マグネシウム | 29 | mg | 普通 |
リン | 210 | mg | 多い |
鉄 | 2.5 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.1 | mg | 多い |
銅 | 0.06 | mg | 普通 |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | 2 | μg | 多い |
セレン | 32 | μg | 多い |
クロム | Tr | μg | 無し |
モリブデン | 0 | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 7 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 7 | μg | 普通 |
ビタミンD | 0.1 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.6 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
ビタミンK | Tr | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.06 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.23 | mg | 多い |
ナイアシン | 12.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.46 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 2.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.31 | mg | 普通 |
ビオチン | 1.6 | μg | 普通 |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
試料: ミンクくじら/皮下脂肪及び筋間脂肪を除いたもの
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
くじら肉と同じ肉のいろいろな肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
猪肉 | 249 | 3.8 | 18.8 | 19.8 | (0) |
猪豚肉 | 275 | 3.2 | 18.1 | 24.1 | (0) |
うざぎ肉 | 131 | 4.1 | 20.5 | 6.3 | (0) |
馬刺し肉 | 102 | 3.1 | 20.1 | 2.5 | (0) |
くじら肉 | 100 | 4.5 | 24.1 | 0.4 | (0) |
鹿肉 | 102 | 4.5 | 22.3 | 1.5 | (0) |
羊肉・混合プレスハム | 100 | 3.7 | 14.4 | 4.1 | (0) |
羊肉(マトン)ロース 脂身つき 生 | 192 | 0 | 19.3 | 15.0 | (0) |
羊肉(マトン)もも 脂身つき 生 | 205 | 3.4 | 18.8 | 15.3 | (0) |
羊肉(ラム肉)肩 | 214 | 4.1 | 17.1 | 17.1 | (0) |
羊肉(ラム肉)ロース | 287 | 5.9 | 15.6 | 25.9 | (0) |
羊肉(ラム肉)もも | 164 | 1.4 | 20.0 | 12.0 | (0) |
山羊肉 | 99 | 3.8 | 21.9 | 1.5 | (0) |
合鴨肉 | 304 | 2.7 | 14.2 | 29.0 | (0) |
アヒル肉 | 237 | 5.0 | 14.9 | 19.8 | (0) |
うずら肉 | 194 | 3.8 | 20.5 | 12.9 | (0) |
鴨肉 | 118 | 4.7 | 23.6 | 3.0 | (0) |
キジ肉 | 101 | 3.7 | 23.0 | 1.1 | (0) |
七面鳥 | 99 | 4.0 | 23.5 | 0.7 | (0) |
スズメ肉 | 114 | 1.4 | 18.1 | 5.9 | (0) |
鳩肉 | 131 | 3.8 | 21.8 | 5.1 | (0) |
フォアグラ | 470 | 4.2 | 8.3 | 49.9 | (0) |
ほろほろちょう | 98 | 3.6 | 22.5 | 1.0 | (0) |
いなごのつくだ煮 | 243 | 33.1 | 26.3 | 1.4 | (0) |
かえる肉 | 92 | 0.5 | 22.3 | 0.4 | (0) |
すっぽん肉 | 175 | 1.9 | 16.4 | 13.4 | (0) |
はちの子缶詰 | 239 | 30.6 | 16.2 | 7.2 | (0) |
アヒル肉(皮なし) | 94 | 3.0 | 20.1 | 2.2 | (0) |
アヒルの皮 | 448 | 7.9 | 7.3 | 45.8 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。