このページでは、肉の馬刺し肉を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
馬刺し肉のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは馬刺し肉の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 102 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 0.3 | g | |
└糖質 | 3.1 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 20.1 | g | 多い |
脂質 | 2.5 | g | 普通 |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、肉分類に所属する正式名称「<畜肉類> うま 肉 赤肉 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、馬刺し肉がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
馬刺し肉はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
馬刺し肉とは?どんな食材?
馬刺し肉は、馬の赤身肉を使用した日本の伝統的な料理です。新鮮な馬肉を薄くスライスし、生で食べることが特徴です。馬刺しは、馬肉の風味と柔らかさを楽しむことができる贅沢な食材です。
馬刺し肉の特徴
馬刺し肉は、その独特な風味と柔らかさが特徴です。馬肉は他の肉と比べて赤身が多く、脂肪分が少ないため、さっぱりとした味わいがあります。また、馬刺し肉は繊維が細かく、噛むと口の中でとろけるような食感を楽しむことができます。
馬刺し肉の食べ方
馬刺し肉は、一般的に生で食べることが一般的です。薄くスライスされた馬刺し肉を、醤油やわさびなどの調味料と一緒にいただきます。馬刺し肉は、シンプルな味付けで食べることが多く、その風味を最大限に楽しむことができます。また、馬刺し肉を使った刺身や寿司、鍋料理など、さまざまな料理にも活用されています。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は馬刺し肉がダイエットにどう役立つか説明します!
馬刺し肉はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低カロリーでダイエットに適している
馬刺し肉は100gあたりのカロリーが102kcalとやや低いです。これは、食事制限中やダイエット中の方にとって非常に魅力的な点です。低カロリーな食材を摂取することで、摂取カロリーを抑えつつ満腹感を得ることができます。また、馬刺し肉はタンパク質も多く含んでいるため、筋肉を維持しながら脂肪を減らすことができます。
2. 糖質がかなり低く、血糖値の上昇を抑える
馬刺し肉は糖質が0.3gとかなり低いです。糖質の摂取量が少ないことは、糖尿病や血糖値の管理が必要な方にとって重要なポイントです。糖質の摂取が少ない食事は、血糖値の急上昇を抑える効果があります。また、糖質の摂取量を制限することで、体脂肪の蓄積を防ぐことができます。
3. タンパク質が豊富で筋肉の形成に役立つ
馬刺し肉はタンパク質が20.1g含まれており、多いと言えます。タンパク質は筋肉の主成分であり、筋肉の形成や修復に重要な役割を果たします。適切なタンパク質の摂取は、筋肉量の維持や増加に寄与し、健康的な体作りに役立ちます。特に、運動をしている方や高齢者にとっては、タンパク質の摂取が重要です。馬刺し肉はタンパク質が豊富なため、筋肉の形成に役立つ食材と言えます。
以上のように、馬刺し肉は低カロリーでダイエットに適しており、糖質が少なく血糖値の上昇を抑える効果があります。また、タンパク質も豊富に含まれており、筋肉の形成や修復に役立ちます。健康的な食事に取り入れることで、バランスの取れた食事を実現することができます。
おすすめ:馬刺し肉のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
馬刺し肉に含まれる無機質の栄養を解説!
1. リン、鉄、亜鉛などの栄養素が豊富
馬刺し肉は、リン、鉄、亜鉛などの栄養素が豊富に含まれています。特にリンは170 mgと多く、骨や歯の形成に重要な役割を果たします。また、鉄は4.3 mg、亜鉛は2.8 mgという量も多く、赤血球の形成や免疫機能の維持に必要な栄養素です。
2. ナトリウムやカリウムのバランスが取れている
馬刺し肉に含まれるナトリウムは50 mg、カリウムは300 mgと、バランスが取れています。ナトリウムは体内の水分バランスや神経伝達に関与し、カリウムは心臓の健康維持や血圧の調節に重要です。馬刺し肉の摂取によって、これらのミネラルの適切なバランスを保つことができます。
3. マンガンやヨウ素、クロムなどの栄養素はほとんど含まれていない
馬刺し肉には、マンガン、ヨウ素、クロムなどの栄養素はほとんど含まれていません。これらの栄養素は他の食材から摂取する必要があります。ただし、セレンは17 μgと多く含まれており、抗酸化作用や免疫機能の維持に役立つ栄養素です。
以上のように、馬刺し肉はリン、鉄、亜鉛などの栄養素が豊富であり、ナトリウムやカリウムのバランスも取れています。一方で、マンガンやヨウ素、クロムなどの栄養素はほとんど含まれておらず、他の食材と組み合わせて摂取する必要があります。馬刺し肉をバランスの取れた食事の一部として摂取することで、さまざまな栄養素を効率的に摂ることができます。
馬刺し肉に含まれるビタミンを解説!
馬刺し肉のビタミンの特徴
1. ビタミンAの特徴
馬刺し肉に含まれるビタミンAは、レチノール活性当量で9 μg含まれています。これは普通の量であり、適度な摂取ができます。また、馬刺し肉にはα-カロテンやβ-カロテンなどの前駆体ビタミンAは含まれていません。
2. ビタミンEの特徴
馬刺し肉に含まれるビタミンEは、α-トコフェロールで0.9 mg含まれています。これは普通の量であり、適度な摂取ができます。ただし、β-トコフェロールやγ-トコフェロール、δ-トコフェロールは含まれていません。
3. その他のビタミンの特徴
馬刺し肉にはビタミンKが2 μg含まれており、これも普通の量です。また、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB12、パントテン酸などは馬刺し肉に多く含まれています。一方、ビタミンB6は低い量で、ビオチンやビタミンCは普通の量です。
ビタミンDや葉酸は馬刺し肉には含まれていません。
最後に、馬刺し肉の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「馬刺し肉」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 102 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 0.3 | g | |
└糖質 | 3.1 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 20.1 | g | 多い |
脂質 | 2.5 | g | 普通 |
「馬刺し肉」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 76.1 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.0 | g | 普通 |
コレステロール | 65 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「馬刺し肉」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 50 | mg | 普通 |
カリウム | 300 | mg | 普通 |
カルシウム | 11 | mg | 普通 |
マグネシウム | 18 | mg | 普通 |
リン | 170 | mg | 多い |
鉄 | 4.3 | mg | 多い |
亜鉛 | 2.8 | mg | 多い |
銅 | 0.11 | mg | 普通 |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 17 | μg | 多い |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | 9 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | Tr | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 9 | μg | 普通 |
ビタミンD | - | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.9 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 2 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.10 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.24 | mg | 多い |
ナイアシン | 5.8 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 7.1 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.01 | mg | 多い |
ビオチン | 1.1 | μg | 普通 |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
別名: さくら肉/皮下脂肪及び筋間脂肪を除いたもの
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
馬刺し肉と同じ肉のいろいろな肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
猪肉 | 249 | 3.8 | 18.8 | 19.8 | (0) |
猪豚肉 | 275 | 3.2 | 18.1 | 24.1 | (0) |
うざぎ肉 | 131 | 4.1 | 20.5 | 6.3 | (0) |
馬刺し肉 | 102 | 3.1 | 20.1 | 2.5 | (0) |
くじら肉 | 100 | 4.5 | 24.1 | 0.4 | (0) |
鹿肉 | 102 | 4.5 | 22.3 | 1.5 | (0) |
羊肉・混合プレスハム | 100 | 3.7 | 14.4 | 4.1 | (0) |
羊肉(マトン)ロース 脂身つき 生 | 192 | 0 | 19.3 | 15.0 | (0) |
羊肉(マトン)もも 脂身つき 生 | 205 | 3.4 | 18.8 | 15.3 | (0) |
羊肉(ラム肉)肩 | 214 | 4.1 | 17.1 | 17.1 | (0) |
羊肉(ラム肉)ロース | 287 | 5.9 | 15.6 | 25.9 | (0) |
羊肉(ラム肉)もも | 164 | 1.4 | 20.0 | 12.0 | (0) |
山羊肉 | 99 | 3.8 | 21.9 | 1.5 | (0) |
合鴨肉 | 304 | 2.7 | 14.2 | 29.0 | (0) |
アヒル肉 | 237 | 5.0 | 14.9 | 19.8 | (0) |
うずら肉 | 194 | 3.8 | 20.5 | 12.9 | (0) |
鴨肉 | 118 | 4.7 | 23.6 | 3.0 | (0) |
キジ肉 | 101 | 3.7 | 23.0 | 1.1 | (0) |
七面鳥 | 99 | 4.0 | 23.5 | 0.7 | (0) |
スズメ肉 | 114 | 1.4 | 18.1 | 5.9 | (0) |
鳩肉 | 131 | 3.8 | 21.8 | 5.1 | (0) |
フォアグラ | 470 | 4.2 | 8.3 | 49.9 | (0) |
ほろほろちょう | 98 | 3.6 | 22.5 | 1.0 | (0) |
いなごのつくだ煮 | 243 | 33.1 | 26.3 | 1.4 | (0) |
かえる肉 | 92 | 0.5 | 22.3 | 0.4 | (0) |
すっぽん肉 | 175 | 1.9 | 16.4 | 13.4 | (0) |
はちの子缶詰 | 239 | 30.6 | 16.2 | 7.2 | (0) |
アヒル肉(皮なし) | 94 | 3.0 | 20.1 | 2.2 | (0) |
アヒルの皮 | 448 | 7.9 | 7.3 | 45.8 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。