このページでは馬刺し肉のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
馬刺し肉のカロリーは102kcal(100gあたり)!これってどうなの?
馬刺し肉の可食部100gあたりのカロリーは、102kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中952位です。これは多い順にすると上位59%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「肉」ジャンルので馬刺し肉のカロリーを評価すると、127件中111位です。これは上位から87%に位置するカロリーで、評価は「かなり低い」となります。
カロリー | 102Kcal |
全体での評価 | 952位 / 1592件中(上位59%…やや低い) |
「肉」ジャンル内での評価 | 111位 / 127件中(上位87%…かなり低い) |
馬刺し肉はカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ馬刺し肉のカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
馬刺し肉のカロリーはやや低い理由
馬刺し肉のカロリーは、可食部100gあたり102kcalで、他の食材と比較して「やや低い」と評価されています。その理由を栄養データを参照しながら解説します。
糖質がかなり低い
馬刺し肉の糖質は、可食部100gあたり3.1gで「かなり低い」と評価されています。糖質はエネルギー源として利用されますが、過剰摂取すると体内に蓄積されることがあります。馬刺し肉の糖質が低いことから、カロリーも抑えられていると考えられます。
食物繊維は無し
馬刺し肉には食物繊維が含まれていません。食物繊維は腸内環境を整える効果や便通を促進する効果がありますが、馬刺し肉には含まれていないため、その分カロリーが低くなっています。
タンパク質が多い
馬刺し肉のタンパク質は、可食部100gあたり20.1gと「多い」と評価されています。タンパク質は筋肉の主成分であり、身体の機能や組織の修復に必要な栄養素です。タンパク質はカロリーに換算すると1gあたり4kcalとされていますが、馬刺し肉のタンパク質が多いことからも、カロリーがやや低いのではないかと考えられます。
脂質は普通
馬刺し肉の脂質は、可食部100gあたり2.5gで「普通」と評価されています。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まることがあります。馬刺し肉の脂質が普通であることからも、カロリーがやや低いと言えるでしょう。
以上の栄養データを踏まえると、馬刺し肉のカロリーがやや低い理由は、糖質がかなり低く、食物繊維が無く、タンパク質が多い、脂質が普通であることによるものと考えられます。馬刺し肉は、低カロリーながらも栄養価が高い食材と言えるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「馬刺し肉」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 3.1g | 4 | 12.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 20.1g | 4 | 80.4kcal |
脂質 | 2.5g | 9 | 22.5kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「馬刺し肉」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、80.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
馬刺し肉は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
馬刺し肉は低糖質ダイエットに少し効果的
馬刺し肉は、糖質量が3.1gと比較的低いため、低糖質ダイエットに取り入れることができます。馬刺し肉は、その新鮮な赤身と独特の食感で知られており、多くの人々に愛されています。糖質制限を行うことで、血糖値の上昇を抑えることができ、体脂肪の燃焼効果も期待できます。馬刺し肉は、その低糖質な特性から、低糖質ダイエットにおいて少し効果的と言えるでしょう。
馬刺し肉の糖質量は3.1g
馬刺し肉は、糖質量が3.1gと比較的低いです。この数値は、100gあたりの糖質量を示しています。一般的な食事において、1日の糖質摂取量は50g程度が推奨されています。馬刺し肉を食べることで、糖質摂取量を抑えることができます。糖質制限を行うことで、血糖値の上昇を抑え、体脂肪の燃焼効果を高めることができます。
馬刺し肉の特徴
馬刺し肉は、その新鮮な赤身と独特の食感が特徴です。赤身は、脂肪分が少なく、タンパク質が豊富に含まれています。タンパク質は、筋肉の形成や修復に必要な栄養素であり、ダイエット中にも重要な役割を果たします。また、馬刺し肉は、低カロリーであるため、摂取カロリーを抑えることができます。これにより、体重管理にも役立ちます。
低糖質ダイエットの効果
低糖質ダイエットは、血糖値の上昇を抑え、体脂肪の燃焼を促進する効果があります。炭水化物の摂取を控えることで、血糖値の急激な上昇を防ぐことができます。血糖値が安定することで、脂肪の燃焼が促進され、体重の減少をサポートします。また、低糖質ダイエットは、インスリンの分泌を抑えるため、糖尿病の予防や改善にも効果的です。
まとめ
馬刺し肉は、糖質量が比較的低いため、低糖質ダイエットに取り入れることができます。その新鮮な赤身と独特の食感が特徴であり、低カロリーであるため、体重管理にも役立ちます。低糖質ダイエットは、血糖値の上昇を抑え、体脂肪の燃焼を促進する効果があります。馬刺し肉を食べることで、糖質摂取量を抑えることができ、ダイエット効果を期待することができます。しかし、個々の体質や健康状態に合わせて、バランスの取れた食事を心掛けることが重要です。
馬刺し肉は、低脂質ダイエットに使える!?
馬刺し肉は、低脂質ダイエットに使える?
日本料理の中でも特に人気のある馬刺し肉。その美味しさと食べ応えのある食感から、多くの人々に愛されています。しかし、馬刺し肉が低脂質ダイエットにも効果的なのか、気になるところです。
馬刺し肉の脂質量
まず、馬刺し肉の脂質量について調べてみました。その結果、馬刺し肉の脂質量は100gあたり2.5gとなりました。これは、他の肉と比べても非常に低い数値です。低脂質ダイエットを実践している方にとっては、嬉しい情報と言えるでしょう。
馬刺し肉の栄養価
さらに、馬刺し肉の栄養価についても調べてみました。馬刺し肉には、たんぱく質やビタミンB群、鉄分などが豊富に含まれています。これらの栄養素は、健康維持やエネルギー代謝に欠かせないものです。低脂質ダイエットを行う際には、栄養不足にならないように注意が必要ですが、馬刺し肉は栄養バランスを考える上でも適していると言えるでしょう。
馬刺し肉の食べ方
馬刺し肉を低脂質ダイエットに活用するためには、適切な食べ方を心掛けることも重要です。まず、馬刺し肉を生で食べることが一般的ですが、脂質をさらに減らすためには、少量のしょうゆやわさびなどの調味料を使用することがおすすめです。また、馬刺し肉をサラダやお刺身のトッピングとして活用することもできます。これにより、食事のバリエーションを増やしながら、低脂質ダイエットを楽しむことができます。
まとめ
馬刺し肉は、低脂質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。脂質量が低く、栄養価も高いため、健康的な食事を心掛けながらダイエットを行いたい方にはおすすめです。ただし、食べ方にも注意が必要であり、適切な調理や調味料の使用を心掛けることが大切です。馬刺し肉を上手に取り入れながら、理想の体型を目指しましょう。
最後に、馬刺し肉の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「馬刺し肉」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 102 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 0.3 | g | |
└糖質 | 3.1 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 20.1 | g | 多い |
脂質 | 2.5 | g | 普通 |
「馬刺し肉」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 76.1 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.0 | g | 普通 |
コレステロール | 65 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「馬刺し肉」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 50 | mg | 普通 |
カリウム | 300 | mg | 普通 |
カルシウム | 11 | mg | 普通 |
マグネシウム | 18 | mg | 普通 |
リン | 170 | mg | 多い |
鉄 | 4.3 | mg | 多い |
亜鉛 | 2.8 | mg | 多い |
銅 | 0.11 | mg | 普通 |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 17 | μg | 多い |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | 9 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | Tr | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 9 | μg | 普通 |
ビタミンD | - | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.9 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 2 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.10 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.24 | mg | 多い |
ナイアシン | 5.8 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.02 | mg | 低い |
ビタミンB12 | 7.1 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.01 | mg | 多い |
ビオチン | 1.1 | μg | 普通 |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
別名: さくら肉/皮下脂肪及び筋間脂肪を除いたもの
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
馬刺し肉と同じ肉のいろいろな肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
猪肉 | 249 | 3.8 | 18.8 | 19.8 | (0) |
猪豚肉 | 275 | 3.2 | 18.1 | 24.1 | (0) |
うざぎ肉 | 131 | 4.1 | 20.5 | 6.3 | (0) |
馬刺し肉 | 102 | 3.1 | 20.1 | 2.5 | (0) |
くじら肉 | 100 | 4.5 | 24.1 | 0.4 | (0) |
鹿肉 | 102 | 4.5 | 22.3 | 1.5 | (0) |
羊肉・混合プレスハム | 100 | 3.7 | 14.4 | 4.1 | (0) |
羊肉(マトン)ロース 脂身つき 生 | 192 | 0 | 19.3 | 15.0 | (0) |
羊肉(マトン)もも 脂身つき 生 | 205 | 3.4 | 18.8 | 15.3 | (0) |
羊肉(ラム肉)肩 | 214 | 4.1 | 17.1 | 17.1 | (0) |
羊肉(ラム肉)ロース | 287 | 5.9 | 15.6 | 25.9 | (0) |
羊肉(ラム肉)もも | 164 | 1.4 | 20.0 | 12.0 | (0) |
山羊肉 | 99 | 3.8 | 21.9 | 1.5 | (0) |
合鴨肉 | 304 | 2.7 | 14.2 | 29.0 | (0) |
アヒル肉 | 237 | 5.0 | 14.9 | 19.8 | (0) |
うずら肉 | 194 | 3.8 | 20.5 | 12.9 | (0) |
鴨肉 | 118 | 4.7 | 23.6 | 3.0 | (0) |
キジ肉 | 101 | 3.7 | 23.0 | 1.1 | (0) |
七面鳥 | 99 | 4.0 | 23.5 | 0.7 | (0) |
スズメ肉 | 114 | 1.4 | 18.1 | 5.9 | (0) |
鳩肉 | 131 | 3.8 | 21.8 | 5.1 | (0) |
フォアグラ | 470 | 4.2 | 8.3 | 49.9 | (0) |
ほろほろちょう | 98 | 3.6 | 22.5 | 1.0 | (0) |
いなごのつくだ煮 | 243 | 33.1 | 26.3 | 1.4 | (0) |
かえる肉 | 92 | 0.5 | 22.3 | 0.4 | (0) |
すっぽん肉 | 175 | 1.9 | 16.4 | 13.4 | (0) |
はちの子缶詰 | 239 | 30.6 | 16.2 | 7.2 | (0) |
アヒル肉(皮なし) | 94 | 3.0 | 20.1 | 2.2 | (0) |
アヒルの皮 | 448 | 7.9 | 7.3 | 45.8 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。