このページではうずら肉のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
うずら肉のカロリーは194kcal(100gあたり)!これってどうなの?
うずら肉の可食部100gあたりのカロリーは、194kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中629位です。これは多い順にすると上位39%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「肉」ジャンルのでうずら肉のカロリーを評価すると、127件中67位です。これは上位から52%に位置するカロリーで、評価は同じく「平均的」となります。
カロリー | 194Kcal |
全体での評価 | 629位 / 1592件中(上位39%…平均的) |
「肉」ジャンル内での評価 | 67位 / 127件中(上位52%…平均的) |
うずら肉はカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜうずら肉のカロリーは平均的?なにが含まれているの?
なぜうずら肉のカロリーは平均的なのか?
うずら肉は、可食部100gあたり194kcalのカロリーを持ち、「平均的」と評価されています。この評価は、以下の栄養データを参照して行われました。
カロリー
うずら肉は、可食部100gあたり194kcalのカロリーを含んでいます。このカロリーは、他の食材と比較して平均的と評価されています。
糖質
うずら肉は、可食部100gあたり3.8gの糖質を含んでいます。この糖質量は、他の食材と比較してかなり低いと評価されています。
食物繊維
うずら肉は、可食部100gあたり0gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は、消化器官の働きを促進し、健康維持に役立つ成分ですが、うずら肉には含まれていません。
タンパク質
うずら肉は、可食部100gあたり20.5gのタンパク質を含んでいます。このタンパク質量は、他の食材と比較して多いと評価されています。タンパク質は、筋肉や細胞の修復・再生に重要な栄養素です。
脂質
うずら肉は、可食部100gあたり12.9gの脂質を含んでいます。この脂質量は、他の食材と比較して多いと評価されています。脂質は、エネルギー源として重要ですが、摂取量には注意が必要です。
以上の栄養データから、うずら肉のカロリーは平均的と評価されています。タンパク質や脂質の含有量が多く、糖質や食物繊維の量が比較的少ないため、バランスの取れた食事に適していると言えます。ただし、個々の食事目標や健康状態によっては、摂取量には注意が必要です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「うずら肉」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 3.8g | 4 | 15.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 20.5g | 4 | 82kcal |
脂質 | 12.9g | 9 | 116.1kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「うずら肉」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、116.1kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
うずら肉は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
うずら肉の糖質量は3.8g
うずら肉は、低糖質ダイエットにおいて少し効果的な食材と言えます。その理由は、うずら肉の糖質量が3.8gと比較的低いからです。
低糖質ダイエットの効果
低糖質ダイエットは、糖質の摂取量を制限することで体重減少や血糖値の安定化を促すダイエット方法です。糖質はエネルギー源として重要ですが、摂り過ぎると体に蓄積されてしまい、肥満や生活習慣病のリスクが高まります。そのため、糖質を制限することで健康的な体重管理を目指す人々が増えています。
うずら肉の特徴
うずら肉は、鶏肉や牛肉などと比べて糖質量が低いという特徴があります。そのため、低糖質ダイエットを行っている人にとっては適した食材と言えるでしょう。また、うずら肉にはたんぱく質やビタミン、ミネラルなどの栄養素も豊富に含まれており、健康的な食事にも適しています。
うずら肉の調理方法
うずら肉は、さまざまな調理方法で楽しむことができます。焼き鳥やスキレットでの炒め物、スープやサラダの具材としても使えます。また、うずら肉は比較的小さなサイズなので、調理時間も短く済みます。忙しい日常でも手軽に取り入れることができます。
まとめ
うずら肉は、低糖質ダイエットにおいて少し効果的な食材です。糖質量が比較的低く、たんぱく質や栄養素も豊富に含まれているため、健康的な食事にも適しています。さまざまな調理方法で楽しむことができるので、忙しい日常でも手軽に取り入れることができます。低糖質ダイエットを行っている人にとって、うずら肉は良い選択肢となるでしょう。ただし、個々の体質や目標に合わせて食事内容を考えることが重要です。
うずら肉は、低脂質ダイエットに使える!?
うずら肉は、低脂質ダイエットに不向き
うずら肉は、低脂質ダイエットには向かないと言われています。その理由を以下に説明します。
脂質含有量が高い
まず、うずら肉は他の肉と比べて脂質の含有量が高いです。100gあたりの脂質量は12.9gとなっており、低脂質ダイエットを考えている人には適していません。低脂質ダイエットでは、脂質の摂取量を制限することが求められますが、うずら肉はその要件を満たすことができません。
カロリーも高い
さらに、うずら肉はカロリーも高いです。100gあたりのカロリーは約180kcalとなっており、低カロリーダイエットを目指している人には適していません。低カロリーダイエットでは、摂取するカロリーを制限することが重要ですが、うずら肉はその制限には貢献できません。
他の肉種に比べて栄養価が低い
さらに、うずら肉は他の肉種と比べて栄養価が低いです。たんぱく質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が他の肉に比べて少なく、バランスの良い食事を摂るためには他の肉種を選ぶべきです。
まとめ
以上の理由から、うずら肉は低脂質ダイエットには不向きです。脂質含有量が高く、カロリーも高いため、低脂質・低カロリーダイエットを目指す人には適していません。また、他の肉種に比べて栄養価も低いため、バランスの良い食事を摂るためには他の肉を選ぶことをおすすめします。
最後に、うずら肉の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「うずら肉」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 194 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 0.1 | g | |
└糖質 | 3.8 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 20.5 | g | 多い |
脂質 | 12.9 | g | 多い |
「うずら肉」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 65.4 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.1 | g | 普通 |
コレステロール | 120 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「うずら肉」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 35 | mg | 普通 |
カリウム | 280 | mg | 普通 |
カルシウム | 15 | mg | 普通 |
マグネシウム | 27 | mg | 普通 |
リン | 100 | mg | 普通 |
鉄 | 2.9 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.8 | mg | 普通 |
銅 | 0.11 | mg | 普通 |
マンガン | 0.02 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 45 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | Tr | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 45 | μg | 多い |
ビタミンD | 0.1 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.8 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 53 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.12 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.50 | mg | 多い |
ナイアシン | 5.8 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.53 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 0.7 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.85 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
うずら肉と同じ肉のいろいろな肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
猪肉 | 249 | 3.8 | 18.8 | 19.8 | (0) |
猪豚肉 | 275 | 3.2 | 18.1 | 24.1 | (0) |
うざぎ肉 | 131 | 4.1 | 20.5 | 6.3 | (0) |
馬刺し肉 | 102 | 3.1 | 20.1 | 2.5 | (0) |
くじら肉 | 100 | 4.5 | 24.1 | 0.4 | (0) |
鹿肉 | 102 | 4.5 | 22.3 | 1.5 | (0) |
羊肉・混合プレスハム | 100 | 3.7 | 14.4 | 4.1 | (0) |
羊肉(マトン)ロース 脂身つき 生 | 192 | 0 | 19.3 | 15.0 | (0) |
羊肉(マトン)もも 脂身つき 生 | 205 | 3.4 | 18.8 | 15.3 | (0) |
羊肉(ラム肉)肩 | 214 | 4.1 | 17.1 | 17.1 | (0) |
羊肉(ラム肉)ロース | 287 | 5.9 | 15.6 | 25.9 | (0) |
羊肉(ラム肉)もも | 164 | 1.4 | 20.0 | 12.0 | (0) |
山羊肉 | 99 | 3.8 | 21.9 | 1.5 | (0) |
合鴨肉 | 304 | 2.7 | 14.2 | 29.0 | (0) |
アヒル肉 | 237 | 5.0 | 14.9 | 19.8 | (0) |
うずら肉 | 194 | 3.8 | 20.5 | 12.9 | (0) |
鴨肉 | 118 | 4.7 | 23.6 | 3.0 | (0) |
キジ肉 | 101 | 3.7 | 23.0 | 1.1 | (0) |
七面鳥 | 99 | 4.0 | 23.5 | 0.7 | (0) |
スズメ肉 | 114 | 1.4 | 18.1 | 5.9 | (0) |
鳩肉 | 131 | 3.8 | 21.8 | 5.1 | (0) |
フォアグラ | 470 | 4.2 | 8.3 | 49.9 | (0) |
ほろほろちょう | 98 | 3.6 | 22.5 | 1.0 | (0) |
いなごのつくだ煮 | 243 | 33.1 | 26.3 | 1.4 | (0) |
かえる肉 | 92 | 0.5 | 22.3 | 0.4 | (0) |
すっぽん肉 | 175 | 1.9 | 16.4 | 13.4 | (0) |
はちの子缶詰 | 239 | 30.6 | 16.2 | 7.2 | (0) |
アヒル肉(皮なし) | 94 | 3.0 | 20.1 | 2.2 | (0) |
アヒルの皮 | 448 | 7.9 | 7.3 | 45.8 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。