このページではキジ肉のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
キジ肉のカロリーは101kcal(100gあたり)!これってどうなの?
キジ肉の可食部100gあたりのカロリーは、101kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中959位です。これは多い順にすると上位60%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「肉」ジャンルのでキジ肉のカロリーを評価すると、127件中112位です。これは上位から88%に位置するカロリーで、評価は「かなり低い」となります。
カロリー | 101Kcal |
全体での評価 | 959位 / 1592件中(上位60%…やや低い) |
「肉」ジャンル内での評価 | 112位 / 127件中(上位88%…かなり低い) |
キジ肉はカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜキジ肉のカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
キジ肉のカロリーはやや低い理由
キジ肉は、可食部100gあたり101kcalのカロリーがあります。他の食材と比較して「やや低い」と評価されています。その理由について、以下の栄養データを参照して考えてみましょう。
糖質がかなり低い
キジ肉は、可食部100gあたり3.7gの糖質を含んでいます。この数値は「かなり低い」と評価されています。糖質が少ないため、エネルギー源としてのカロリーも低くなっているのです。
食物繊維は無し
キジ肉には、可食部100gあたり食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化を助け、腸内環境を整える役割がありますが、キジ肉にはその恩恵を受けることはできません。食物繊維が少ないため、カロリーもやや低くなっています。
タンパク質が多い
キジ肉は、可食部100gあたり23gのタンパク質を含んでいます。この数値は「多い」と評価されています。タンパク質は筋肉や組織の修復に必要な栄養素であり、エネルギー源としても利用されます。タンパク質の含有量が多いため、他の栄養素に比べてカロリーが低くなっているのです。
脂質が低い
キジ肉は、可食部100gあたり1.1gの脂質を含んでいます。この数値は「低い」と評価されています。脂質はエネルギー源として重要ですが、過剰摂取すると肥満や生活習慣病のリスクが高まります。脂質の含有量が低いため、カロリーがやや低くなっているのです。
以上の理由から、キジ肉のカロリーはやや低いと評価されています。糖質が少なく、食物繊維が無く、タンパク質が多い、そして脂質が低いという特徴がカロリーに反映されています。健康を考えた食事選びにおいて、キジ肉はカロリーが抑えられた選択肢となるでしょう。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「キジ肉」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 3.7g | 4 | 14.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 23.0g | 4 | 92kcal |
脂質 | 1.1g | 9 | 9.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「キジ肉」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、92kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
キジ肉は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
キジ肉は、低糖質ダイエットに使える?
キジ肉は、糖質量が3.7gで、低糖質ダイエットに少し効果的です。
キジ肉の糖質量は3.7g
キジ肉は、他の肉と比べて糖質量が非常に低いです。100gあたりの糖質量は3.7gとなっており、低糖質ダイエットに適しています。糖質を制限することで、体重の増加や血糖値の上昇を抑えることができます。
低糖質ダイエットの効果
低糖質ダイエットは、糖質を制限することで体重の減少や血糖値の安定化を目指すダイエット方法です。糖質を摂取することで血糖値が上昇し、脂肪の蓄積や体重の増加につながることが知られています。しかし、キジ肉のような低糖質な食材を選ぶことで、糖質の摂取を抑えることができます。
キジ肉の栄養価
キジ肉は、低脂肪でありながらたんぱく質が豊富に含まれています。また、ビタミンB群やミネラルもバランスよく含まれており、栄養価が高い食材です。低糖質ダイエットでは、たんぱく質の摂取が重要ですので、キジ肉は優れた選択肢と言えます。
キジ肉の調理方法
キジ肉は、さっぱりとした味わいで、さまざまな料理に活用することができます。グリルや炒め物、煮物など、調理方法も多岐にわたります。また、キジ肉は比較的柔らかいため、調理時間も短く済みます。低糖質ダイエットに取り入れる際には、調理方法や調味料にも注意し、バランスの取れた食事を心掛けましょう。
まとめ
キジ肉は、糖質量が3.7gと低く、低糖質ダイエットに少し効果的です。糖質を制限することで、体重の増加や血糖値の上昇を抑えることができます。また、キジ肉は栄養価も高く、さまざまな料理に活用することができます。低糖質ダイエットを実践する際には、キジ肉を積極的に取り入れて、バランスの取れた食事を心掛けましょう。
キジ肉は、低脂質ダイエットに使える!?
キジ肉は、低脂質ダイエットに使える?
キジ肉は、低脂質ダイエットに少し効果的かもしれません。
キジ肉の脂質含有量は1.1g
肉(いろいろな肉)の中でも、キジ肉は低脂質な肉として知られています。実際のキジ肉の脂質含有量は、1.1gです。この数値は、他の肉と比べても非常に低いです。
キジ肉はダイエットに効果的かもしれません
低脂質ダイエットを行う際には、脂質の摂取量を制限する必要があります。そのため、キジ肉はダイエットに適していると言えるでしょう。脂質の摂取を抑えながら、おいしい肉を楽しむことができます。
キジ肉の栄養価について
キジ肉は、低脂質だけでなく、栄養価も高い食材です。たんぱく質やビタミンB群、ミネラルなどが豊富に含まれています。これらの栄養素は、体の健康維持やエネルギー代謝に重要な役割を果たします。
キジ肉の調理方法
キジ肉を美味しく調理する方法もいくつかあります。焼いたり、煮たり、炒めたりと、様々な料理に活用することができます。また、キジ肉は比較的柔らかい肉質なので、食べやすいという特徴もあります。
まとめ
キジ肉は、低脂質ダイエットに少し効果的な肉と言えます。脂質の摂取を抑えながら、栄養価も高い食材として活用できます。さまざまな調理方法で楽しむことができるので、食事のバリエーションも増やすことができます。キジ肉を取り入れて、健康的なダイエットを実践してみてはいかがでしょうか。
最後に、キジ肉の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「キジ肉」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 101 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 0.1 | g | |
└糖質 | 3.7 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 23.0 | g | 多い |
脂質 | 1.1 | g | 低い |
「キジ肉」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 75.0 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.8 | g | 普通 |
コレステロール | 73 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「キジ肉」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 38 | mg | 普通 |
カリウム | 220 | mg | 普通 |
カルシウム | 8 | mg | 低い |
マグネシウム | 27 | mg | 普通 |
リン | 190 | mg | 多い |
鉄 | 1.0 | mg | 普通 |
亜鉛 | 1.0 | mg | 普通 |
銅 | 0.10 | mg | 普通 |
マンガン | 0.03 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 7 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | Tr | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 7 | μg | 普通 |
ビタミンD | 0.5 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.3 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 19 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.24 | mg | 多い |
ナイアシン | 8.4 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.65 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 1.7 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.07 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
試料: 冷凍品/皮下脂肪を除いたもの
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
キジ肉と同じ肉のいろいろな肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
猪肉 | 249 | 3.8 | 18.8 | 19.8 | (0) |
猪豚肉 | 275 | 3.2 | 18.1 | 24.1 | (0) |
うざぎ肉 | 131 | 4.1 | 20.5 | 6.3 | (0) |
馬刺し肉 | 102 | 3.1 | 20.1 | 2.5 | (0) |
くじら肉 | 100 | 4.5 | 24.1 | 0.4 | (0) |
鹿肉 | 102 | 4.5 | 22.3 | 1.5 | (0) |
羊肉・混合プレスハム | 100 | 3.7 | 14.4 | 4.1 | (0) |
羊肉(マトン)ロース 脂身つき 生 | 192 | 0 | 19.3 | 15.0 | (0) |
羊肉(マトン)もも 脂身つき 生 | 205 | 3.4 | 18.8 | 15.3 | (0) |
羊肉(ラム肉)肩 | 214 | 4.1 | 17.1 | 17.1 | (0) |
羊肉(ラム肉)ロース | 287 | 5.9 | 15.6 | 25.9 | (0) |
羊肉(ラム肉)もも | 164 | 1.4 | 20.0 | 12.0 | (0) |
山羊肉 | 99 | 3.8 | 21.9 | 1.5 | (0) |
合鴨肉 | 304 | 2.7 | 14.2 | 29.0 | (0) |
アヒル肉 | 237 | 5.0 | 14.9 | 19.8 | (0) |
うずら肉 | 194 | 3.8 | 20.5 | 12.9 | (0) |
鴨肉 | 118 | 4.7 | 23.6 | 3.0 | (0) |
キジ肉 | 101 | 3.7 | 23.0 | 1.1 | (0) |
七面鳥 | 99 | 4.0 | 23.5 | 0.7 | (0) |
スズメ肉 | 114 | 1.4 | 18.1 | 5.9 | (0) |
鳩肉 | 131 | 3.8 | 21.8 | 5.1 | (0) |
フォアグラ | 470 | 4.2 | 8.3 | 49.9 | (0) |
ほろほろちょう | 98 | 3.6 | 22.5 | 1.0 | (0) |
いなごのつくだ煮 | 243 | 33.1 | 26.3 | 1.4 | (0) |
かえる肉 | 92 | 0.5 | 22.3 | 0.4 | (0) |
すっぽん肉 | 175 | 1.9 | 16.4 | 13.4 | (0) |
はちの子缶詰 | 239 | 30.6 | 16.2 | 7.2 | (0) |
アヒル肉(皮なし) | 94 | 3.0 | 20.1 | 2.2 | (0) |
アヒルの皮 | 448 | 7.9 | 7.3 | 45.8 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。