このページでは羊肉(ラム肉)ロースのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
羊肉(ラム肉)ロースのカロリーは287kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:dancyu
羊肉(ラム肉)ロースの可食部100gあたりのカロリーは、287kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中366位です。これは多い順にすると上位22%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「肉」ジャンルので羊肉(ラム肉)ロースのカロリーを評価すると、127件中26位です。これは上位から20%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 287Kcal |
全体での評価 | 366位 / 1592件中(上位22%…高い) |
「肉」ジャンル内での評価 | 26位 / 127件中(上位20%…高い) |
羊肉(ラム肉)ロースはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ羊肉(ラム肉)ロースのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:YouTube
羊肉(ラム肉)ロースのカロリーは高い理由
羊肉(ラム肉)ロースは、可食部100gあたり287kcalという高いカロリーを持っています。その理由は以下の栄養データから明らかになります。
糖質が低い
羊肉(ラム肉)ロースは、可食部100gあたり5.9gの糖質を含んでいます。糖質が低いため、他の食材と比較してカロリーが高くなっていると言えます。
食物繊維は無し
羊肉(ラム肉)ロースには、可食部100gあたり食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化吸収が遅く、満腹感を持続させる効果があるため、その欠如がカロリーの高さに関与していると考えられます。
タンパク質が多い
羊肉(ラム肉)ロースには、可食部100gあたり15.6gのタンパク質が含まれています。タンパク質はエネルギー源として重要な栄養素であり、その含有量が多いことがカロリーの高さに寄与していると考えられます。
脂質が多い
羊肉(ラム肉)ロースには、可食部100gあたり25.9gの脂質が含まれています。脂質はエネルギーを多く含む栄養素であり、その含有量がカロリーの高さに影響を与えていると考えられます。
以上の理由から、羊肉(ラム肉)ロースはカロリーが高いと言えます。そのため、摂取する際には適量を守り、バランスの取れた食事を心掛けることが重要です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「羊肉(ラム肉)ロース」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 5.9g | 4 | 23.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 15.6g | 4 | 62.4kcal |
脂質 | 25.9g | 9 | 233.1kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「羊肉(ラム肉)ロース」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、233.1kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
羊肉(ラム肉)ロースは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:キューピー3分クッキング
羊肉(ラム肉)ロースは低糖質ダイエットに少し効果的
羊肉(ラム肉)ロースは、糖質量が5.9gであり、低糖質ダイエットにおいて少し効果的な食材と言えます。
羊肉(ラム肉)ロースの糖質量は5.9g
羊肉(ラム肉)ロースは、糖質量が5.9gと比較的低いです。これは、糖質制限を行っている方にとっては嬉しい数字です。低糖質ダイエットでは、炭水化物の摂取を制限することが重要ですが、羊肉(ラム肉)ロースはその制限に適した食材と言えます。
羊肉(ラム肉)ロースの栄養価
羊肉(ラム肉)ロースは、糖質だけでなく、様々な栄養素も含んでいます。たんぱく質やビタミンB群、鉄分などが豊富に含まれており、健康的な食事に欠かせない要素となります。また、羊肉(ラム肉)ロースは脂肪分も多く含んでいますが、その脂肪は不飽和脂肪酸が主成分であり、心臓病のリスクを低減する効果も期待できます。
羊肉(ラム肉)ロースの調理方法
羊肉(ラム肉)ロースの調理方法によって、糖質量は変わることがあります。糖質を抑えたい場合は、グリルやオーブンで焼く方法がおすすめです。脂肪が落ち、糖質も少なくなるため、低糖質ダイエットに適した調理方法と言えます。また、調味料にも注意が必要です。砂糖や甘いソースを使用せず、ハーブやスパイスを使って風味を引き立てることが大切です。
羊肉(ラム肉)ロースを取り入れるポイント
羊肉(ラム肉)ロースを低糖質ダイエットに取り入れる際には、適量を守ることが重要です。過剰な摂取はカロリーオーバーにつながりますので、バランスの取れた食事を心掛けましょう。また、羊肉(ラム肉)ロースだけでなく、他の食材との組み合わせも考えることが大切です。野菜やサラダと一緒に摂ることで、栄養バランスを整えることができます。
まとめ
羊肉(ラム肉)ロースは、糖質量が5.9gと比較的低く、低糖質ダイエットにおいて少し効果的な食材と言えます。栄養価も高く、調理方法によってはさらに糖質を抑えることができます。適量を守り、バランスの取れた食事に取り入れることで、健康的なダイエットをサポートしてくれるでしょう。
羊肉(ラム肉)ロースは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:ぐるなびシェフごはん
羊肉(ラム肉)ロースは低脂質ダイエットに不向き
羊肉(ラム肉)ロースは、低脂質ダイエットには不向きな食材です。その理由を以下に詳しく説明します。
高脂肪含有量
羊肉(ラム肉)ロースは、25.9gの脂質を含んでいます。低脂質ダイエットを実践する際には、脂質摂取量を制限する必要がありますが、羊肉(ラム肉)ロースはその制限には適していません。高脂肪含有量のため、摂取するとダイエットの効果が薄れる可能性があります。
飽和脂肪酸の多さ
羊肉(ラム肉)ロースには、飽和脂肪酸が多く含まれています。飽和脂肪酸は、心血管疾患や高コレステロールのリスクを高めるとされています。低脂質ダイエットでは、健康を考慮して飽和脂肪酸の摂取を制限することが求められますが、羊肉(ラム肉)ロースはその要件を満たしません。
代替の選択肢
低脂質ダイエットを実践する際には、羊肉(ラム肉)ロースの代わりに他の肉を選ぶことをおすすめします。例えば、鶏肉や魚介類は低脂質であり、良質なタンパク質を提供してくれます。これらの食材を積極的に取り入れることで、ダイエット効果を高めることができます。
まとめ
羊肉(ラム肉)ロースは、低脂質ダイエットには不向きな食材です。その高脂肪含有量と飽和脂肪酸の多さから、制限を必要とする低脂質ダイエットには適さないと言えます。代わりに、鶏肉や魚介類などの低脂質な肉を選ぶことで、効果的なダイエットを実践することができます。食事選びの際には、脂質や栄養バランスに注意し、健康的な食生活を心がけましょう。
最後に、羊肉(ラム肉)ロースの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「羊肉(ラム肉)ロース」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 287 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0.2 | g | |
└糖質 | 5.9 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 15.6 | g | 多い |
脂質 | 25.9 | g | 多い |
「羊肉(ラム肉)ロース」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 56.5 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.8 | g | 普通 |
コレステロール | 66 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「羊肉(ラム肉)ロース」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 72 | mg | 普通 |
カリウム | 250 | mg | 普通 |
カルシウム | 10 | mg | 低い |
マグネシウム | 17 | mg | 普通 |
リン | 140 | mg | 普通 |
鉄 | 1.2 | mg | 普通 |
亜鉛 | 2.6 | mg | 多い |
銅 | 0.08 | mg | 普通 |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | 1 | μg | 普通 |
セレン | 8 | μg | 多い |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | Tr | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 30 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 30 | μg | 多い |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.6 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 22 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.12 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.16 | mg | 多い |
ナイアシン | 4.2 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.23 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 1.4 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.64 | mg | 多い |
ビオチン | 2.0 | μg | 普通 |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
別名: ひつじ /試料: ニュージーランド及びオーストラリア産
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
羊肉(ラム肉)ロースと同じ肉のいろいろな肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
猪肉 | 249 | 3.8 | 18.8 | 19.8 | (0) |
猪豚肉 | 275 | 3.2 | 18.1 | 24.1 | (0) |
うざぎ肉 | 131 | 4.1 | 20.5 | 6.3 | (0) |
馬刺し肉 | 102 | 3.1 | 20.1 | 2.5 | (0) |
くじら肉 | 100 | 4.5 | 24.1 | 0.4 | (0) |
鹿肉 | 102 | 4.5 | 22.3 | 1.5 | (0) |
羊肉・混合プレスハム | 100 | 3.7 | 14.4 | 4.1 | (0) |
羊肉(マトン)ロース 脂身つき 生 | 192 | 0 | 19.3 | 15.0 | (0) |
羊肉(マトン)もも 脂身つき 生 | 205 | 3.4 | 18.8 | 15.3 | (0) |
羊肉(ラム肉)肩 | 214 | 4.1 | 17.1 | 17.1 | (0) |
羊肉(ラム肉)ロース | 287 | 5.9 | 15.6 | 25.9 | (0) |
羊肉(ラム肉)もも | 164 | 1.4 | 20.0 | 12.0 | (0) |
山羊肉 | 99 | 3.8 | 21.9 | 1.5 | (0) |
合鴨肉 | 304 | 2.7 | 14.2 | 29.0 | (0) |
アヒル肉 | 237 | 5.0 | 14.9 | 19.8 | (0) |
うずら肉 | 194 | 3.8 | 20.5 | 12.9 | (0) |
鴨肉 | 118 | 4.7 | 23.6 | 3.0 | (0) |
キジ肉 | 101 | 3.7 | 23.0 | 1.1 | (0) |
七面鳥 | 99 | 4.0 | 23.5 | 0.7 | (0) |
スズメ肉 | 114 | 1.4 | 18.1 | 5.9 | (0) |
鳩肉 | 131 | 3.8 | 21.8 | 5.1 | (0) |
フォアグラ | 470 | 4.2 | 8.3 | 49.9 | (0) |
ほろほろちょう | 98 | 3.6 | 22.5 | 1.0 | (0) |
いなごのつくだ煮 | 243 | 33.1 | 26.3 | 1.4 | (0) |
かえる肉 | 92 | 0.5 | 22.3 | 0.4 | (0) |
すっぽん肉 | 175 | 1.9 | 16.4 | 13.4 | (0) |
はちの子缶詰 | 239 | 30.6 | 16.2 | 7.2 | (0) |
アヒル肉(皮なし) | 94 | 3.0 | 20.1 | 2.2 | (0) |
アヒルの皮 | 448 | 7.9 | 7.3 | 45.8 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。