このページでは、肉のつくねを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
つくねのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはつくねの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 235 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 9.3 | g | |
└糖質 | 9.1 | g | 低い |
└食物繊維 | (1.9) | g | 普通 |
たんぱく質 | 15.2 | g | 多い |
脂質 | 15.2 | g | 多い |
食塩相当量 | 1.8 | mg | 多い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、肉分類に所属する正式名称「<鳥肉類> にわとり [その他] つくね」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、つくねがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
つくねはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
つくねとは?どんな食材?
つくねは、鶏肉を主成分とした日本の伝統的な食材です。鶏肉を細かく刻み、調味料や野菜と混ぜ合わせて作られます。その後、形を整えて焼いたり、蒸したりすることで完成します。
鶏肉のつくね
鶏肉のつくねは、鶏肉を使用した代表的なつくねの一つです。鶏肉は柔らかくて優しい味わいがあり、つくねにすることでより食べやすくなります。鶏肉のつくねは、ふんわりとした食感とジューシーさが特徴であり、さまざまな料理に活用されます。
調味料や野菜との組み合わせ
鶏肉のつくねには、調味料や野菜が加えられます。調味料としては、醤油やみりん、酒などが使われ、旨味やコクを引き出します。野菜としては、玉ねぎやにんじん、ねぎなどがよく使用され、食感や風味をプラスします。これらの組み合わせにより、つくねは豊かな味わいと食感を持つ料理となります。
以上のように、鶏肉のつくねは鶏肉を主成分とし、調味料や野菜と組み合わせて作られる食材です。その特徴は、柔らかさやジューシーさ、豊かな味わいと食感にあります。さまざまな料理に活用される鶏肉のつくねは、食卓を彩る一品として人気があります。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はつくねがダイエットにどう役立つか説明します!
つくねはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. タンパク質が豊富
「つくね」は、可食部100gあたり15.2gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は、私たちの体の成長や修復に欠かせない栄養素です。タンパク質は筋肉や骨、皮膚、髪の毛などの成長や修復に関与しており、免疫機能の維持にも重要です。また、タンパク質は食事からの満腹感を長持ちさせるため、食事の満足感を高めることができます。
2. 糖質が低い
「つくね」は、可食部100gあたり9.1gの糖質を含んでいます。糖質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると血糖値の上昇や肥満のリスクが高まることがあります。その点、「つくね」は糖質が低いため、血糖値の急上昇を抑えることができます。また、糖質が低い食材はダイエット中の方にも適しており、健康的な食事に役立ちます。
3. 食物繊維が含まれている
「つくね」は、可食部100gあたり1.9gの食物繊維を含んでいます。食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進する役割があります。また、食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにする効果もあります。さらに、食物繊維は満腹感を与えるため、食事量を抑える助けにもなります。そのため、「つくね」に含まれる食物繊維は、健康的な食事において重要な役割を果たします。
以上のように、「つくね」はタンパク質が豊富であり、糖質が低く、食物繊維も含まれています。これらの特徴から、「つくね」は健康的な食事に役立つ食材と言えます。ただし、脂質や塩分が多いため、摂取量には注意が必要です。バランスの取れた食事に取り入れることで、より健康的な食事を実現することができます。
おすすめ:つくねのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
つくねに含まれる無機質の栄養を解説!
1. ナトリウムが多い
「つくね」は可食部100gあたりに720 mgのナトリウムを含んでいます。ナトリウムは体内の水分バランスや神経伝達に関与しており、適切な摂取量が必要です。しかし、摂りすぎると高血圧や心臓病のリスクが高まることがあります。
2. リンが多い
「つくね」には170 mgのリンが含まれています。リンは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、エネルギー代謝やDNA合成にも関与しています。適切なリンの摂取量は健康維持に重要ですが、摂りすぎるとカルシウムの吸収を阻害する可能性があります。
3. ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンが多い
「つくね」にはヨウ素、セレン、クロム、モリブデンといった微量元素が多く含まれています。これらの栄養素は体内の代謝や免疫機能の維持に関与しており、健康維持に重要な役割を果たしています。
以上のように、「つくね」はナトリウムやリンが多く含まれている一方で、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンといった微量元素も豊富に含まれています。適切な摂取量を考慮しながら食事に取り入れることが大切です。
つくねに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
「つくね」に含まれるビタミンAは、レチノールが38 μgと多く含まれています。レチノールは、視力の維持や免疫力の向上に重要な役割を果たします。また、β-カロテンやβ-クリプトキサンチンなどのカロテノイドも含まれており、体内でビタミンAに変換される可能性があります。
2. ビタミンDの特徴
「つくね」に含まれるビタミンDは、0.4 μgと多く含まれています。ビタミンDはカルシウムの吸収を助け、骨の健康維持に重要な役割を果たします。適切なビタミンDの摂取は、骨粗鬆症や骨折の予防にも役立ちます。
3. ビタミンKの特徴
「つくね」に含まれるビタミンKは、47 μgと多く含まれています。ビタミンKは血液の凝固を助ける役割を持ち、骨の健康維持にも関与しています。適切なビタミンKの摂取は、出血のリスクを減らし、骨密度を向上させる助けとなります。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はつくねの使用例としてレシピをご紹介します。
つくねを使ったレシピ20選!
#1 豚ひき肉を使ったお弁当におすすめ「大葉入り照り焼き豚つくね」
豚ひき肉、長ネギ、生姜、大葉、片栗粉、米油、みりん、濃口醤油、上白糖、等
豚ひき肉を使った、大葉入り照り焼き豚つくねのレシピ。豚ひき肉に大葉や長ネギ、生姜を加えてこね、片栗粉と卵を混ぜ合わせます。…
レシピを見る#2 鶏ひき肉を使ったおつまみ!「鶏と枝豆のつくね焼き」
鶏ひき肉、長ネギ(白い部分)、生姜、冷凍枝豆、黒胡椒、上白糖、片栗粉、米油、みりん、等
鶏ひき肉と枝豆のつくね焼きのレシピ。長ネギ、生姜、卵、片栗粉、酒などを混ぜて、つくね生地を作ります。…
レシピを見る#3 刻みもやしのシャキシャキが美味!はんぺんのカレーつくねバーグ
はんぺん、もやし、セロリ、にんじん、ベビーリーフ、オリーブオイル、カレー粉、しょうゆ、塩コショウ、等
はんぺんともやしを使った、ダイエット中の食事におすすめなつくねのレシピ。野菜たっぷりで栄養満点の一品です。…
レシピを見る#4 コツを押さえてふわふわジューシー!基本の「つくね」
鶏ひき肉、長ねぎ、ごま油、白いりごま、大葉や刻みねぎ、料理酒、片栗粉、おろししょうが、料理酒、等
鶏ひき肉を使った、基本のつくねのレシピ。鶏ひき肉に長ねぎや卵を混ぜて、ふんわりとした食感のつくねを作ります。…
レシピを見る#5 レンコン入りつくね
鶏ひき肉、鶏ひき肉、れんこん、れんこん、にんじん、にんじん、絹豆腐、絹豆腐、片栗粉、等
鶏ひき肉とレンコンを使った、主菜にぴったりなつくねのレシピ。絹豆腐を加えてヘルシーに仕上げたお料理。…
レシピを見る#6 もやしつくねの和風あんかけ
鶏ひき肉、もやし、豆腐、ひじき、片栗粉、塩コショウ、サラダ油、麺つゆ、水溶き片栗粉、等
もやしと鶏ひき肉で作る、混ぜて焼くだけの和風あんかけレシピ。包丁とまな板いらず。…
レシピを見る#8 ニラ入り豚つくね
豚ひき肉、玉ねぎ、ニラ、絹豆腐、片栗粉、生姜すりおろし、和風出汁の素、砂糖、しょうゆ、等
ニラ入り豚つくねのレシピ。豚ひき肉、玉ねぎ、ニラ、絹豆腐などを混ぜ合わせ、小さめの小判型に成形して焼きます。…
レシピを見る#9 鶏つくねの照り焼き
鶏ひき肉、生おから、大葉、しょうが、黒こしょう、サラダ油、砂糖、しょうゆ、みりん、等
鶏ひき肉と生おからを使った、おつまみにぴったりな照り焼きのレシピ。生地に生おからを加える事でカロリーをぐっと抑えます。…
レシピを見る#10 山芋入りのしっとりつくね 温玉添え
鶏ミンチ肉、長芋、溶き卵、おろししょうが、片栗粉、サラダ油、しょうゆ、みりん、温泉玉子、等
普段の鳥つくねに一工夫加えたレシピ。長芋を加える事で鳥ミンチのパサツキを抑え、ふわふわ、しっとりの仕上がりに。…
レシピを見る#11 小松菜のふわふわつくね
鶏挽き肉、豆腐、白ねぎ、小松菜、しょうが、片栗粉、こしょう、たれ、しょうゆ、等
小松菜を使ったつくねのレシピ。挽き肉を通常の半分の量にして豆腐を混ぜているため、食べ応えがありながらもカロリーは控えめ。…
レシピを見る#12 ごぼう入りつくね
鶏ひき肉、ごぼう、玉ねぎ、しょうが、獅子唐辛子、溶き卵、しょうゆ、片栗粉、サラダ油、等
歯ごたえのあるごぼうが入ったつくねレシピ。柔らかなつくねにシャキシャキとしたごぼうを入れることでボリュームが増し、満腹感が高いおかずです。…
レシピを見る#13 甘辛だれにやみつき! たっぷり大葉の照り焼きつくね
サラダ油、片栗粉、おろししょうが、みりん、砂糖、しょうゆ
甘辛ダレがやみつきになる焼きつくねのレシピ。この「焼きつくね」には、肉ダネにみじん切りの大葉、外側にも大葉で包みます。…
レシピを見る#14 豆腐とたっぷりねぎのフワフワつくね
鶏ミンチ肉、絹こし豆腐、パン粉、小口青ねぎ、おろししょうが、サラダ油、しょうゆ、みりん、もやし、等
絹こし豆腐を使ったヘルシーなつくねのレシピ。小口青ネギとおろししょうがを混ぜ込むことで、つくねにアクセントを出しています。…
レシピを見る#15 ゆずいり鳥つくねの味噌ちゃんこ鍋
鶏ひき肉、豆腐、にんじん、豚肉、キャベツ、もやし、しめじ、ゆず、大根、等
とにかく野菜を食べたいそんなメニューです。にんじん、しめじ、大根、蓮根のようなたくさんの野菜を味噌ベースで煮詰めています。…
レシピを見る#16 鶏つくねのしし唐添え
鶏ひき肉、しし唐辛子、サラダ油、ねぎ(みじん切り)、しょうが(みじん切り)、片栗粉、しょうゆ、かつおだし、砂糖、等
しし唐が添えられた主菜になる鶏つくねのレシピ。鶏ひき肉を使ったあっさりとしたつくねに、片栗粉でとろみがつけられた甘辛い和風のたれが良く合います。…
レシピを見る#17 もち麦入りの鶏つくね
もち麦、鶏ひき肉、長ねぎ、スナップえんどう、溶き卵、しょうがの搾り汁、しょうゆ、サラダ油、はちみつ、等
おつまみにも最適な鶏つくねのレシピ。もち麦を使用しているのでお腹もたまる一品です。…
レシピを見る#18 鶏つくねと野菜のあんかけ丼
ご飯、玉ねぎ、にんじん、鶏ひき肉、和風だし汁、しょうゆ、みりん、カレー粉、片栗粉、等
鶏つくねと野菜のあんかけ丼のレシピ。鶏つくねは、鶏ひき肉に「キューピーディフェ」をくわえて、つなぎの代わりにして柔らかく仕上げます。…
レシピを見る#19 ひと口つくね うずら卵添え
鶏ひき肉、うずら卵、料理酒、小麦粉、めんつゆ、みりん、カレー粉
鶏ひき肉とうずらの卵を使用したレシピ。つくねは醤油とみりんを使って甘辛く仕上げています。…
レシピを見る#20 ひとくちつくね串
鶏挽き肉(もも)、長ねぎ(みじん切り)、しょうが(おろしたもの)、片栗粉、青じそ
ピクニックやお弁当に大活躍、ひとくちサイズのミニつくねのレシピ。フライパンひとつで手軽にパパっと作れる、みんなが大好きな一品。…
レシピを見る最後に、つくねの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「つくね」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 235 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 9.3 | g | |
└糖質 | 9.1 | g | 低い |
└食物繊維 | (1.9) | g | 普通 |
たんぱく質 | 15.2 | g | 多い |
脂質 | 15.2 | g | 多い |
「つくね」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 57.9 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 2.4 | g | 多い |
コレステロール | 85 | mg | 多い |
食塩相当量 | 1.8 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「つくね」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 720 | mg | 多い |
カリウム | 260 | mg | 普通 |
カルシウム | 33 | mg | 普通 |
マグネシウム | 25 | mg | 普通 |
リン | 170 | mg | 多い |
鉄 | 1.1 | mg | 普通 |
亜鉛 | 1.4 | mg | 多い |
銅 | 0.07 | mg | 普通 |
マンガン | 0.21 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 38 | μg | 多い |
セレン | 16 | μg | 多い |
クロム | 4 | μg | 多い |
モリブデン | 12 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 38 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 5 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 2 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 6 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 38 | μg | 多い |
ビタミンD | 0.4 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.0 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.5 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
ビタミンK | 47 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.11 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.18 | mg | 多い |
ナイアシン | 3.8 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.16 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 0.3 | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.74 | mg | 多い |
ビオチン | 5.5 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
つくねと同じ肉の鶏肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
鶏手羽肉 | 189 | 0.9 | 17.8 | 14.3 | (0) |
鶏胸肉(皮付き) | 133 | 3.6 | 21.3 | 5.9 | (0) |
鶏胸肉(皮なし) | 105 | 3.4 | 23.3 | 1.9 | (0) |
鶏もも肉(皮付き) | 190 | 0.1 | 16.6 | 14.2 | (0) |
鶏ささみ肉 | 98 | 2.8 | 23.9 | 0.8 | (0) |
鶏ひき肉 | 171 | 3.4 | 17.5 | 12.0 | (0) |
鶏ハツ | 186 | 4.6 | 14.5 | 15.5 | (0) |
鶏レバー | 100 | 4.7 | 18.9 | 3.1 | (0) |
すなぎも | 86 | 3.5 | 18.3 | 1.8 | (0) |
鶏皮 | 466 | 4.6 | 9.4 | 48.1 | (0) |
鶏の軟骨 | 54 | 0.5 | 12.5 | 0.4 | (0) |
焼き鳥缶詰 | 173 | 11.0 | 18.4 | 7.8 | (0) |
鶏手羽先肉 | 207 | 0.1 | 17.4 | 16.2 | (0) |
鶏手羽元肉 | 175 | 1.6 | 18.2 | 12.8 | (0) |
鶏ももの唐揚げ | 307 | 17.0 | 24.2 | 18.1 | 0.8 |
チキンナゲット | 235 | 17.1 | 15.5 | 13.7 | 1.2 |
つくね | 235 | 9.1 | 15.2 | 15.2 | (1.9) |
鶏ささみの天ぷら | 192 | 9.6 | 25.7 | 7.4 | - |
鶏ささみのフライ | 246 | 11.1 | 26.8 | 12.8 | - |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。