このページでは、肉の鶏ささみのフライを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
鶏ささみのフライのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは鶏ささみのフライの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 246 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 6.7 | g | |
└糖質 | 11.1 | g | 低い |
└食物繊維 | - | g | 無し |
たんぱく質 | 26.8 | g | 多い |
脂質 | 12.8 | g | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、肉分類に所属する正式名称「<鳥肉類> にわとり [若どり・副品目] ささみ フライ」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、鶏ささみのフライがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
鶏ささみのフライはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
鶏ささみのフライとは?どんな食材?
鶏ささみのフライは、鶏肉を使用した料理の一つです。鶏ささみは、鶏の胸肉の一部であり、比較的やわらかい食材です。この鶏ささみをフライにすることで、外側はサクッとした食感があり、中はジューシーで美味しい料理に仕上げることができます。
鶏ささみの特徴
鶏ささみは、鶏の胸肉の中でも筋肉の少ない部位であり、そのため比較的やわらかい食材です。また、脂肪分が少なくヘルシーな特徴もあります。ささみの形状は長くて細長い形をしており、食べやすいサイズ感も魅力です。
鶏ささみのフライの作り方
鶏ささみのフライの作り方は、以下の通りです。
1. 鶏ささみを適切な大きさに切ります。
2. 鶏ささみに塩やこしょうをふり、下味をつけます。
3. フライパンに油を熱し、鶏ささみを両面しっかりと焼きます。
4. 鶏ささみがきつね色になるまで焼きます。
5. 鶏ささみを取り出し、余分な油をキッチンペーパーなどで取り除きます。
6. お好みでソースやレモンを添えて、完成です。
鶏ささみのフライは、手軽に作ることができる一品であり、さまざまな料理に活用することができます。ぜひ、お試しください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は鶏ささみのフライがダイエットにどう役立つか説明します!
鶏ささみのフライはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. タンパク質が豊富な食材である
鶏ささみのフライは、可食部100gあたりに約26.8gのタンパク質が含まれています。タンパク質は身体の細胞や組織の構成要素となる栄養素であり、筋肉や骨の形成にも重要な役割を果たしています。また、タンパク質は食事から摂取することで、身体の免疫機能を向上させる効果もあります。そのため、鶏ささみのフライを食べることで、健康的な食事に役立てることができます。
2. 糖質が低い食材である
鶏ささみのフライは、可食部100gあたりに約11.1gの糖質が含まれています。糖質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると血糖値の上昇や肥満のリスクが高まる可能性があります。そのため、糖質を制限したい方や糖質制限ダイエットを行っている方にとっては、鶏ささみのフライは適した食材と言えます。
3. 塩分が普通の量である
鶏ささみのフライは、可食部100gあたりに約0.2gの塩分が含まれています。塩分は適量摂取することが重要ですが、摂りすぎると高血圧や心臓病のリスクが高まる可能性があります。鶏ささみのフライは塩分量が普通の範囲に収まっており、塩分制限をしている方でも安心して食べることができます。ただし、他の食材との組み合わせや調理法によっては、塩分摂取量が増えることに注意が必要です。
おすすめ:鶏ささみのフライのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
鶏ささみのフライに含まれる無機質の栄養を解説!
1. カリウムとマグネシウムが多い
鶏ささみのフライは、可食部100gあたりにおいてカリウムとマグネシウムが多く含まれています。カリウムは体内の水分バランスを調整し、血圧を正常化する働きがあります。また、マグネシウムはエネルギー代謝や筋肉の収縮・リラックスに関与し、心臓の健康維持にも重要です。
2. リンとヨウ素が多い
鶏ささみのフライには、リンとヨウ素も多く含まれています。リンは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、体内のエネルギー代謝や細胞の構成要素にも関与しています。また、ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に必要であり、正常な代謝や成長に不可欠です。
3. ナトリウムが普通
鶏ささみのフライに含まれるナトリウムは、普通の量です。過剰なナトリウム摂取は高血圧や水分バランスの崩れの原因となるため、適切な量を摂取することが重要です。鶏ささみのフライは、ナトリウムの摂取量を気にしながら食べることができる食材です。
以上のように、鶏ささみのフライはカリウムとマグネシウムが多く含まれており、リンとヨウ素も豊富です。また、ナトリウムの量は普通であるため、バランスの取れた食事に取り入れることができます。
鶏ささみのフライに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンA
鶏ささみのフライに含まれるビタミンAは、レチノールやβ-カロテンなどの形で存在しています。レチノールは4 μg含まれており、ビタミンAの中では多い方です。一方、α-カロテンやβ-クリプトキサンチンは含まれていません。鶏ささみのフライはビタミンAを摂取するための一つの食材として適しています。
2. ビタミンE
鶏ささみのフライにはビタミンEも多く含まれています。α-トコフェロールが3.2 mg、γ-トコフェロールが5 mg含まれており、ビタミンEの摂取源として適しています。一方、β-トコフェロールやδ-トコフェロールは含まれていません。
3. その他のビタミン
鶏ささみのフライにはビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸、ビオチン、ビタミンCも含まれています。これらのビタミンは、それぞれの役割を果たすために必要な量が含まれており、バランスの取れた栄養摂取をサポートします。
最後に、鶏ささみのフライの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「鶏ささみのフライ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 246 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 6.7 | g | |
└糖質 | 11.1 | g | 低い |
└食物繊維 | - | g | 無し |
たんぱく質 | 26.8 | g | 多い |
脂質 | 12.8 | g | 多い |
「鶏ささみのフライ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 52.4 | g | 普通 |
有機酸 | 0.7 | g | 多い |
灰分 | 1.3 | g | 普通 |
コレステロール | 71 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「鶏ささみのフライ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 95 | mg | 普通 |
カリウム | 440 | mg | 多い |
カルシウム | 14 | mg | 普通 |
マグネシウム | 36 | mg | 多い |
リン | 260 | mg | 多い |
鉄 | 0.4 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.8 | mg | 普通 |
銅 | 0.04 | mg | 普通 |
マンガン | 0.08 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 2 | μg | 多い |
セレン | 26 | μg | 多い |
クロム | Tr | μg | 無し |
モリブデン | 5 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 4 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 4 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 4 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 4 | μg | 普通 |
ビタミンD | - | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 3.2 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 5.0 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
ビタミンK | 35 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.09 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.15 | mg | 多い |
ナイアシン | 12.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.39 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 0.1 | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.84 | mg | 多い |
ビオチン | 3.9 | μg | 多い |
ビタミンC | 2 | mg | 普通 |
別名:ブロイラー/すじを除いたもの/調理による脂質の増減:第1章表13参照
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
鶏ささみのフライと同じ肉の鶏肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
鶏手羽肉 | 189 | 0.9 | 17.8 | 14.3 | (0) |
鶏胸肉(皮付き) | 133 | 3.6 | 21.3 | 5.9 | (0) |
鶏胸肉(皮なし) | 105 | 3.4 | 23.3 | 1.9 | (0) |
鶏もも肉(皮付き) | 190 | 0.1 | 16.6 | 14.2 | (0) |
鶏ささみ肉 | 98 | 2.8 | 23.9 | 0.8 | (0) |
鶏ひき肉 | 171 | 3.4 | 17.5 | 12.0 | (0) |
鶏ハツ | 186 | 4.6 | 14.5 | 15.5 | (0) |
鶏レバー | 100 | 4.7 | 18.9 | 3.1 | (0) |
すなぎも | 86 | 3.5 | 18.3 | 1.8 | (0) |
鶏皮 | 466 | 4.6 | 9.4 | 48.1 | (0) |
鶏の軟骨 | 54 | 0.5 | 12.5 | 0.4 | (0) |
焼き鳥缶詰 | 173 | 11.0 | 18.4 | 7.8 | (0) |
鶏手羽先肉 | 207 | 0.1 | 17.4 | 16.2 | (0) |
鶏手羽元肉 | 175 | 1.6 | 18.2 | 12.8 | (0) |
鶏ももの唐揚げ | 307 | 17.0 | 24.2 | 18.1 | 0.8 |
チキンナゲット | 235 | 17.1 | 15.5 | 13.7 | 1.2 |
つくね | 235 | 9.1 | 15.2 | 15.2 | (1.9) |
鶏ささみの天ぷら | 192 | 9.6 | 25.7 | 7.4 | - |
鶏ささみのフライ | 246 | 11.1 | 26.8 | 12.8 | - |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。