このページでは、肉の鶏レバーを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
鶏レバーのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは鶏レバーの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 100 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 0.6 | g | |
└糖質 | 4.7 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 18.9 | g | 多い |
脂質 | 3.1 | g | 普通 |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、肉分類に所属する正式名称「<鳥肉類> にわとり [副品目] 肝臓 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、鶏レバーがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
鶏レバーはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:キッコーマン
鶏レバーとは?どんな食材?
鶏レバーは、鶏の内臓の一部であり、豊富な栄養素を含んだ食材です。
鶏レバーの特徴
鶏レバーは、他の肉と比べて柔らかく、独特の風味があります。また、濃厚な味わいと滑らかな食感が特徴であり、多くの人に愛されています。
鶏レバーの栄養素
鶏レバーには、たんぱく質、ビタミンA、ビタミンB群、鉄分、亜鉛などの栄養素が豊富に含まれています。特に、ビタミンAは視力の維持や免疫力の向上に役立ちますし、鉄分は貧血の予防に効果的です。
鶏レバーの調理方法
鶏レバーは、さっと焼いたり煮たりすることで美味しく調理することができます。焼く場合は、表面がこんがりとした色合いになるまで加熱し、中までしっかりと火を通すことが大切です。また、煮る場合は、柔らかくなるまでじっくりと煮込むことで、より一層の風味を楽しむことができます。
鶏レバーの料理例
鶏レバーは、さまざまな料理に活用することができます。例えば、鶏レバーパテや鶏レバーの煮込み、鶏レバーの串焼きなどがあります。これらの料理は、鶏レバーの独特の風味を引き立てるだけでなく、栄養価も高めることができます。
まとめ
鶏レバーは、柔らかく濃厚な味わいと滑らかな食感が特徴の食材です。豊富な栄養素を含んでおり、ビタミンAや鉄分などの栄養素は健康にも良い影響を与えます。さまざまな調理方法で楽しむことができるので、ぜひ鶏レバーを取り入れた料理を試してみてください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は鶏レバーがダイエットにどう役立つか説明します!
鶏レバーはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:ヒガシマル
1. 低カロリーであるため、ダイエットに適している
鶏レバーは100gあたりのカロリーが100kcalとやや低いため、ダイエット中の方にとって適した食材です。カロリーを抑えながらタンパク質を摂取できるため、満腹感を得ながら体重管理ができます。
2. 糖質がかなり低いため、血糖値の上昇を抑えられる
鶏レバーに含まれる糖質は100gあたり4.7gとかなり低いです。このため、糖質制限を行っている方や糖尿病の方にも適しています。血糖値の急上昇を抑えることで、健康な血糖値の維持に役立ちます。
3. タンパク質が多いため、筋肉の合成に貢献する
鶏レバーには100gあたり18.9gのタンパク質が含まれています。タンパク質は筋肉の合成に不可欠な栄養素であり、鶏レバーの摂取によって筋肉の修復や成長を促進することができます。特に運動を行っている方や筋力を維持したい方にとって、鶏レバーは重要な食材となります。
おすすめ:鶏レバーのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
鶏レバーに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:dancyu
鶏レバーの特徴
鶏レバーは、栄養価が非常に高い食材です。以下に、鶏レバーの特徴を3つご紹介いたします。
1. ミネラル豊富な食材
鶏レバーには、カリウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、セレン、クロム、モリブデンなど、様々なミネラルが含まれています。特に鉄や亜鉛、セレンは多く含まれており、これらのミネラルは体内の代謝や免疫機能の維持に重要な役割を果たしています。
2. ナトリウムが控えめ
鶏レバーに含まれるナトリウムの量は、普通の範囲内です。ナトリウムは塩分の主成分であり、摂り過ぎると高血圧や腎臓の負担を引き起こす可能性があります。鶏レバーは、塩分摂取を気にする方にとっても適した食材と言えます。
3. カルシウムは少なめ
鶏レバーにはカルシウムが少なく含まれています。カルシウムは骨や歯の形成に重要な栄養素であり、不足すると骨粗しょう症などの問題が起こる可能性があります。鶏レバーはカルシウムを控えた食材であるため、カルシウムの摂取量を考慮しながらバランスの良い食事を心掛ける必要があります。
以上のように、鶏レバーはミネラル豊富な食材であり、ナトリウムを控え、カルシウムは少なめという特徴があります。栄養バランスを考えた食事に取り入れることで、健康的な食生活をサポートすることができます。
鶏レバーに含まれるビタミンを解説!
引用元:ヒガシマル
鶏レバーのビタミンの特徴
鶏レバーに含まれるビタミンの特徴を3つに絞って論じます。
1. ビタミンAの豊富な含有量
鶏レバーはビタミンAの含有量が非常に多く、レチノール活性当量で14000 μgもの量が含まれています。ビタミンAは視力の維持や免疫力の向上に重要な役割を果たし、鶏レバーの摂取によってこれらの効果を得ることができます。
2. ビタミンDの多さ
鶏レバーはビタミンDの含有量も多く、0.2 μgを含んでいます。ビタミンDはカルシウムの吸収を促進し、骨の健康をサポートする働きがあります。鶏レバーを摂取することで、ビタミンDの必要量を補うことができます。
3. ビタミンB群の豊富な含有量
鶏レバーにはビタミンB群も多く含まれています。ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、ビタミンB12などが豊富に含まれており、これらのビタミンはエネルギー代謝や神経機能の維持に必要な栄養素です。鶏レバーの摂取によって、ビタミンB群の必要量を摂ることができます。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次は鶏レバーの使用例としてレシピをご紹介します。
鶏レバーを使ったレシピ20選!
#1 鶏レバーとわけぎの炒め煮
鶏レバー、片栗粉、にんにく、しょうが、わけぎ(なければねぎ)、サラダ油、ごま油、しょうゆ、料理酒、等
わけぎを存分に使ったレシピ。鶏レバーとわけぎにしっかり炒めて、にんにくとしょうがで香り付けをします。…
レシピを見る#2 鶏レバーの煮物
鶏レバー、しょうが、青じそ、しょうゆ、砂糖、みりん
鶏レバーをしょうがと一緒に煮ていただく煮物のレシピ。レバーのうま味をしっかりと味わえるよう、雑味を抑えるための下処理を丁寧に行いましょう。…
レシピを見る#3 軽やかな味わいの"鶏レバーのラグーパスタ"
パスタ、豚挽き肉、鶏レバー、セロリ、アンチョビ、白ワイン、パッサータ、パルミジャーノチーズ、オリーブオイル、等
鶏レバーと豚ひき肉で作る、ミートソースパスタのレシピ。鶏レバーはペースト状にしてから豚ひき肉と合わせて煮込むことで、肉に濃厚な風味を移します。…
レシピを見る#4 鶏レバーとにらのキムチ炒め
鶏レバー、だし醤油、にら、白菜キムチ、片栗粉、ごま油
鶏レバーとにらを使った栄養満点の炒め物のレシピ。レバーは臭みがありますが、冷水をしようして血抜きをし臭みを取りましょう。…
レシピを見る#5 じゃがいもと鶏レバーのタパス風
じゃがいも(男爵)、鶏レバー、にんにく、オリーブ油、粗挽き黒こしょう、白ワイン、乾燥パセリ
じゃがいもと鶏レバーを使った、おつまみにもなる炒めものレシピ。じゃがいもは、あらかじめ電子レンジで加熱しておきましょう。…
レシピを見る#6 鶏レバーとこんにゃくの炒め煮
鶏レバー、こんにゃく、ねぎ、にんにく(みじん切り)、サラダ油、ごま油、料理酒、しょうゆ、オイスターソース、等
鶏レバーとこんにゃくを薬味を効かせた甘辛い味付けでいただくレシピ。鶏レバーとこんにゃくは湯がいて臭みを取るのがポイント。…
レシピを見る#7 トマト風味の"鶏レバーのタリアテッレ"
タリアテッレ、鶏レバー、セロリ、にんじん、玉ねぎ、にんにく、パッサータ、赤ワイン、オリーブオイル、等
小さな角切りの鶏レバーがごろごろ入った、トマトベースのパスタのレシピ。鶏レバーは丁寧に処理して赤ワインで煮れば、臭みがやわらいで食べやすくなります。…
レシピを見る#8 鶏レバーの甘辛煮(しぐれ煮)
鶏レバー(※)、生姜、砂糖、醤油、みりん
臭みのない鶏レバーの甘辛煮のレシピ。自宅で美味しく作るのは難しそうですが、2つの下ごしらえと生姜や酒のおかげで臭みが取れます。…
レシピを見る#10 臭みなし!絶品鶏レバーの甘辛煮
鶏レバー、ショウガ、粉山椒、みりん、砂糖、しょうゆ
女性が不足しがちな鉄分が取れるレバーですが、なかなか料理するのはハードルが高い食材です。このレシピはそんなレバーを簡単に臭み無く、甘辛煮が作れるレシピ。…
レシピを見る#11 ピーマンと鶏レバーの炒め煮
ピーマン、鶏レバー、にんにく、しょうが、砂糖、しょうゆ、ごま油
鶏レバーとピーマンを使った炒め物のレシピ。甘辛い味付けですが、ピーマンを入れることで甘くなりすぎず、相性の良い組み合わせ。…
レシピを見る#12 鶏レバーペースト
鶏肉、コショウ、バター、赤ワイン、ベーコン、生クリーム、アンディーブ、ラディッシュ、セルフィーユ、等
鶏レバーを使ったペーストのレシピ。濃厚なレバーの風味がクセになる一品。…
レシピを見る#13 鶏レバーのソテー赤ワイン風味
鶏レバー、赤ワイン、はちみつ、こしょう、オリーブ油、黒こしょう
鶏レバーを活用した、主菜になるソテーのレシピ。ソテーしたレバーに赤ワインとはちみつのソースをからめるだけの手軽なおかずです。…
レシピを見る#14 鶏レバーのしょうがワイン煮
鶏レバー、しょうが、赤ワイン、はちみつ、しょうゆ、ブロッコリー
鶏レバーを使った、不足しがちな鉄分を補えるワイン煮のレシピ。しょうがと赤ワインで煮込むので、臭みが抜けてしっとりした食感に仕上がります。…
レシピを見る#15 『鉄分たっぷり♡』鶏レバーと香味野菜のオイル漬け
鶏レバー、長ねぎ、土しょうが、にんにく、ごま油、オイスターソース、味の素®、白入りごま
鶏レバーを香味野菜の風味豊かにいただくオイル漬けのレシピ。鶏レバーの下ゆでは、強火で行うとパサパサになってしまうので、弱火から中火でじっくり火を通しましょう。…
レシピを見る#16 鶏レバーとこんにゃくのピリ辛煮
鶏レバー、こんにゃく、しょうが、砂糖、しょうゆ
鶏レバーとこんにゃくを使った、手軽に作れるピリ辛煮のレシピ。こってりとしたコクのある鶏レバーと、あっさりしたこんにゃくの風味が相性バツグン。…
レシピを見る#17 絶品の組み合わせ! 鶏レバーのレモンクリーム煮
有塩バター、おろしにんにく、塩こしょう、白ワイン、パセリ[乾燥
このレシピは鶏レバーを使ったレモンクリーム煮です。鶏レバーとレモンの組み合わせは意外かもしれませんが、酸味が鶏レバーとよく合い、さっぱりとした味わいに仕上がります。…
レシピを見る#18 鶏レバーの甘辛炒め煮
鶏レバー、ニンニク、ショウガ、豆板醤、ゴマ油、砂糖、しょうゆ、みりん
レバーを使った鉄分たっぷりの炒め煮のレシピ。水にレバーをつけて、臭みを抜いておきます。…
レシピを見る#20 鶏レバーの花椒煮丼
鶏レバー、ホウレン草、花椒、ニンニク、ショウガ、ゴマ油、みりん、砂糖、しょうゆ、等
このレシピは、鶏レバーを花椒の甘辛く味付けした煮丼です。鶏レバーを塩で軽くもんで15分置き、ホウレン草を塩ゆでし、花椒を押し潰して粗く刻みます。…
レシピを見る最後に、鶏レバーの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「鶏レバー」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 100 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 0.6 | g | |
└糖質 | 4.7 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 18.9 | g | 多い |
脂質 | 3.1 | g | 普通 |
「鶏レバー」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 75.7 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.7 | g | 普通 |
コレステロール | 370 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「鶏レバー」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 85 | mg | 普通 |
カリウム | 330 | mg | 多い |
カルシウム | 5 | mg | 低い |
マグネシウム | 19 | mg | 普通 |
リン | 300 | mg | 多い |
鉄 | 9.0 | mg | 多い |
亜鉛 | 3.3 | mg | 多い |
銅 | 0.32 | mg | 多い |
マンガン | 0.33 | mg | 多い |
ヨウ素 | 1 | μg | 普通 |
セレン | 60 | μg | 多い |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 82 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 14000 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 30 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 14000 | μg | 多い |
ビタミンD | 0.2 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.4 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 14 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.38 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 1.80 | mg | 多い |
ナイアシン | 4.5 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.65 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 44.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 10.00 | mg | 多い |
ビオチン | 230.0 | μg | 多い |
ビタミンC | 20 | mg | 多い |
別名: レバー
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
鶏レバーと同じ肉の鶏肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
鶏手羽肉 | 189 | 0.9 | 17.8 | 14.3 | (0) |
鶏胸肉(皮付き) | 133 | 3.6 | 21.3 | 5.9 | (0) |
鶏胸肉(皮なし) | 105 | 3.4 | 23.3 | 1.9 | (0) |
鶏もも肉(皮付き) | 190 | 0.1 | 16.6 | 14.2 | (0) |
鶏ささみ肉 | 98 | 2.8 | 23.9 | 0.8 | (0) |
鶏ひき肉 | 171 | 3.4 | 17.5 | 12.0 | (0) |
鶏ハツ | 186 | 4.6 | 14.5 | 15.5 | (0) |
鶏レバー | 100 | 4.7 | 18.9 | 3.1 | (0) |
すなぎも | 86 | 3.5 | 18.3 | 1.8 | (0) |
鶏皮 | 466 | 4.6 | 9.4 | 48.1 | (0) |
鶏の軟骨 | 54 | 0.5 | 12.5 | 0.4 | (0) |
焼き鳥缶詰 | 173 | 11.0 | 18.4 | 7.8 | (0) |
鶏手羽先肉 | 207 | 0.1 | 17.4 | 16.2 | (0) |
鶏手羽元肉 | 175 | 1.6 | 18.2 | 12.8 | (0) |
鶏ももの唐揚げ | 307 | 17.0 | 24.2 | 18.1 | 0.8 |
チキンナゲット | 235 | 17.1 | 15.5 | 13.7 | 1.2 |
つくね | 235 | 9.1 | 15.2 | 15.2 | (1.9) |
鶏ささみの天ぷら | 192 | 9.6 | 25.7 | 7.4 | - |
鶏ささみのフライ | 246 | 11.1 | 26.8 | 12.8 | - |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。