料理クリエイターの川久景子です。今回ご紹介する料理は、さばをたっぷり食べれるつくねレシピです。生地作りのポイントは、豆腐の水きりをしっかり行うことで、仕上がりの食感が変わります。隠し味の「みそ」が実はさばの臭みを消してくれます。お弁当のおかずにもおすすめの一品です。ではさっそくつくりましょう。
サバ缶と豆腐のつくね焼きの材料(2人分)
具材
サバ缶水煮タイプ | 2缶(380g) | |
木綿豆腐 | 400g | |
玉ねぎ | 1/6個(40g) | |
卵 | 1個 |
調味料
しょうが | 10g | |
みそ | 大さじ1 |
たれ調味料(ポン酢しょうゆ)
しょうゆ | 大さじ1 | |
みりん | 大さじ1 | |
レモン汁柑橘果汁であればレモン以外でも可能 | 大さじ1 | |
水 | 大さじ1/2 |
その他
青じそ | 10枚 | |
海苔 | 半切1枚 | |
片栗粉 | 大さじ3 | |
薄力粉 | 小さじ1程度 | |
サラダ油 | 適量 |
サバ缶と豆腐のつくね焼きの作り方
木綿豆腐を少し深さのある耐熱皿に入れ、ラップをふんわりカブせたら電子レンジ600ワットで3分加熱します。加熱後、さらに熱い状態のラップをしたままの豆腐に重石をのせてさらに15分程度水きりを行います。 形が崩れても大丈夫ですが、水切りはしっかり行います。
豆腐の水きりは意外にたっぷり水分が出る
今回水きりをした豆腐は、木綿豆腐ですが、他の具材と混ぜる時に水分が残っていると仕上がりが水っぽくなり、成形しにくくなるため、かなりしっかりと水切りを行います。
水きりはさまざまな方法がありますが、今回行った電子レンジと重石をのせる方法はオーソドックスでありながら、しっかりと豆腐の中に残っている水分を出すことができる方法です。その際、電子レンジ加熱する時は、耐熱皿(もしくは耐熱ボウルなど)は水分がでても大丈夫なように深みがあるものを選びます。
加熱前はあまり分かりませんが、豆腐はかなりたっぷり水分を含んでいるため、出てきた水分がこぼれないように受け皿となる耐熱皿は深みのあるタイプを選びます。
また、電子レンジ加熱する時のラップは、ふんわりかけるのも大切です。加熱することでラップが豆腐に密着することがあるので、はじめにある程度豆腐とラップの間に空気の空間を作っておくことで、加熱による凹みも軽減されます。
木綿豆腐、サバを潰したボウルに玉ねぎ、卵、すりおろしたしょうが、みそ、片栗粉を加え、手で混ぜ合わせます。この時、木綿豆腐の水分が多く残っていると、とても生地がやわらかくゆるいので、もし水っぽい生地であれば片栗粉を加えて調整してください。
個性的な味のサバがとても食べやすく、たっぷり食べれるヘルシーつくね
正直なところ、サバは個性的な味に好き嫌いが分かれるかもしれません。しかし、このつくねはサバららしい味が木綿豆腐や調味料で緩和され、とても食べやすく、思いのほかたくさん食べることができます。
とくに木綿豆腐の水きりをしっかり行ったおかげで、生地が緩くなく、ふんわりしているもののしっかりとした歯応えが楽しめです。つくねと言っているものの、つくねで使われる鶏ひき肉が入っていないので焼くまでは少し生地の扱いが気になるところでいたが、加熱はしっかりした歯応えがあり、ヘルシーで栄養もたっぷりそのまま摂取できるのが、なにより嬉しいところ。
また、青じそを巻くことで食べた瞬間のさわやかさがお口の中で広がり、とてもおいしく満足度の高い味に仕上げてくれます。
料理クリエイター。元広告デザイナーがWEBメディアや食関連企業の販促プロモーション、料理レシピ、撮影、動画編集までワンストップで行う。料理で人を、自分を、もっとワクワクさせる、新しい扉を開く未来を目指す。