このページでは合鴨肉のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
合鴨肉のカロリーは304kcal(100gあたり)!これってどうなの?
合鴨肉の可食部100gあたりのカロリーは、304kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中333位です。これは多い順にすると上位20%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「肉」ジャンルので合鴨肉のカロリーを評価すると、127件中23位です。これは上位から18%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 304Kcal |
全体での評価 | 333位 / 1592件中(上位20%…高い) |
「肉」ジャンル内での評価 | 23位 / 127件中(上位18%…高い) |
合鴨肉はカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ合鴨肉のカロリーは高いの?なにが含まれているの?
合鴨肉のカロリーが高い理由
合鴨肉は、可食部100gあたりのカロリーが304kcalと高い値が示されています。その理由について、以下の栄養データを参照しながら説明します。
糖質の低さ
合鴨肉は、可食部100gあたりの糖質が2.7gとかなり低い値です。糖質が低いことから、合鴨肉は低糖質の食材としても知られています。糖質の低さが、カロリーの高さに影響を与えている要因の一つと考えられます。
食物繊維の欠如
合鴨肉には、可食部100gあたりの食物繊維が0gということが示されています。食物繊維は、消化吸収が遅くなるため、食事の満腹感をもたらす効果があります。そのため、食物繊維の欠如が、カロリーの高さにつながっている可能性があります。
タンパク質と脂質の多さ
合鴨肉には、可食部100gあたりのタンパク質が14.2g、脂質が29gという高い値が示されています。タンパク質と脂質は、エネルギー源として重要な栄養素です。特に脂質は、1gあたり9kcalのエネルギーを提供します。そのため、タンパク質と脂質の多さが、合鴨肉のカロリーの高さに寄与していると考えられます。
以上のように、合鴨肉のカロリーが高い理由は、糖質の低さ、食物繊維の欠如、タンパク質と脂質の多さなどが組み合わさっていることが考えられます。これらの要素が、合鴨肉の栄養バランスとカロリーの高さに影響を与えていると言えます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「合鴨肉」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 2.7g | 4 | 10.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 14.2g | 4 | 56.8kcal |
脂質 | 29.0g | 9 | 261kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「合鴨肉」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、261kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
合鴨肉は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
合鴨肉は、低糖質ダイエットに使える?
合鴨肉は、糖質量が2.7gと比較的低いため、低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。
合鴨肉の糖質量は2.7g
合鴨肉は、一般的な肉と比較して糖質量が低い特徴があります。糖質制限を行っている方や糖質を控えたい方にとっては、合鴨肉は適した食材と言えるでしょう。
低糖質ダイエットとは?
低糖質ダイエットは、糖質の摂取を制限することで体重を減らすダイエット方法です。糖質はエネルギー源として使われるため、摂りすぎると余分なエネルギーとなり、脂肪として蓄積されてしまいます。そのため、糖質を制限することで体脂肪を減らすことができるとされています。
合鴨肉の効果
合鴨肉は低糖質なため、低糖質ダイエットにおいては有効な食材となります。糖質を制限することで血糖値の上昇を抑え、インシュリンの分泌を抑制することができます。また、合鴨肉にはタンパク質やビタミンB群、ミネラルなども含まれており、栄養バランスも考えられた食材です。
合鴨肉の調理方法
合鴨肉は、焼く、煮る、炒めるなどさまざまな調理方法で楽しむことができます。焼く場合は皮目をパリッと仕上げることがポイントで、煮る場合は煮汁によく味が染み込むように時間をかけて調理します。また、炒める際には野菜と一緒に炒めることで、食物繊維も摂取することができます。
まとめ
合鴨肉は低糖質ダイエットに少し効果的な食材と言えます。糖質制限を行っている方や糖質を控えたい方におすすめです。ただし、食材だけでなく、バランスの取れた食事や適度な運動も大切です。合鴨肉を上手に活用して、健康的なダイエットを目指しましょう。
合鴨肉は、低脂質ダイエットに使える!?
合鴨肉は、低脂質ダイエットに不向き?
合鴨肉は、多くの人々にとって美味しい料理の一つであり、特に高級感がある食材として知られています。しかし、合鴨肉を低脂質ダイエットに活用することはできるのでしょうか?実は、合鴨肉は低脂質ダイエットには不向きな食材と言われています。
合鴨肉の脂質量は29g
まず、合鴨肉の脂質量に注目してみましょう。合鴨肉100gあたりの脂質量はなんと29gもあります。これは他の肉類と比較すると非常に高い数値です。低脂質ダイエットを目指す方にとっては、この脂質量は避けたいものとなるでしょう。
脂質の種類にも注意が必要
また、合鴨肉に含まれる脂質の種類にも注意が必要です。合鴨肉には、飽和脂肪酸やコレステロールが多く含まれています。これらの成分は、心血管疾患のリスクを高める要因となることが知られています。低脂質ダイエットを行う際には、これらの成分を制限することが重要です。
代替となる低脂質の肉選び
低脂質ダイエットを行う場合、合鴨肉の代わりに他の肉を選ぶことをおすすめします。例えば、鶏肉や魚介類は低脂質でありながら、良質なたんぱく質を摂取することができます。これらの食材は、低脂質ダイエットに適しており、健康的な体重管理をサポートしてくれます。
バランスの取れた食事が大切
低脂質ダイエットを行う際には、単に脂質を制限するだけではなく、バランスの取れた食事を心がけることも重要です。野菜や果物、穀物などの食物繊維やビタミン、ミネラルを豊富に含む食材を取り入れることで、健康的なダイエットを実現することができます。
まとめ
合鴨肉は美味しい食材である一方、低脂質ダイエットには不向きな食材と言えます。その高い脂質量や含まれる飽和脂肪酸やコレステロールにより、心血管疾患のリスクを高める可能性があります。低脂質ダイエットを目指す方は、代わりに鶏肉や魚介類などの低脂質な肉を選び、バランスの取れた食事を心がけることが重要です。健康的な体重管理を実現するためには、食事の選択に注意を払いながら、適切な運動や生活習慣の改善も行いましょう。
最後に、合鴨肉の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「合鴨肉」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 304 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 0.1 | g | |
└糖質 | 2.7 | g | かなり低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 14.2 | g | 多い |
脂質 | 29.0 | g | 多い |
「合鴨肉」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 56.0 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.7 | g | 普通 |
コレステロール | 86 | mg | 多い |
食塩相当量 | 0.2 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「合鴨肉」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 62 | mg | 普通 |
カリウム | 220 | mg | 普通 |
カルシウム | 5 | mg | 低い |
マグネシウム | 16 | mg | 普通 |
リン | 130 | mg | 普通 |
鉄 | 1.9 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.4 | mg | 多い |
銅 | 0.26 | mg | 多い |
マンガン | 0.02 | mg | 普通 |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 46 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 46 | μg | 多い |
ビタミンD | 1 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.2 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 21 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.24 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.35 | mg | 多い |
ナイアシン | 3.8 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.32 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 1.1 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.67 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
試料: 冷凍品
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
合鴨肉と同じ肉のいろいろな肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
猪肉 | 249 | 3.8 | 18.8 | 19.8 | (0) |
猪豚肉 | 275 | 3.2 | 18.1 | 24.1 | (0) |
うざぎ肉 | 131 | 4.1 | 20.5 | 6.3 | (0) |
馬刺し肉 | 102 | 3.1 | 20.1 | 2.5 | (0) |
くじら肉 | 100 | 4.5 | 24.1 | 0.4 | (0) |
鹿肉 | 102 | 4.5 | 22.3 | 1.5 | (0) |
羊肉・混合プレスハム | 100 | 3.7 | 14.4 | 4.1 | (0) |
羊肉(マトン)ロース 脂身つき 生 | 192 | 0 | 19.3 | 15.0 | (0) |
羊肉(マトン)もも 脂身つき 生 | 205 | 3.4 | 18.8 | 15.3 | (0) |
羊肉(ラム肉)肩 | 214 | 4.1 | 17.1 | 17.1 | (0) |
羊肉(ラム肉)ロース | 287 | 5.9 | 15.6 | 25.9 | (0) |
羊肉(ラム肉)もも | 164 | 1.4 | 20.0 | 12.0 | (0) |
山羊肉 | 99 | 3.8 | 21.9 | 1.5 | (0) |
合鴨肉 | 304 | 2.7 | 14.2 | 29.0 | (0) |
アヒル肉 | 237 | 5.0 | 14.9 | 19.8 | (0) |
うずら肉 | 194 | 3.8 | 20.5 | 12.9 | (0) |
鴨肉 | 118 | 4.7 | 23.6 | 3.0 | (0) |
キジ肉 | 101 | 3.7 | 23.0 | 1.1 | (0) |
七面鳥 | 99 | 4.0 | 23.5 | 0.7 | (0) |
スズメ肉 | 114 | 1.4 | 18.1 | 5.9 | (0) |
鳩肉 | 131 | 3.8 | 21.8 | 5.1 | (0) |
フォアグラ | 470 | 4.2 | 8.3 | 49.9 | (0) |
ほろほろちょう | 98 | 3.6 | 22.5 | 1.0 | (0) |
いなごのつくだ煮 | 243 | 33.1 | 26.3 | 1.4 | (0) |
かえる肉 | 92 | 0.5 | 22.3 | 0.4 | (0) |
すっぽん肉 | 175 | 1.9 | 16.4 | 13.4 | (0) |
はちの子缶詰 | 239 | 30.6 | 16.2 | 7.2 | (0) |
アヒル肉(皮なし) | 94 | 3.0 | 20.1 | 2.2 | (0) |
アヒルの皮 | 448 | 7.9 | 7.3 | 45.8 | (0) |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。