このページでは、調味料のとうがらし 粉を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
とうがらし 粉のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはとうがらし 粉の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 412 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 66.8 | g | |
└糖質 | 74.5 | g | 多い |
└食物繊維 | - | g | 無し |
たんぱく質 | 16.2 | g | 多い |
脂質 | 9.7 | g | 普通 |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、調味料分類に所属する正式名称「<香辛料類> とうがらし 粉」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、とうがらし 粉がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
とうがらし 粉はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
とうがらし 粉とは?どんな食材?
とうがらし 粉は、辛味を加えるために使用される調味料の一つです。唐辛子を粉末状にしたものであり、主にスパイスとして利用されます。その鮮やかな赤色と辛味が特徴であり、様々な料理にアクセントを加えることができます。
1. 辛味を引き立てる効果
とうがらし 粉は、辛味を引き立てる効果があります。その強い辛味は、料理に深みとパンチを与えることができます。例えば、カレーやチリコンカンなどのスパイシーな料理に加えることで、辛さが増し、風味が豊かになります。
2. 色と香りを与える効果
とうがらし 粉は、料理に鮮やかな赤色を与える効果もあります。見た目にも美しく、料理の食欲をそそります。また、唐辛子特有の香りも料理に加えることで、風味が一層引き立ちます。例えば、中華料理やメキシカン料理など、様々な料理に使用されます。
3. 健康効果
とうがらし 粉には、カプサイシンという成分が含まれています。この成分には、新陳代謝を促進する効果や血行を良くする効果があり、ダイエットや健康促進に役立つとされています。また、唐辛子には抗酸化作用もあり、免疫力を高める効果も期待できます。
以上のように、とうがらし 粉は辛味を引き立てる効果や色と香りを与える効果があり、さらに健康効果も期待できる優れた食材です。適量を使いながら料理に取り入れることで、よりおいしく健康的な食事を楽しむことができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はとうがらし 粉がダイエットにどう役立つか説明します!
とうがらし 粉はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. タンパク質の補給に役立つ
「とうがらし 粉」は、可食部100gあたり16.2gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は体の組織や筋肉の修復や再生に必要な栄養素であり、健康的な食事には欠かせません。特に運動をしている方や筋力をつけたい方にとっては、タンパク質の補給は重要です。「とうがらし 粉」はタンパク質の摂取源として利用することで、健康的な食事に役立つことができます。
2. カロリーの摂取を抑えることができる
「とうがらし 粉」は、可食部100gあたり412kcalのカロリーを含んでいます。カロリーは体重管理やダイエットに関係する重要な要素です。食事全体のカロリー摂取量を抑えることは、健康的な食事において重要なポイントです。「とうがらし 粉」は、スパイシーな味わいがありながらも低カロリーなため、食事のバリエーションを増やしつつ、カロリーの摂取を抑えることができます。
3. 塩分の摂取を抑えることができる
「とうがらし 粉」は、可食部100gあたり塩分を含んでいません。塩分の摂り過ぎは高血圧や心臓病などのリスクを引き起こす可能性があります。健康的な食事においては、塩分の摂取量を抑えることが推奨されています。「とうがらし 粉」を使用することで、料理にピリ辛の風味を加えつつも、塩分の摂取を抑えることができます。
以上のように、「とうがらし 粉」はタンパク質の補給に役立ち、カロリーの摂取を抑えることができ、さらに塩分の摂取を抑えることができるため、健康的な食事に役立つ食材と言えます。ただし、糖質の含有量が多いため、糖質制限をしている方や糖尿病の方は注意が必要です。食事のバランスを考えながら、適切な量を摂取することが大切です。
おすすめ:とうがらし 粉のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
とうがらし 粉に含まれる無機質の栄養を解説!
「とうがらし 粉」の特徴
「とうがらし 粉」は、以下の3つの特徴を持っています。
1. ミネラル豊富な食材
「とうがらし 粉」は、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンなど、多くのミネラルを含んでいます。特にカリウムやカルシウム、マグネシウムなどは豊富に含まれており、健康な体を維持するために必要な栄養素となります。
2. ナトリウムが低い
「とうがらし 粉」は、ナトリウムの含有量が非常に低い特徴があります。ナトリウムは高血圧や心臓病のリスクを増加させることが知られており、摂取を控える必要がある栄養素です。そのため、「とうがらし 粉」は、塩分制限が必要な方にとって適した調味料と言えます。
3. マンガンが含まれていない
「とうがらし 粉」にはマンガンが含まれていない特徴があります。マンガンは体内で酵素の働きを助ける役割を持っていますが、過剰摂取すると神経系や骨の発育に悪影響を及ぼすことがあります。そのため、「とうがらし 粉」はマンガン摂取を制限したい方にとって適した選択肢となります。
以上の特徴から、「とうがらし 粉」はミネラル豊富でありながらナトリウムが低く、マンガンを含まないという特徴を持っています。健康な食生活を送りたい方や塩分制限が必要な方におすすめの調味料と言えます。
とうがらし 粉に含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
「とうがらし 粉」に含まれるビタミンAは、レチノールは含まれていませんが、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量、レチノール活性当量が多く含まれています。特に、β-カロテン当量とレチノール活性当量は多いです。
2. ビタミンB1の特徴
「とうがらし 粉」に含まれるビタミンB1は、0.43 mgと多く含まれています。
3. ビタミンB2、ナイアシン、ビオチンの特徴
「とうがらし 粉」に含まれるビタミンB2、ナイアシン、ビオチンは、それぞれ1.15 mg、11 mg、49 μgと多く含まれています。
最後に、とうがらし 粉の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「とうがらし 粉」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 412 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 66.8 | g | |
└糖質 | 74.5 | g | 多い |
└食物繊維 | - | g | 無し |
たんぱく質 | 16.2 | g | 多い |
脂質 | 9.7 | g | 普通 |
「とうがらし 粉」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 1.7 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 5.6 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「とうがらし 粉」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 4 | mg | 低い |
カリウム | 2700 | mg | 多い |
カルシウム | 110 | mg | 多い |
マグネシウム | 170 | mg | 多い |
リン | 340 | mg | 多い |
鉄 | 12.0 | mg | 多い |
亜鉛 | 2.0 | mg | 多い |
銅 | 1.20 | mg | 多い |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | 3 | μg | 多い |
セレン | 5 | μg | 多い |
クロム | 17 | μg | 多い |
モリブデン | 41 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 140 | μg | 多い |
└β-カロテン | 7200 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 2600 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 8600 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 720 | μg | 多い |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | - | mg | 無し |
└β-トコフェロール | - | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | - | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | - | mg | 無し |
ビタミンK | - | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.43 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 1.15 | mg | 多い |
ナイアシン | 11.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | - | mg | 無し |
ビタミンB12 | - | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | - | mg | 無し |
ビオチン | 49.0 | μg | 多い |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
別名: 一味唐辛子
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
とうがらし 粉と同じ調味料のスパイスジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
オールスパイス 粉 | 364 | 77.1 | 5.6 | 5.6 | - |
オニオンパウダー | 363 | 83.0 | 8.8 | 1.1 | - |
からし(粉) | 435 | 43.8 | 33.0 | 14.3 | - |
練りからし | 314 | 40.2 | 5.9 | 14.5 | - |
からし 練りマスタード | 175 | 15.6 | 4.8 | 10.6 | - |
からし 粒入りマスタード | 229 | 14.7 | 7.6 | 16.0 | - |
カレー粉 | 338 | 29.8 | 13.0 | 12.2 | 36.9 |
クローブ 粉 | 398 | 72.2 | 7.2 | 13.6 | - |
こしょう 黒 粉 | 362 | 69.2 | 11.0 | 6.0 | - |
こしょう 白 粉 | 376 | 73.7 | 10.1 | 6.4 | - |
こしょう 混合 粉 | 369 | 72.0 | 10.6 | 6.2 | - |
さんしょう 粉 | 375 | 69.6 | 10.3 | 6.2 | - |
シナモン 粉 | 356 | 82.1 | 3.6 | 3.5 | - |
しょうが 粉 | 365 | 75.0 | 7.8 | 4.9 | - |
しょうが おろし | 41 | 9.0 | 0.7 | 0.6 | - |
セージ 粉 | 377 | 68.2 | 6.4 | 10.1 | - |
タイム 粉 | 342 | 71.8 | 6.5 | 5.2 | - |
チリパウダー | 374 | 65.9 | 15.0 | 8.2 | - |
とうがらし 粉 | 412 | 74.5 | 16.2 | 9.7 | - |
ナツメグ 粉 | 520 | 55.4 | 5.7 | 38.5 | - |
にんにくパウダー(食塩無添加) | 380 | 77.0 | 19.9 | 0.8 | - |
にんにく おろし | 170 | 39.0 | 4.7 | 0.5 | - |
バジル 粉 | 307 | 54.4 | 21.1 | 2.2 | - |
パセリ 乾 | 341 | 52.6 | 28.7 | 2.2 | - |
パプリカ 粉 | 385 | 57.2 | 15.5 | 11.6 | - |
わさび 粉 からし粉入り | 384 | 76.8 | 16.5 | 4.4 | - |
わさび 練り | 265 | 41.2 | 3.3 | 10.3 | - |
にんにくパウダー(食塩添加) | 382 | 76.5 | 19.9 | 0.8 | - |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。