このページではえびフライのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
えびフライのカロリーは236kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:ニッスイ
えびフライの可食部100gあたりのカロリーは、236kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中502位です。これは多い順にすると上位31%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「料理」ジャンルのでえびフライのカロリーを評価すると、55件中7位です。これは上位から12%に位置するカロリーで、評価は「高い」となります。
カロリー | 236Kcal |
全体での評価 | 502位 / 1592件中(上位31%…平均的) |
「料理」ジャンル内での評価 | 7位 / 55件中(上位12%…高い) |
えびフライはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜえびフライのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
引用元:キリン
えびフライのカロリーは平均的な理由
えびフライのカロリーは可食部100gあたり236kcalであり、他の食材と比較して「平均的」と評価されています。この評価は、えびフライの栄養データを参照することで明らかになります。
糖質と食物繊維
えびフライの糖質は22.7gであり、「普通」と評価されます。糖質の量は平均的であり、他の食材と比べて特に高いわけではありません。また、食物繊維も1gと「普通」と評価されています。食物繊維は消化を助ける役割を果たすため、適量摂取することが重要です。
タンパク質と脂質
えびフライのタンパク質は15.9gであり、「多い」と評価されます。タンパク質は筋肉や体の組織の修復に必要な栄養素であり、適切な量を摂取することが重要です。また、えびフライの脂質も11.6gで「多い」と評価されます。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎるとカロリー過多になる可能性があります。
まとめ
以上の栄養データを考慮すると、えびフライのカロリーは平均的と評価されます。糖質や食物繊維の量は普通であり、タンパク質と脂質の量は多いです。これらの栄養素のバランスを考慮すると、えびフライは平均的なカロリーと評価されるのです。適度な量で楽しむことが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「えびフライ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (22.7)g | 4 | 90.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (1.0)g | 2 | 2kcal |
たんぱく質 | (15.9)g | 4 | 63.6kcal |
脂質 | (11.6)g | 9 | 104.4kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「えびフライ」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、104.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
えびフライは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:ニッスイ
えびフライは、低糖質ダイエットに使える?
洋風料理の一つである「えびフライ」は、多くの人にとって美味しく楽しめるメニューです。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、糖質量が気になるポイントです。
えびフライの糖質量は22.7g
えびフライの糖質量は、おおよそ22.7gとされています。これは、揚げ物という調理方法によるものです。えび自体は低糖質であるため、新鮮なえびをそのまま調理する場合は、糖質量は少なくなります。
えびフライは低糖質ダイエットに不向き
しかし、えびフライは揚げ物として調理されるため、糖質量が増えてしまいます。揚げ物には衣がつくため、小麦粉やパン粉の糖質も含まれます。また、えびフライを食べる際には、ソースやタルタルソースなどの付け合わせも考慮しなければなりません。これらのソースには、砂糖やマヨネーズなどの糖質が含まれていることが多いです。
そのため、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、えびフライは避けるべきメニューと言えます。糖質制限を目指す方にとっては、揚げ物やソースの摂取は制限する必要があります。
代替案としてのえびフライ
しかし、えびフライを完全に諦める必要はありません。代替案として、えびの衣を小麦粉やパン粉ではなく、アーモンド粉やココナッツフレークなどの低糖質食材を使用することができます。また、ソースも砂糖やマヨネーズを使用せず、ヨーグルトやオリーブオイルをベースにしたヘルシーソースを選ぶことで、糖質量を抑えることができます。
低糖質ダイエットを実践しながらも、えびフライを楽しむためには、工夫が必要です。糖質制限を意識しつつ、代替食材やヘルシーソースを活用することで、美味しく食べることができるでしょう。
えびフライは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:キューピー
えびフライは、低脂質ダイエットに使える?
洋風料理の一つである「えびフライ」は、多くの人にとっては魅力的な一品です。しかし、低脂質ダイエットを目指す方にとっては、注意が必要なメニューと言えるでしょう。その理由について詳しく見ていきましょう。
えびフライの脂質量
まず、えびフライの脂質量を見てみましょう。えびフライ100gに含まれる脂質量は、なんと11.6gもあります。これは、低脂質ダイエットを考える上で非常に高い数値です。脂質は、体内に蓄積されやすく、摂りすぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まると言われています。
えびフライの調理方法
さらに、えびフライの調理方法にも注目してみましょう。一般的に、えびフライは揚げ物として調理されます。揚げ物は、油を多く使用するため、脂質量が増える傾向にあります。また、揚げ物は高温で調理されるため、油の酸化も進み、体に悪影響を及ぼす可能性があります。
低脂質ダイエットにおすすめの代替品
えびフライは、低脂質ダイエットを目指す方には不向きなメニューですが、代替品として利用できる食材もあります。例えば、えびの蒸し焼きやグリル、煮物などは、脂質量を抑えることができます。また、えびの代わりに鶏肉や豆腐を使用することもおすすめです。これらの食材は脂質量が低く、タンパク質も豊富に含まれているため、健康的なダイエットに適しています。
まとめ
えびフライは、低脂質ダイエットを目指す方には不向きなメニューです。脂質量が高く、揚げ物として調理されるため、摂りすぎると健康に悪影響を及ぼす可能性があります。代わりに、えびの蒸し焼きやグリル、煮物などを選ぶか、他の低脂質な食材を利用することをおすすめします。健康的なダイエットを実現するためには、バランスの取れた食事と適度な運動が必要です。
最後に、えびフライの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「えびフライ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 236 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | (20.5) | g | |
└糖質 | (22.7) | g | 普通 |
└食物繊維 | (1.0) | g | 普通 |
たんぱく質 | (15.9) | g | 多い |
脂質 | (11.6) | g | 多い |
「えびフライ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (50.5) | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (1.5) | g | 普通 |
コレステロール | (120) | mg | 多い |
食塩相当量 | (0.9) | mg | 普通 |
アルコール | 0 | g | 無し |
「えびフライ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (340) | mg | 多い |
カリウム | (200) | mg | 普通 |
カルシウム | (69) | mg | 多い |
マグネシウム | (36) | mg | 多い |
リン | (200) | mg | 多い |
鉄 | (0.6) | mg | 普通 |
亜鉛 | (1.3) | mg | 多い |
銅 | (0.38) | mg | 多い |
マンガン | (0.18) | mg | 普通 |
ヨウ素 | (4) | μg | 多い |
セレン | (18) | μg | 多い |
クロム | (1) | μg | 普通 |
モリブデン | (2) | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (13) | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | (1) | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | (1) | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | (1) | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | (13) | μg | 普通 |
ビタミンD | (0.2) | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | (2.2) | mg | 多い |
└β-トコフェロール | (0.2) | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | (5.3) | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | (1.1) | mg | 多い |
ビタミンK | (16) | μg | 多い |
ビタミンB1 | (0.08) | mg | 普通 |
ビタミンB2 | (0.05) | mg | 普通 |
ナイアシン | (2.0) | mg | 多い |
ビタミンB6 | (0.05) | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0.6) | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.57) | mg | 多い |
ビオチン | (3.2) | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
えびフライと同じ料理の洋風料理ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
ビーフカレー | 119 | (7.9) | (2.4) | (9.0) | (0.9) |
えびグラタン | 128 | (12.3) | (5.5) | (6.9) | (0.9) |
コーンクリームスープ 粉末タイプ | 425 | 67.4 | 8.1 | 13.7 | - |
コーンクリームスープ コーンクリームスープ | 62 | (8.3) | (1.7) | (2.6) | (0.6) |
コロッケ クリームコロッケ(冷凍) | 159 | 20.9 | 4.7 | 6.3 | - |
コロッケ ポテトコロッケ(冷凍) | 157 | 27.4 | 4.6 | 4.9 | - |
いかフライ(冷凍) | 146 | 21.4 | 10.6 | 2.0 | - |
えびフライ(冷凍) | 139 | 20.3 | 10.2 | 1.9 | - |
白身フライ(冷凍) | 148 | 19.3 | 11.6 | 2.7 | - |
シチュー類 ビーフシチュー | 153 | (7.5) | (4.1) | (12.6) | (0.7) |
えびピラフ | 146 | (29.4) | (3.3) | (2.3) | (1.2) |
ミートボール | 199 | (14.3) | (10.2) | (12.5) | (1.3) |
メンチカツ(冷凍) | 196 | 23.0 | 9.9 | 7.2 | - |
ポテトコロッケ | 226 | (24.6) | (5.3) | (12.6) | (2.0) |
いかフライ | 227 | (22.6) | (13.3) | (11.3) | (0.9) |
えびフライ | 236 | (22.7) | (15.9) | (11.6) | (1.0) |
白身フライ | 299 | 15.9 | 9.7 | 21.8 | - |
メンチカツ | 273 | (19.3) | (10.7) | (18.7) | (1.7) |
チキンカレー | 131 | (7.8) | (5.6) | (8.8) | (1.2) |
ポークカレー | 116 | (7.7) | (2.8) | (8.6) | (0.9) |
かぼちゃのクリームスープ | 73 | (9.4) | (1.5) | (3.9) | (1.3) |
カニクリームコロッケ | 255 | (22.4) | (5.1) | (17.1) | (1.0) |
コーンクリームコロッケ | 245 | (23.4) | (5.1) | (16.0) | (1.4) |
シチュー類 チキンシチュー | 124 | (7.5) | (6.2) | (8.0) | (1.2) |
合いびきハンバーグ | 197 | (11.6) | (13.4) | (12.2) | (1.1) |
チキンハンバーグ | 171 | (9.9) | (12.6) | (10.2) | (1.0) |
豆腐ハンバーグ | 142 | (8.8) | (9.9) | (9.2) | (1.3) |
かきフライ | 289 | 26.8 | 8.9 | 18 | 2.3 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。