このページでは、料理のポークカレーを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ポークカレーのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはポークカレーの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 116 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | (7.7) | g | |
└糖質 | (7.7) | g | 低い |
└食物繊維 | (0.9) | g | 普通 |
たんぱく質 | (2.8) | g | 低い |
脂質 | (8.6) | g | 普通 |
食塩相当量 | (1.4) | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、料理分類に所属する正式名称「洋風料理 カレー類 ポークカレー」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ポークカレーがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ポークカレーはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:キッコーマン
ポークカレーとは?どんな食材?
ポークカレーは、洋風料理の一つであり、主に豚肉を使用したカレーのことを指します。豚肉の他にも、様々な野菜やスパイスが使用され、独特の風味とコクを持った料理となります。
ポークカレーの主な食材
ポークカレーの主な食材は以下の3つです。
1. 豚肉:ポークカレーの主役となる食材です。一般的には豚肩ロースや豚バラなど、脂身のある部位が使われます。豚肉は煮込むことで柔らかくジューシーな味わいになり、カレーの具材として最適です。
2. 野菜:ポークカレーには様々な野菜が使用されます。代表的なものとしては、じゃがいも、にんじん、玉ねぎなどがあります。これらの野菜はカレーに煮込まれることで、豊かな旨味を引き出し、食感も楽しめます。
3. スパイス:ポークカレーの風味を決定づけるのはスパイスです。一般的にはカレー粉やコリアンダーパウダー、クミンなどが使用されます。これらのスパイスは、豚肉と野菜の味に深みを与え、ポークカレー独特の香りと風味を作り出します。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はポークカレーがダイエットにどう役立つか説明します!
ポークカレーはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:キッコーマン
ポークカレーの栄養データ
以下は、ポークカレーの栄養データです。
カロリー
ポークカレーは、可食部100gあたり116kcalとやや低いカロリーです。
炭水化物
ポークカレーの炭水化物は、7.7gです。
糖質は同じく7.7gであり、低い量です。
食物繊維
ポークカレーには、可食部100gあたり0.9gの食物繊維が含まれています。
食物繊維は普通の量です。
タンパク質
ポークカレーのタンパク質は、可食部100gあたり2.8gです。
タンパク質の量は低いです。
脂質
ポークカレーの脂質は、可食部100gあたり8.6gです。
脂質の量は普通です。
塩分
ポークカレーの塩分は、可食部100gあたり1.4gです。
塩分の量は普通です。
健康的な食事への役立ち
ポークカレーは、以下の3つの点で健康的な食事に役立ちます。
- カロリーがやや低いため、ダイエットやカロリーコントロールを目指す人に適しています。
- 糖質が低いため、糖質制限を行っている人にとって適した食材です。
- 食物繊維が普通の量含まれており、腸内環境を整える助けとなります。
ただし、タンパク質の量が低いため、タンパク質摂取を重視する場合には他の食材と組み合わせる必要があります。
おすすめ:ポークカレーのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ポークカレーに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:dancyu
1. ナトリウムが多い
ポークカレーは、可食部100gあたりに550mgのナトリウムが含まれています。ナトリウムは塩分の主成分であり、過剰摂取は高血圧や心臓病のリスクを増加させる可能性があります。ポークカレーを摂取する際には、塩分摂取量に注意が必要です。
2. カリウムが低い
ポークカレーには、可食部100gあたりに100mgのカリウムが含まれています。カリウムは体内の水分バランスを調整し、神経や筋肉の正常な機能を維持するために重要です。カリウムの不足は筋肉の痙攣や疲労感を引き起こす可能性があります。
3. セレンが多い
ポークカレーには、可食部100gあたりに3μgのセレンが含まれています。セレンは抗酸化作用を持ち、免疫機能の維持や甲状腺ホルモンの合成に関与しています。セレンの適切な摂取量は健康維持に重要であり、ポークカレーはセレンを豊富に含んでいる食材の一つです。
以上の特徴から、ポークカレーはナトリウムが多く、カリウムが低いという特徴を持ちます。また、セレンの含有量も多いため、免疫機能の維持に役立つ食材と言えます。ただし、ナトリウムの摂取量には注意が必要です。
ポークカレーに含まれるビタミンを解説!
引用元:ヤマサ
ポークカレーのビタミン含有量の特徴
ポークカレーに含まれるビタミンの特徴を以下の3つに絞って論じます。
- ビタミンAの豊富さ:ポークカレーには、レチノール、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量、レチノール活性当量の6つのビタミンAが含まれています。特にβ-カロテン当量は300 μgと多く、ビタミンAの必要量を満たすことができます。
- ビタミンEの多さ:ポークカレーには、α-トコフェロール、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールの4つのビタミンEが含まれています。特にγ-トコフェロールの含有量が0.8 mgと多く、抗酸化作用が期待できます。
- ビタミンB2とパントテン酸の低さ:ポークカレーには、ビタミンB2とパントテン酸の含有量が低いです。ビタミンB2は0.03 mg、パントテン酸は0.16 mgと普通よりも少ないため、他の食材から補う必要があります。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はポークカレーの使用例としてレシピをご紹介します。
ポークカレーを使ったレシピ20選!
#1 トマトジュースでポークカレー
玉ねぎ、じゃがいも、にんじん、ブロッコリー、サラダ油、豚肉(こま切れ)、ご飯、カレールウ(大1/2箱)、トマトジュース、等
トマトジュースを使ったコク深い「ポークカレー」のレシピ。水だけでなく、トマトジュースも使って調理することで、野菜の味わい豊かで深みのある本格的な味わいになります。…
レシピを見る#2 ポークカレー
豚肉(こま切れ)、玉ねぎ、にんじん、カレー粉、小麦粉、バター、洋風スープの素(固形)、しょうゆ、みりん、等
豚肉と野菜を使ったポークカレーのレシピ。定番のカレーライスですが、隠し味に醬油とみりんを入れることによってコクのある味わいが生まれます。…
レシピを見る#3 日本人はポークカレーで幸せになれる。
豚肉、胡椒、小麦粉、玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、生姜、にんにく、りんご、等
カレールウを使用した昔ながらのポークカレーのレシピ。薄切りにした玉ねぎを炒めて味の骨格を作ることがポイント。…
レシピを見る#4 貧血対策に ほうれん草たっぷりポークカレーうどん
蒸しうどん、卵黄、豚ヒレ肉、玉ねぎ、ほうれん草、かレールウ、ごま油
昆布ポン酢の使い方がコツのカレーうどんレシピ。ほうれん草と豚ヒレ肉で鉄分やビタミンがたっぷりの身体が喜ぶ栄養素がつまってます。…
レシピを見る#5 最強に美味しい♪ 基本のポークカレー
ごはん、おろしにんにく、サラダ油、ウスターソース、ケチャップ、カレールウ
大人も子供も大好きな家庭料理の定番カレーライス。おろしにんにくとウスターソース、ケチャップが隠し味。…
レシピを見る#6 シンプルポークカレー
豚肉、コショウ、タマネギ、ニンジン、ジャガイモ、サラダ油、赤ワイン、ローリエ、カレールー、等
いつものカレーにちょっとの手間を加えた、シンプルなポークカレーのレシピ。調理のポイントは、大きめに切った豚肉を柔らかくするために、赤ワインを入れて、軽く炒め煮することです。…
レシピを見る#7 いきなり2日目の味!最高のポークカレー
豚肩ロース、にんにく、生姜、玉ねぎ、にんじん、じゃがいも、サラダ油、胡椒、料理酒、等
具材の加熱がポイントの、コクあるポークカレーの作り方。材料はそのままでも工夫次第でワンランク上の味わいになります。…
レシピを見る#8 肉の旨味がしみわたる♪ ポークカレー
ごはん、豚もも角切り肉、サラダ油、おろしにんにく、カレールウ
みんな大好き、ポークカレーのレシピ。豚肉とにんじん、玉ねぎ、じゃがいもの旨味がギュッと詰まった魅力カレー。…
レシピを見る#9 豚こまで作る! ジンジャーポークカレー
ごはん、有塩バター、カレー粉、おろししょうが
豚こま肉を使用して作るポークカレーのレシピ。カレールーを使用しないため、お好みの辛さに調節しやすいのも嬉しいポイント。…
レシピを見る#10 ポークカレーライス(関東)
豚バラ肉、カレー粉、小麦粉、塩コショウ、サラダ油、バター、クミンシード、ショウガ、ニンニク、等
このレシピは豚バラ肉を使ったポークカレーライスの作り方です。まず、豚バラ肉をひとくち大に切り、下味の材料でからめます。…
レシピを見る#11 豚肉が主役♪ スパイスポークカレー
ごはん、クミン[ホール、サラダ油、塩こしょう、おろししょうが、おろしにんにく、コリアンダーパウダー、ターメリック、チリパウダー、等
ガッツリ入った豚肉に大満足なスパイスポークカレーのレシピ。トマトの酸味とヨーグルトのまろやかさで、濃厚だけどあっさりといただけるカレー。…
レシピを見る#12 見た目も豪華♪ 肩ロース肉でポークカレー
豚肩ロースブロック肉、塩こしょう、サラダ油、カレールウ、ごはん、おろしにんにく、有塩バター、しょうゆ
豚肩ロースと玉ねぎを使った、主食にぴったりなカレーのレシピ。大きな塊肉を使った、食べ応えバツグンのお料理です。…
レシピを見る#14 具材はシンプル! 豚ロース肉のポークカレー
ごはん、カレールウ、塩こしょう、サラダ油、おろししょうが、おろしにんにく
このレシピは豚ロース肉を使ったポークカレー料理です。カレールウを使って簡単に定番の味に仕上げます!材料もシンプルなので、誰でも簡単に作ることができます。…
レシピを見る#15 具材はシンプル! 豚もも肉のポークカレー
ごはん、豚もも薄切り肉、カレールウ、塩こしょう、サラダ油、おろししょうが、おろしにんにく
このレシピは豚もも肉を使ったポークカレー料理です。カレールウを使って簡単に定番の味を仕上げることができます。…
レシピを見る#16 具材はシンプル! 豚バラ肉のポークカレー
ごはん、カレールウ、塩こしょう、サラダ油、おろししょうが、おろしにんにく
このレシピは豚バラ肉を使ったポークカレー料理です。簡単な材料で手軽に定番の味を楽しめます。…
レシピを見る#17 欧風ポークカレー
じゃがいも、にんじん、小たまねぎ、固形スープの素、バター、小麦粉、カレー粉、グリンピース、こしょう、等
このレシピはじゃがいも、にんじん、小たまねぎを使った欧風ポークカレーです。豚肉と白いんげんの煮込みをアレンジして、野菜をたっぷり加えてカレーに変身させました。…
レシピを見る#18 市販のルウで簡単10分ポークカレー
豚こま切れ肉、玉ねぎ、好みのカレールウ、隠し味の食材、サラダ油、しょうゆ、みりん、温かいごはん
豚肉と玉ねぎで作る、簡単時短のポークカレーのレシピ。カレーというと炒めたり煮込んだり時間がかかるイメージがあります。…
レシピを見る#19 スピードクックで作る! 無水ポークカレー
ごはん、塩こしょう、おろしにんにく、おろししょうが、カレールウ
このレシピはポークカレーを使った料理です。電気圧力鍋スピードクックを使って無水で作ることで、旨味が凝縮されて長時間煮込んだような奥深い味わいに仕上がります。…
レシピを見る最後に、ポークカレーの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ポークカレー」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 116 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | (7.7) | g | |
└糖質 | (7.7) | g | 低い |
└食物繊維 | (0.9) | g | 普通 |
たんぱく質 | (2.8) | g | 低い |
脂質 | (8.6) | g | 普通 |
「ポークカレー」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (79.2) | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (1.7) | g | 普通 |
コレステロール | (9) | mg | 普通 |
食塩相当量 | (1.4) | mg | 普通 |
アルコール | 0 | g | 無し |
「ポークカレー」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (550) | mg | 多い |
カリウム | (100) | mg | 低い |
カルシウム | (14) | mg | 普通 |
マグネシウム | (7) | mg | 低い |
リン | (32) | mg | 低い |
鉄 | (0.5) | mg | 普通 |
亜鉛 | (0.3) | mg | 低い |
銅 | (0.04) | mg | 普通 |
マンガン | (0.10) | mg | 普通 |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | (3) | μg | 多い |
クロム | (1) | μg | 普通 |
モリブデン | (2) | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (1) | μg | 普通 |
└α-カロテン | (100) | μg | 多い |
└β-カロテン | (250) | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | (2) | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | (300) | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | (26) | μg | 多い |
ビタミンD | (0.1) | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | (0.4) | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | (Tr) | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | (0.8) | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | (0.2) | mg | 多い |
ビタミンK | (3) | μg | 普通 |
ビタミンB1 | (0.07) | mg | 普通 |
ビタミンB2 | (0.03) | mg | 低い |
ナイアシン | (0.7) | mg | 普通 |
ビタミンB6 | (0.06) | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0.1) | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.16) | mg | 低い |
ビオチン | (1.3) | μg | 普通 |
ビタミンC | (2) | mg | 普通 |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
ポークカレーと同じ料理の洋風料理ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
ビーフカレー | 119 | (7.9) | (2.4) | (9.0) | (0.9) |
えびグラタン | 128 | (12.3) | (5.5) | (6.9) | (0.9) |
コーンクリームスープ 粉末タイプ | 425 | 67.4 | 8.1 | 13.7 | - |
コーンクリームスープ コーンクリームスープ | 62 | (8.3) | (1.7) | (2.6) | (0.6) |
コロッケ クリームコロッケ(冷凍) | 159 | 20.9 | 4.7 | 6.3 | - |
コロッケ ポテトコロッケ(冷凍) | 157 | 27.4 | 4.6 | 4.9 | - |
いかフライ(冷凍) | 146 | 21.4 | 10.6 | 2.0 | - |
えびフライ(冷凍) | 139 | 20.3 | 10.2 | 1.9 | - |
白身フライ(冷凍) | 148 | 19.3 | 11.6 | 2.7 | - |
シチュー類 ビーフシチュー | 153 | (7.5) | (4.1) | (12.6) | (0.7) |
えびピラフ | 146 | (29.4) | (3.3) | (2.3) | (1.2) |
ミートボール | 199 | (14.3) | (10.2) | (12.5) | (1.3) |
メンチカツ(冷凍) | 196 | 23.0 | 9.9 | 7.2 | - |
ポテトコロッケ | 226 | (24.6) | (5.3) | (12.6) | (2.0) |
いかフライ | 227 | (22.6) | (13.3) | (11.3) | (0.9) |
えびフライ | 236 | (22.7) | (15.9) | (11.6) | (1.0) |
白身フライ | 299 | 15.9 | 9.7 | 21.8 | - |
メンチカツ | 273 | (19.3) | (10.7) | (18.7) | (1.7) |
チキンカレー | 131 | (7.8) | (5.6) | (8.8) | (1.2) |
ポークカレー | 116 | (7.7) | (2.8) | (8.6) | (0.9) |
かぼちゃのクリームスープ | 73 | (9.4) | (1.5) | (3.9) | (1.3) |
カニクリームコロッケ | 255 | (22.4) | (5.1) | (17.1) | (1.0) |
コーンクリームコロッケ | 245 | (23.4) | (5.1) | (16.0) | (1.4) |
シチュー類 チキンシチュー | 124 | (7.5) | (6.2) | (8.0) | (1.2) |
合いびきハンバーグ | 197 | (11.6) | (13.4) | (12.2) | (1.1) |
チキンハンバーグ | 171 | (9.9) | (12.6) | (10.2) | (1.0) |
豆腐ハンバーグ | 142 | (8.8) | (9.9) | (9.2) | (1.3) |
かきフライ | 289 | 26.8 | 8.9 | 18 | 2.3 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。