このページでは、料理の白身フライを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
白身フライのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは白身フライの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 299 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 16.2 | g | |
└糖質 | 15.9 | g | 普通 |
└食物繊維 | - | g | 無し |
たんぱく質 | 9.7 | g | 普通 |
脂質 | 21.8 | g | 多い |
食塩相当量 | 0.9 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、料理分類に所属する正式名称「洋風料理 フライ類 白身フライ」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、白身フライがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
白身フライはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:Eレシピ
白身フライとは?どんな食材?
白身フライとは、洋風料理の一つであり、主に魚の白身部分を使用して作られる料理です。白身フライは、魚の身を衣で包み、揚げて作られることが特徴です。
白身フライの主な食材
白身フライの主な食材は、魚の白身部分です。白身とは、魚の身の中で色が白く、柔らかい部分を指します。代表的な白身魚としては、タラやサケ、ヒラメなどがあります。これらの魚は、白身がやわらかく、さっぱりとした味わいが特徴です。
白身フライの調理方法
白身フライの調理方法は、以下のようになります。
1. 魚の白身部分を適切な大きさに切ります。
2. 魚に塩やこしょうを振り、しばらく置いて味をなじませます。
3. 小麦粉やパン粉を使った衣を作ります。衣には、卵や水を加えてとろみをつけることがあります。
4. 魚の身を衣にくぐらせ、しっかりとつけます。
5. 油を熱したフライパンや鍋で、魚を揚げます。揚げる際は、中火程度でじっくりと揚げることがポイントです。
6. 衣がきつね色になり、魚の身がふっくらとしたら、取り出して油を切ります。
7. 白身フライは、レモンやタルタルソースなどと一緒に提供されることが一般的です。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は白身フライがダイエットにどう役立つか説明します!
白身フライはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:ニッスイ
1. タンパク質の摂取源として役立つ
白身フライは、可食部100gあたり9.7gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は、体の細胞や筋肉の修復や成長に必要な栄養素です。タンパク質は体内で消化されるとアミノ酸に分解され、さまざまな重要な役割を果たします。白身フライのタンパク質は、バランスの良い食事の一部として摂取することで、健康的な体を維持するのに役立ちます。
2. エネルギー源として利用できるが、摂取量には注意が必要
白身フライは、可食部100gあたり299kcalのカロリーを含んでいます。これは比較的高いカロリーですが、エネルギー源として利用することができます。ただし、脂質の含有量が21.8gと多いため、摂取量には注意が必要です。過剰な脂質の摂取は、肥満や心血管疾患のリスクを高める可能性があります。健康的な食事においては、バランスの取れた食事を心がけ、適切な量の白身フライを摂取することが重要です。
3. 塩分摂取量を考慮した食事に適している
白身フライは、可食部100gあたり0.9gの塩分を含んでいます。塩分は、体内の水分バランスや神経伝達物質の制御に関与していますが、摂りすぎると高血圧や腎臓の負担を引き起こす可能性があります。白身フライの塩分含有量は普通とされており、塩分摂取量を考慮した食事に適しています。健康的な食事を心がける際には、塩分の摂りすぎに注意し、バランスの取れた食事を心がけることが重要です。
おすすめ:白身フライのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
白身フライに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:ニッスイ
白身フライの特徴
白身フライの栄養データを見ると、以下の3つの特徴が挙げられます。
1. ナトリウムが多い
白身フライは可食部100gあたり340mgのナトリウムを含んでいます。ナトリウムは体内の水分バランスを調整するために必要ですが、摂りすぎると高血圧や心臓病のリスクが高まることが知られています。そのため、ナトリウムの摂取量には注意が必要です。
2. カリウムが普通
白身フライには可食部100gあたり240mgのカリウムが含まれています。カリウムは神経や筋肉の正常な機能を維持するために必要な栄養素です。適切なカリウムの摂取量は、高血圧の予防や心臓の健康維持に役立ちます。
3. カルシウムが普通
白身フライには可食部100gあたり47mgのカルシウムが含まれています。カルシウムは骨や歯の形成に重要な役割を果たす栄養素です。適切なカルシウムの摂取量は、骨密度の維持や骨粗鬆症の予防に寄与します。
以上のように、白身フライはナトリウムが多く、カリウムとカルシウムは普通の量が含まれています。栄養バランスを考える上で、ナトリウムの摂取量には注意が必要ですが、カリウムとカルシウムは健康維持に役立つ栄養素として摂取することができます。
白身フライに含まれるビタミンを解説!
引用元:DELISH KITCHEN
白身フライのビタミン含有量
白身フライに含まれるビタミンの特徴を3つに絞って論じます。
ビタミンAの特徴
白身フライにはビタミンAが含まれています。具体的な含有量は、レチノールが57 μgであり、レチノール活性当量も57 μgです。これは他のビタミンと比べて多い量です。また、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量はすべて0 μgであり、含まれていません。
ビタミンB群の特徴
白身フライにはビタミンB群も含まれています。具体的な含有量は、ビタミンB1が0.1 mg、ビタミンB2が0.1 mg、ナイアシンが1.2 mgです。これらの量は普通の範囲にあります。
ビタミンCの特徴
白身フライにはビタミンCも含まれています。具体的な含有量は1 mgであり、これも普通の範囲にあります。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次は白身フライの使用例としてレシピをご紹介します。
白身フライを使ったレシピ4選!
#1 お弁当にもぴったり!白身フライ
白身魚、塩コショウ、小麦粉、溶き卵、パン粉、揚げ油
このレシピは白身魚を使ったお弁当にぴったりの料理です。お弁当のおかずとして人気のある白身フライは、冷えても美味しいようにちょっと濃い目の味付けをオススメします。…
レシピを見る#2 白身魚フライのクラブサンド
ほしいぶんだけ白身魚とタルタルソースのフライ」、食パン(8枚切り)、トマト、レタス、スライスチーズ、アボカド、バター、ケチャップ、粒マスタード、等
白身フライを使用したクラブサンドのレシピ。具材がたくさんサンドしてあり、ボリューム満点のサンドイッチです。…
レシピを見る#3 今日はおうちで乾杯!弁当
ほしいぶんだけ白身魚とタルタルソースのフライ」、カリフラワー、活ちくわ」、ご飯、焼きのり、スライスチーズ、魚肉ソーセージ、ウインナー、ヤングコーン、等
白身のフライをビールジョッキに、カリフラワーをビールの泡に見立てたお弁当のレシピ。見た目もかわいらしく、主菜と副菜のバランスも良いメニューです。…
レシピを見る#4 ボリューム満点♪ タラフライの卵サンド
塩こしょう、サラダ油、薄力粉、パン粉、マヨネーズ、中濃ソース
このレシピはタラを使ったボリューム満点の卵サンドです。さっくり揚げた白身フライと卵サラダを詰め込んだ食べ応えのある一品です。…
レシピを見る最後に、白身フライの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「白身フライ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 299 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 16.2 | g | |
└糖質 | 15.9 | g | 普通 |
└食物繊維 | - | g | 無し |
たんぱく質 | 9.7 | g | 普通 |
脂質 | 21.8 | g | 多い |
「白身フライ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 50.7 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.9 | g | 多い |
コレステロール | - | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.9 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「白身フライ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 340 | mg | 多い |
カリウム | 240 | mg | 普通 |
カルシウム | 47 | mg | 普通 |
マグネシウム | - | mg | 無し |
リン | 100 | mg | 普通 |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | - | mg | 無し |
銅 | - | mg | 無し |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 57 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 57 | μg | 多い |
ビタミンD | - | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | - | mg | 無し |
└β-トコフェロール | - | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | - | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | - | mg | 無し |
ビタミンK | - | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.10 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.10 | mg | 普通 |
ナイアシン | 1.2 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | - | mg | 無し |
ビタミンB12 | - | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | - | mg | 無し |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
白身フライと同じ料理の洋風料理ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
ビーフカレー | 119 | (7.9) | (2.4) | (9.0) | (0.9) |
えびグラタン | 128 | (12.3) | (5.5) | (6.9) | (0.9) |
コーンクリームスープ 粉末タイプ | 425 | 67.4 | 8.1 | 13.7 | - |
コーンクリームスープ コーンクリームスープ | 62 | (8.3) | (1.7) | (2.6) | (0.6) |
コロッケ クリームコロッケ(冷凍) | 159 | 20.9 | 4.7 | 6.3 | - |
コロッケ ポテトコロッケ(冷凍) | 157 | 27.4 | 4.6 | 4.9 | - |
いかフライ(冷凍) | 146 | 21.4 | 10.6 | 2.0 | - |
えびフライ(冷凍) | 139 | 20.3 | 10.2 | 1.9 | - |
白身フライ(冷凍) | 148 | 19.3 | 11.6 | 2.7 | - |
シチュー類 ビーフシチュー | 153 | (7.5) | (4.1) | (12.6) | (0.7) |
えびピラフ | 146 | (29.4) | (3.3) | (2.3) | (1.2) |
ミートボール | 199 | (14.3) | (10.2) | (12.5) | (1.3) |
メンチカツ(冷凍) | 196 | 23.0 | 9.9 | 7.2 | - |
ポテトコロッケ | 226 | (24.6) | (5.3) | (12.6) | (2.0) |
いかフライ | 227 | (22.6) | (13.3) | (11.3) | (0.9) |
えびフライ | 236 | (22.7) | (15.9) | (11.6) | (1.0) |
白身フライ | 299 | 15.9 | 9.7 | 21.8 | - |
メンチカツ | 273 | (19.3) | (10.7) | (18.7) | (1.7) |
チキンカレー | 131 | (7.8) | (5.6) | (8.8) | (1.2) |
ポークカレー | 116 | (7.7) | (2.8) | (8.6) | (0.9) |
かぼちゃのクリームスープ | 73 | (9.4) | (1.5) | (3.9) | (1.3) |
カニクリームコロッケ | 255 | (22.4) | (5.1) | (17.1) | (1.0) |
コーンクリームコロッケ | 245 | (23.4) | (5.1) | (16.0) | (1.4) |
シチュー類 チキンシチュー | 124 | (7.5) | (6.2) | (8.0) | (1.2) |
合いびきハンバーグ | 197 | (11.6) | (13.4) | (12.2) | (1.1) |
チキンハンバーグ | 171 | (9.9) | (12.6) | (10.2) | (1.0) |
豆腐ハンバーグ | 142 | (8.8) | (9.9) | (9.2) | (1.3) |
かきフライ | 289 | 26.8 | 8.9 | 18 | 2.3 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。