このページでは白身フライのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
白身フライのカロリーは299kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:Eレシピ
白身フライの可食部100gあたりのカロリーは、299kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中341位です。これは多い順にすると上位21%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「料理」ジャンルので白身フライのカロリーを評価すると、55件中2位です。これは上位から3%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 299Kcal |
全体での評価 | 341位 / 1592件中(上位21%…高い) |
「料理」ジャンル内での評価 | 2位 / 55件中(上位3%…高い) |
白身フライはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ白身フライのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:ニッスイ
白身フライのカロリーが高い理由
白身フライのカロリーは、可食部100gあたり299kcalと、他の食材と比較して高いです。その理由を以下に説明します。
脂質の多さ
白身フライのカロリーが高い主な要因は、脂質の多さです。可食部100gあたりの脂質量は21.8gとなっており、この量は他の食材と比較して多いです。脂質は1gあたり9kcalのエネルギーを持っており、脂質の多さがカロリーを高くしています。
糖質の量
白身フライの糖質量は15.9gとなっており、他の食材と比較しては普通の量です。糖質は1gあたり4kcalのエネルギーを持っていますが、白身フライのカロリーの高さにはあまり関与していません。
食物繊維の欠如
白身フライには食物繊維が含まれていません。食物繊維は体内の消化を遅くし、満腹感を与える働きがあります。そのため、食物繊維が欠如している白身フライは、同じカロリーでも満腹感を得にくくなり、食べ過ぎの原因となる可能性があります。
タンパク質の量
白身フライのタンパク質量は9.7gとなっており、他の食材と比較しては普通の量です。タンパク質は1gあたり4kcalのエネルギーを持っていますが、白身フライのカロリーの高さにはあまり関与していません。
以上の理由から、白身フライのカロリーが高いと評価されています。脂質の多さや食物繊維の欠如が主な要因となっています。食べる際には適量を守り、バランスの良い食事を心がけることが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「白身フライ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 15.9g | 4 | 63.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | -g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 9.7g | 4 | 38.8kcal |
脂質 | 21.8g | 9 | 196.2kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「白身フライ」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、196.2kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
白身フライは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:ニッスイ
白身フライは、低糖質ダイエットに使える?
白身フライは、美味しさと栄養価の高さから、多くの人々に愛されています。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、糖質量が気になるところです。そこで、今回は白身フライの糖質量について詳しくご紹介します。
白身フライの糖質量は15.9g
白身フライの糖質量は、一般的に15.9gとされています。これは、100gあたりの糖質量です。低糖質ダイエットでは、通常、1日の糖質摂取量を50g以下に抑えることが推奨されています。そのため、白身フライの糖質量は、一食分で既にかなりの割合を占めてしまいます。
白身フライは低糖質ダイエットに不向き
白身フライの糖質量が15.9gということは、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、適さない食材と言えます。糖質摂取量を抑えることが目的の低糖質ダイエットでは、他の低糖質食材を選ぶことが重要です。
低糖質ダイエットに適した食材としては、例えば鶏むね肉や豚ロース肉などの白身肉が挙げられます。これらの食材は、白身フライと比べて糖質量が少なく、たんぱく質も豊富に含まれています。さらに、野菜や海藻などの低糖質食材を組み合わせることで、バランスの良い食事を摂ることができます。
まとめ
白身フライは、糖質量が15.9gということから、低糖質ダイエットには不向きな食材です。低糖質ダイエットを実践している方は、糖質量の少ない食材を選び、バランスの良い食事を心掛けることが大切です。白身フライの代わりに、白身肉や低糖質野菜を積極的に取り入れて、健康的な食生活を送りましょう。
白身フライは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:DELISH KITCHEN
白身フライは、低脂質ダイエットに不向き
白身フライは、洋風料理の一つであり、多くの人々に人気があります。しかし、低脂質ダイエットを実践している方にとっては、注意が必要な食品と言えるでしょう。
白身フライの脂質含有量
白身フライの脂質含有量は、なんと21.8gもあります。低脂質ダイエットを目指している方にとっては、この数値は大きな問題となるでしょう。
脂質の影響
脂質は、私たちの体にとって必要な栄養素ですが、摂りすぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まります。低脂質ダイエットを行うことで、これらのリスクを軽減することができます。
代替方法
低脂質ダイエットを実践している方にとっては、白身フライは避けるべき食品と言えます。代わりに、脂質の少ない食材や調理方法を選ぶことが重要です。
例えば、鶏の胸肉や魚の蒸し焼きなどは、脂質が少なくても美味しく食べることができます。また、揚げ物をする際には、油を最小限にするか、オーブンを使用するなどの工夫をすることも有効です。
まとめ
白身フライは、洋風料理の中でも人気のある一品ですが、低脂質ダイエットを実践している方にとっては不向きな食品と言えます。脂質の多さに注意し、代替方法を探すことが大切です。健康な体を維持するためには、バランスの取れた食事が重要ですので、食材や調理方法に工夫をすることをおすすめします。
最後に、白身フライの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「白身フライ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 299 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 16.2 | g | |
└糖質 | 15.9 | g | 普通 |
└食物繊維 | - | g | 無し |
たんぱく質 | 9.7 | g | 普通 |
脂質 | 21.8 | g | 多い |
「白身フライ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 50.7 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.9 | g | 多い |
コレステロール | - | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.9 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「白身フライ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 340 | mg | 多い |
カリウム | 240 | mg | 普通 |
カルシウム | 47 | mg | 普通 |
マグネシウム | - | mg | 無し |
リン | 100 | mg | 普通 |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | - | mg | 無し |
銅 | - | mg | 無し |
マンガン | - | mg | 無し |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | 57 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 57 | μg | 多い |
ビタミンD | - | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | - | mg | 無し |
└β-トコフェロール | - | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | - | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | - | mg | 無し |
ビタミンK | - | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.10 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.10 | mg | 普通 |
ナイアシン | 1.2 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | - | mg | 無し |
ビタミンB12 | - | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | - | mg | 無し |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
白身フライと同じ料理の洋風料理ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
ビーフカレー | 119 | (7.9) | (2.4) | (9.0) | (0.9) |
えびグラタン | 128 | (12.3) | (5.5) | (6.9) | (0.9) |
コーンクリームスープ 粉末タイプ | 425 | 67.4 | 8.1 | 13.7 | - |
コーンクリームスープ コーンクリームスープ | 62 | (8.3) | (1.7) | (2.6) | (0.6) |
コロッケ クリームコロッケ(冷凍) | 159 | 20.9 | 4.7 | 6.3 | - |
コロッケ ポテトコロッケ(冷凍) | 157 | 27.4 | 4.6 | 4.9 | - |
いかフライ(冷凍) | 146 | 21.4 | 10.6 | 2.0 | - |
えびフライ(冷凍) | 139 | 20.3 | 10.2 | 1.9 | - |
白身フライ(冷凍) | 148 | 19.3 | 11.6 | 2.7 | - |
シチュー類 ビーフシチュー | 153 | (7.5) | (4.1) | (12.6) | (0.7) |
えびピラフ | 146 | (29.4) | (3.3) | (2.3) | (1.2) |
ミートボール | 199 | (14.3) | (10.2) | (12.5) | (1.3) |
メンチカツ(冷凍) | 196 | 23.0 | 9.9 | 7.2 | - |
ポテトコロッケ | 226 | (24.6) | (5.3) | (12.6) | (2.0) |
いかフライ | 227 | (22.6) | (13.3) | (11.3) | (0.9) |
えびフライ | 236 | (22.7) | (15.9) | (11.6) | (1.0) |
白身フライ | 299 | 15.9 | 9.7 | 21.8 | - |
メンチカツ | 273 | (19.3) | (10.7) | (18.7) | (1.7) |
チキンカレー | 131 | (7.8) | (5.6) | (8.8) | (1.2) |
ポークカレー | 116 | (7.7) | (2.8) | (8.6) | (0.9) |
かぼちゃのクリームスープ | 73 | (9.4) | (1.5) | (3.9) | (1.3) |
カニクリームコロッケ | 255 | (22.4) | (5.1) | (17.1) | (1.0) |
コーンクリームコロッケ | 245 | (23.4) | (5.1) | (16.0) | (1.4) |
シチュー類 チキンシチュー | 124 | (7.5) | (6.2) | (8.0) | (1.2) |
合いびきハンバーグ | 197 | (11.6) | (13.4) | (12.2) | (1.1) |
チキンハンバーグ | 171 | (9.9) | (12.6) | (10.2) | (1.0) |
豆腐ハンバーグ | 142 | (8.8) | (9.9) | (9.2) | (1.3) |
かきフライ | 289 | 26.8 | 8.9 | 18 | 2.3 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。