このページではメンチカツのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
メンチカツのカロリーは273kcal(100gあたり)!これってどうなの?
メンチカツの可食部100gあたりのカロリーは、273kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中402位です。これは多い順にすると上位25%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「料理」ジャンルのでメンチカツのカロリーを評価すると、55件中4位です。これは上位から7%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 273Kcal |
全体での評価 | 402位 / 1592件中(上位25%…高い) |
「料理」ジャンル内での評価 | 4位 / 55件中(上位7%…高い) |
メンチカツはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜメンチカツのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:サントリー
メンチカツのカロリーが高い理由
メンチカツは、可食部100gあたり273kcalという高いカロリーを持っています。その理由を以下の栄養データから解説します。
脂質が多い
メンチカツは、可食部100gあたり18.7gの脂質を含んでいます。脂質はカロリーの源となるため、脂質が多い食材はカロリーが高くなります。メンチカツは肉を主成分としており、肉には脂肪が多く含まれているため、カロリーも高くなるのです。
糖質は普通
メンチカツの糖質は可食部100gあたり19.3gで、普通の量です。糖質はエネルギー源となるため、一定量必要ですが、メンチカツには他の食材と比べて糖質が多いわけではありません。
食物繊維は普通
メンチカツの食物繊維は可食部100gあたり1.7gで、普通の量です。食物繊維は消化を助け、腸内環境を整える役割がありますが、メンチカツには他の食材と比べて特に多いわけではありません。
タンパク質は普通
メンチカツのタンパク質は可食部100gあたり10.7gで、普通の量です。タンパク質は体の組織の構築や修復に必要な栄養素ですが、メンチカツには他の食材と比べて特に多いわけではありません。
以上の栄養データからわかるように、メンチカツのカロリーが高い理由は、主に脂質の量が多いことにあります。脂質を控えたい方やダイエット中の方は、摂取量に注意する必要があります。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「メンチカツ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (19.3)g | 4 | 77.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (1.7)g | 2 | 3.4kcal |
たんぱく質 | (10.7)g | 4 | 42.8kcal |
脂質 | (18.7)g | 9 | 168.3kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「メンチカツ」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、168.3kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
メンチカツは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:ヤマサ
メンチカツは、低糖質ダイエットに使える?
洋風料理の中で人気のある「メンチカツ」は、その美味しさと食べ応えから多くの人に愛されています。しかし、低糖質ダイエットを実践している方にとっては、メンチカツは避けるべき食品とされています。
メンチカツの糖質量
メンチカツを作るために使用される材料の中には、パン粉や小麦粉などの炭水化物が含まれています。これらの炭水化物は、血糖値の上昇を促すため、糖質制限を行っている方にとっては避けるべき食品とされています。
メンチカツ1個(約100g)の糖質量は約19.3gです。これは、低糖質ダイエットを行っている方にとっては比較的高い数値となります。糖質制限を行っている方は、1日の糖質摂取量を制限しているため、この糖質量を摂取することは難しいでしょう。
メンチカツの他の問題点
糖質量だけでなく、メンチカツには他の問題点もあります。まず、メンチカツは揚げ物であるため、油を多く使用します。油は高カロリーであり、ダイエット中には避けるべき食品です。また、メンチカツにはソースをかけることが一般的ですが、ソースには糖分が含まれています。糖質制限を行っている方にとっては、これらの要素が問題となります。
まとめ
メンチカツは美味しい料理ですが、低糖質ダイエットを実践している方にとっては避けるべき食品と言えます。糖質量が高く、油やソースの使用も問題となります。代わりに、低糖質の食材を使用した料理を選ぶことが大切です。低糖質ダイエットを成功させるためには、食事の選択に注意を払い、バランスの取れた食事を心がけることが重要です。
メンチカツは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:dancyu
メンチカツの脂質量は18.7g
メンチカツは、洋風料理の一つであり、多くの人々に親しまれています。しかし、メンチカツは低脂質ダイエットには不向きな食品と言われています。その理由は、メンチカツに含まれる脂質量が比較的高いためです。実際に、メンチカツ100gあたりの脂質量は18.7gとなっています。
メンチカツの脂質量が高い理由
メンチカツの脂質量が高い理由は、主に以下の点にあります。
1. 揚げ物による油分の吸収
メンチカツは、一般的に揚げ物として調理されます。揚げ物によって食材は油分を吸収し、その結果として脂質量が増えてしまいます。特に、揚げ油の種類や使用量によっても脂質量は変わるため、注意が必要です。
2. メンチカツの材料に含まれる脂質
メンチカツの材料には、肉やパン粉、卵などが含まれます。これらの食材には脂質が含まれており、それがメンチカツの脂質量を高くしています。特に、脂肪分の多い肉を使用する場合や、多くのパン粉を使用する場合は、脂質量が増える傾向にあります。
メンチカツは低脂質ダイエットに不向き
以上の理由から、メンチカツは低脂質ダイエットには不向きな食品と言えます。低脂質ダイエットでは、脂質の摂取量を制限することが求められますが、メンチカツはその制限には適していません。脂質量が高いため、摂取することでダイエットの効果を損なう可能性があります。
低脂質な代替品の検討
低脂質ダイエットを実践する場合、メンチカツの代わりに低脂質な食品を選ぶことが重要です。例えば、鶏むね肉を使ったヘルシーなチキンカツや、大豆をベースにしたベジタリアンメンチカツなどがあります。これらの食品は、脂質量が低く、ダイエットに適した選択肢となります。
まとめ
メンチカツは、洋風料理の一つであり、多くの人々に親しまれています。しかし、メンチカツは低脂質ダイエットには不向きな食品と言われています。その理由は、メンチカツに含まれる脂質量が比較的高いためです。低脂質ダイエットを実践する場合は、メンチカツの代わりに低脂質な食品を選ぶことが重要です。
最後に、メンチカツの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「メンチカツ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 273 | Kcal | 高い |
炭水化物 | (18.7) | g | |
└糖質 | (19.3) | g | 普通 |
└食物繊維 | (1.7) | g | 普通 |
たんぱく質 | (10.7) | g | 普通 |
脂質 | (18.7) | g | 多い |
「メンチカツ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (50.3) | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (1.5) | g | 普通 |
コレステロール | (26) | mg | 普通 |
食塩相当量 | (0.9) | mg | 普通 |
アルコール | 0 | g | 無し |
「メンチカツ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (350) | mg | 多い |
カリウム | (240) | mg | 普通 |
カルシウム | (24) | mg | 普通 |
マグネシウム | (27) | mg | 普通 |
リン | (96) | mg | 普通 |
鉄 | (1.2) | mg | 普通 |
亜鉛 | (1.6) | mg | 多い |
銅 | (0.12) | mg | 普通 |
マンガン | (0.25) | mg | 普通 |
ヨウ素 | (1) | μg | 普通 |
セレン | (5) | μg | 多い |
クロム | (1) | μg | 普通 |
モリブデン | (1) | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (5) | μg | 多い |
└α-カロテン | (19) | μg | 多い |
└β-カロテン | (46) | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (55) | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | (10) | μg | 普通 |
ビタミンD | (0.1) | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | (1.4) | mg | 多い |
└β-トコフェロール | (0.1) | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | (5.3) | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | (1.1) | mg | 多い |
ビタミンK | (19) | μg | 多い |
ビタミンB1 | (0.14) | mg | 多い |
ビタミンB2 | (0.09) | mg | 普通 |
ナイアシン | (1.9) | mg | 多い |
ビタミンB6 | (0.14) | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0.3) | μg | 普通 |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.50) | mg | 普通 |
ビオチン | (1.6) | μg | 普通 |
ビタミンC | (1) | mg | 普通 |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
メンチカツと同じ料理の洋風料理ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
ビーフカレー | 119 | (7.9) | (2.4) | (9.0) | (0.9) |
えびグラタン | 128 | (12.3) | (5.5) | (6.9) | (0.9) |
コーンクリームスープ 粉末タイプ | 425 | 67.4 | 8.1 | 13.7 | - |
コーンクリームスープ コーンクリームスープ | 62 | (8.3) | (1.7) | (2.6) | (0.6) |
コロッケ クリームコロッケ(冷凍) | 159 | 20.9 | 4.7 | 6.3 | - |
コロッケ ポテトコロッケ(冷凍) | 157 | 27.4 | 4.6 | 4.9 | - |
いかフライ(冷凍) | 146 | 21.4 | 10.6 | 2.0 | - |
えびフライ(冷凍) | 139 | 20.3 | 10.2 | 1.9 | - |
白身フライ(冷凍) | 148 | 19.3 | 11.6 | 2.7 | - |
シチュー類 ビーフシチュー | 153 | (7.5) | (4.1) | (12.6) | (0.7) |
えびピラフ | 146 | (29.4) | (3.3) | (2.3) | (1.2) |
ミートボール | 199 | (14.3) | (10.2) | (12.5) | (1.3) |
メンチカツ(冷凍) | 196 | 23.0 | 9.9 | 7.2 | - |
ポテトコロッケ | 226 | (24.6) | (5.3) | (12.6) | (2.0) |
いかフライ | 227 | (22.6) | (13.3) | (11.3) | (0.9) |
えびフライ | 236 | (22.7) | (15.9) | (11.6) | (1.0) |
白身フライ | 299 | 15.9 | 9.7 | 21.8 | - |
メンチカツ | 273 | (19.3) | (10.7) | (18.7) | (1.7) |
チキンカレー | 131 | (7.8) | (5.6) | (8.8) | (1.2) |
ポークカレー | 116 | (7.7) | (2.8) | (8.6) | (0.9) |
かぼちゃのクリームスープ | 73 | (9.4) | (1.5) | (3.9) | (1.3) |
カニクリームコロッケ | 255 | (22.4) | (5.1) | (17.1) | (1.0) |
コーンクリームコロッケ | 245 | (23.4) | (5.1) | (16.0) | (1.4) |
シチュー類 チキンシチュー | 124 | (7.5) | (6.2) | (8.0) | (1.2) |
合いびきハンバーグ | 197 | (11.6) | (13.4) | (12.2) | (1.1) |
チキンハンバーグ | 171 | (9.9) | (12.6) | (10.2) | (1.0) |
豆腐ハンバーグ | 142 | (8.8) | (9.9) | (9.2) | (1.3) |
かきフライ | 289 | 26.8 | 8.9 | 18 | 2.3 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。