このページではいかフライのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
いかフライのカロリーは227kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:サントリー
いかフライの可食部100gあたりのカロリーは、227kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中527位です。これは多い順にすると上位33%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「料理」ジャンルのでいかフライのカロリーを評価すると、55件中8位です。これは上位から14%に位置するカロリーで、評価は「高い」となります。
カロリー | 227Kcal |
全体での評価 | 527位 / 1592件中(上位33%…平均的) |
「料理」ジャンル内での評価 | 8位 / 55件中(上位14%…高い) |
いかフライはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜいかフライのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
引用元:キューピー3分クッキング
いかフライのカロリーは平均的な理由
いかフライのカロリーは、可食部100gあたり227kcalで、「平均的」と評価されています。その理由を以下の栄養データを参考に説明します。
タンパク質と脂質が多い
いかフライは、可食部100gあたり13.3gのタンパク質と11.3gの脂質を含んでいます。タンパク質は筋肉や細胞の成長、修復に必要な栄養素であり、脂質は体内でエネルギーを貯蔵する役割を果たします。いかフライにはこれらの栄養素が豊富に含まれており、バランスの良い食事に適しています。
糖質と食物繊維は普通
いかフライの糖質は可食部100gあたり22.6gで、「普通」と評価されています。糖質は体にエネルギーを供給する役割を果たしますが、摂りすぎると血糖値の上昇や肥満のリスクが高まる可能性があります。いかフライの糖質量は適度であり、バランスの取れた食事に配慮されていると言えます。また、いかフライには食物繊維も含まれており、腸内環境の改善や便通の促進に役立ちます。
まとめ
いかフライのカロリーが平均的である理由は、タンパク質と脂質が豊富に含まれており、糖質と食物繊維の量も適度であるためです。これらの栄養素のバランスが取れているため、いかフライは健康的な食事の一部として適しています。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「いかフライ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | (22.6)g | 4 | 90.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0.9)g | 2 | 1.8kcal |
たんぱく質 | (13.3)g | 4 | 53.2kcal |
脂質 | (11.3)g | 9 | 101.7kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「いかフライ」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、101.7kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
いかフライは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:Nadia
いかフライは、低糖質ダイエットに使える?
洋風料理の中でも人気の高い「いかフライ」は、揚げ物の代表的な一品です。そのサクサクとした食感と、いかの風味がたまらない美味しさは、多くの人々を魅了しています。
いかフライの糖質量は22.6g
しかし、いかフライは低糖質ダイエットにはあまり適していないと言われています。なぜなら、いかフライの糖質量は22.6gと、一般的な揚げ物と比べてもやや高いです。
低糖質ダイエットは、糖質の摂取を制限することで体重を減らす方法です。糖質を摂りすぎると、血糖値が急激に上昇し、脂肪が蓄積されやすくなります。そのため、糖質を制限することは、ダイエットにおいて重要なポイントとなります。
いかフライは糖質が多い理由
いかフライの糖質が多い理由は、主に衣の材料にあります。一般的ないかフライの衣は、小麦粉やパン粉を使用します。これらの材料は糖質が多く含まれており、揚げることでさらに糖質が増えます。
また、いか自体にも糖質が含まれています。いかはタンパク質が豊富であり、低脂肪な食材として知られていますが、糖質も一部含まれています。そのため、いかフライを食べる際には、糖質量にも注意が必要です。
低糖質ダイエットには他の選択肢がある
低糖質ダイエットを実践したい場合には、いかフライよりも糖質が少ない料理を選ぶことがおすすめです。例えば、鶏胸肉のグリルや焼き魚などは、糖質が少なく、タンパク質も豊富です。
また、いかフライを食べたい場合には、糖質の摂取量を調整することも考えましょう。衣の材料には、小麦粉やパン粉の代わりに、アーモンド粉や豆粉を使用することで、糖質を減らすことができます。
まとめ
いかフライは、その美味しさに魅了されること間違いありません。しかし、低糖質ダイエットを実践したい場合には、いかフライは控えるべき料理と言えます。糖質量が22.6gとやや高いため、他の低糖質な料理を選ぶことが重要です。また、いかフライを食べる際には、糖質の摂取量を調整することも考慮しましょう。
いかフライは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:サントリー
いかフライは、低脂質ダイエットに使える?
いかフライは、美味しさと食感が人気のある洋風料理です。しかし、低脂質ダイエットを考えている方にとっては、注意が必要なメニューと言えます。なぜなら、いかフライは低脂質ではなく、実際に11.3gもの脂質を含んでいるからです。
いかフライの脂質量
いかフライの脂質量は、一般的な調理法で作られた場合、11.3gとなります。これは、一食分の量に相当します。低脂質ダイエットを行っている方にとっては、この脂質量はかなり高いと言えるでしょう。
低脂質ダイエットに不向きな理由
いかフライが低脂質ダイエットに不向きな理由は、その脂質量だけではありません。実際には、いかフライの調理法や付け合わせの具材によって、さらに脂質が増えることがあります。
例えば、いかフライは揚げ物で調理されることが一般的です。揚げ物は油を使用するため、その分脂質が増えます。また、いかフライを食べる際には、ソースやマヨネーズを添えることもありますが、これらも脂質を含んでいます。
さらに、いかフライの付け合わせには、フライドポテトやタルタルソースがよく使われます。これらも脂質が高く、低脂質ダイエットには適していません。
代替策としての工夫
低脂質ダイエットを実践したい方にとっては、いかフライは避けるべきメニューと言えます。しかし、いかフライの代替策として、工夫をすることで低脂質な料理を楽しむことができます。
例えば、いかフライを焼いたり、蒸したりすることで、揚げ物に比べて脂質を減らすことができます。また、ソースやマヨネーズの代わりに、ヨーグルトやレモンを添えることで、低脂質な味付けを楽しむことができます。
まとめ
いかフライは、低脂質ダイエットには不向きなメニューです。脂質量が高く、調理法や付け合わせの具材によってさらに脂質が増えることもあります。低脂質ダイエットを実践したい方は、いかフライの代替策を考えることをおすすめします。
最後に、いかフライの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「いかフライ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 227 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | (19.7) | g | |
└糖質 | (22.6) | g | 普通 |
└食物繊維 | (0.9) | g | 普通 |
たんぱく質 | (13.3) | g | 多い |
脂質 | (11.3) | g | 多い |
「いかフライ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | (54.9) | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | (0.8) | g | 普通 |
コレステロール | (230) | mg | 多い |
食塩相当量 | (0.5) | mg | 普通 |
アルコール | 0 | g | 無し |
「いかフライ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | (200) | mg | 普通 |
カリウム | (140) | mg | 普通 |
カルシウム | (16) | mg | 普通 |
マグネシウム | (22) | mg | 普通 |
リン | (150) | mg | 普通 |
鉄 | (0.4) | mg | 普通 |
亜鉛 | (0.9) | mg | 普通 |
銅 | (0.11) | mg | 普通 |
マンガン | (0.15) | mg | 普通 |
ヨウ素 | (5) | μg | 多い |
セレン | (24) | μg | 多い |
クロム | (1) | μg | 普通 |
モリブデン | (2) | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (8) | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | (1) | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (1) | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | (8) | μg | 普通 |
ビタミンD | (0.1) | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | (2.1) | mg | 多い |
└β-トコフェロール | (0.2) | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | (5.0) | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | (1.0) | mg | 多い |
ビタミンK | (15) | μg | 多い |
ビタミンB1 | (0.04) | mg | 普通 |
ビタミンB2 | (0.03) | mg | 低い |
ナイアシン | (1.0) | mg | 普通 |
ビタミンB6 | (0.04) | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0.8) | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | (0.25) | mg | 普通 |
ビオチン | (4.2) | μg | 多い |
ビタミンC | (1) | mg | 普通 |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
いかフライと同じ料理の洋風料理ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
ビーフカレー | 119 | (7.9) | (2.4) | (9.0) | (0.9) |
えびグラタン | 128 | (12.3) | (5.5) | (6.9) | (0.9) |
コーンクリームスープ 粉末タイプ | 425 | 67.4 | 8.1 | 13.7 | - |
コーンクリームスープ コーンクリームスープ | 62 | (8.3) | (1.7) | (2.6) | (0.6) |
コロッケ クリームコロッケ(冷凍) | 159 | 20.9 | 4.7 | 6.3 | - |
コロッケ ポテトコロッケ(冷凍) | 157 | 27.4 | 4.6 | 4.9 | - |
いかフライ(冷凍) | 146 | 21.4 | 10.6 | 2.0 | - |
えびフライ(冷凍) | 139 | 20.3 | 10.2 | 1.9 | - |
白身フライ(冷凍) | 148 | 19.3 | 11.6 | 2.7 | - |
シチュー類 ビーフシチュー | 153 | (7.5) | (4.1) | (12.6) | (0.7) |
えびピラフ | 146 | (29.4) | (3.3) | (2.3) | (1.2) |
ミートボール | 199 | (14.3) | (10.2) | (12.5) | (1.3) |
メンチカツ(冷凍) | 196 | 23.0 | 9.9 | 7.2 | - |
ポテトコロッケ | 226 | (24.6) | (5.3) | (12.6) | (2.0) |
いかフライ | 227 | (22.6) | (13.3) | (11.3) | (0.9) |
えびフライ | 236 | (22.7) | (15.9) | (11.6) | (1.0) |
白身フライ | 299 | 15.9 | 9.7 | 21.8 | - |
メンチカツ | 273 | (19.3) | (10.7) | (18.7) | (1.7) |
チキンカレー | 131 | (7.8) | (5.6) | (8.8) | (1.2) |
ポークカレー | 116 | (7.7) | (2.8) | (8.6) | (0.9) |
かぼちゃのクリームスープ | 73 | (9.4) | (1.5) | (3.9) | (1.3) |
カニクリームコロッケ | 255 | (22.4) | (5.1) | (17.1) | (1.0) |
コーンクリームコロッケ | 245 | (23.4) | (5.1) | (16.0) | (1.4) |
シチュー類 チキンシチュー | 124 | (7.5) | (6.2) | (8.0) | (1.2) |
合いびきハンバーグ | 197 | (11.6) | (13.4) | (12.2) | (1.1) |
チキンハンバーグ | 171 | (9.9) | (12.6) | (10.2) | (1.0) |
豆腐ハンバーグ | 142 | (8.8) | (9.9) | (9.2) | (1.3) |
かきフライ | 289 | 26.8 | 8.9 | 18 | 2.3 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。