このページではオニオンパウダーのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
オニオンパウダーのカロリーは363kcal(100gあたり)!これってどうなの?
オニオンパウダーの可食部100gあたりのカロリーは、363kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中198位です。これは多い順にすると上位12%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「調味料」ジャンルのでオニオンパウダーのカロリーを評価すると、142件中25位です。これは上位から17%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 363Kcal |
全体での評価 | 198位 / 1592件中(上位12%…高い) |
「調味料」ジャンル内での評価 | 25位 / 142件中(上位17%…高い) |
オニオンパウダーはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜオニオンパウダーのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
オニオンパウダーのカロリーが高い理由
オニオンパウダーは、可食部100gあたり363kcalのカロリーがあります。このカロリーは他の食材と比較して高いと評価されています。では、なぜオニオンパウダーのカロリーは高いのでしょうか。
糖質が多い
オニオンパウダーには、可食部100gあたり83gの糖質が含まれています。糖質はエネルギー源として働きますので、その量が多いことがカロリーの高さの一因と考えられます。
食物繊維が無し
オニオンパウダーには、可食部100gあたり食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化を促進し、満腹感を与える役割があります。食物繊維が少ないため、カロリーが高くなっている可能性があります。
タンパク質は普通
オニオンパウダーには、可食部100gあたり8.8gのタンパク質が含まれています。タンパク質は体の組織の構成要素として重要な役割を果たしますが、カロリーの高さには直接的な関係はありません。
脂質が低い
オニオンパウダーには、可食部100gあたり1.1gの脂質が含まれています。脂質はエネルギー源としても重要ですが、オニオンパウダーのカロリーの高さには影響を与えていないと考えられます。
以上の栄養データを考慮すると、オニオンパウダーのカロリーが高い理由は、糖質の多さと食物繊維の欠如によるものと言えます。オニオンパウダーは調味料として使用されることが多いため、少量でもカロリーが摂取されやすくなっています。食事のバランスを考える際には、オニオンパウダーのカロリーにも注意が必要です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「オニオンパウダー」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 83.0g | 4 | 332kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | -g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 8.8g | 4 | 35.2kcal |
脂質 | 1.1g | 9 | 9.9kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「オニオンパウダー」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、332kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
オニオンパウダーは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
オニオンパウダーは、低糖質ダイエットに使える?
オニオンパウダーは、料理において香りや風味を引き立てるためによく使われる調味料(スパイス)です。しかし、低糖質ダイエットを行っている方にとっては、その糖質量が気になるポイントとなります。
オニオンパウダーの糖質量
オニオンパウダーの糖質量は、83gとされています。この糖質量は、一般的な食品と比較すると非常に高いものと言えます。低糖質ダイエットを行っている方にとっては、糖質摂取を抑えることが重要なため、オニオンパウダーは避けるべき調味料と言えるでしょう。
低糖質ダイエットに不向きな理由
オニオンパウダーが低糖質ダイエットに不向きな理由は、その糖質量だけでなく、他の成分にもあります。オニオンパウダーには、糖質以外の栄養素や食物繊維はほとんど含まれていません。低糖質ダイエットでは、糖質だけでなく、栄養バランスも考慮する必要があります。そのため、オニオンパウダーは糖質量が高い上に栄養価が低いため、積極的に摂取するべきではありません。
代替品の選択肢
低糖質ダイエットを行っている方がオニオンパウダーの代替品として選ぶことができる調味料は、たくさんあります。例えば、オニオンパウダーの代わりに、香りや風味が似た調味料として、ニンニクパウダーやニンニク塩、シナモンパウダーなどを使用することができます。これらの調味料は糖質量が少なく、さまざまな料理に使うことができます。
まとめ
オニオンパウダーは、糖質量が83gと高く、低糖質ダイエットには不向きな調味料です。糖質摂取を抑えるためには、他の代替品を選ぶことが重要です。ニンニクパウダーやニンニク塩、シナモンパウダーなどは、オニオンパウダーの代わりに使える低糖質な調味料としておすすめです。低糖質ダイエットを成功させるためには、栄養バランスも考慮しながら適切な調味料を選ぶことが大切です。
オニオンパウダーは、低脂質ダイエットに使える!?
オニオンパウダーは、低脂質ダイエットに使える?
オニオンパウダーは、多くの人々にとっておなじみの調味料(スパイス)です。その特徴は、風味豊かな味わいと使いやすさにあります。しかし、低脂質ダイエットを実践している方々にとっては、オニオンパウダーの脂質含有量が気になるところです。
オニオンパウダーの脂質含有量は低い
オニオンパウダーの脂質含有量は、なんと1.1gと非常に低いです。これは、低脂質ダイエットを実践している方々にとっては朗報です。脂質を制限しながらも、オニオンパウダーを使用することで料理の風味を楽しむことができます。
オニオンパウダーの効果的な活用法
オニオンパウダーを低脂質ダイエットに効果的に活用するためには、以下のポイントに気をつけることが大切です。
1. 量を調節する: オニオンパウダーは風味が強いため、少量でも料理にしっかりと味を与えることができます。ダイエット中の方は、塩分や脂質の摂取量にも注意しながら、適量を使うようにしましょう。
2. 他の調味料と組み合わせる: オニオンパウダーは単体で使用するだけでなく、他の調味料との組み合わせもおすすめです。例えば、オニオンパウダーとガーリックパウダーを一緒に使うことで、より深い味わいを楽しむことができます。
3. 健康的な料理に活用する: オニオンパウダーは、野菜や魚、鶏肉などの健康的な食材との相性が良いです。低脂質ダイエットを実践している方々は、これらの食材と組み合わせることで、栄養バランスの取れた食事を楽しむことができます。
まとめ
オニオンパウダーは、低脂質ダイエットにおいて少し効果的な調味料と言えます。その脂質含有量が1.1gと低いため、脂質を制限しながらも料理の風味を楽しむことができます。適量を使い、他の調味料との組み合わせや健康的な食材との組み合わせを考えながら、オニオンパウダーを活用していきましょう。低脂質ダイエットを実践している方々にとって、オニオンパウダーは心強い味方となることでしょう。
最後に、オニオンパウダーの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「オニオンパウダー」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 363 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 79.8 | g | |
└糖質 | 83.0 | g | 多い |
└食物繊維 | - | g | 無し |
たんぱく質 | 8.8 | g | 普通 |
脂質 | 1.1 | g | 低い |
「オニオンパウダー」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 5.0 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 5.3 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「オニオンパウダー」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 52 | mg | 普通 |
カリウム | 1300 | mg | 多い |
カルシウム | 140 | mg | 多い |
マグネシウム | 160 | mg | 多い |
リン | 290 | mg | 多い |
鉄 | 3.1 | mg | 多い |
亜鉛 | 3.2 | mg | 多い |
銅 | 0.55 | mg | 多い |
マンガン | 1.90 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | Tr | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | - | mg | 無し |
└β-トコフェロール | - | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | - | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | - | mg | 無し |
ビタミンK | - | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.30 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.10 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.6 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | - | mg | 無し |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | - | mg | 無し |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | 10 | mg | 多い |
食塩添加品あり
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
オニオンパウダーと同じ調味料のスパイスジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
オールスパイス 粉 | 364 | 77.1 | 5.6 | 5.6 | - |
オニオンパウダー | 363 | 83.0 | 8.8 | 1.1 | - |
からし(粉) | 435 | 43.8 | 33.0 | 14.3 | - |
練りからし | 314 | 40.2 | 5.9 | 14.5 | - |
からし 練りマスタード | 175 | 15.6 | 4.8 | 10.6 | - |
からし 粒入りマスタード | 229 | 14.7 | 7.6 | 16.0 | - |
カレー粉 | 338 | 29.8 | 13.0 | 12.2 | 36.9 |
クローブ 粉 | 398 | 72.2 | 7.2 | 13.6 | - |
こしょう 黒 粉 | 362 | 69.2 | 11.0 | 6.0 | - |
こしょう 白 粉 | 376 | 73.7 | 10.1 | 6.4 | - |
こしょう 混合 粉 | 369 | 72.0 | 10.6 | 6.2 | - |
さんしょう 粉 | 375 | 69.6 | 10.3 | 6.2 | - |
シナモン 粉 | 356 | 82.1 | 3.6 | 3.5 | - |
しょうが 粉 | 365 | 75.0 | 7.8 | 4.9 | - |
しょうが おろし | 41 | 9.0 | 0.7 | 0.6 | - |
セージ 粉 | 377 | 68.2 | 6.4 | 10.1 | - |
タイム 粉 | 342 | 71.8 | 6.5 | 5.2 | - |
チリパウダー | 374 | 65.9 | 15.0 | 8.2 | - |
とうがらし 粉 | 412 | 74.5 | 16.2 | 9.7 | - |
ナツメグ 粉 | 520 | 55.4 | 5.7 | 38.5 | - |
にんにくパウダー(食塩無添加) | 380 | 77.0 | 19.9 | 0.8 | - |
にんにく おろし | 170 | 39.0 | 4.7 | 0.5 | - |
バジル 粉 | 307 | 54.4 | 21.1 | 2.2 | - |
パセリ 乾 | 341 | 52.6 | 28.7 | 2.2 | - |
パプリカ 粉 | 385 | 57.2 | 15.5 | 11.6 | - |
わさび 粉 からし粉入り | 384 | 76.8 | 16.5 | 4.4 | - |
わさび 練り | 265 | 41.2 | 3.3 | 10.3 | - |
にんにくパウダー(食塩添加) | 382 | 76.5 | 19.9 | 0.8 | - |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。