このページではシナモン 粉のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
シナモン 粉のカロリーは356kcal(100gあたり)!これってどうなの?
シナモン 粉の可食部100gあたりのカロリーは、356kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中213位です。これは多い順にすると上位13%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「調味料」ジャンルのでシナモン 粉のカロリーを評価すると、142件中27位です。これは上位から19%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 356Kcal |
全体での評価 | 213位 / 1592件中(上位13%…高い) |
「調味料」ジャンル内での評価 | 27位 / 142件中(上位19%…高い) |
シナモン 粉はカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜシナモン 粉のカロリーは高いの?なにが含まれているの?
シナモン 粉のカロリーは高い理由
シナモン 粉は、調味料(スパイス)として使用されることが多いですが、そのカロリーは可食部100gあたり356kcalと非常に高いです。なぜシナモン 粉のカロリーが高いのか、以下の栄養データを参考に考察してみましょう。
糖質が多い
シナモン 粉の特徴的な栄養データの一つに、糖質の多さが挙げられます。可食部100gあたりの糖質は82.1gということで、他の食材と比較しても非常に高い数値です。糖質はエネルギー源として利用されるため、シナモン 粉のカロリーが高い理由の一つと言えます。
食物繊維が無い
シナモン 粉には食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化を助ける役割を果たし、満腹感を与えるため、食事のカロリーを抑える効果があります。しかし、シナモン 粉には食物繊維が含まれていないため、カロリーを抑える効果が期待できません。
タンパク質が低い
シナモン 粉にはタンパク質が3.6g含まれていますが、他の食材と比較すると低い数値です。タンパク質は体の組織や筋肉の構成要素であり、エネルギー源としても利用されます。タンパク質の摂取量が少ないと、体の代謝が低下し、カロリーの消費が減るため、シナモン 粉のカロリーが高い理由の一つと考えられます。
脂質は普通
シナモン 粉に含まれる脂質は3.5gです。この数値は他の食材と比較して普通と言えます。脂質はエネルギー源として利用されるほか、体温調節や細胞の構成要素としても重要です。シナモン 粉のカロリーが高い理由としては、脂質の含有量はあまり関係していないと考えられます。
以上の栄養データを考慮すると、シナモン 粉のカロリーが高い理由は、糖質の多さや食物繊維の欠如、タンパク質の低さが挙げられます。これらの要素が組み合わさり、シナモン 粉のカロリーが高くなっていると考えられます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「シナモン 粉」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 82.1g | 4 | 328.4kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | -g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 3.6g | 4 | 14.4kcal |
脂質 | 3.5g | 9 | 31.5kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「シナモン 粉」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、328.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
シナモン 粉は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
シナモン 粉は、低糖質ダイエットに使える?
シナモン 粉は、一般的にはスパイスとして使われています。しかし、糖質量が82.1gと高いため、低糖質ダイエットには不向きです。
シナモン 粉の糖質量
シナモン 粉は、一般的には甘みを感じることがありますが、その甘みは糖質によるものです。実際にシナモン 粉100gあたりの糖質量は82.1gと非常に高いです。
低糖質ダイエットとは?
低糖質ダイエットは、糖質の摂取を制限することで体重を減らすダイエット方法です。糖質はエネルギー源として使われるため、摂りすぎると体に蓄積されてしまいます。そのため、糖質の摂取を制限することで、体脂肪を減らすことができるとされています。
シナモン 粉の糖質量の影響
シナモン 粉の糖質量が高いため、低糖質ダイエットには不向きです。糖質を摂りすぎると、体に蓄積されてしまい、体脂肪が増える可能性があります。また、糖質の摂取を制限することが目的の低糖質ダイエットにおいて、シナモン 粉を使用することは矛盾しています。
低糖質ダイエットに適した調味料
低糖質ダイエットに適した調味料としては、例えば塩や胡椒などが挙げられます。これらの調味料は糖質量がほとんどないため、積極的に使用することができます。また、香辛料やハーブも糖質量が低いため、低糖質ダイエットに適しています。
まとめ
シナモン 粉は、糖質量が82.1gと高いため、低糖質ダイエットには不向きです。低糖質ダイエットでは、糖質の摂取を制限することが重要ですので、シナモン 粉の使用は控えるべきです。代わりに、塩や胡椒、香辛料やハーブなどの低糖質な調味料を積極的に使用することで、より効果的な低糖質ダイエットを実践することができます。
シナモン 粉は、低脂質ダイエットに使える!?
シナモン 粉は、低脂質ダイエットに使える?
シナモン 粉は、低脂質が3.5gでした。
シナモン 粉は低脂質ダイエットにどちらかというと不向き
シナモン 粉は、低脂質ダイエットにどちらかというと不向きな調味料(スパイス)です。なぜなら、シナモン 粉は脂質の量が控えめではあるものの、その他の栄養素やカロリーの面では高い傾向があります。
脂質の量は控えめ
シナモン 粉は、脂質の量が控えめです。1杯(6g)のシナモン 粉に含まれる脂質は約3.5gです。一般的な食事において、この量は比較的少ないと言えます。そのため、脂質を制限したい方にとっては、シナモン 粉は選択肢の一つとなるでしょう。
他の栄養素やカロリーには注意が必要
しかし、シナモン 粉を低脂質ダイエットに活用する際には、他の栄養素やカロリーにも注意が必要です。シナモン 粉は糖質や食物繊維、ビタミンなどの栄養素を多く含んでいます。また、1杯(6g)のシナモン 粉には約19kcalのエネルギーが含まれています。これらの要素を考慮すると、シナモン 粉を摂取する際には適量を守ることが重要です。
まとめ
シナモン 粉は、低脂質ダイエットにはどちらかというと不向きな調味料です。脂質の量は控えめであるものの、他の栄養素やカロリーの面では注意が必要です。適量を守りながら摂取することで、シナモン 粉を利用することは可能ですが、低脂質ダイエットの主要な要素とは言い難いでしょう。ダイエットを行う際には、バランスの取れた食事と適度な運動を組み合わせることが大切です。
最後に、シナモン 粉の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「シナモン 粉」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 356 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 79.6 | g | |
└糖質 | 82.1 | g | 多い |
└食物繊維 | - | g | 無し |
たんぱく質 | 3.6 | g | 低い |
脂質 | 3.5 | g | 普通 |
「シナモン 粉」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 9.4 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 3.9 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 低い |
アルコール | - | g | 無し |
「シナモン 粉」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 23 | mg | 普通 |
カリウム | 550 | mg | 多い |
カルシウム | 1200 | mg | 多い |
マグネシウム | 87 | mg | 多い |
リン | 50 | mg | 普通 |
鉄 | 7.1 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.9 | mg | 普通 |
銅 | 0.49 | mg | 多い |
マンガン | 41.00 | mg | 多い |
ヨウ素 | 6 | μg | 多い |
セレン | 3 | μg | 多い |
クロム | 14 | μg | 多い |
モリブデン | 3 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 6 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 1 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | - | mg | 無し |
└β-トコフェロール | - | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | - | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | - | mg | 無し |
ビタミンK | - | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.08 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.14 | mg | 普通 |
ナイアシン | 1.3 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | - | mg | 無し |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | - | mg | 無し |
ビオチン | 1.4 | μg | 普通 |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
別名: にっけい、にっき
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
シナモン 粉と同じ調味料のスパイスジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
オールスパイス 粉 | 364 | 77.1 | 5.6 | 5.6 | - |
オニオンパウダー | 363 | 83.0 | 8.8 | 1.1 | - |
からし(粉) | 435 | 43.8 | 33.0 | 14.3 | - |
練りからし | 314 | 40.2 | 5.9 | 14.5 | - |
からし 練りマスタード | 175 | 15.6 | 4.8 | 10.6 | - |
からし 粒入りマスタード | 229 | 14.7 | 7.6 | 16.0 | - |
カレー粉 | 338 | 29.8 | 13.0 | 12.2 | 36.9 |
クローブ 粉 | 398 | 72.2 | 7.2 | 13.6 | - |
こしょう 黒 粉 | 362 | 69.2 | 11.0 | 6.0 | - |
こしょう 白 粉 | 376 | 73.7 | 10.1 | 6.4 | - |
こしょう 混合 粉 | 369 | 72.0 | 10.6 | 6.2 | - |
さんしょう 粉 | 375 | 69.6 | 10.3 | 6.2 | - |
シナモン 粉 | 356 | 82.1 | 3.6 | 3.5 | - |
しょうが 粉 | 365 | 75.0 | 7.8 | 4.9 | - |
しょうが おろし | 41 | 9.0 | 0.7 | 0.6 | - |
セージ 粉 | 377 | 68.2 | 6.4 | 10.1 | - |
タイム 粉 | 342 | 71.8 | 6.5 | 5.2 | - |
チリパウダー | 374 | 65.9 | 15.0 | 8.2 | - |
とうがらし 粉 | 412 | 74.5 | 16.2 | 9.7 | - |
ナツメグ 粉 | 520 | 55.4 | 5.7 | 38.5 | - |
にんにくパウダー(食塩無添加) | 380 | 77.0 | 19.9 | 0.8 | - |
にんにく おろし | 170 | 39.0 | 4.7 | 0.5 | - |
バジル 粉 | 307 | 54.4 | 21.1 | 2.2 | - |
パセリ 乾 | 341 | 52.6 | 28.7 | 2.2 | - |
パプリカ 粉 | 385 | 57.2 | 15.5 | 11.6 | - |
わさび 粉 からし粉入り | 384 | 76.8 | 16.5 | 4.4 | - |
わさび 練り | 265 | 41.2 | 3.3 | 10.3 | - |
にんにくパウダー(食塩添加) | 382 | 76.5 | 19.9 | 0.8 | - |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。