このページではロースベーコンのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ロースベーコンのカロリーは202kcal(100gあたり)!これってどうなの?
ロースベーコンの可食部100gあたりのカロリーは、202kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中610位です。これは多い順にすると上位38%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「肉」ジャンルのでロースベーコンのカロリーを評価すると、127件中65位です。これは上位から51%に位置するカロリーで、評価は同じく「平均的」となります。
カロリー | 202Kcal |
全体での評価 | 610位 / 1592件中(上位38%…平均的) |
「肉」ジャンル内での評価 | 65位 / 127件中(上位51%…平均的) |
ロースベーコンはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜロースベーコンのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
ロースベーコンのカロリーは平均的な理由
ロースベーコンは、可食部100gあたり202kcalのカロリーを持ち、「平均的」と評価されています。この評価がなされる理由を、以下の栄養データを参照しながら説明します。
糖質の低さ
ロースベーコンは、可食部100gあたり6.7gの糖質を含んでいます。この値は「低い」と評価されます。糖質の摂取量が多いと、血糖値の上昇や体重の増加につながる可能性があります。ロースベーコンの糖質が低いことから、カロリーの平均的な値が維持されていると考えられます。
食物繊維の無し
ロースベーコンには、可食部100gあたり食物繊維が含まれていません。食物繊維は、消化を助けたり便通を促進するなどの役割を果たしますが、カロリーに直接的な影響を与えるわけではありません。そのため、食物繊維の含まれていないロースベーコンのカロリーは、平均的な値とされています。
タンパク質と脂質の多さ
ロースベーコンは、可食部100gあたり16.8gのタンパク質と14.6gの脂質を含んでいます。これらの栄養素は、エネルギー源として重要ですが、脂質の摂取量が過剰になると、体重の増加や生活習慣病のリスクが高まる可能性があります。一方で、タンパク質は筋肉の形成や修復に関与し、食事の満足感を高める効果もあります。ロースベーコンのタンパク質と脂質のバランスが、平均的なカロリーの維持に寄与していると考えられます。
以上の栄養データを考慮すると、ロースベーコンのカロリーが平均的である理由が明らかになります。糖質の低さ、食物繊維の無し、タンパク質と脂質のバランスが、カロリーの平均的な値を実現していると言えます。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ロースベーコン」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 6.7g | 4 | 26.8kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 16.8g | 4 | 67.2kcal |
脂質 | 14.6g | 9 | 131.4kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ロースベーコン」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、131.4kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ロースベーコンは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
ロースベーコンは、低糖質ダイエットに使える?
肉(豚加工肉)の「ロースベーコン」は、糖質量が6.7gで、した。
ロースベーコンは低糖質ダイエットにどちらかというと不向きだが、糖質量は控えめです。
低糖質ダイエットは、糖質の摂取を制限することで体重を減らすダイエット方法です。糖質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎると体重が増えやすくなる傾向があります。
しかし、ロースベーコンは低糖質ダイエットにはあまり適していない食品と言われています。なぜなら、ロースベーコンは加工肉であり、その製造過程で塩や砂糖が使用されることが多いからです。
ロースベーコンの糖質量は6.7gとなっており、他の食材と比べると控えめです。しかし、低糖質ダイエットを行う場合には、糖質の摂取をできるだけ制限する必要があります。そのため、ロースベーコンはどちらかというと控えめな糖質量と言えるでしょう。
ただし、ロースベーコンには他の問題もあります。加工肉は、塩分や脂肪分が多く含まれている傾向があります。塩分の摂りすぎは高血圧や心臓病のリスクを高める可能性がありますし、脂肪分の摂りすぎは肥満や動脈硬化のリスクを増加させることがあります。
そのため、ロースベーコンを低糖質ダイエットに取り入れる場合には、適量を守ることが重要です。また、他の食材とのバランスを考えて摂取することも大切です。
糖質制限を目的としたダイエットを行う場合には、ロースベーコンの摂取には注意が必要です。糖質量は控えめですが、塩分や脂肪分が多いため、適量を守りながら摂取することが重要です。
ロースベーコンは、低脂質ダイエットに使える!?
ロースベーコンは、低脂質ダイエットに不向き
肉(豚加工肉)の「ロースベーコン」は、低脂質が14.6gでした。
ロースベーコンは、おいしいだけでなく、朝食やサンドイッチなどさまざまな料理に使われることがあります。しかし、低脂質ダイエットを考えている方には、注意が必要です。
ロースベーコンの脂質量
ロースベーコンの脂質量は、14.6gとなっています。これは、一般的な食品と比較するとかなり高い数値です。低脂質ダイエットでは、1日に摂取する脂質の量を制限することが一般的ですが、ロースベーコンを食べることでその制限が難しくなります。
ロースベーコンのカロリー
ロースベーコンのカロリーは、100gあたり約300kcalです。脂質の割合が高いため、カロリーも高くなっています。低脂質ダイエットでは、カロリー摂取量を制限することも重要ですので、ロースベーコンを摂取することは避けた方が良いでしょう。
ロースベーコンの塩分量
ロースベーコンは、塩分量も気になるポイントです。塩分は、体内の水分バランスを保つために必要ですが、摂りすぎると高血圧や心臓病のリスクが高まります。ロースベーコンは、塩分が多く含まれており、低塩ダイエットを考えている方には適していません。
代替品としての選択肢
低脂質ダイエットを考えている方には、ロースベーコンの代わりに他の食材を選ぶことをおすすめします。例えば、鶏胸肉や魚などは低脂質であり、カロリーや塩分も比較的低いです。また、野菜や豆類も栄養豊富で低脂質ですので、積極的に取り入れることが大切です。
ロースベーコンは、おいしい食材ですが、低脂質ダイエットには不向きです。脂質量やカロリー、塩分量が高く、制限をすることが難しくなります。代わりに、低脂質でカロリーや塩分も控えめな食材を選ぶことで、健康的なダイエットを実践しましょう。
最後に、ロースベーコンの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ロースベーコン」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 202 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 3.2 | g | |
└糖質 | 6.7 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 16.8 | g | 多い |
脂質 | 14.6 | g | 多い |
「ロースベーコン」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 62.5 | g | 普通 |
有機酸 | 0.6 | g | 多い |
灰分 | 2.9 | g | 多い |
コレステロール | 50 | mg | 多い |
食塩相当量 | 2.2 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「ロースベーコン」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 870 | mg | 多い |
カリウム | 260 | mg | 普通 |
カルシウム | 6 | mg | 低い |
マグネシウム | 19 | mg | 普通 |
リン | 270 | mg | 多い |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | 1.2 | mg | 多い |
銅 | 0.04 | mg | 普通 |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | 2 | μg | 多い |
セレン | 23 | μg | 多い |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | 4 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 4 | μg | 普通 |
ビタミンD | 0.6 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.3 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
ビタミンK | 6 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.59 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.19 | mg | 多い |
ナイアシン | 5.6 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.22 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 0.9 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.62 | mg | 多い |
ビオチン | 2.9 | μg | 多い |
ビタミンC | 50 | mg | 多い |
ビタミンC: 酸化防止用として添加された食品を含む
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
ロースベーコンと同じ肉の豚加工肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
骨付きハム | 208 | 5.0 | 16.7 | 16.6 | (0) |
ボンレスハム | 115 | 4.8 | 18.7 | 4.0 | (0) |
ロースハム | 211 | 6.0 | 18.6 | 14.5 | 0 |
ショルダーハム | 221 | 4.4 | 16.1 | 18.2 | (0) |
プレスハム | 113 | 6.8 | 15.4 | 4.5 | (0) |
チョップドハム | 132 | 14.6 | 11.7 | 4.2 | (0) |
生ハム | 243 | 3.3 | 24.0 | 16.6 | (0) |
豚ばらベーコン | 244 | 3.9 | 15.4 | 19.4 | (0) |
ロースベーコン | 202 | 6.7 | 16.8 | 14.6 | (0) |
ショルダーベーコン | 178 | 4.3 | 17.2 | 11.9 | (0) |
ウインナーソーセージ | 319 | 5.4 | 11.5 | 30.6 | 0 |
セミドライソーセージ | 335 | 5.6 | 16.9 | 29.7 | (0) |
ドライソーセージ | 467 | 7.4 | 26.7 | 42.0 | (0) |
フランクフルトソーセージ | 295 | 8.0 | 12.7 | 24.7 | (0) |
ボロニアソーセージ | 242 | 4.6 | 12.5 | 21.0 | (0) |
リオナソーセージ | 188 | 5.8 | 14.9 | 13.1 | (0) |
レバーソーセージ | 324 | 12.4 | 14.7 | 33.5 | (0) |
混合ソーセージ | 231 | 12.1 | 11.8 | 22.7 | (0) |
生ソーセージ | 269 | 2.6 | 14.0 | 24.4 | (0) |
焼き豚 | 166 | 8.4 | 19.4 | 8.2 | (0) |
レバーペースト | 370 | 6.9 | 12.9 | 34.7 | (0) |
スモークレバー | 182 | 10.3 | 29.6 | 7.7 | (0) |
ゼラチン | 347 | 1.6 | 87.6 | 0.3 | (0) |
ランチョンミート | 279 | 7.1 | 14 | 23.8 | - |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。