このページでは、肉のスモークレバーを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
スモークレバーのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはスモークレバーの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 182 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 2.6 | g | |
└糖質 | 10.3 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 29.6 | g | 多い |
脂質 | 7.7 | g | 普通 |
食塩相当量 | 1.8 | mg | 多い |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、肉分類に所属する正式名称「<畜肉類> ぶた [その他] スモークレバー」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、スモークレバーがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
スモークレバーはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
スモークレバーとは?どんな食材?
スモークレバーは、豚加工肉の一種であり、スモーキーな風味が特徴的な食材です。
スモークレバーの特徴
スモークレバーは、豚のレバーをスモーク(燻製)したものであり、その特徴は以下の通りです。
1. スモーキーな風味: スモークレバーは、燻製されることで独特のスモーキーな香りと味わいを持ちます。この風味は、他の加工肉とは異なる個性的な特徴となっています。
2. 柔らかな食感: スモークレバーは、加工される際に柔らかく仕上げられており、食べやすい食感を持っています。これにより、一般的なレバーとは異なる食べごたえを楽しむことができます。
3. プロテイン豊富: スモークレバーは、豚のレバーを使用しているため、豊富なプロテインを含んでいます。プロテインは、体に必要な栄養素であり、健康的な食事に欠かせません。
スモークレバーの使い方
スモークレバーは、その独特の風味と食感から、様々な料理に活用することができます。
1. スライスしてサンドイッチに: スモークレバーを薄くスライスして、サンドイッチの具材として使用することができます。スモーキーな風味がパンとの相性を良くし、美味しいサンドイッチを楽しむことができます。
2. 燻製料理にアクセントとして: スモークレバーは、他の燻製料理と組み合わせることで、さらなる風味の広がりを楽しむことができます。例えば、スモークレバーをチーズや野菜と一緒に燻製し、料理にアクセントを加えることができます。
3. 炒め物や煮込み料理に: スモークレバーは、炒め物や煮込み料理にも使用することができます。スモーキーな風味が料理全体を引き立て、深い味わいを与えます。
以上のように、スモークレバーはスモーキーな風味が特徴的な豚加工肉であり、様々な料理に活用することができます。その独自の個性を活かして、美味しい料理を楽しんでください。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はスモークレバーがダイエットにどう役立つか説明します!
スモークレバーはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. タンパク質の豊富さ
スモークレバーは、可食部100gあたりに29.6gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は体の組織の修復や再生に必要な栄養素であり、筋肉の形成や免疫機能の維持にも関与しています。スモークレバーのタンパク質の豊富さは、健康的な食事において必要な栄養素を摂取する一助となります。
2. 糖質の低さ
スモークレバーは、可食部100gあたりに2.6gの炭水化物を含んでいますが、そのうちの10.3gが糖質です。この糖質の量は比較的低いため、糖質制限を行っている方や血糖値の管理が必要な方にとって適した食材と言えます。糖質の摂取量を抑えることは、健康的な食事において重要な要素の一つです。
3. 脂質と塩分の適度な量
スモークレバーは、可食部100gあたりに7.7gの脂質と1.8gの塩分を含んでいます。脂質はエネルギーの供給源として重要ですが、摂りすぎると肥満や生活習慣病のリスクが高まります。スモークレバーの脂質量は普通とされており、適度な量の摂取ができる食材と言えます。また、塩分の摂りすぎも健康に悪影響を及ぼすため、スモークレバーの塩分量も注意が必要ですが、一般的な食事の中で適度な量として摂取することができます。
おすすめ:スモークレバーのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
スモークレバーに含まれる無機質の栄養を解説!
スモークレバーの特徴
スモークレバーは、可食部100gあたりの無機質栄養データを見ると、以下のような特徴があります。
1. ナトリウムが多い
スモークレバーは、可食部100gあたりに690 mgのナトリウムを含んでいます。ナトリウムは体内の水分バランスを調整し、神経や筋肉の正常な機能を維持するために必要です。しかし、摂りすぎると高血圧や心臓病のリスクが高まる可能性があります。
2. 鉄や亜鉛が多い
スモークレバーは、可食部100gあたりに20.0 mgの鉄と8.7 mgの亜鉛を含んでいます。鉄は赤血球の形成や酸素の運搬に重要な役割を果たし、亜鉛は免疫機能の維持やDNA合成に関与しています。スモークレバーはこれらの栄養素を多く含んでいるため、鉄や亜鉛の摂取量を増やしたい場合には適した食材と言えます。
3. カルシウムが低い
スモークレバーは、可食部100gあたりにわずか8 mgのカルシウムしか含んでいません。カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、骨粗しょう症の予防にも役立ちます。しかし、スモークレバーはカルシウムの摂取源としては適していないため、他の食材と組み合わせてバランスの取れた食事を心掛ける必要があります。
以上のように、スモークレバーはナトリウムが多く、鉄や亜鉛が豊富な一方でカルシウムは低い特徴を持っています。栄養バランスを考えた食事を心掛ける際には、これらの特徴を踏まえて適切な摂取量を考えることが重要です。
スモークレバーに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
スモークレバーに含まれるビタミンAは、レチノールとレチノール活性当量の形で存在します。レチノールの含有量は17000 μgであり、非常に多いです。一方、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量は0 μgであり、含まれていません。スモークレバーはレチノールの供給源として優れていると言えます。
2. ビタミンDの特徴
スモークレバーにはビタミンDが含まれており、その含有量は0.9 μgです。これは多いと言えます。ビタミンDはカルシウムの吸収を助ける重要な栄養素であり、スモークレバーはその供給源として役立つことができます。
3. ビタミンB群の特徴
スモークレバーにはビタミンB群が豊富に含まれています。ビタミンB1の含有量は0.29 mg、ビタミンB2の含有量は5.17 mg、ナイアシンの含有量は18 mg、ビタミンB6の含有量は0.66 mg、ビタミンB12の含有量は24 μg、パントテン酸の含有量は7.28 mg、ビオチンの含有量は130 μg、ビタミンCの含有量は10 mgです。これらのビタミンB群はエネルギー代謝や神経機能の維持に重要な役割を果たしており、スモークレバーはこれらのビタミンの供給源として優れています。
最後に、スモークレバーの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「スモークレバー」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 182 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 2.6 | g | |
└糖質 | 10.3 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 29.6 | g | 多い |
脂質 | 7.7 | g | 普通 |
「スモークレバー」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 57.6 | g | 普通 |
有機酸 | 0.1 | g | 多い |
灰分 | 2.5 | g | 多い |
コレステロール | 480 | mg | 多い |
食塩相当量 | 1.8 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「スモークレバー」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 690 | mg | 多い |
カリウム | 280 | mg | 普通 |
カルシウム | 8 | mg | 低い |
マグネシウム | 24 | mg | 普通 |
リン | 380 | mg | 多い |
鉄 | 20.0 | mg | 多い |
亜鉛 | 8.7 | mg | 多い |
銅 | 0.92 | mg | 多い |
マンガン | 0.30 | mg | 多い |
ヨウ素 | 4 | μg | 多い |
セレン | 81 | μg | 多い |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 190 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 17000 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 17000 | μg | 多い |
ビタミンD | 0.9 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.6 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 1 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.29 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 5.17 | mg | 多い |
ナイアシン | 18.0 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.66 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 24.0 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 7.28 | mg | 多い |
ビオチン | 130.0 | μg | 多い |
ビタミンC | 10 | mg | 多い |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
スモークレバーと同じ肉の豚加工肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
骨付きハム | 208 | 5.0 | 16.7 | 16.6 | (0) |
ボンレスハム | 115 | 4.8 | 18.7 | 4.0 | (0) |
ロースハム | 211 | 6.0 | 18.6 | 14.5 | 0 |
ショルダーハム | 221 | 4.4 | 16.1 | 18.2 | (0) |
プレスハム | 113 | 6.8 | 15.4 | 4.5 | (0) |
チョップドハム | 132 | 14.6 | 11.7 | 4.2 | (0) |
生ハム | 243 | 3.3 | 24.0 | 16.6 | (0) |
豚ばらベーコン | 244 | 3.9 | 15.4 | 19.4 | (0) |
ロースベーコン | 202 | 6.7 | 16.8 | 14.6 | (0) |
ショルダーベーコン | 178 | 4.3 | 17.2 | 11.9 | (0) |
ウインナーソーセージ | 319 | 5.4 | 11.5 | 30.6 | 0 |
セミドライソーセージ | 335 | 5.6 | 16.9 | 29.7 | (0) |
ドライソーセージ | 467 | 7.4 | 26.7 | 42.0 | (0) |
フランクフルトソーセージ | 295 | 8.0 | 12.7 | 24.7 | (0) |
ボロニアソーセージ | 242 | 4.6 | 12.5 | 21.0 | (0) |
リオナソーセージ | 188 | 5.8 | 14.9 | 13.1 | (0) |
レバーソーセージ | 324 | 12.4 | 14.7 | 33.5 | (0) |
混合ソーセージ | 231 | 12.1 | 11.8 | 22.7 | (0) |
生ソーセージ | 269 | 2.6 | 14.0 | 24.4 | (0) |
焼き豚 | 166 | 8.4 | 19.4 | 8.2 | (0) |
レバーペースト | 370 | 6.9 | 12.9 | 34.7 | (0) |
スモークレバー | 182 | 10.3 | 29.6 | 7.7 | (0) |
ゼラチン | 347 | 1.6 | 87.6 | 0.3 | (0) |
ランチョンミート | 279 | 7.1 | 14 | 23.8 | - |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。