このページではプレスハムのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
プレスハムのカロリーは113kcal(100gあたり)!これってどうなの?
プレスハムの可食部100gあたりのカロリーは、113kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中908位です。これは多い順にすると上位57%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「やや低い」です。
また、日本食品標準成分表の「肉」ジャンルのでプレスハムのカロリーを評価すると、127件中106位です。これは上位から83%に位置するカロリーで、評価は「低い」となります。
カロリー | 113Kcal |
全体での評価 | 908位 / 1592件中(上位57%…やや低い) |
「肉」ジャンル内での評価 | 106位 / 127件中(上位83%…低い) |
プレスハムはカロリーがやや低いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜプレスハムのカロリーはやや低いの?なにが含まれているの?
プレスハムのカロリーはなぜやや低いのか?
プレスハムは肉(豚加工肉)の一種であり、可食部100gあたりのカロリーは113kcalとなっています。他の食材と比較して、プレスハムのカロリーは「やや低い」と評価されています。では、なぜプレスハムのカロリーはやや低いのでしょうか。その理由について、以下の栄養データを参照しながら説明します。
糖質が低い
プレスハムの糖質は可食部100gあたり6.8gとなっており、「低い」と評価されています。糖質が低いことは、カロリーが低い理由の一つです。糖質が少ないため、血糖値の上昇を抑える効果があります。
食物繊維が無し
プレスハムには食物繊維が含まれていないため、「無し」と評価されています。食物繊維は消化を助け、満腹感を得るのに役立つため、摂取量が多い食材ほどカロリーも高くなります。プレスハムには食物繊維が含まれていないため、カロリーが低い要因の一つと言えます。
タンパク質が多い
プレスハムのタンパク質は可食部100gあたり15.4gとなっており、「多い」と評価されています。タンパク質は筋肉の材料となり、体の修復や成長に重要な役割を果たします。タンパク質は糖質や脂質に比べてカロリーが低いため、プレスハムのカロリー低下の要因となっています。
脂質が普通
プレスハムの脂質は可食部100gあたり4.5gとなっており、「普通」と評価されています。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂りすぎるとカロリーが高くなります。プレスハムの脂質は普通の範囲内であるため、カロリーがやや低い要因となっています。
以上の栄養データを考慮すると、プレスハムのカロリーがやや低い理由は、糖質が低い、食物繊維が無い、タンパク質が多い、脂質が普通であることによると言えます。これらの要素が組み合わさることにより、プレスハムはやや低いカロリーとなっているのです。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「プレスハム」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 6.8g | 4 | 27.2kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 15.4g | 4 | 61.6kcal |
脂質 | 4.5g | 9 | 40.5kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「プレスハム」のカロリー内訳です。一番多いのはたんぱく質で、61.6kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
プレスハムは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
プレスハムは、低糖質ダイエットに使える?
肉(豚加工肉)の「プレスハム」は、糖質量が6.8gで、した。
プレスハムは低糖質ダイエットにどちらかというと不向きだが、糖質量は控えめ
プレスハムは、低糖質ダイエットにはどちらかというと不向きな食品と言えますが、その糖質量は控えめです。糖質制限を行っている方にとっては、プレスハムは一部制限を必要とするかもしれませんが、適度に摂取すれば問題ありません。
プレスハムは、豚肉を加工して作られるハムの一種です。豚肉は一般的に糖質量が低いため、プレスハムもその特徴を持っています。一般的なハムに比べて糖質量が控えめなため、糖質制限を行っている方にとっては選びやすい食品と言えるでしょう。
ただし、プレスハムには添加物や調味料が含まれている場合がありますので、原材料や成分表を確認することが重要です。また、食べ過ぎには注意が必要です。プレスハムは低糖質であっても、摂取しすぎるとカロリーオーバーになる可能性があります。バランスの良い食事を心掛け、適切な量を摂取することが大切です。
プレスハムは、手軽に食べられるため、忙しい現代人にとっては便利な食品です。糖質制限を行っている方にとっては、プレスハムは食事のバリエーションを増やす一つの選択肢となるでしょう。ただし、食品の選択には注意が必要であり、バランスの良い食事を心掛けることが大切です。
プレスハムは、低脂質ダイエットに使える!?
プレスハムは、低脂質ダイエットに使える?
プレスハムは、低脂質ダイエットにどちらかというと不向きだが、脂質の量は控えめです。
プレスハムの脂質量は4.5g
肉(豚加工肉)の「プレスハム」は、脂質の量が4.5gであることがわかりました。この数字は低脂質とは言えないかもしれませんが、他の加工肉と比べると控えめな量です。
低脂質ダイエットには不向きな要素も
ただし、プレスハムは低脂質ダイエットにはあまり適していない要素もあります。まず、プレスハムは塩分が多く含まれています。塩分の摂り過ぎは健康に悪影響を及ぼす可能性があるため、低塩分の食事を心がける方には避けた方が良いかもしれません。
また、プレスハムは加工食品であるため、添加物が含まれている場合があります。添加物は体に悪影響を及ぼすことがあるため、できるだけ自然な食材を選ぶことが重要です。
バランスの取れた食事が大切
低脂質ダイエットを目指す場合、プレスハムはあくまで適度な量で摂ることが重要です。他の栄養素もバランスよく摂取することが必要です。例えば、野菜や果物、穀物などの食材を一緒に摂ることで、栄養バランスを整えることができます。
低脂質ダイエットにはプレスハムよりも、鶏胸肉や魚介類などの低脂肪な食材を選ぶ方が良いでしょう。また、適度な運動も取り入れることで、より効果的なダイエットが期待できます。
結論として、プレスハムは低脂質ダイエットにはあまり適していないが、脂質の量は控えめであることがわかりました。バランスの取れた食事を心がけることが、健康的なダイエットを実現するためのポイントです。
最後に、プレスハムの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「プレスハム」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 113 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 3.9 | g | |
└糖質 | 6.8 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 15.4 | g | 多い |
脂質 | 4.5 | g | 普通 |
「プレスハム」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 73.3 | g | 普通 |
有機酸 | 0.5 | g | 多い |
灰分 | 2.9 | g | 多い |
コレステロール | 43 | mg | 多い |
食塩相当量 | 2.4 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「プレスハム」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 930 | mg | 多い |
カリウム | 150 | mg | 普通 |
カルシウム | 8 | mg | 低い |
マグネシウム | 13 | mg | 普通 |
リン | 260 | mg | 多い |
鉄 | 1.2 | mg | 普通 |
亜鉛 | 1.5 | mg | 多い |
銅 | 0.09 | mg | 普通 |
マンガン | 0.03 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 41 | μg | 多い |
セレン | 21 | μg | 多い |
クロム | 5 | μg | 多い |
モリブデン | 3 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | Tr | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (Tr) | μg | 無し |
ビタミンD | 0.3 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.3 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
ビタミンK | 3 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.55 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.18 | mg | 多い |
ナイアシン | 3.8 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.14 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 1.8 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.50 | mg | 普通 |
ビオチン | 2.0 | μg | 普通 |
ビタミンC | 43 | mg | 多い |
ビタミンC: 酸化防止用として添加された食品を含む
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
プレスハムと同じ肉の豚加工肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
骨付きハム | 208 | 5.0 | 16.7 | 16.6 | (0) |
ボンレスハム | 115 | 4.8 | 18.7 | 4.0 | (0) |
ロースハム | 211 | 6.0 | 18.6 | 14.5 | 0 |
ショルダーハム | 221 | 4.4 | 16.1 | 18.2 | (0) |
プレスハム | 113 | 6.8 | 15.4 | 4.5 | (0) |
チョップドハム | 132 | 14.6 | 11.7 | 4.2 | (0) |
生ハム | 243 | 3.3 | 24.0 | 16.6 | (0) |
豚ばらベーコン | 244 | 3.9 | 15.4 | 19.4 | (0) |
ロースベーコン | 202 | 6.7 | 16.8 | 14.6 | (0) |
ショルダーベーコン | 178 | 4.3 | 17.2 | 11.9 | (0) |
ウインナーソーセージ | 319 | 5.4 | 11.5 | 30.6 | 0 |
セミドライソーセージ | 335 | 5.6 | 16.9 | 29.7 | (0) |
ドライソーセージ | 467 | 7.4 | 26.7 | 42.0 | (0) |
フランクフルトソーセージ | 295 | 8.0 | 12.7 | 24.7 | (0) |
ボロニアソーセージ | 242 | 4.6 | 12.5 | 21.0 | (0) |
リオナソーセージ | 188 | 5.8 | 14.9 | 13.1 | (0) |
レバーソーセージ | 324 | 12.4 | 14.7 | 33.5 | (0) |
混合ソーセージ | 231 | 12.1 | 11.8 | 22.7 | (0) |
生ソーセージ | 269 | 2.6 | 14.0 | 24.4 | (0) |
焼き豚 | 166 | 8.4 | 19.4 | 8.2 | (0) |
レバーペースト | 370 | 6.9 | 12.9 | 34.7 | (0) |
スモークレバー | 182 | 10.3 | 29.6 | 7.7 | (0) |
ゼラチン | 347 | 1.6 | 87.6 | 0.3 | (0) |
ランチョンミート | 279 | 7.1 | 14 | 23.8 | - |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。