このページではロースハムのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ロースハムのカロリーは211kcal(100gあたり)!これってどうなの?
ロースハムの可食部100gあたりのカロリーは、211kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中574位です。これは多い順にすると上位36%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「平均的」です。
また、日本食品標準成分表の「肉」ジャンルのでロースハムのカロリーを評価すると、127件中58位です。これは上位から45%に位置するカロリーで、評価は同じく「平均的」となります。
カロリー | 211Kcal |
全体での評価 | 574位 / 1592件中(上位36%…平均的) |
「肉」ジャンル内での評価 | 58位 / 127件中(上位45%…平均的) |
ロースハムはカロリーが平均的という評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜロースハムのカロリーは平均的?なにが含まれているの?
引用元:dancyu
ロースハムのカロリーは平均的な理由
ロースハムは、可食部100gあたり211kcalのカロリーを持っており、他の食材と比較して「平均的」と評価されています。その理由を以下の栄養データを参照しながら説明します。
糖質の低さ
ロースハムは、可食部100gあたり6gの糖質を含んでいます。この数値は他の食材と比較して低い部類に入ります。糖質の低さは、ダイエットや血糖値の管理を考える人々にとって魅力的な要素です。
食物繊維の欠如
ロースハムは、可食部100gあたり食物繊維を含んでいません。食物繊維は、腸の健康維持や便通促進に重要な役割を果たしますが、ロースハムには含まれていません。そのため、食物繊維を摂取する必要がある他の食材と比較して、ロースハムの栄養バランスはやや劣ると言えます。
タンパク質の多さ
ロースハムは、可食部100gあたり18.6gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は、筋肉の成長や修復に重要な栄養素であり、ロースハムは他の食材と比較して多くのタンパク質を供給しています。特に運動を行う人や筋肉を増やしたい人にとっては、ロースハムは良い選択肢と言えるでしょう。
脂質の多さ
ロースハムは、可食部100gあたり14.5gの脂質を含んでいます。脂質はエネルギー源として重要ですが、摂取しすぎると肥満や健康問題のリスクがあります。ロースハムは他の食材と比較して脂質が多いため、摂取量には注意が必要です。
以上の栄養データを踏まえると、ロースハムのカロリーが「平均的」と評価される理由が分かります。糖質は低く、タンパク質は多いですが、食物繊維が欠如しており、脂質も多めです。個々の栄養バランスや目標に合わせて適切な摂取量を考慮することが重要です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ロースハム」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 6.0g | 4 | 24kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 0g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 18.6g | 4 | 74.4kcal |
脂質 | 14.5g | 9 | 130.5kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ロースハム」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、130.5kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ロースハムは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:Nadia
ロースハムは、低糖質ダイエットに使える?
ロースハムは、豚加工肉の一種であり、糖質量は6gとされています。しかし、低糖質ダイエットにおいては、ロースハムはどちらかというと不向きな食材と言えます。ただし、他の食材と比べると、糖質量は控えめです。
ロースハムの糖質量は6g
ロースハムは、一般的に糖質量が6gとされています。これは、低糖質ダイエットを実践している人にとっては、少し多いと感じるかもしれません。低糖質ダイエットでは、糖質摂取を制限することが目的であり、糖質量が少ない食材を選ぶことが重要です。
ロースハムは低糖質ダイエットにどちらかというと不向き
しかし、ロースハムは低糖質ダイエットにおいては、どちらかというと不向きな食材と言えます。糖質量が6gということは、他の食材と比べるとやや高めです。低糖質ダイエットでは、糖質摂取を極力抑えることが求められるため、できるだけ糖質量の少ない食材を選ぶことが重要です。
ロースハムの糖質量は控えめ
ただし、他の食材と比べると、ロースハムの糖質量は控えめです。特に、他の加工肉や炭水化物を多く含む食材と比べると、糖質摂取量を抑えることができます。そのため、低糖質ダイエットを実践している人にとっては、ロースハムは選択肢の一つとして考えられます。
まとめ
ロースハムは、糖質量が6gということで、低糖質ダイエットにどちらかというと不向きな食材です。しかし、他の食材と比べると糖質量は控えめであり、糖質摂取を抑えるための選択肢として考えられます。低糖質ダイエットを実践している人は、ロースハムを適量で摂取することで、バランスの取れた食事を心掛けましょう。
ロースハムは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:DELISH KITCHEN
ロースハムは、低脂質ダイエットに使える?
近年、健康志向が高まり、多くの人々がダイエットに取り組んでいます。その中でも、低脂質ダイエットは一般的な方法の一つです。低脂質食品は、脂肪摂取を制限することでカロリー摂取を減らし、体重管理や健康維持に役立ちます。そこで、肉(豚加工肉)の中でも「ロースハム」が低脂質ダイエットに適しているかを検証してみたいと思います。
ロースハムの脂肪量は14.5g
まず、ロースハムの脂肪量を調べてみました。すると、100gあたりの脂肪量は14.5gであることが分かりました。これは、他の肉製品と比較しても低い数値です。また、ロースハムは比較的脂肪が少なく、ヘルシーな選択肢として知られています。
ロースハムは低脂質ダイエットに不向きな理由
しかし、ロースハムが低脂質ダイエットに適しているとは言い切れません。なぜなら、低脂質ダイエットでは脂肪摂取を制限することが重要ですが、同時にタンパク質の摂取も必要です。ロースハムは脂肪が少ない一方で、タンパク質も少ない傾向があります。
低脂質ダイエットでは、脂肪を制限しつつも、タンパク質を適切に摂取することが大切です。タンパク質は筋肉の構成要素であり、体の機能を維持するために必要な栄養素です。ですので、ロースハムだけを摂取すると、タンパク質不足になる可能性があります。
バランスの取れた食事が重要
低脂質ダイエットを成功させるためには、バランスの取れた食事が重要です。単一の食品に頼らず、様々な食材を組み合わせることが必要です。例えば、ロースハムには野菜や果物を添えることで、栄養バランスを整えることができます。
また、ロースハム以外の低脂質食品も積極的に取り入れることが大切です。鶏のむね肉や白身魚、大豆製品など、タンパク質を多く含む食品を摂取することで、バランスの良い食事を実現できます。
まとめ
ロースハムは低脂質ダイエットにおいては、一部の選択肢の一つと言えますが、単独での摂取は避けるべきです。タンパク質の摂取が不足しないように、他の低脂質食品と組み合わせてバランスの取れた食事を心掛けましょう。健康的なダイエットを実現するためには、食事の多様性とバランスが重要なポイントです。
最後に、ロースハムの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ロースハム」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 211 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 2.0 | g | |
└糖質 | 6.0 | g | 低い |
└食物繊維 | 0 | g | 無し |
たんぱく質 | 18.6 | g | 多い |
脂質 | 14.5 | g | 多い |
「ロースハム」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 61.1 | g | 普通 |
有機酸 | 0.5 | g | 多い |
灰分 | 3.0 | g | 多い |
コレステロール | 61 | mg | 多い |
食塩相当量 | 2.3 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「ロースハム」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 910 | mg | 多い |
カリウム | 290 | mg | 普通 |
カルシウム | 4 | mg | 低い |
マグネシウム | 20 | mg | 普通 |
リン | 280 | mg | 多い |
鉄 | 0.5 | mg | 普通 |
亜鉛 | 1.6 | mg | 多い |
銅 | 0.04 | mg | 普通 |
マンガン | 0.01 | mg | 低い |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 21 | μg | 多い |
クロム | 12 | μg | 多い |
モリブデン | 1 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | 3 | μg | 多い |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 3 | μg | 普通 |
ビタミンD | 0.2 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 低い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 6 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.70 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.12 | mg | 普通 |
ナイアシン | 7.3 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.28 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 0.5 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.71 | mg | 多い |
ビオチン | 3.8 | μg | 多い |
ビタミンC | 25 | mg | 多い |
ビタミンC: 酸化防止用として添加された食品を含む
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
ロースハムと同じ肉の豚加工肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
骨付きハム | 208 | 5.0 | 16.7 | 16.6 | (0) |
ボンレスハム | 115 | 4.8 | 18.7 | 4.0 | (0) |
ロースハム | 211 | 6.0 | 18.6 | 14.5 | 0 |
ショルダーハム | 221 | 4.4 | 16.1 | 18.2 | (0) |
プレスハム | 113 | 6.8 | 15.4 | 4.5 | (0) |
チョップドハム | 132 | 14.6 | 11.7 | 4.2 | (0) |
生ハム | 243 | 3.3 | 24.0 | 16.6 | (0) |
豚ばらベーコン | 244 | 3.9 | 15.4 | 19.4 | (0) |
ロースベーコン | 202 | 6.7 | 16.8 | 14.6 | (0) |
ショルダーベーコン | 178 | 4.3 | 17.2 | 11.9 | (0) |
ウインナーソーセージ | 319 | 5.4 | 11.5 | 30.6 | 0 |
セミドライソーセージ | 335 | 5.6 | 16.9 | 29.7 | (0) |
ドライソーセージ | 467 | 7.4 | 26.7 | 42.0 | (0) |
フランクフルトソーセージ | 295 | 8.0 | 12.7 | 24.7 | (0) |
ボロニアソーセージ | 242 | 4.6 | 12.5 | 21.0 | (0) |
リオナソーセージ | 188 | 5.8 | 14.9 | 13.1 | (0) |
レバーソーセージ | 324 | 12.4 | 14.7 | 33.5 | (0) |
混合ソーセージ | 231 | 12.1 | 11.8 | 22.7 | (0) |
生ソーセージ | 269 | 2.6 | 14.0 | 24.4 | (0) |
焼き豚 | 166 | 8.4 | 19.4 | 8.2 | (0) |
レバーペースト | 370 | 6.9 | 12.9 | 34.7 | (0) |
スモークレバー | 182 | 10.3 | 29.6 | 7.7 | (0) |
ゼラチン | 347 | 1.6 | 87.6 | 0.3 | (0) |
ランチョンミート | 279 | 7.1 | 14 | 23.8 | - |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。