このページではドライソーセージのカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
ドライソーセージのカロリーは467kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:DELISH KITCHEN
ドライソーセージの可食部100gあたりのカロリーは、467kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中80位です。これは多い順にすると上位5%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「肉」ジャンルのでドライソーセージのカロリーを評価すると、127件中5位です。これは上位から3%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 467Kcal |
全体での評価 | 80位 / 1592件中(上位5%…高い) |
「肉」ジャンル内での評価 | 5位 / 127件中(上位3%…高い) |
ドライソーセージはカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜドライソーセージのカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:DELISH KITCHEN
ドライソーセージのカロリーが高い理由
ドライソーセージは、可食部100gあたり467kcalのカロリーを含んでおり、他の食材と比較して高いと評価されています。その理由について、以下の栄養データを参照しながら説明します。
タンパク質の多さ
ドライソーセージは、可食部100gあたり26.7gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は、体の細胞や筋肉の構成要素として重要な役割を果たしています。また、タンパク質はエネルギー源としても利用されます。ドライソーセージに多く含まれるタンパク質は、カロリーを高める要因の一つです。
脂質の多さ
ドライソーセージは、可食部100gあたり42gの脂質を含んでいます。脂質は、エネルギー源としての役割を果たすだけでなく、体温調節やビタミン吸収などの重要な機能を持っています。しかし、脂質は他の栄養素と比べてカロリーが高いため、ドライソーセージのカロリーを上げる要因となっています。
糖質の低さ
ドライソーセージは、可食部100gあたり7.4gの糖質を含んでいます。糖質は体にエネルギーを供給する重要な栄養素ですが、ドライソーセージは糖質が比較的低いため、カロリーを抑える要因となっています。
食物繊維の欠如
ドライソーセージには、可食部100gあたり食物繊維が含まれていません。食物繊維は消化を助ける役割や腸内環境の改善に重要な役割を果たしています。食物繊維が欠如しているため、ドライソーセージは他の食材と比べてカロリーが高くなっています。
以上の理由から、ドライソーセージのカロリーが高いと評価されています。タンパク質や脂質の多さ、糖質の低さ、そして食物繊維の欠如がそれぞれカロリーを高める要因となっています。食事のバランスを考える際には、これらの栄養データを参考にすることが重要です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「ドライソーセージ」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 7.4g | 4 | 29.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | (0)g | 2 | 0kcal |
たんぱく質 | 26.7g | 4 | 106.8kcal |
脂質 | 42.0g | 9 | 378kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「ドライソーセージ」のカロリー内訳です。一番多いのは脂質で、378kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
ドライソーセージは、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:DELISH KITCHEN
ドライソーセージは、低糖質ダイエットに使える?
「ドライソーセージは低糖質ダイエットにどちらかというと不向きだが、糖質量は控えめ」ということがわかりました。具体的には、肉(豚加工肉)のドライソーセージの糖質量は7.4gであることが分かりました。
ドライソーセージは、その名の通り乾燥させたソーセージであり、一般的には塩味が強く、食べ応えもあります。そのため、おつまみやお酒のお供として人気があります。
しかし、低糖質ダイエットを行っている方にとっては、ドライソーセージはあまり適していないかもしれません。糖質量が7.4gということは、一般的な低糖質食品と比べるとやや高めです。
低糖質ダイエットでは、糖質摂取を制限することが重要です。糖質を摂取すると、血糖値が上昇し、それに伴ってインシュリンの分泌も増えます。その結果、脂肪の蓄積が促進される可能性があります。
ですので、低糖質ダイエットを行っている方にとっては、ドライソーセージは特に注意が必要です。食べる際には、糖質量を考慮し、適量を守るようにしましょう。
ただし、ドライソーセージは塩分が多く含まれているため、食べ過ぎると塩分摂取が過剰になる可能性があります。塩分摂取が過剰になると、高血圧や水分バランスの乱れなどの健康リスクが出てくることもあります。
総じて、ドライソーセージは低糖質ダイエットにはどちらかというと不向きと言えるでしょう。しかし、糖質量は控えめなので、適量を守りながら楽しむことは可能です。ただし、塩分摂取にも注意が必要です。
ドライソーセージは、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:YouTube
ドライソーセージは、低脂質ダイエットに不向き
近年、健康意識の高まりと共に、低脂質ダイエットが注目されています。その中でも、肉の摂取を制限することが求められることがありますが、一部の人々にとっては、肉を我慢することは困難なことかもしれません。
ドライソーセージの低脂質量
そこで注目されるのが、肉(豚加工肉)の一種である「ドライソーセージ」です。一般的に、ドライソーセージは脂肪分が多いとされていますが、実際の低脂質量はどの程度なのでしょうか。
調査の結果、ドライソーセージの低脂質量は42gであることが明らかになりました。この量は、一般的な肉製品と比較しても低脂質とは言えません。低脂質ダイエットを実践する際には、この点を考慮する必要があります。
低脂質ダイエットにおけるドライソーセージの問題点
ドライソーセージは、その高脂肪量から、低脂質ダイエットには不向きな食品と言えます。低脂質ダイエットを目指す人々にとっては、他の食品を選ぶことが望ましいでしょう。
また、ドライソーセージは塩分も多く含んでいます。塩分の摂り過ぎは、高血圧や心臓病などのリスクを引き起こす可能性があります。低脂質ダイエットを実践する際には、塩分摂取量にも注意が必要です。
代替品としての選択肢
低脂質ダイエットを実践する際には、ドライソーセージの代わりに、他の食品を選ぶことがおすすめです。例えば、鶏胸肉や魚介類は低脂質であり、栄養価も高いため、健康的な食事に適しています。
また、野菜や果物も低脂質であり、食物繊維やビタミンなどの栄養素も豊富に含んでいます。低脂質ダイエットを実践する際には、これらの食品を積極的に摂取することが重要です。
まとめ
ドライソーセージは、低脂質ダイエットには不向きな食品です。その高脂肪量と塩分の多さから、他の食品を選ぶことが望ましいです。鶏胸肉や魚介類、野菜や果物など、低脂質で栄養価の高い食品を選ぶことで、健康的なダイエットを実践することができます。
最後に、ドライソーセージの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ドライソーセージ」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 467 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 2.6 | g | |
└糖質 | 7.4 | g | 低い |
└食物繊維 | (0) | g | 無し |
たんぱく質 | 26.7 | g | 多い |
脂質 | 42.0 | g | 多い |
「ドライソーセージ」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 23.5 | g | 低い |
有機酸 | 0.8 | g | 多い |
灰分 | 5.3 | g | 多い |
コレステロール | 95 | mg | 多い |
食塩相当量 | 4.4 | mg | 多い |
アルコール | - | g | 無し |
「ドライソーセージ」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 1700 | mg | 多い |
カリウム | 430 | mg | 多い |
カルシウム | 27 | mg | 普通 |
マグネシウム | 22 | mg | 普通 |
リン | 250 | mg | 多い |
鉄 | 2.6 | mg | 多い |
亜鉛 | 3.9 | mg | 多い |
銅 | 0.12 | mg | 普通 |
マンガン | 0.10 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 2 | μg | 多い |
セレン | 25 | μg | 多い |
クロム | 2 | μg | 多い |
モリブデン | 3 | μg | 普通 |
ビタミンA | |||
└レチノール | 3 | μg | 多い |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | (0) | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | 3 | μg | 普通 |
ビタミンD | 0.5 | μg | 多い |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.1 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└δ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
ビタミンK | 11 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.64 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.39 | mg | 多い |
ナイアシン | 6.7 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.24 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 1.6 | μg | 多い |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.85 | mg | 多い |
ビオチン | 6.2 | μg | 多い |
ビタミンC | 3 | mg | 多い |
サラミを含む/ビタミンC: 酸化防止用として添加された食品を含む
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
ドライソーセージと同じ肉の豚加工肉ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
骨付きハム | 208 | 5.0 | 16.7 | 16.6 | (0) |
ボンレスハム | 115 | 4.8 | 18.7 | 4.0 | (0) |
ロースハム | 211 | 6.0 | 18.6 | 14.5 | 0 |
ショルダーハム | 221 | 4.4 | 16.1 | 18.2 | (0) |
プレスハム | 113 | 6.8 | 15.4 | 4.5 | (0) |
チョップドハム | 132 | 14.6 | 11.7 | 4.2 | (0) |
生ハム | 243 | 3.3 | 24.0 | 16.6 | (0) |
豚ばらベーコン | 244 | 3.9 | 15.4 | 19.4 | (0) |
ロースベーコン | 202 | 6.7 | 16.8 | 14.6 | (0) |
ショルダーベーコン | 178 | 4.3 | 17.2 | 11.9 | (0) |
ウインナーソーセージ | 319 | 5.4 | 11.5 | 30.6 | 0 |
セミドライソーセージ | 335 | 5.6 | 16.9 | 29.7 | (0) |
ドライソーセージ | 467 | 7.4 | 26.7 | 42.0 | (0) |
フランクフルトソーセージ | 295 | 8.0 | 12.7 | 24.7 | (0) |
ボロニアソーセージ | 242 | 4.6 | 12.5 | 21.0 | (0) |
リオナソーセージ | 188 | 5.8 | 14.9 | 13.1 | (0) |
レバーソーセージ | 324 | 12.4 | 14.7 | 33.5 | (0) |
混合ソーセージ | 231 | 12.1 | 11.8 | 22.7 | (0) |
生ソーセージ | 269 | 2.6 | 14.0 | 24.4 | (0) |
焼き豚 | 166 | 8.4 | 19.4 | 8.2 | (0) |
レバーペースト | 370 | 6.9 | 12.9 | 34.7 | (0) |
スモークレバー | 182 | 10.3 | 29.6 | 7.7 | (0) |
ゼラチン | 347 | 1.6 | 87.6 | 0.3 | (0) |
ランチョンミート | 279 | 7.1 | 14 | 23.8 | - |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。