このページでは赤米のカロリーを徹底解説。ダイエット経験者による判定のほか、令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとにカロリーの内訳、ダイエットに使える他の食材などを提案しています。ぜひ見てくださいね。
赤米のカロリーは344kcal(100gあたり)!これってどうなの?
引用元:アサヒビール
赤米の可食部100gあたりのカロリーは、344kcalです。
このカロリーは、「日本食品標準成分表」のなかで多い順にランキングした場合、1592件中246位です。これは多い順にすると上位15%に位置するカロリーで、他食材と比較したときの評価は「高い」です。
また、日本食品標準成分表の「穀物」ジャンルので赤米のカロリーを評価すると、100件中29位です。これは上位から28%に位置するカロリーで、評価は同じく「高い」となります。
カロリー | 344Kcal |
全体での評価 | 246位 / 1592件中(上位15%…高い) |
「穀物」ジャンル内での評価 | 29位 / 100件中(上位28%…高い) |
赤米はカロリーが高いという評価になりましたが、なぜこの評価なのでしょうか。次に解説から、カロリーを構成する内訳を理解していきましょう!
なぜ赤米のカロリーは高いの?なにが含まれているの?
引用元:アサヒビール
赤米のカロリーが高い理由
赤米のカロリーは可食部100gあたり344kcalと、他の食材と比較して高い値とされています。その理由について考えてみましょう。
糖質の多さ
赤米には糖質が多く含まれています。可食部100gあたりの糖質量は65.4gとされており、他の食材と比較しても多いと言えます。糖質は私たちのエネルギー源となる重要な栄養素ですが、摂りすぎるとカロリーとして蓄積される可能性があります。
食物繊維の多さ
赤米には食物繊維も多く含まれています。可食部100gあたりの食物繊維量は6.5gとされており、他の食材と比較しても多いと言えます。食物繊維は消化を助け、腸内環境を整える役割がありますが、摂りすぎると消化吸収が遅くなり、カロリーとして蓄積される可能性があります。
タンパク質と脂質の量
赤米にはタンパク質と脂質も含まれていますが、その量は可食部100gあたり8.5gと3.3gと普通とされています。他の食材と比較しても特に多くも少なくもないため、カロリーが高い理由とは直接関係しないと考えられます。
以上のように、赤米のカロリーが高い理由は、糖質と食物繊維の多さによるものと考えられます。糖質や食物繊維は私たちの体にとって重要な栄養素ですが、摂りすぎには注意が必要です。バランスの取れた食事を心掛けることが大切です。
それでは、具体的にそれぞれの栄養素が何キロカロリーを占めているのか、計算をしてみましょう。各栄養素の役割を把握することで、ダイエット方法の適正もわかりますよ。
「赤米」のカロリー内訳 | |||
---|---|---|---|
栄養素 | 栄養素の量 | 1グラム あたりの カロリー | 栄養素 によるカロリー |
炭水化物のうち、糖質 | 65.4g | 4 | 261.6kcal |
炭水化物のうち、食物繊維 | 6.5g | 2 | 13kcal |
たんぱく質 | 8.5g | 4 | 34kcal |
脂質 | 3.3g | 9 | 29.7kcal |
※計算式は概算であり、また計算方法の違い・各栄養素の明細等から、合計値は「日本食品標準成分表」が定めるカロリーと一致しない場合もあります。
上記が「赤米」のカロリー内訳です。一番多いのは糖質で、261.6kcalという結果になりましたね!次はこの結果をもとに、ダイエットへの適正を見てみましょう。
赤米は、低糖質ダイエット(糖質制限)に使える!?
引用元:ヤマサ
赤米は低糖質ダイエットに不向き
お米は、日本人にとって欠かせない食材ですが、最近では糖質制限を目指す方にとっては避けた方が良いとされています。その中でも、赤米は特に糖質量が高いことが知られています。赤米は、一般的な白米と比べて糖質量が65.4gもあります。このことからも、赤米は低糖質ダイエットには不向きな食材であると言えます。
赤米の糖質量が高い理由
赤米の糖質量が高い理由は、その成分にあります。赤米は、白米と比べて外側の赤い部分が残っているため、糖質が多く含まれています。また、赤米には食物繊維やビタミン類も多く含まれていますが、それに比例して糖質も増えてしまうのです。そのため、糖質制限を目指す方にとっては、赤米は避けるべき食材と言えます。
低糖質ダイエットに適した食材
低糖質ダイエットを実践する際には、赤米の代わりに他の食材を選ぶことが重要です。例えば、白米の代わりに、糖質が少ない野菜や豆類を摂取することで、糖質摂取量を抑えることができます。また、低糖質の代表的な食材として、こんにゃくや大豆製品などもあります。これらの食材を上手に取り入れることで、低糖質ダイエットを成功させることができます。
まとめ
赤米は、糖質量が65.4gもあり、低糖質ダイエットには不向きな食材です。赤米の糖質量が高い理由は、外側の赤い部分に含まれる成分によるものです。低糖質ダイエットを実践する際には、赤米の代わりに糖質が少ない野菜や豆類を摂取することが重要です。適切な食材選びをすることで、低糖質ダイエットを効果的に行うことができます。
赤米は、低脂質ダイエットに使える!?
引用元:NHKきょうの料理
赤米は、低脂質ダイエットに使える?
赤米は、穀物(お米)の一種であり、健康や美容に良いとされています。しかし、低脂質ダイエットにおいては、赤米がどのような役割を果たすのか疑問が残ります。ここでは、赤米の脂質含有量について考察し、その結果をご紹介いたします。
赤米の脂質含有量は3.3g
まず、赤米の脂質含有量は3.3gであることが分かりました。これは低脂質食品とは言えないものの、他のお米と比べると控えめな量です。低脂質ダイエットを実践している方にとっては、赤米を選択することで脂質摂取を抑えることができるかもしれません。
赤米の栄養価に注目
ただし、赤米を低脂質ダイエットに使う際には、脂質以外の栄養価にも注目する必要があります。赤米には、食物繊維やビタミンB群、ミネラルなどが豊富に含まれています。これらの栄養素は、健康維持や美容に重要な役割を果たすため、バランスの取れた食事には欠かせないものです。
赤米の適切な摂取量を考える
赤米を低脂質ダイエットに活用する際には、適切な摂取量を考えることも重要です。過剰な摂取は、脂質摂取を抑えることができる一方で、カロリーオーバーにつながる可能性があります。個々の体質や目標に合わせて、適切な量を摂取するようにしましょう。
まとめ
赤米は低脂質ダイエットにどちらかというと不向きとされますが、脂質の量は他のお米と比べて控えめです。赤米を選ぶことで、脂質摂取を抑えることができるかもしれません。ただし、赤米には他の栄養素も豊富に含まれており、バランスの取れた食事には欠かせない存在です。適切な摂取量を守りながら、赤米を取り入れることで、健康的なダイエットを実践しましょう。
最後に、赤米の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「赤米」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 344 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 71.9 | g | |
└糖質 | 65.4 | g | 多い |
└食物繊維 | 6.5 | g | 多い |
たんぱく質 | 8.5 | g | 普通 |
脂質 | 3.3 | g | 普通 |
「赤米」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 14.6 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 1.4 | g | 普通 |
コレステロール | - | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「赤米」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 2 | mg | 低い |
カリウム | 290 | mg | 普通 |
カルシウム | 12 | mg | 普通 |
マグネシウム | 130 | mg | 多い |
リン | 350 | mg | 多い |
鉄 | 1.2 | mg | 普通 |
亜鉛 | 2.4 | mg | 多い |
銅 | 0.27 | mg | 多い |
マンガン | 2.50 | mg | 多い |
ヨウ素 | Tr | μg | 無し |
セレン | 3 | μg | 多い |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 55 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | - | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 3 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 3 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 1.5 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 0.2 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
ビタミンK | - | μg | 無し |
ビタミンB1 | 0.38 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.05 | mg | 普通 |
ナイアシン | 5.5 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.50 | mg | 多い |
ビタミンB12 | - | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.17 | mg | 多い |
ビオチン | 5.6 | μg | 多い |
ビタミンC | - | mg | 無し |
ポリフェノール:0.4g/食物繊維:AOAC2011.25法
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
赤米と同じ穀物のお米ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
玄米 | 346 | 72.4 | 6.8 | 2.7 | 3.0 |
半つき米(五分づきの精米) | 345 | 75.7 | 6.5 | 1.8 | 1.4 |
七分つき米 | 348 | 76.8 | 6.3 | 1.5 | 0.9 |
お米 | 342 | 78.1 | 6.1 | 0.9 | 0.5 |
はいが精米 | 343 | 74.7 | 6.5 | 2.0 | 1.3 |
玄米ご飯 | 152 | 34.7 | 2.8 | 1.0 | 1.4 |
半つき米のご飯 | 154 | 36.1 | 2.7 | 0.6 | 0.8 |
七分つき米のご飯 | 160 | 36.7 | 2.6 | 0.5 | 0.5 |
ご飯・炊飯 | 156 | 36.1 | 2.5 | 0.3 | 1.5 |
はいが精米ご飯 | 159 | 35.6 | 2.7 | 0.6 | 0.8 |
玄米おかゆ | 64 | (14.8) | (1.2) | (0.4) | (0.6) |
おかゆ | 65 | (15.8) | (1.1) | (0.1) | (0.1) |
アルファ化米 | 358 | 84.7 | 6.0 | 1.0 | 1.2 |
もち米 | 343 | 77.4 | 6.4 | 1.2 | (0.5) |
インディカ米 | 347 | 78.3 | 7.4 | 0.9 | 0.5 |
発芽玄米 | 339 | 72.6 | 6.5 | 3.3 | 3.1 |
もち米の炊飯 | 188 | 43.9 | 3.5 | 0.5 | (0.4) |
発芽玄米ご飯 | 161 | 33.7 | 3.0 | 1.4 | 1.8 |
インディカ米の炊飯 | 184 | 41.9 | 3.8 | 0.4 | 0.4 |
赤米 | 344 | 65.4 | 8.5 | 3.3 | 6.5 |
黒米 | 341 | 66.4 | 7.8 | 3.2 | 5.6 |
赤米ご飯 | 150 | 29.3 | 3.8 | 1.3 | 3.4 |
黒米ご飯 | 150 | 28.9 | 3.6 | 1.4 | 3.3 |
レトルト玄米おかゆ | 45 | 9.9 | 0.9 | 0.4 | 0.9 |
レトルトおかゆ | 37 | 8.3 | 0.6 | 0.1 | 0.5 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。