このページでは、野菜のブロッコリーを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
ブロッコリーのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずはブロッコリーの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 37 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 6.6 | g | |
└糖質 | 3.1 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 5.1 | g | 多い |
たんぱく質 | 5.4 | g | 低い |
脂質 | 0.6 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、野菜分類に所属する正式名称「ブロッコリー 花序 生」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、ブロッコリーがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
ブロッコリーはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
ブロッコリーとは?どんな食材?
ブロッコリーは、野菜の一種であり、緑色の花芽や茎を食べることができます。その特徴的な見た目と独特の風味から、世界中で人気のある食材となっています。
ブロッコリーの栄養価
ブロッコリーは、多くの栄養素を含んでおり、健康に良い食材として知られています。特にビタミンCやビタミンK、葉酸などのビタミン類を豊富に含んでおり、免疫力の向上や骨の健康維持に役立ちます。また、食物繊維や抗酸化物質も多く含まれており、消化を促進し、体内の老化や病気のリスクを低減する効果も期待できます。
ブロッコリーの調理法
ブロッコリーは、さまざまな調理法で楽しむことができます。一般的な調理法としては、茹でる、蒸す、炒めるなどがあります。茹でる場合は、塩を加えた熱湯で5分程度茹でると、食感が良くなります。蒸す場合は、蒸し器を使って10分程度蒸すと、栄養素を効果的に保持しながら柔らかく仕上げることができます。また、炒める場合は、オリーブオイルやにんにくと一緒に炒めると風味が増し、香ばしさが引き立ちます。ブロッコリーは、シンプルな調理法から複雑な料理まで幅広く活用できる食材です。
ざっくり説明するとこんな感じです!次はブロッコリーがダイエットにどう役立つか説明します!
ブロッコリーはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
ブロッコリーの栄養データ
「ブロッコリー」の栄養データを見ると、以下のような特徴があります。
1. カロリーが低い
ブロッコリーは100gあたり37kcalと、カロリーが低い食材です。カロリーが低いため、ダイエット中やカロリーコントロールをしている方にも適しています。
2. 糖質がかなり低い
ブロッコリーに含まれる糖質は100gあたり3.1gと、かなり低い値です。糖質の摂取を控えたい方や糖質制限をしている方にとって、ブロッコリーは理想的な食材と言えます。
3. 食物繊維が多い
ブロッコリーには100gあたり5.1gの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進する効果があります。また、食物繊維は満腹感を与えるため、ダイエットや健康維持にも役立ちます。
以上のように、ブロッコリーはカロリーが低く、糖質がかなり低い食材であり、さらに食物繊維が多い特徴を持っています。これらの特徴から、ブロッコリーは健康的な食事に役立つ食材と言えます。
おすすめ:ブロッコリーのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
ブロッコリーに含まれる無機質の栄養を解説!
1. カリウムとカルシウムが多い
ブロッコリーは可食部100gあたり、カリウムは460 mg、カルシウムは50 mg含まれています。カリウムは体内の水分バランスを調整し、心臓の機能をサポートする重要な栄養素です。また、カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、ブロッコリーの摂取によってカルシウムの補給が可能です。
2. 鉄が多い
ブロッコリーには可食部100gあたり、1.3 mgの鉄が含まれています。鉄は赤血球の形成に不可欠な栄養素であり、鉄不足は貧血の原因となります。ブロッコリーの摂取によって鉄の補給ができるため、健康な血液を維持するために役立ちます。
3. モリブデンが多い
ブロッコリーには可食部100gあたり、11 μgのモリブデンが含まれています。モリブデンは体内の代謝に関与し、酵素の働きをサポートする栄養素です。モリブデンの摂取によって、体内の代謝機能をサポートすることができます。
以上のように、ブロッコリーはカリウム、カルシウム、鉄、モリブデンなどの栄養素が豊富に含まれています。これらの栄養素の摂取によって、体内の機能をサポートし、健康を維持することができます。
ブロッコリーに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
ブロッコリーに含まれるビタミンAは、レチノールやα-カロテンのような形態ではほとんど含まれていません。しかし、β-カロテンやβ-クリプトキサンチンなどのカロテノイド類が多く含まれています。これらのカロテノイドは、体内で必要なビタミンAに変換されるため、ブロッコリーはビタミンAを補うのに適した野菜と言えます。
2. ビタミンEの特徴
ブロッコリーにはビタミンEの一種であるα-トコフェロールが多く含まれています。ビタミンEは抗酸化作用があり、細胞の酸化ストレスから守る役割を果たします。ブロッコリーのビタミンE含有量は他の野菜と比べても多く、健康維持に役立つ栄養素です。
3. ビタミンKの特徴
ブロッコリーはビタミンKを豊富に含んでいます。ビタミンKは血液の凝固を助ける役割を持ち、骨の健康維持にも関与しています。ブロッコリーのビタミンK含有量は非常に多く、日常の食事でビタミンKを摂取するのに適した野菜と言えます。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次はブロッコリーの使用例としてレシピをご紹介します。
ブロッコリーを使ったレシピ20選!
#1 ブロッコリーの卵あんかけ
ブロッコリー、玉子、鶏ガラスープの素、薄口醤油、みりん、ごま油、片栗粉
このレシピは、ブロッコリーの卵あんかけのレシピです。ブロッコリーを掃除し、下から上へナイフを入れてひとくち大に割いていきます。…
レシピを見る#2 野菜たっぷり!ブロッコリーとチーズのトマト鍋
鶏もも肉、ブロッコリー、お好みのチーズ、しめじ、キャベツ、玉ねぎ、カットトマト缶、コンソメキューブ、オリーブオイル、等
鶏もも肉とブロッコリーを使った、ブロッコリーとチーズのトマト鍋のレシピ。鶏肉に下味をつけて焼き、しめじと玉ねぎを炒めます。…
レシピを見る#3 おもてなしにぴったり!ブロッコリーとかぼちゃで彩る、ギリシャソースのデリ風サラダ
えび、ブロッコリー、ミニトマト、フリルレタス、かぼちゃ、きゅうり、にんにく、片栗粉、ヨーグルト、等
えびを使った、ギリシャソースのデリ風サラダのレシピ。えびは片栗粉と塩で揉み込み、茹でておきます。…
レシピを見る#4 ツナとブロッコリーのなすグラタン
ノンオイルツナ缶、なす、ブロッコリー、ミニトマト、ホワイトマッシュルーム、粉チーズ、溶き卵、無調整豆乳、おからパウダー、等
ブロッコリーとナスを使った、体カロリーなグラタンのレシピ。ホワイトソースはおからパウダーと豆乳で作ります。…
レシピを見る#5 アンチョビとブロッコリーのスパゲティ
ブロッコリー、アンチョビ、ニンニク、唐辛子、スパゲティ、サラダ油、白胡椒、エキストラバージンオリーブオイル、茹で汁、等
アンチョビとブロッコリーを使った、主食にぴったりなスパゲティのレシピ。ブロッコリーは茎まで使用。…
レシピを見る#6 豚バラ肉とブロッコリーのペペロンチーノ
豚バラ肉、ブロッコリー、にんにく、赤唐辛子、コンソメ顆粒、豚バラ肉、ブロッコリー、にんにく、赤唐辛子、等
豚バラ肉とブロッコリーを使った、主菜におすすめなペペロンチーノのレシピ。少ない材料で手早く作れます。…
レシピを見る#7 ブロッコリーとツナのお豆腐グラタン
絹豆腐、ブロッコリー、ツナ油缶、マヨネーズ、みそ、ピザ用チーズ、乾燥パセリ
ブロッコリーとツナのお豆腐グラタンのレシピ。絹豆腐、ブロッコリー、ツナ油缶、マヨネーズ、みそ、ピザ用チーズ、乾燥パセリが必要です。…
レシピを見る#8 おうちカフェ風で映える♪エビとブロッコリーのデリ風サラダ
バナメイエビ、ブロッコリー、玉ねぎ、粉チーズ、マヨネーズ、塩麹、お酢、砂糖、白こしょう、等
エビとブロッコリーのデリ風サラダのレシピ。卵、玉ねぎ、ブロッコリー、エビを茹でて、マヨネーズと粉チーズを混ぜたドレッシングで和えます。…
レシピを見る#9 もう一品欲しい時に!「ゆで玉子とブロッコリーのアンチョビソースがけ」
ブロッコリー、ニンニク、アンチョビ、ケッパー、オリーブオイル、米酢、ピンクペッパー
ゆで玉子とブロッコリーのアンチョビソースがけのレシピ。ブロッコリーは花と茎を分けてボイルし、ゆで玉子は塩水に米酢を加えて茹でます。…
レシピを見る#10 ブロッコリーのガーリック炒め
ブロッコリー、ニンニク、ウインナー、しょうゆ、みりん、バター
副菜におすすめな、ブロッコリーが主役の炒め物レシピ。バターとにんにくの相性は最高です。…
レシピを見る#11 エビとブロッコリーのオーロラソース和え
エビ、玉ねぎ、ブロッコリー、オリーブ油、片栗粉、塩コショウ、片栗粉、マヨネーズ、ケチャップ、等
エビを使った、副菜におすすめなサラダのレシピ。エビの下処理の仕方を詳しく記載。…
レシピを見る#12 生ハムとブロッコリーのマリネ
生ハム、ブロッコリー、玉ねぎ、ニンニク、プチトマト、レモン、サラダ油、白胡椒、白ワイン、等
副菜にぴったりな、生ハムとブロッコリーを使ったマリネのレシピ。レモン汁の酸味をはちみつでまろやかに。…
レシピを見る#13 ホタテ・ブロッコリーとにんじんのクリームスープ
ベビーホタテ、ブロッコリー、にんじん、玉ねぎ、オリーブオイル、低脂肪乳、塩コショウ、粉チーズ、顆粒コンソメ、等
ほたてとブロッコリーを使った、汁物におすすめなクリームスープのレシピ。野菜は大きめに切ってボリュームをだしています。…
レシピを見る#14 鮭とブロッコリーのレモン蒸し
ブロッコリー、エリンギ、レモン、ミニトマト、塩コショウ、オリーブオイル
このレシピは、鮭とブロッコリーを使ったレモン蒸しのレシピです。材料を下ごしらえしたあと、鮭をフライパンで焼き、ブロッコリーとエリンギを炒め、レモン汁と酒を加えて蒸し焼きにします。…
レシピを見る#15 ブロッコリーの胡麻和え
ブロッコリー、白ごま、和風顆粒出汁、上白糖、みりん、米酢、薄口醤油、ごま油
ブロッコリーを使った、副菜にぴったりな胡麻和えのレシピ。ブロッコリーは芯も余すところなく使用。…
レシピを見る#16 失敗知らず!チキンとブロッコリーのグラタン
玉ねぎ、ブロッコリー、鶏もも肉(皮は取り除く)、牛乳、薄力粉、無塩バター、ピザ用チーズ、パン粉
このレシピは、玉ねぎ、ブロッコリー、鶏もも肉を使った簡単でおいしいグラタンのレシピです。まず、玉ねぎをスライスし、ブロッコリーを小房に分けます。…
レシピを見る#17 季節のオススメサラダ!「サツマイモとブロッコリー、玉子のデリ風サラダ」
サツマイモ、ブロッコリー、白胡椒、マヨネーズ、粒マスタード、レモンジュース、米酢
サツマイモとブロッコリー、玉子のデリ風サラダのレシピ。サツマイモはレンチンして、ホクホクのキューブ状にカットします。…
レシピを見る#18 鶏もも肉とブロッコリーのヨーグルトグラタン
鶏もも肉、ギリシャヨーグルト、ブロッコリー、玉ねぎ、マッシュルーム、オリーブオイル、塩コショウ、粉チーズ、刻みパセリ、等
ホワイトソースを使わない、ギリシャヨーグルトで作るグラタンのレシピ。ソースはおからパウダーとギリシャヨーグルトで置き換えを。…
レシピを見る#19 焼きブロッコリーとベーコンのミモザサラダ
ブロッコリー(芯は除く)、ブロックベーコン、オリーブオイル、こしょう
ブロッコリーを焼いて使用する、ミモザサラダのレシピ。焦げ目がつくまでじっくり焼いたブロッコリーが堪らない一品です。…
レシピを見る#20 野菜の大量消費に!れんこん&ブロッコリーと彩り野菜のデリ風サラダ
れんこん、ブロッコリー、枝豆、ツナ缶、粉チーズ、マヨネーズ、オリーブオイル、こしょう
れんこんを使った、シャキシャキれんこんと彩り野菜のデリ風サラダのレシピ。れんこんは酢水にさらしてシャキシャキ食感に仕上げ、ブロッコリーや枝豆も茹でて彩り豊かにします。…
レシピを見る最後に、ブロッコリーの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「ブロッコリー」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 37 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 6.6 | g | |
└糖質 | 3.1 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 5.1 | g | 多い |
たんぱく質 | 5.4 | g | 低い |
脂質 | 0.6 | g | 低い |
「ブロッコリー」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 35 | % | 特になし |
水分 | 86.2 | g | 多い |
有機酸 | 0.3 | g | 多い |
灰分 | 1.2 | g | 普通 |
コレステロール | 0 | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「ブロッコリー」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 7 | mg | 普通 |
カリウム | 460 | mg | 多い |
カルシウム | 50 | mg | 多い |
マグネシウム | 29 | mg | 普通 |
リン | 110 | mg | 普通 |
鉄 | 1.3 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.8 | mg | 普通 |
銅 | 0.10 | mg | 普通 |
マンガン | 0.28 | mg | 普通 |
ヨウ素 | 0 | μg | 無し |
セレン | 2 | μg | 普通 |
クロム | 0 | μg | 無し |
モリブデン | 11 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | 0 | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 900 | μg | 多い |
└β-クリプトキサンチン | 7 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 900 | μg | 多い |
└レチノール活性当量 | 75 | μg | 多い |
ビタミンD | 0 | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 3.0 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | Tr | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.4 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
ビタミンK | 210 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.17 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.23 | mg | 多い |
ナイアシン | 1.0 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.30 | mg | 多い |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.42 | mg | 多い |
ビオチン | 13.0 | μg | 多い |
ビタミンC | 140 | mg | 多い |
廃棄部位: 茎葉/硝酸イオン:Tr
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。