洋食歴20年の料理人hiroです。今回はもう一品欲しい時に作りたい一品料理をご紹介。卵料理でも比較的簡単なゆで玉子を使って、副菜に、おつまみ感覚でも作れるものです。アンチョビソースは火にかけて作るので保存も効いて、他の野菜でも楽しめますよ。是非ご自分のものに!それでは早速作っていきましょう。
ゆで玉子とブロッコリーのアンチョビソースがけの材料(4人分)
具材
卵 | 4個 | |
ブロッコリー | 1/2株 | |
ニンニク | 2片 | |
アンチョビ | 3枚(15g) | |
ケッパー酢漬け | 5g |
調味料
塩 | 適量 | |
オリーブオイル | 大さじ3 | |
米酢 | 大さじ0.5+大さじ1.5 | |
ピンクペッパー | 適量 |
その他
氷あらかじめ冷凍庫で氷を作っておきましょう | 適量 |
ゆで玉子とブロッコリーのアンチョビソースがけの作り方(1分動画で早回し解説)
ゆで玉子とブロッコリーのアンチョビソースがけの作り方
ブロッコリーは、包丁を使って茎から花の部分を外して、一口大の大きさに切り分けます。花の部分を手に取り、刃をしたから入れて分割すると、ボロボロにならずに済みますよ。
ブロッコリーの茎の部分をトリミングして、2cm角の四角柱に。これがブロッコリーの芯で、立派な可食部分です。幅0.5cmにカットしておきましょう。
沸騰したお湯に塩を加えると色鮮やかな仕上がりに!
鍋にたっぷりのお湯を沸かして、0.5%の塩を加えます。例えば2ℓのお湯ならば、10gの塩ですね。これで色鮮やかなボイルブロッコリーにします。
ブロッコリーの花の部分を全て加え、再沸騰するのを待ちます。再沸騰してから1分ほどで程よく歯応えある食感に仕上がります。
穴しゃくしなどを使って、ボイルしたブロッコリーを氷水の中につけて冷まします。5分ほどつけて、ザルにとり、水気を切っておきましょう。鍋の中のゆで汁と氷水は、後ほどまた使います。
同じ塩水でお酢を足して卵をボイルすると効率的!
今度はブロッコリーをボイルした茹で汁に、米酢を大さじ0.5加え、卵をボイルしていきます。ゆで玉子に必要な塩はタンパク質を固まらせる作用が働き、酢には卵の殻を柔らかくする性質があります。加えるとどうなるかというと、殻を剥くときに楽に剥がせるようになるんです。
全て沈めたら、タイマーを10分かけます。固めのゆで玉子がお好きな方はプラス1〜2分で調整してみて下さいね。火加減は中火でOKです。
タイマーが鳴ったら、すぐに氷水につけます。この氷水は先ほどブロッコリーを冷ましていたものです。再利用することで無駄もなくなります。この上から、氷を足してさらに急冷するようにしましょう。 十分に冷めたら、水道の蛇口を捻って、軽く流水しながら殻を剥くとペロっと剥がれます。器にキッチンペーパーを敷いて、ゆで玉子の水気を切っておきましょう。
アンチョビが全体に行き渡ったところに、ケッパーを加え、中火にしてサッと炒めます。
揺すりながら混ぜると、今回のアンチョビソースは完成です。ココットなどの器に分けておくと良いでしょう。
ナイフにラップを巻くと、ゆで玉子の断面はキレイに!
普通にナイフでカットすると、ゆで玉子の黄身がベトッとくっついて、断面があまりキレイにならないという悩みを解決してくれるのが「ラップ巻きカット」です。
縦半分にカットすると、キレイな断面となります。半熟ゆで玉子の場合、糸を使ってカットするやり方もあります。ブロッコリーと共にカットしたゆで玉子をお皿に盛り付けて、アンチョビソースとピンクペッパーを散らしたら完成となります。
作業効率を上げる工夫をすると、料理はさらに楽しくなります
今回ご紹介した「ゆで作業」と「冷まし作業」は、同じ水や氷水を使って作業効率をアップしました。ブロッコリーに必要なものは塩、ゆで玉子に必要なものは塩とお酢。では、どう進めていけば流れるような作業になるか、氷水で冷ます順番はどうすれば良いかなど、頭の中でイメージして優先順位を考えるわけですね。さらに冷ましている間に、ソースが作れるな!など考えることも、料理を楽しめて時短にも繋がります。
アンチョビソースは、例えばボイルしたアスパラやカブ、焼いたレンコンなど様々なことにご活用いただけます。ゆで玉子で良質なタンパク質を摂り、野菜も摂れる健康的な一皿。是非とも食のレパートリーに加えてみて下さいね。
洋食調理歴20年。シェフ経験あり調理師免許あり。膝の古傷と向き合い、立ち仕事をセーブ。知識と経験をもとにYouTube「ヒスイ夫婦のすいすいレシピ」を運営中。最近では動画企画や編集、フードに関する記事執筆、企業向けにレシピ考案へお仕事をシフト。「ま、何とかなる」が口グセ。