料理クリエイターの川久景子です。今回ご紹介する料理は豆腐を卵の衣に絡めて焼き、特製ピリ辛コチュジャンだれをつけて食べる韓国風揚げピカタ豆腐です。淡泊な豆腐にしっかり味のコチュジャンだれととても相性がよく、一度食べたら忘れられないくらいインパクトのある味付けです。では早速作りましょう。
韓国風揚げピカタ豆腐の材料(2人分)
具材
木綿豆腐 | 500g |
衣材料
薄力粉 | 大さじ3 | |
卵 | 1個 |
調味料
コチュジャン | 大さじ2 | |
しょうゆ | 小さじ2 | |
にんにくすりおろし | 5g | |
ごま油 | 小さじ1 | |
白炒りごま | 大さじ1 |
その他
ごま油 | 大さじ2 |
韓国風揚げピカタ豆腐の作り方
豆腐の水きりについて
今回は豆腐に重石をのせて水きりを行いましたが、他の方法として電子レンジを利用することもできます。豆腐に電子レンジ対応のペーパータオルを2枚重ねて巻き、深さのある容器に入れたらラップなしで600ワットで1分加熱します。加熱後は冷めるまでそのまま置き、あら熱がとれたら完成です。
もっとしっかり水きりをしたい場合は、電子レンジ加熱後に重石をのせて水きりします。気をつけたい点は、加熱時間が長すぎると豆腐がやわらかくなり、膨らんで変形してくることがあります。
ボウルに衣材料(薄力粉、卵)を混ぜ合わせ、衣を作ります。薄力粉は大さじ1を残します。生地がはじめはかたいので混ぜにくいですが、どうしてもかたい場合は、水(小さじ1・分量外)を加えて伸ばします。あまり水が多すぎると衣がやわらかくなりすぎるので、少しかたいかな程度を目安にします。
水きりした豆腐を2cm角に切ります。厚みはそのままで大丈夫です。商品によっては多少厚み(高さ)が違うこともありますが、一般的に売られている500gの木綿豆腐であれば、厚みはそのままで使います。 切り分けた豆腐に残しておいた薄力粉をまぶし、さらに衣をしっかり絡めます。直接衣を絡めるより、薄力粉を豆腐にまぶしてからのほうがしっかり絡みやすく、加熱した時も衣がはがれにくくなります。
豆腐を転がす時は菜箸とフライ返しを使う!
こんがり焼き色がついて、他の面を焼く時、菜箸とフライ返しの両方を使って返すと便利です。まだ豆腐がやわらかく、形が崩れやすいので、丁寧にやさしく転がして焼きます。
豆腐の全面にこんがりきつね色の焼き色をつけ、衣がかたまったら油をきります。あら熱がとれたら、はみ出した余分な生地を包丁で切り落とします。器に盛りつけ、用意しておいた調味料をたっぷりまわしかけて食べます。
ピリ辛コチュジャンだれが食欲そそる!
ピカタらしく、黄金色の卵衣がまぶしい見た目に反して重厚な赤色のコチュジャンだれがまずは見た目のインパクトを引きます。コチュジャンだれをたっぷり絡めてまずは一口。豆腐の淡泊な味に相反してたれの辛すぎず食べやすい味付けが印象的で、一口食べたら忘れられない印象を残すほどの味に深みがあり、500gの豆腐もペロリと食べれてしまいます。
木綿豆腐だからこそ、型崩れせず箸で挟みいやすいのも嬉しい豆腐料理です。普段はこんなにたくさんの豆腐を一度に食べることがなくても、卵衣でカリッと焼き揚げたピカタ風豆腐と、辛すぎない辛さが絶妙なおいしさのコチュジャンだれに絡めることであっという間に食べれてしまいます。
ピカタのように衣をつけることでたれが絡まりやすく、食べやすいのも嬉しいポイント。木綿豆腐をしっかり水きりしタコとで、油跳ねもせず、短時間で焼き上げたおかげで熱々カリカリの状態で食べれるのでおつまみレシピとしても使えます。
料理クリエイター。元広告デザイナーがWEBメディアや食関連企業の販促プロモーション、料理レシピ、撮影、動画編集までワンストップで行う。料理で人を、自分を、もっとワクワクさせる、新しい扉を開く未来を目指す。