このページでは、豆の炒り大豆を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
炒り大豆のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは炒り大豆の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 429 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 33.3 | g | |
└糖質 | 15.9 | g | 普通 |
└食物繊維 | 19.4 | g | 多い |
たんぱく質 | 37.5 | g | 多い |
脂質 | 21.6 | g | 多い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、豆分類に所属する正式名称「だいず [全粒・全粒製品] いり大豆 黄大豆」(黄大豆を炒ったもの)の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、炒り大豆がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
炒り大豆はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:Eレシピ
炒り大豆とは?どんな食材?
炒り大豆は、大豆を炒って作られる豆加工品の一種です。大豆はそのままでは硬く食べづらいですが、炒ることによって香ばしさが増し、食べやすくなります。炒り大豆は、日本料理やスナック菓子などで広く使用されています。
炒り大豆の特徴
炒り大豆の特徴は、その食感と風味にあります。炒ることによって、大豆がパリッとした食感になります。また、香ばしい風味が特徴であり、そのまま食べるだけでなく、料理のアクセントとしても活用されます。
炒り大豆の栄養価
炒り大豆は、大豆本来の栄養価を持ちながら、炒ることによって香ばしさが加わります。大豆には、たんぱく質や食物繊維、ビタミン、ミネラルなどが豊富に含まれており、健康に良いとされています。また、炒り大豆は低カロリーでありながら、食べ応えがありますので、ダイエット中の方にもおすすめです。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は炒り大豆がダイエットにどう役立つか説明します!
炒り大豆はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:NHKきょうの料理
1. 高タンパク質で満腹感を得られる
炒り大豆は100gあたり37.5gのタンパク質を含んでいます。タンパク質は体の細胞や組織の修復や成長に欠かせない栄養素です。また、タンパク質は消化に時間がかかるため、食後の満腹感を持続させる効果もあります。炒り大豆を食事に取り入れることで、健康的な食事で満腹感を得ることができます。
2. 食物繊維が豊富で腸内環境を改善する
炒り大豆には100gあたり19.4gの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境を改善する効果があり、便通を促進する役割を果たします。また、食物繊維は血糖値の上昇を緩やかにする効果もあります。炒り大豆を摂取することで、腸内環境を整え、健康的な体を維持することができます。
3. 塩分が無く、健康な食生活をサポートする
炒り大豆には塩分が含まれていません。塩分の摂り過ぎは高血圧や心臓病のリスクを高めることが知られています。炒り大豆は塩分が無いため、健康な食生活をサポートする食材として選ばれることがあります。塩分制限が必要な方や健康維持を目指す方にとって、炒り大豆は優れた選択肢となります。
おすすめ:炒り大豆のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
炒り大豆に含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:NHKきょうの料理
1. 多くの無機質栄養素を含む
炒り大豆は、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガン、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンといった多くの無機質栄養素を含んでいます。特にカリウムやカルシウム、マグネシウム、リン、鉄などは多く含まれており、健康維持に必要な栄養素として重要です。
2. ナトリウムの含有量が低い
炒り大豆はナトリウムの含有量が非常に低いです。ナトリウムは塩分の主成分であり、摂りすぎると高血圧や心臓病のリスクが高まります。炒り大豆は低ナトリウム食品として選ばれることができ、塩分制限が必要な方にも適しています。
3. 多様な栄養素をバランスよく摂取できる
炒り大豆には多くの栄養素が含まれており、そのバランスも良いです。たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、食物繊維といった様々な栄養素を含んでおり、食事のバリエーションや栄養バランスを考える上で重要な食材です。特に、植物性たんぱく源として優れた品質のたんぱく質を提供してくれます。
以上のように、炒り大豆は多くの無機質栄養素を含み、ナトリウムの含有量が低く、また多様な栄養素をバランスよく摂取できる食材です。健康を考えた食事に取り入れることで、栄養面でのバランスを整えることができます。
炒り大豆に含まれるビタミンを解説!
引用元:Eレシピ
1. ビタミンAの特徴
「炒り大豆」に含まれるビタミンAは、以下の特徴があります。
- レチノールは含まれていません。
- α-カロテンは多く含まれています。α-カロテンは体内でビタミンAに変換されるため、この成分がビタミンAの主要な供給源となります。
- β-カロテンは普通に含まれています。β-カロテンも体内でビタミンAに変換されるため、ビタミンAの補給に寄与します。
- β-クリプトキサンチンは多く含まれています。β-クリプトキサンチンも体内でビタミンAに変換されるため、ビタミンAの補給に寄与します。
- β-カロテン当量とレチノール活性当量は普通に含まれています。これらはビタミンAの含有量を評価する指標です。
2. ビタミンEの特徴
「炒り大豆」に含まれるビタミンEは、以下の特徴があります。
- α-トコフェロールは多く含まれています。α-トコフェロールはビタミンEの主要な形態であり、抗酸化作用を持っています。
- β-トコフェロールは多く含まれています。β-トコフェロールもビタミンEの一形態であり、抗酸化作用を持っています。
- γ-トコフェロールは多く含まれています。γ-トコフェロールもビタミンEの一形態であり、抗酸化作用を持っています。
- δ-トコフェロールは多く含まれています。δ-トコフェロールもビタミンEの一形態であり、抗酸化作用を持っています。
3. その他のビタミンの特徴
「炒り大豆」には他にも以下のビタミンが含まれています。
- ビタミンKは多く含まれています。ビタミンKは血液の凝固に関与し、骨の健康をサポートします。
- ビタミンB1は多く含まれています。ビタミンB1はエネルギー代謝に関与し、神経系の正常な機能を維持します。
- ビタミンB2は多く含まれています。ビタミンB2はエネルギー代謝に関与し、皮膚や粘膜の健康をサポートします。
- ナイアシンは多く含まれています。ナイアシンはエネルギー代謝に関与し、皮膚や消化器系の健康をサポートします。
- ビタミンB6は多く含まれています。ビタミンB6はタンパク質代謝に関与し、神経系の正常な機能を維持します。
- パントテン酸は多く含まれています。パントテン酸はエネルギー代謝に関与し、皮膚や粘膜の健康をサポートします。
- ビオチンは多く含まれています。ビオチンはエネルギー代謝に関与し、皮膚や髪の健康をサポートします。
- ビタミンCは普通に含まれています。ビタミンCは抗酸化作用を持ち、免疫機能の維持やコラーゲンの合成をサポートします。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次は炒り大豆の使用例としてレシピをご紹介します。
炒り大豆を使ったレシピ20選!
#1 炒り大豆炊き込みご飯
大豆、発芽玄米、鶏もも肉、ゴボウ、板コンニャク、サヤインゲン、だし汁、みりん、しょうゆ、等
このレシピは大豆を使った炊き込みご飯です。炒った大豆が香ばしく、発芽玄米を使用しているのでヘルシーな一品です。…
レシピを見る#2 炒り大豆の炊き込みご飯
だし、大豆、豚ロース肉、こんにゃく、生しいたけ、にんじん、ごぼう、しょうゆ、細ねぎ、等
このレシピは大豆を使った炊き込みご飯料理です。大豆を香ばしく炒って具材とし、他にも豚ロース肉、こんにゃく、生しいたけ、にんじん、ごぼうなどを加え、米に混ぜて炊き込みます。…
レシピを見る#3 炒り大豆と胚芽米ご飯
胚芽米、大豆、だし昆布、粗塩
このレシピは大豆と胚芽米を使ったご飯のレシピです。大豆の一粒一粒をかみしめるたびに、ほんのり甘い豆の風味が広がります。…
レシピを見る#5 おなかにやさしい 炒り大豆と干し貝柱の雑穀粥
雑穀ご飯、大豆、クコの実、カブ、カブの葉、ホタテ、ミルびき岩塩
このレシピは、おなかにやさしい炒り大豆と干し貝柱の雑穀粥です。香ばしい入り大豆と旨味たっぷりのホタテ貝柱が入った、胃腸が疲れたときにぴったりの一品です。…
レシピを見る#6 栄養たっぷり常備菜!香ばしい♪炒り大豆の醤油漬け
乾燥大豆、だし汁、昆布、みりん、醤油
大豆の消費に嬉しい炒り大豆の醤油漬けレシピ。炒った大豆をつけるだけで1週間冷蔵保存でき作り置きにおすすめの一品です。…
レシピを見る#8 炒り大豆雑穀ご飯
大豆、ニンジン、ミツバ、お米、雑穀、昆布
このレシピは大豆を使った炒り大豆雑穀ご飯です。炒った大豆の香ばしさが広がり、よく噛むほど大豆とお米の甘みが感じられます。…
レシピを見る#9 炒り大豆の具だくさん呉汁煮
大豆、豆乳、鶏もも肉、大根、ニンジン、白菜、板コンニャク、みりん、しょうゆ、等
このレシピは大豆を使った具だくさんの呉汁煮です。大豆を豆乳で戻してからミキサーにかけ、濃厚な呉汁を作ります。…
レシピを見る#10 炒り大豆みそ
大豆、ゴボウ、ゴマ油、みそ、きび砂糖、ショウガ
このレシピは大豆とゴボウを使った炒り大豆みその作り方です。炒り大豆みそは、そのまま食べても美味しいですし、ごはんにのせても、お弁当の常備菜としても幅広く使えます。…
レシピを見る#11 炒り大豆入りキャロットラペ
炒り大豆、にんじん、貝割れ菜、粒マスタード、はちみつ、こしょう、サラダ油
このレシピは、フランスの定番サラダであるキャロットラペに、炒り大豆を加えた一品です。炒り大豆は、沸騰した湯でゆで、薄皮を取り除いて使用します。…
レシピを見る#12 炒り大豆とせりのおろしあえ
黒酢大豆、大根おろし、せり、春菊、しょうゆ
このレシピは、香味の強い葉野菜と大根、香ばしい大豆を使った和風のサラダです。大根おろしとせり、春菊を塩茹でして、うす口しょうゆで味を整えます。…
レシピを見る#13 炒り大豆の滋味ご飯
玄米、炒り大豆、干しえび、ひじき、切り干し大根、かんぴょう
このレシピは炒り大豆を使った滋味豊かなご飯の作り方です。干しえびやひじき、切り干し大根、かんぴょうなど、お好みの乾物を加えることで、味わいが深くなります。…
レシピを見る#15 【炒り大豆チーズのカリカリおつまみ】節分豆活用!レンジで簡単
炒り大豆(節分豆)、スライスチーズ、スパイス、黒コショウなど
炒り大豆とスライスチーズを使った、チーズ焼きのレシピ。スライスチーズはとろけるチーズで代用が可能です。…
レシピを見る#16 炒り大豆の甘辛煮
大豆、みりん、砂糖、しょうゆ、粉唐辛子、白ゴマ、黒ゴマ
大豆を活用した副菜のレシピ。大豆は焼き色がつくまでじっくりと炒ることで香ばしく、おいしく仕上がります。…
レシピを見る#17 にんじん、鶏肉、炒り大豆の煮もの
にんじん、鶏もも肉、炒り大豆、砂糖、みりん、しょうゆ
鶏肉の旨みが野菜にしっかりしみ込んだやさしい味の煮もののレシピ。煮込んで柔らかくなった鶏もも肉と野菜の旨みをしみじみ味わいます。…
レシピを見る#19 炒り大豆の砂糖がけ
炒り大豆(市販品)、砂糖、青のり粉
身体にやさしい入り大豆のおやつレシピ。子供の噛む練習、お箸を使う練習に最適な大豆を、食べやすい甘さに砂糖でコーティングしています。…
レシピを見る#20 炒り大豆といわしの黒酢煮
いわし、炒り大豆、黒酢、ねぎ、だし、しょうゆ、しょうが、赤とうがらし
いわしと大豆を使った、おつまみにもなる煮もののレシピ。市販の炒り大豆を活用し、いわしと一緒に黒酢で煮込んだ和風のおかずです。…
レシピを見る最後に、炒り大豆の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「炒り大豆」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 429 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 33.3 | g | |
└糖質 | 15.9 | g | 普通 |
└食物繊維 | 19.4 | g | 多い |
たんぱく質 | 37.5 | g | 多い |
脂質 | 21.6 | g | 多い |
「炒り大豆」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 2.5 | g | 低い |
有機酸 | 1.8 | g | 多い |
灰分 | 5.1 | g | 多い |
コレステロール | (Tr) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「炒り大豆」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 5 | mg | 普通 |
カリウム | 2000 | mg | 多い |
カルシウム | 160 | mg | 多い |
マグネシウム | 240 | mg | 多い |
リン | 710 | mg | 多い |
鉄 | 7.6 | mg | 多い |
亜鉛 | 4.2 | mg | 多い |
銅 | 1.31 | mg | 多い |
マンガン | 3.24 | mg | 多い |
ヨウ素 | 1 | μg | 多い |
セレン | 5 | μg | 多い |
クロム | 5 | μg | 多い |
モリブデン | 290 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 1 | μg | 多い |
└β-カロテン | 5 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 2 | μg | 多い |
└β-カロテン当量 | 7 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 1 | μg | 普通 |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.2 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 1.1 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 14.0 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 9.8 | mg | 多い |
ビタミンK | 38 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.14 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.26 | mg | 多い |
ナイアシン | 2.7 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.39 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.71 | mg | 多い |
ビオチン | 27.0 | μg | 多い |
ビタミンC | 1 | mg | 普通 |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
炒り大豆と同じ豆の豆加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
ゆで小豆の缶詰 | 202 | 46.8 | 4.4 | 0.4 | 3.4 |
小豆のこし生あん | 147 | 22.0 | 9.8 | 0.6 | 6.8 |
小豆のさらしあん (乾燥あん) | 335 | 43.8 | 23.5 | 1.0 | 26.8 |
小豆のつぶし練りあん | 239 | 49.4 | 5.6 | 0.6 | 5.7 |
いんげんまめのこし生あん | 135 | 20.9 | 9.4 | 0.9 | 8.5 |
いんげんまめの豆きんとん | 238 | 52.7 | 4.9 | 0.5 | 4.8 |
グリンピース(揚げ豆) | 375 | 45.2 | 20.8 | 11.6 | 19.6 |
えんどう・塩豆 | 321 | 49.0 | 23.3 | 2.4 | 17.9 |
大豆の水煮缶詰 | 124 | 1.7 | 12.9 | 6.7 | 6.8 |
豆乳 | 43 | 1.6 | 3.6 | 2.8 | 0.9 |
調製豆乳 | 61 | 3.7 | 3.2 | 3.6 | 1.1 |
豆乳飲料・麦芽コーヒー | 57 | 6.9 | 2.2 | 2.2 | 1.0 |
大豆たんぱく | 318 | 22.2 | 46.3 | 3.0 | 17.8 |
湯葉(生) | 218 | 5.1 | 21.8 | 13.7 | 0.8 |
金山寺みそ | 247 | 48.5 | 6.9 | 3.2 | 3.2 |
ひしおみそ | 198 | 37.5 | 6.5 | 2.7 | 2.8 |
テンペ | 180 | 10.2 | 15.8 | 9.0 | 10.2 |
炒り大豆 | 429 | 15.9 | 37.5 | 21.6 | 19.4 |
蒸し大豆 | 186 | 4.5 | 16.6 | 9.8 | 10.6 |
小豆のこし練りあん (並あん) | 255 | (55.8) | (5.6) | (0.3) | (3.9) |
小豆のつぶし生あん | 115 | 17.9 | 8.6 | 0.5 | 7.9 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。