このページでは、豆の調製豆乳を徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
調製豆乳のカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは調製豆乳の可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 61 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 4.8 | g | |
└糖質 | 3.7 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 1.1 | g | 普通 |
たんぱく質 | 3.2 | g | 低い |
脂質 | 3.6 | g | 普通 |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 普通 |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、豆分類に所属する正式名称「だいず [その他] 豆乳 調製豆乳」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、調製豆乳がどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
調製豆乳はどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
調製豆乳とは?どんな食材?
調製豆乳は、豆(豆加工品)を原料として作られる食材です。豆乳は大豆を水で煮たり、豆を挽いて搾ったりして作られることが一般的ですが、調製豆乳はこれらの工程を経て作られます。
豆(豆加工品)
豆(豆加工品)は、主に大豆を使用して作られる食材です。大豆にはたんぱく質やビタミン、ミネラルなどの栄養素が豊富に含まれており、健康に良いとされています。豆加工品には、豆乳の他にも豆腐や納豆、豆のパテなどがあります。
調製豆乳の特徴
調製豆乳は、豆(豆加工品)を原料として作られるため、その特徴として以下のような点が挙げられます。
1. 植物性のたんぱく源として利用されることが多いです。
2. 牛乳や乳製品に比べて脂肪やコレステロールが少ないため、ヘルシーな飲み物として人気があります。
3. 豆の風味があり、豆の持つ栄養素も含まれているため、栄養価が高いとされています。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は調製豆乳がダイエットにどう役立つか説明します!
調製豆乳はダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 低カロリーでダイエットに適している
「調製豆乳」は可食部100gあたり61kcalと低カロリーです。カロリーが低いため、ダイエット中でも安心して摂取することができます。また、豆乳は満腹感を与えるため、食事の量を減らすことができます。ダイエットをしている方や体重管理をしている方にとって、健康的な食事の一部として取り入れることができます。
2. 糖質がかなり低く、血糖値の上昇を抑える効果がある
「調製豆乳」は可食部100gあたり糖質が3.7gとかなり低いです。糖質の摂取を控えることは、血糖値の上昇を抑える効果があります。血糖値の急激な上昇は、インスリンの分泌を促し、体内の脂肪蓄積を増やす原因となります。そのため、糖質の摂取を制限することは、健康的な食事に役立ちます。
3. 食物繊維が含まれており、腸内環境の改善に寄与する
「調製豆乳」は可食部100gあたり食物繊維が1.1g含まれています。食物繊維は腸内環境を改善する効果があり、便秘の予防や改善に役立ちます。また、食物繊維は腸内の善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える働きがあります。健康的な腸内環境は、免疫力の向上や代謝の改善にもつながります。そのため、「調製豆乳」は健康的な食事に取り入れることで、腸内環境の改善に寄与する食材と言えます。
おすすめ:調製豆乳のダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
調製豆乳に含まれる無機質の栄養を解説!
調製豆乳の特徴
1. 栄養バランスが良い
- 調製豆乳は、ナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄などの無機質栄養素を含んでいます。
- これらの栄養素は、体内の機能を正常に保つために必要な役割を果たしています。
- 特にカルシウムは、骨や歯の形成に重要な役割を果たし、鉄は酸素の運搬や免疫機能の維持に関与しています。
- 調製豆乳はこれらの栄養素をバランスよく摂取することができるため、健康的な食事に取り入れることができます。
2. ヨウ素やクロムが含まれない
- 調製豆乳には、ヨウ素やクロムといった栄養素が含まれていません。
- ヨウ素は甲状腺ホルモンの合成に必要であり、クロムは血糖値の調節に関与しています。
- これらの栄養素は他の食材から摂取する必要がありますが、調製豆乳を飲む際にはその点に留意する必要があります。
3. モリブデンが豊富に含まれている
- 調製豆乳には、モリブデンという微量元素が多く含まれています。
- モリブデンは体内の代謝に関与し、特に硫黄アミノ酸の代謝や酵素の活性化に重要な役割を果たしています。
- モリブデンは他の食材ではあまり摂取することが難しいため、調製豆乳を摂取することでモリブデンの必要量を補うことができます。
以上のように、調製豆乳は栄養バランスが良く、ヨウ素やクロムを含まず、モリブデンが豊富に含まれているという特徴があります。健康的な食事の一部として取り入れることで、バランスの取れた栄養摂取をサポートすることができます。
調製豆乳に含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
調製豆乳に含まれるビタミンAは、レチノール、α-カロテン、β-カロテン、β-クリプトキサンチン、β-カロテン当量、レチノール活性当量の6つの成分から成り立っています。しかし、いずれの成分も可食部100gあたりの含有量は0 μgまたは無しとなっています。
2. ビタミンEの特徴
調製豆乳にはビタミンEが含まれており、α-トコフェロール、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールの4つの成分が含まれています。特に、α-トコフェロールの含有量は2.2 mgと多く、豆乳を摂取することでビタミンEを十分に摂取することができます。
3. その他のビタミンの特徴
調製豆乳にはビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸、ビオチンが含まれています。これらのビタミンの含有量は、可食部100gあたりの量に基づいて評価されます。ビタミンK、ビタミンB1、ビタミンB6、パントテン酸は普通の含有量であり、ビタミンB2とナイアシンは低い含有量となっています。一方、ビオチンは多い含有量となっており、豆乳を摂取することでビオチンを豊富に摂取することができます。
最後に、調製豆乳の各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「調製豆乳」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 61 | Kcal | 低い |
炭水化物 | 4.8 | g | |
└糖質 | 3.7 | g | かなり低い |
└食物繊維 | 1.1 | g | 普通 |
たんぱく質 | 3.2 | g | 低い |
脂質 | 3.6 | g | 普通 |
「調製豆乳」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 87.9 | g | 多い |
有機酸 | 0.2 | g | 多い |
灰分 | 0.5 | g | 低い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0.1 | mg | 普通 |
アルコール | - | g | 無し |
「調製豆乳」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 50 | mg | 普通 |
カリウム | 170 | mg | 普通 |
カルシウム | 31 | mg | 普通 |
マグネシウム | 19 | mg | 普通 |
リン | 44 | mg | 普通 |
鉄 | 1.2 | mg | 普通 |
亜鉛 | 0.4 | mg | 普通 |
銅 | 0.12 | mg | 普通 |
マンガン | 0.23 | mg | 普通 |
ヨウ素 | Tr | μg | 無し |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | Tr | μg | 無し |
モリブデン | 32 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 1 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 1 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | 0 | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 2.2 | mg | 多い |
└β-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 3.1 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.5 | mg | 多い |
ビタミンK | 6 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.07 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.2 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0.05 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.24 | mg | 普通 |
ビオチン | 3.6 | μg | 多い |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
食物繊維:AOAC2011.25法
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
調製豆乳と同じ豆の豆加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
ゆで小豆の缶詰 | 202 | 46.8 | 4.4 | 0.4 | 3.4 |
小豆のこし生あん | 147 | 22.0 | 9.8 | 0.6 | 6.8 |
小豆のさらしあん (乾燥あん) | 335 | 43.8 | 23.5 | 1.0 | 26.8 |
小豆のつぶし練りあん | 239 | 49.4 | 5.6 | 0.6 | 5.7 |
いんげんまめのこし生あん | 135 | 20.9 | 9.4 | 0.9 | 8.5 |
いんげんまめの豆きんとん | 238 | 52.7 | 4.9 | 0.5 | 4.8 |
グリンピース(揚げ豆) | 375 | 45.2 | 20.8 | 11.6 | 19.6 |
えんどう・塩豆 | 321 | 49.0 | 23.3 | 2.4 | 17.9 |
大豆の水煮缶詰 | 124 | 1.7 | 12.9 | 6.7 | 6.8 |
豆乳 | 43 | 1.6 | 3.6 | 2.8 | 0.9 |
調製豆乳 | 61 | 3.7 | 3.2 | 3.6 | 1.1 |
豆乳飲料・麦芽コーヒー | 57 | 6.9 | 2.2 | 2.2 | 1.0 |
大豆たんぱく | 318 | 22.2 | 46.3 | 3.0 | 17.8 |
湯葉(生) | 218 | 5.1 | 21.8 | 13.7 | 0.8 |
金山寺みそ | 247 | 48.5 | 6.9 | 3.2 | 3.2 |
ひしおみそ | 198 | 37.5 | 6.5 | 2.7 | 2.8 |
テンペ | 180 | 10.2 | 15.8 | 9.0 | 10.2 |
炒り大豆 | 429 | 15.9 | 37.5 | 21.6 | 19.4 |
蒸し大豆 | 186 | 4.5 | 16.6 | 9.8 | 10.6 |
小豆のこし練りあん (並あん) | 255 | (55.8) | (5.6) | (0.3) | (3.9) |
小豆のつぶし生あん | 115 | 17.9 | 8.6 | 0.5 | 7.9 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。