このページでは、豆の小豆のつぶし生あんを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
小豆のつぶし生あんのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは小豆のつぶし生あんの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 115 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 24.5 | g | |
└糖質 | 17.9 | g | 普通 |
└食物繊維 | 7.9 | g | 多い |
たんぱく質 | 8.6 | g | 普通 |
脂質 | 0.5 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、豆分類に所属する正式名称「あずき あん つぶし生あん」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、小豆のつぶし生あんがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
小豆のつぶし生あんはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
小豆のつぶし生あんとは?どんな食材?
小豆のつぶし生あんは、豆(豆加工品)の一種であり、和菓子や洋菓子の材料として広く利用されています。その特徴は以下の3つに絞ることができます。
1. 小豆をつぶして作られる
小豆のつぶし生あんは、小豆を煮てからつぶし、砂糖を加えて煮詰めることで作られます。このつぶし生あんは、小豆の風味と甘さが豊かに感じられる特徴があります。
2. 滑らかでなめらかな食感
小豆のつぶし生あんは、小豆がつぶされているため、滑らかでなめらかな食感があります。口の中で溶けるような食感が特徴であり、和菓子や洋菓子の中に使用されることで、風味や食感のアクセントとなります。
3. 自然な甘さと豊かな風味
小豆のつぶし生あんは、砂糖を加えて煮詰めることで甘さが引き立ちますが、その甘さは自然であり、上品な味わいをもたらします。また、小豆本来の風味も感じられるため、和菓子や洋菓子に使用することで、深みのある味わいを演出します。
以上のように、小豆のつぶし生あんは、小豆をつぶして作られ、滑らかでなめらかな食感を持ち、自然な甘さと豊かな風味が特徴です。和菓子や洋菓子の材料として幅広く利用されており、その特長を活かして様々な料理に彩りを添えることができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は小豆のつぶし生あんがダイエットにどう役立つか説明します!
小豆のつぶし生あんはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 糖質が普通なので血糖値の上昇を抑える効果が期待できる
「小豆のつぶし生あん」の糖質は17.9gで、普通とされています。糖質の摂取は血糖値の上昇に関係しており、過剰な糖質摂取は糖尿病や肥満のリスクを高めることが知られています。しかし、「小豆のつぶし生あん」の糖質は普通の範囲内であり、血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。そのため、糖尿病や肥満の予防に役立つ食材と言えます。
2. 食物繊維が多いので便秘の改善に効果的
「小豆のつぶし生あん」には食物繊維が7.9g含まれており、多いとされています。食物繊維は腸内環境を整え、便通を促進する効果があります。また、便秘の改善だけでなく、腸内の善玉菌の増加やコレステロールの吸収を抑制する効果もあります。そのため、「小豆のつぶし生あん」は便秘の改善に効果的な食材と言えます。
3. カロリーが低いのでダイエット中でも安心して摂取できる
「小豆のつぶし生あん」のカロリーは115kcalで、やや低いとされています。カロリーが低い食材は、ダイエット中でも摂取しやすく、食事のカロリーコントロールに役立ちます。また、カロリーが低いということは、エネルギー摂取量を抑えることができ、肥満の予防にもつながります。そのため、「小豆のつぶし生あん」はダイエット中の方にも安心して摂取できる食材と言えます。
おすすめ:小豆のつぶし生あんのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
小豆のつぶし生あんに含まれる無機質の栄養を解説!
1. 鉄や銅、マンガンが多く含まれている
小豆のつぶし生あんは、鉄や銅、マンガンといった栄養素が多く含まれています。特に鉄や銅は多い量が含まれており、これらの栄養素は血液の酸素運搬や酵素の働きに関与しています。鉄は貧血の予防にも効果的であり、銅やマンガンは抗酸化作用を持ち、細胞のダメージを防ぐ役割を果たします。
2. カリウムやリンがふつうの量含まれている
小豆のつぶし生あんには、カリウムやリンといった栄養素もふつうの量含まれています。カリウムは体内の水分バランスを調整し、心臓の健康をサポートします。また、リンは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、エネルギー代謝にも関与しています。
3. ナトリウムがふつうの量含まれている
小豆のつぶし生あんには、ふつうの量のナトリウムも含まれています。ナトリウムは体液のバランスを保つために必要な栄養素ですが、摂りすぎると高血圧や水分の滞留を引き起こす可能性があります。小豆のつぶし生あんはふつうの量のナトリウムを含んでいるため、適度な摂取量を守ることが重要です。
以上のように、小豆のつぶし生あんは鉄や銅、マンガンといった栄養素が多く含まれており、カリウムやリンもふつうの量含まれています。また、ふつうの量のナトリウムも含んでおり、バランスの取れた食事に適しています。ただし、ナトリウムの摂取量には注意が必要です。
小豆のつぶし生あんに含まれるビタミンを解説!
1. ビタミンAの特徴
「小豆のつぶし生あん」には、ビタミンAのレチノールやα-カロテンは含まれていません。しかし、β-カロテンは3 μg含まれており、普通の量と言えます。ビタミンAは、視力の維持や免疫力の向上に役立つ栄養素です。
2. ビタミンEの特徴
「小豆のつぶし生あん」には、ビタミンEのα-トコフェロールが0.1 mg含まれています。また、β-トコフェロール、γ-トコフェロール、δ-トコフェロールも多く含まれており、豊富な量と言えます。ビタミンEは、抗酸化作用があり、細胞の老化を防ぐ効果があります。
3. その他のビタミンの特徴
「小豆のつぶし生あん」には、ビタミンKが9 μg含まれており、多い量と言えます。また、ビタミンB1、ビタミンB6、パントテン酸は普通の量が含まれています。一方で、ビタミンB2は低い量が含まれています。さらに、ビオチンも多く含まれています。これらのビタミンは、エネルギー代謝や神経機能の維持に関与しています。
最後に、小豆のつぶし生あんの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「小豆のつぶし生あん」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 115 | Kcal | やや低い |
炭水化物 | 24.5 | g | |
└糖質 | 17.9 | g | 普通 |
└食物繊維 | 7.9 | g | 多い |
たんぱく質 | 8.6 | g | 普通 |
脂質 | 0.5 | g | 低い |
「小豆のつぶし生あん」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 65.8 | g | 普通 |
有機酸 | 0.1 | g | 多い |
灰分 | 0.6 | g | 低い |
コレステロール | - | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「小豆のつぶし生あん」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 14 | mg | 普通 |
カリウム | 200 | mg | 普通 |
カルシウム | 27 | mg | 普通 |
マグネシウム | 29 | mg | 普通 |
リン | 100 | mg | 普通 |
鉄 | 1.9 | mg | 多い |
亜鉛 | 0.8 | mg | 普通 |
銅 | 0.18 | mg | 多い |
マンガン | 0.46 | mg | 多い |
ヨウ素 | Tr | μg | 無し |
セレン | Tr | μg | 無し |
クロム | 2 | μg | 多い |
モリブデン | 60 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | - | μg | 無し |
└α-カロテン | Tr | μg | 無し |
└β-カロテン | 3 | μg | 普通 |
└β-クリプトキサンチン | Tr | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 3 | μg | 普通 |
└レチノール活性当量 | Tr | μg | 無し |
ビタミンD | - | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0.1 | mg | 普通 |
└β-トコフェロール | 0.1 | mg | 多い |
└γ-トコフェロール | 1.3 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 3.8 | mg | 多い |
ビタミンK | 9 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.02 | mg | 低い |
ナイアシン | 0.3 | mg | 普通 |
ビタミンB6 | 0.04 | mg | 普通 |
ビタミンB12 | 0 | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.18 | mg | 普通 |
ビオチン | 2.7 | μg | 多い |
ビタミンC | 0 | mg | 無し |
食物繊維:AOAC2011.25法
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
小豆のつぶし生あんと同じ豆の豆加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
ゆで小豆の缶詰 | 202 | 46.8 | 4.4 | 0.4 | 3.4 |
小豆のこし生あん | 147 | 22.0 | 9.8 | 0.6 | 6.8 |
小豆のさらしあん (乾燥あん) | 335 | 43.8 | 23.5 | 1.0 | 26.8 |
小豆のつぶし練りあん | 239 | 49.4 | 5.6 | 0.6 | 5.7 |
いんげんまめのこし生あん | 135 | 20.9 | 9.4 | 0.9 | 8.5 |
いんげんまめの豆きんとん | 238 | 52.7 | 4.9 | 0.5 | 4.8 |
グリンピース(揚げ豆) | 375 | 45.2 | 20.8 | 11.6 | 19.6 |
えんどう・塩豆 | 321 | 49.0 | 23.3 | 2.4 | 17.9 |
大豆の水煮缶詰 | 124 | 1.7 | 12.9 | 6.7 | 6.8 |
豆乳 | 43 | 1.6 | 3.6 | 2.8 | 0.9 |
調製豆乳 | 61 | 3.7 | 3.2 | 3.6 | 1.1 |
豆乳飲料・麦芽コーヒー | 57 | 6.9 | 2.2 | 2.2 | 1.0 |
大豆たんぱく | 318 | 22.2 | 46.3 | 3.0 | 17.8 |
湯葉(生) | 218 | 5.1 | 21.8 | 13.7 | 0.8 |
金山寺みそ | 247 | 48.5 | 6.9 | 3.2 | 3.2 |
ひしおみそ | 198 | 37.5 | 6.5 | 2.7 | 2.8 |
テンペ | 180 | 10.2 | 15.8 | 9.0 | 10.2 |
炒り大豆 | 429 | 15.9 | 37.5 | 21.6 | 19.4 |
蒸し大豆 | 186 | 4.5 | 16.6 | 9.8 | 10.6 |
小豆のこし練りあん (並あん) | 255 | (55.8) | (5.6) | (0.3) | (3.9) |
小豆のつぶし生あん | 115 | 17.9 | 8.6 | 0.5 | 7.9 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。