このページでは、豆の大豆たんぱくを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
大豆たんぱくのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは大豆たんぱくの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 318 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 36.7 | g | |
└糖質 | 22.2 | g | 普通 |
└食物繊維 | 17.8 | g | 多い |
たんぱく質 | 46.3 | g | 多い |
脂質 | 3.0 | g | 普通 |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、豆分類に所属する正式名称「だいず [その他] 大豆たんぱく 粒状大豆たんぱく」(大豆たんぱく・粒状大豆たんぱく)の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、大豆たんぱくがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
大豆たんぱくはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
引用元:Nadia
大豆たんぱくとは?どんな食材?
大豆たんぱくは、大豆を原料として作られる食材であり、豆加工品の一種です。大豆たんぱくは、大豆の中に含まれるたんぱく質を抽出し、加工したものです。
豆加工品の一つとしての特徴
大豆たんぱくは、豆加工品の一つとして非常に優れた特徴を持っています。まず、豆本来の風味や栄養素を損なわずに、たんぱく質を摂取することができます。また、大豆たんぱくは、植物性たんぱく質であるため、動物性たんぱく質と比べて低脂肪であり、コレステロールも含まれていません。
利用方法と栄養価
大豆たんぱくは、さまざまな料理に利用することができます。例えば、豆乳や豆腐、豆腐ハンバーグなど、様々な形で食べることができます。また、大豆たんぱくには、必須アミノ酸や食物繊維、ビタミン類などが豊富に含まれており、栄養価も高いとされています。
大豆たんぱくは、健康的な食生活を送るために重要な食材の一つです。その豊富な栄養素や利用方法を活かし、バランスの取れた食事に取り入れることで、健康維持に役立てることができます。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は大豆たんぱくがダイエットにどう役立つか説明します!
大豆たんぱくはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
引用元:キッコーマン
1. 高タンパクであるため、筋肉の合成・修復に役立つ
大豆たんぱくは、可食部100gあたりに46.3gものタンパク質を含んでいます。この量は非常に多く、他の食材と比較しても優れています。タンパク質は筋肉の合成や修復に必要な栄養素であり、適切な摂取量を確保することは健康的な食事に欠かせません。大豆たんぱくは、タンパク質の豊富な供給源として利用することで、筋肉の成長や健康維持に役立つでしょう。
2. 食物繊維が多く含まれており、腸内環境の改善に寄与する
大豆たんぱくには、可食部100gあたりに17.8gの食物繊維が含まれています。食物繊維は腸内環境の改善に重要な役割を果たし、便通の促進や腸内の善玉菌の増殖をサポートします。また、食物繊維は食事の満腹感を高める効果もあり、過食を防ぐのにも効果的です。大豆たんぱくを摂取することで、腸内環境の改善と健康的な体重管理に寄与することができます。
3. 低脂肪であるため、心血管疾患の予防につながる
大豆たんぱくは、可食部100gあたりにわずか3gの脂質を含んでいます。脂質の摂取量が過剰になると、心血管疾患のリスクが高まる可能性があります。しかし、大豆たんぱくは低脂肪であるため、心血管疾患の予防につながると言われています。健康的な食事に取り入れることで、脂質の摂取量を抑えつつ、心血管の健康をサポートすることができます。
以上のように、大豆たんぱくは高タンパクであり、筋肉の合成・修復に役立ちます。また、食物繊維が多く含まれており、腸内環境の改善に寄与し、健康的な体重管理にも役立ちます。さらに、低脂肪であるため、心血管疾患の予防につながると言えます。健康な食事に取り入れることで、豆加工品の大豆たんぱくが健康への貢献を果たすことができるでしょう。
おすすめ:大豆たんぱくのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
大豆たんぱくに含まれる無機質の栄養を解説!
引用元:キッコーマン
1. ミネラルが豊富
大豆たんぱくは、カリウム、カルシウム、マグネシウム、リン、鉄、亜鉛、銅、マンガンなどのミネラルが多く含まれています。特にカリウムやカルシウム、マグネシウム、リンなどは豊富に含まれており、健康な体を維持するために必要な栄養素です。
2. ナトリウムが低い
大豆たんぱくは、ナトリウムの含有量が非常に低いです。ナトリウムは高血圧や心臓病のリスクを高めることが知られていますので、ナトリウムの摂取を控えたい方には適した食材です。
3. ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンが含まれない
大豆たんぱくには、ヨウ素、セレン、クロム、モリブデンといったミネラルが含まれていません。これらのミネラルは他の食材から摂取する必要がありますが、大豆たんぱくはこれらのミネラルを補うことができません。そのため、バランスの取れた食事を心掛ける必要があります。
以上のように、大豆たんぱくはミネラルが豊富であり、ナトリウムが低く、一部のミネラルを含まない特徴があります。バランスの取れた食事に取り入れることで、健康な生活をサポートすることができます。
大豆たんぱくに含まれるビタミンを解説!
引用元:DELISH KITCHEN
1. ビタミンEはほとんど含まれていない
大豆たんぱくに含まれるビタミンEは、α-トコフェロールとβ-トコフェロールのどちらも含まれておらず、ビタミンEの量は0 mgです。したがって、大豆たんぱくを摂取することでビタミンEを補給することはできません。
2. ビタミンKは普通の量が含まれている
大豆たんぱくに含まれるビタミンKの量は1 μgです。この量は普通の範囲に含まれており、ビタミンKを摂取する上での適切な量と言えます。
3. ビタミンB群は豊富に含まれている
大豆たんぱくにはビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、ビタミンB6、パントテン酸が多く含まれています。ビタミンB群はエネルギー代謝や神経機能の維持に重要な役割を果たしますので、大豆たんぱくを摂取することでこれらのビタミンを効果的に補給することができます。
ここまで栄養面の特徴をみてきました。次は大豆たんぱくの使用例としてレシピをご紹介します。
大豆たんぱくを使ったレシピ8選!
#1 大豆たんぱくしっかり♡甘辛ヤンニョム厚揚げ
厚揚げ、コチュジャン、醤油、みりん、にんにくチューブ、ごま油
厚揚げを使った、主菜になるヤンニョム厚揚げのレシピ。カリッと焼けた厚揚げとコチュジャンのピリ辛が食欲をそそり、お肉を使っていないのに満足感のある一品です。…
レシピを見る#2 小松菜と厚揚げのそぼろ炒め
小松菜、にんじん、厚揚げ、サラダ油、豚ひき肉、白ごま、ごま油、しょうゆ、みりん、等
豚ひき肉のそぼろあんがボリューム満点な厚揚げのレシピ。野菜や大豆たんぱく質がたっぷりとれます。…
レシピを見る#3 豆乳鶏鍋
鶏もも肉、キャベツ、生しいたけ、ねぎ、ポン酢、昆布(乾・5cm角)、豆乳、料理酒
大豆たんぱく質が豊富な豆乳をたっぷり使ったレシピ。ざく切りにした野菜やきのこを鍋に入れて昆布だしをきかせた豆乳で煮るだけ。…
レシピを見る#4 豆腐とワカメの! 基本の味噌汁
みそ、昆布(乾燥)
かつおと昆布の合わせだしで作る、豆腐とワカメの基本のみそ汁。丁寧にとった出汁で作るおみそ汁は魅力です。…
レシピを見る#5 お豆腐大変身! 豆腐のあんかけカレーそぼろ丼
ごはん、おろしにんにく、サラダ油、カレールー、片栗粉
豆腐のあんかけカレーそぼろ丼のレシピ。大豆たんぱく質がたっぷり取れるヘルシーレシピ。…
レシピを見る#6 豆腐ステーキシャキシャキ野菜あんかけの献立
木綿豆腐、塩コショウ、小麦粉、小松菜、ゴマ油、シイタケ、クコの実、玉ネギ、レンコン、等
このレシピは豆腐、小麦粉、野菜、玉ネギなどを使った豆腐ステーキシャキシャキ野菜あんかけ料理です。木綿豆腐を小麦粉でまぶし、野菜を炒めて、オイスターソースで仕上げた豆腐ステーキをはじめ、シイタケやクコの実をもどした野菜あんかけや、めかぶとナメコの和え物などを組み合わせることで、ダイエット献立を楽しめます。…
レシピを見る#7 豆腐入りシューマイチンゲンサイのオイスターソースがけ
鶏ひき肉、豆腐、モロヘイヤ、シューマイの皮、コーン、チンゲンサイ、しょうが、練りがらし、オイスターソース、等
このレシピは豆腐を使ったシューマイチンゲンサイ料理です。モロヘイヤの粘りをつなぎにしているシューマイダネには、血液サラサラ成分の大豆たんぱく質が豊富に含まれています。…
レシピを見る#8 料理の基本! フライパンで作るカリカリベーコン
このレシピは、大豆たんぱくを使ったカリカリベーコン料理です。フライパンを使って、じっくりと加熱しながら、原材料を確認しながら焦がさないようにカリカリに仕上げます。…
レシピを見る最後に、大豆たんぱくの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「大豆たんぱく」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 318 | Kcal | 高い |
炭水化物 | 36.7 | g | |
└糖質 | 22.2 | g | 普通 |
└食物繊維 | 17.8 | g | 多い |
たんぱく質 | 46.3 | g | 多い |
脂質 | 3.0 | g | 普通 |
「大豆たんぱく」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 7.8 | g | 低い |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 6.2 | g | 多い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「大豆たんぱく」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 3 | mg | 低い |
カリウム | 2400 | mg | 多い |
カルシウム | 270 | mg | 多い |
マグネシウム | 290 | mg | 多い |
リン | 730 | mg | 多い |
鉄 | 7.7 | mg | 多い |
亜鉛 | 4.5 | mg | 多い |
銅 | 1.41 | mg | 多い |
マンガン | 2.61 | mg | 多い |
ヨウ素 | - | μg | 無し |
セレン | - | μg | 無し |
クロム | - | μg | 無し |
モリブデン | - | μg | 無し |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン | 0 | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | 0 | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 0.5 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 0.3 | mg | 多い |
ビタミンK | 1 | μg | 普通 |
ビタミンB1 | 0.67 | mg | 多い |
ビタミンB2 | 0.30 | mg | 多い |
ナイアシン | 2.2 | mg | 多い |
ビタミンB6 | 0.64 | mg | 多い |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 1.89 | mg | 多い |
ビオチン | - | μg | 無し |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
大豆たんぱくと同じ豆の豆加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
ゆで小豆の缶詰 | 202 | 46.8 | 4.4 | 0.4 | 3.4 |
小豆のこし生あん | 147 | 22.0 | 9.8 | 0.6 | 6.8 |
小豆のさらしあん (乾燥あん) | 335 | 43.8 | 23.5 | 1.0 | 26.8 |
小豆のつぶし練りあん | 239 | 49.4 | 5.6 | 0.6 | 5.7 |
いんげんまめのこし生あん | 135 | 20.9 | 9.4 | 0.9 | 8.5 |
いんげんまめの豆きんとん | 238 | 52.7 | 4.9 | 0.5 | 4.8 |
グリンピース(揚げ豆) | 375 | 45.2 | 20.8 | 11.6 | 19.6 |
えんどう・塩豆 | 321 | 49.0 | 23.3 | 2.4 | 17.9 |
大豆の水煮缶詰 | 124 | 1.7 | 12.9 | 6.7 | 6.8 |
豆乳 | 43 | 1.6 | 3.6 | 2.8 | 0.9 |
調製豆乳 | 61 | 3.7 | 3.2 | 3.6 | 1.1 |
豆乳飲料・麦芽コーヒー | 57 | 6.9 | 2.2 | 2.2 | 1.0 |
大豆たんぱく | 318 | 22.2 | 46.3 | 3.0 | 17.8 |
湯葉(生) | 218 | 5.1 | 21.8 | 13.7 | 0.8 |
金山寺みそ | 247 | 48.5 | 6.9 | 3.2 | 3.2 |
ひしおみそ | 198 | 37.5 | 6.5 | 2.7 | 2.8 |
テンペ | 180 | 10.2 | 15.8 | 9.0 | 10.2 |
炒り大豆 | 429 | 15.9 | 37.5 | 21.6 | 19.4 |
蒸し大豆 | 186 | 4.5 | 16.6 | 9.8 | 10.6 |
小豆のこし練りあん (並あん) | 255 | (55.8) | (5.6) | (0.3) | (3.9) |
小豆のつぶし生あん | 115 | 17.9 | 8.6 | 0.5 | 7.9 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。