このページでは、豆の小豆のこし生あんを徹底解説。食材の使い方から、カロリーや糖質・タンパク質・脂質・ビタミンやミネラルなどの栄養についてわかりやすくまとめています。令和5年公表の「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」をもとに、これら栄養がどのような効能やダイエット・ボディメイク等へ活用できるかもまとめています。ぜひ見てくださいね。
小豆のこし生あんのカロリー・糖質等の基礎情報はこちら!
まずは小豆のこし生あんの可食部100gあたりの栄養情報を掲載します。
カロリー | 147 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 27.1 | g | |
└糖質 | 22.0 | g | 普通 |
└食物繊維 | 6.8 | g | 多い |
たんぱく質 | 9.8 | g | 普通 |
脂質 | 0.6 | g | 低い |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
データは「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」より、豆分類に所属する正式名称「あずき あん こし生あん」の値を表示。評価(普通、低い、多い等)は、収録されている全食材のなかで比較した数値を参考に掲載しています。
このページでは引き続き、小豆のこし生あんがどんな食材で、ダイエットやボディメイク・健康にどう役立つか、ミネラルとビタミンの評価などを掲載しています!
小豆のこし生あんはどんな食材?用途や使い道をざっくり紹介
小豆のこし生あんとは?どんな食材?
小豆のこし生あんは、豆(豆加工品)の一種であり、和菓子や洋菓子などの材料として広く使われています。この食材は、小豆を煮てつぶし、砂糖を加えて煮詰めたものです。
特徴1:滑らかな食感
小豆のこし生あんは、煮詰めることで小豆のつぶつぶ感がなくなり、滑らかな食感が特徴です。口の中でふんわりと溶けるような食感であり、舌触りがとても良いです。
特徴2:豊かな甘み
小豆のこし生あんには、砂糖が加えられているため、豊かな甘みがあります。砂糖の甘さと小豆の風味が絶妙に調和し、和菓子や洋菓子において、甘さのバランスを取るために重要な役割を果たしています。
特徴3:多様な使い方
小豆のこし生あんは、和菓子の代表的な材料として知られていますが、実は洋菓子にも幅広く利用されています。和洋を問わず、ケーキやクッキー、パンなどのスイーツ作りにおいて、風味や甘みをプラスするために活用されています。
以上のように、小豆のこし生あんは滑らかな食感、豊かな甘み、そして多様な使い方が特徴の食材です。和菓子や洋菓子の両方において、美味しさを引き立てる重要な役割を果たしています。
ざっくり説明するとこんな感じです!次は小豆のこし生あんがダイエットにどう役立つか説明します!
小豆のこし生あんはダイエットに役立つ?カロリーや炭水化物を徹底評価!
1. 糖質の摂取量を抑えることができる
小豆のこし生あんは、100gあたりの糖質が22gと普通の範囲内です。糖質の摂取量が多いと血糖値の上昇が懸念されますが、小豆のこし生あんは糖質の量が抑えられているため、糖質制限を意識している方や糖尿病の方にとって、健康的な食事に役立つ食材と言えます。
2. 食物繊維の摂取ができる
小豆のこし生あんは、100gあたりの食物繊維が6.8gと多いです。食物繊維は便通を促進し、腸内環境を整える効果があります。また、食物繊維は満腹感をもたらすため、食事の量を抑えることができます。小豆のこし生あんを摂取することで、食物繊維の摂取量を増やすことができ、健康的な食事に役立ちます。
3. 低脂肪な食材である
小豆のこし生あんは、100gあたりの脂質が0.6gと低いです。脂質の摂り過ぎは肥満や生活習慣病のリスクを高めるため、健康的な食事を心がける上で脂質の摂取量を抑えることは重要です。小豆のこし生あんは低脂肪な食材であるため、脂質の摂取を抑えたい方にとって役立つ食材と言えます。
以上のように、小豆のこし生あんは糖質の摂取量を抑えることができる食材であり、食物繊維の摂取や脂質の摂取量を抑えることができるため、健康的な食事に役立つと言えます。
おすすめ:小豆のこし生あんのダイエット適正や、カロリー内訳けの解説、糖質制限・脂質制限に使えるかの記事もぜひ参考にしてください!
小豆のこし生あんに含まれる無機質の栄養を解説!
「小豆のこし生あん」の特徴
「小豆のこし生あん」は、以下のような特徴があります。
1. カルシウムと鉄が多い
「小豆のこし生あん」は、カルシウムと鉄の含有量が多い食材です。カルシウムは骨や歯の形成に必要な栄養素であり、鉄は赤血球の生成や酸素運搬に関与しています。これらの栄養素が豊富に含まれているため、「小豆のこし生あん」は骨や血液の健康に貢献する食材と言えます。
2. ナトリウムとカリウムが低い
「小豆のこし生あん」には、ナトリウムとカリウムの含有量が低い特徴があります。ナトリウムは高血圧の原因となることがあり、カリウムはナトリウムとのバランスを保つために重要です。このようなバランスの良い栄養素含有量が、「小豆のこし生あん」を健康に食べることができる食材としての特徴となっています。
3. 亜鉛やクロムなどの微量元素が多い
「小豆のこし生あん」には、亜鉛やクロムなどの微量元素が多く含まれています。亜鉛は免疫力の維持や傷の治りを促進する役割を果たし、クロムは血糖値の調節に関与しています。これらの微量元素が豊富に含まれているため、「小豆のこし生あん」は免疫力や血糖値の管理に役立つ食材として注目されています。
以上のように、「小豆のこし生あん」はカルシウムや鉄が多く、ナトリウムやカリウムが低い特徴があります。さらに、亜鉛やクロムなどの微量元素も豊富に含まれています。これらの特徴から、「小豆のこし生あん」は健康に貢献する食材として積極的に摂取することがおすすめです。
小豆のこし生あんに含まれるビタミンを解説!
「小豆のこし生あん」のビタミン含有量の特徴
ビタミンEの特徴
- α-トコフェロールとβ-トコフェロールは含まれていません。
- γ-トコフェロールは1.4 mg含まれており、比較的多い量です。
- δ-トコフェロールは3.8 mg含まれており、比較的多い量です。
ビタミンKの特徴
- ビタミンKは7 μg含まれており、比較的多い量です。
ビタミンB1の特徴
- ビタミンB1は0.02 mg含まれており、普通の量です。
ビタミンB2の特徴
- ビタミンB2は0.05 mg含まれており、普通の量です。
ナイアシンの特徴
- ナイアシンは0.1 mg含まれており、比較的低い量です。
パントテン酸の特徴
- パントテン酸は0.07 mg含まれており、比較的低い量です。
ビオチンの特徴
- ビオチンは2.5 μg含まれており、普通の量です。
最後に、小豆のこし生あんの各栄養素の詳細と、ざっくり評価(多いか少ないか等)をデータで表示します。参考にしてくださいね。
「小豆のこし生あん」の主な栄養情報(可食部100gあたり) | |||
---|---|---|---|
カロリー | 147 | Kcal | 平均的 |
炭水化物 | 27.1 | g | |
└糖質 | 22.0 | g | 普通 |
└食物繊維 | 6.8 | g | 多い |
たんぱく質 | 9.8 | g | 普通 |
脂質 | 0.6 | g | 低い |
「小豆のこし生あん」のその他栄養情報 | |||
廃棄率 | 0 | % | 特になし |
水分 | 62.0 | g | 普通 |
有機酸 | - | g | 無し |
灰分 | 0.5 | g | 低い |
コレステロール | (0) | mg | 無し |
食塩相当量 | 0 | mg | 無し |
アルコール | - | g | 無し |
「小豆のこし生あん」のビタミン・無機質等 | |||
ナトリウム | 3 | mg | 低い |
カリウム | 60 | mg | 低い |
カルシウム | 73 | mg | 多い |
マグネシウム | 30 | mg | 普通 |
リン | 85 | mg | 普通 |
鉄 | 2.8 | mg | 多い |
亜鉛 | 1.1 | mg | 多い |
銅 | 0.23 | mg | 多い |
マンガン | 0.74 | mg | 多い |
ヨウ素 | Tr | μg | 無し |
セレン | 1 | μg | 普通 |
クロム | 1 | μg | 多い |
モリブデン | 59 | μg | 多い |
ビタミンA | |||
└レチノール | (0) | μg | 無し |
└α-カロテン | - | μg | 無し |
└β-カロテン | - | μg | 無し |
└β-クリプトキサンチン | - | μg | 無し |
└β-カロテン当量 | 0 | μg | 無し |
└レチノール活性当量 | (0) | μg | 無し |
ビタミンD | (0) | μg | 無し |
ビタミンE | |||
└α-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└β-トコフェロール | 0 | mg | 無し |
└γ-トコフェロール | 1.4 | mg | 多い |
└δ-トコフェロール | 3.8 | mg | 多い |
ビタミンK | 7 | μg | 多い |
ビタミンB1 | 0.02 | mg | 普通 |
ビタミンB2 | 0.05 | mg | 普通 |
ナイアシン | 0.1 | mg | 低い |
ビタミンB6 | 0 | mg | 無し |
ビタミンB12 | (0) | μg | 無し |
葉酸 | μg | 無し | |
パントテン酸 | 0.07 | mg | 低い |
ビオチン | 2.5 | μg | 普通 |
ビタミンC | Tr | mg | 無し |
※右欄の評価「無し」は、栄養価がTr(微量)の場合も無しとしています。多い・少ないは、「日本食品標準成分表」に含まれる約1500件の様々な食材のなかで何位の値かを示しています。
小豆のこし生あんと同じ豆の豆加工品ジャンルで栄養素を比較!
名前 | カロリー | 糖質 | タンパク質 | 脂質 | 食物繊維 |
---|---|---|---|---|---|
ゆで小豆の缶詰 | 202 | 46.8 | 4.4 | 0.4 | 3.4 |
小豆のこし生あん | 147 | 22.0 | 9.8 | 0.6 | 6.8 |
小豆のさらしあん (乾燥あん) | 335 | 43.8 | 23.5 | 1.0 | 26.8 |
小豆のつぶし練りあん | 239 | 49.4 | 5.6 | 0.6 | 5.7 |
いんげんまめのこし生あん | 135 | 20.9 | 9.4 | 0.9 | 8.5 |
いんげんまめの豆きんとん | 238 | 52.7 | 4.9 | 0.5 | 4.8 |
グリンピース(揚げ豆) | 375 | 45.2 | 20.8 | 11.6 | 19.6 |
えんどう・塩豆 | 321 | 49.0 | 23.3 | 2.4 | 17.9 |
大豆の水煮缶詰 | 124 | 1.7 | 12.9 | 6.7 | 6.8 |
豆乳 | 43 | 1.6 | 3.6 | 2.8 | 0.9 |
調製豆乳 | 61 | 3.7 | 3.2 | 3.6 | 1.1 |
豆乳飲料・麦芽コーヒー | 57 | 6.9 | 2.2 | 2.2 | 1.0 |
大豆たんぱく | 318 | 22.2 | 46.3 | 3.0 | 17.8 |
湯葉(生) | 218 | 5.1 | 21.8 | 13.7 | 0.8 |
金山寺みそ | 247 | 48.5 | 6.9 | 3.2 | 3.2 |
ひしおみそ | 198 | 37.5 | 6.5 | 2.7 | 2.8 |
テンペ | 180 | 10.2 | 15.8 | 9.0 | 10.2 |
炒り大豆 | 429 | 15.9 | 37.5 | 21.6 | 19.4 |
蒸し大豆 | 186 | 4.5 | 16.6 | 9.8 | 10.6 |
小豆のこし練りあん (並あん) | 255 | (55.8) | (5.6) | (0.3) | (3.9) |
小豆のつぶし生あん | 115 | 17.9 | 8.6 | 0.5 | 7.9 |
※いずれも可食部100gあたり。カロリーの単位はkcalで、それ以外はg(グラム)。